29 4月 2020

Netflix三昧な日々。おすすめ映画&ドラマ

2月にNetflixを登録してから、約3ヶ月。
かなりお世話になっています。

Netflixでジブリアニメが放映されると聞いて登録したんですが、いや、それ以上にNetflixオリジナル作品ってかなり面白いもの多いですね?!

見たい映画やシリーズが多すぎて、おうち時間が足りません笑

色々見たけど、面白かったものをピックアップ。
(でもスウェーデンと日本のNetflixじゃ内容が違うよね〜)


まずは何と言っても、「愛の不時着」

韓国の財閥令嬢で実業家のユン・セリが、パラグライダー中の事故で北朝鮮側に飛ばされてしまう。そこで出会ったのは前哨地勤務中だった、リ・ジョンヒョク中隊長、と彼の部下たち。どうにか彼女を内密に無事に韓国へ返そうとするうちに、、、

っていう、ありえないラブストーリーなんですけどッ?!
韓国に行ったことがない私は、ソウルがこんなに北朝鮮に近いとは知らなかったよ。



わたくし、いよいよ韓国ドラマにハマる年齢になったようです(偏見?)

一話目をなんとなくランチ時間にみて、ありえない話過ぎてあんまりハマらなかったけど、その数日後にまたなんとなく二話目をみたら、もってかれました!

もってかれましたよ!何にって、中隊長の格好良さによ!笑
軍服の格好良さ!そしてストレートじゃないけど不器用な優しさ!!!ギャップ!
もう何?!少女漫画の要素をギュギュギュっと詰め込み過ぎ!

途中から、もっとありえない展開(2人でパラグライダーとか)になってくるんだけど、その時にはもう中隊長に夢中だから気にならない笑

あと、主役の周りのキャラクターも良い〜北朝鮮の人たちってあんな感じなのかな?(ドラマではいろいろ生活は大変だけど、幸せそうだったから、本当にそうだったらいいな。統一したらいいな。と思ってたら、最近死亡説が流れてびっくりした。どうなるんだろう)

北朝鮮に今まで全く興味なかったけど、けっこう近いのに、でも遠い国だよね。
韓国語がわかったら、もっと面白いんだろうなぁ。(運動不足と正直と約束が同じでした笑)それに、すごくスイスに行ってみたくなりました。

あとサウンドトラックもとっても良いです。韓国語わからないけど、最近よく聞いています。(ハマり過ぎ)

一話一話が2時間ぐらいあって映画並みなので、見終わるのに3週間かかりました。長かった。。。もう途中から毎話ごとに泣いてたわ!

毎晩、中隊長に会えるのを楽しみにしていたので、見終わった日から夜が寂しくて寂しくて、、、もう1回パトと見ようかな。スウェ語字幕でw

というわけで、「愛の不時着」おすすめです!

あとは、グレイス&フランキーも面白かったよ。
ただシリーズが多くて、なかなか見終わらなくて疲れた…あと、毎回ドライ・マティーニが飲みたくなるので注意!


あとシリーズでは、You、クイックサンド、アンビリーバブルかなぁ、面白かったのは。
私、刑事物が好きだけど、女刑事マーチェラ見たのだけは後悔してるわ。クリフハンガーにやられて1シーズン全話みちゃったけど、意味不明!

映画も結構あるけど、ゴーン・ガール、マリッジ・ストーリーは初めてみたけど面白かった!

あとは、

Otherhood



クレイジー・リッチ
去年のクリスマス映画「ラスト・クリスマス」に出てたイケメン俳優さんが主役。



ミスアメリカーナ



あたりが心に残っています。

あとはパトと一緒にジブリマラソン開催中!

ルパンとか入ってるけどw
あとはローニャとかぐや姫と隣の山田くんみたら制覇!
ジブリ映画なんて何度も見てるけど、結構忘れてるもんだね。昨日思い出ぽろぽろみたら全く覚えてなかった。


愛の不時着ロスで心が空っぽなので、次のドラマを探さないと…
おすすめあったら教えてください♩




26 4月 2020

スウェーデンで初めて髪を切ってみる。

先日、天気が良い日の夕方に近辺在住の日本人女子とお花見ピクニックをしました。

暖かくて、風に舞う桜吹雪が綺麗で、夕焼けが切なくて、とても良い時間でした。


やっと懐かしのミネトンカが履ける季節になりました。
(私が大学卒業するぐらいにミネトンカが一時期すごく流行ったんだけど)


ストックホルムやヨーテボリに比べたら、スモーランド在住の日本人の方ってだいぶ少ないと思う。そんな貴重なお仲間からオススメしてもらった美容院に行ってきました。

実は、交換留学時代に一度怖いもの見たさに美容院で髪を切ったけれど、実はスモーランドに移住してからは美容院に行ったことはありませんでした!いつも日本帰省時に髪を切るか、自分で切ったりしてました。

でも前回失敗して、バラバラのえらい事になっていたし、当分日本に帰れそうもないので、満を持して美容院デビュー!

どきどき。

コロナの影響か、来店時はガラガラだったけど、終わり頃に他のお客さんも来られた。


冒険などせずに、「痛んでるところを切ってほしい。このぐらいまで短く切ってほしい。ボリュームは少し減らして。」程度の注文にしました。

顔がでかい私は、日本の美容師さんにはいつも「小顔に見えるように!!!!」と注文しますが(気持ちね、気持ち)、これは絶対スウェーデン人にはわかってもらえないしね…

あと数年前の自分の写真を見せて、「こんな感じに」って言ったら、そのあとの会話がすっごくスムーズにいきました。一発で希望をわかってもらえた感じ。

無駄にビビって、なかなか美容院に行けなかったけど、案ずるより産むが易し。スムーズだったし、すっごく感じの良い美容師さんで満足です。シャンプーも気持ちよかったし!これで当分大丈夫!

日本では地元の美容院にずっとお世話になっているんですが、そこと比較したらやっぱりちょいちょい雑?な感じはするけれど、それでもシャンプー込みのカット(45分)で500kr弱で、あの性格の良さで、緊張しない雰囲気だったから全然有り!超有り!!

良いところを紹介してもらって良かったです。

ちなみにけっこう切ったのに、パトは3日間気づかなかったよ?

隠すほどの顔でもないけど、
自分のほうれい線にひいたので隠してみる。



ヘアケア頑張ろう〜
白髪生えてくるな〜

24 4月 2020

コロナ関連で思うこと。

パノラマで撮ってみた
天気が良い日が続いて、ぞろぞろと人の動きが活発になってきました。
春先によく留学生が口にするのが、「スウェーデンにこんなに人がいるとはびっくり!みんな冬の間どこにいたんだろ!」です。私も今だに春先に街中に出ると、ベクショーってこんなに人がいたんだって驚きます笑

暗くて長い冬が終わり、多くの人が待ちわびた春。
でも今年はコロナ禍でちょっと様子が違います。(それにしても「コロナ禍」って便利な言葉だね)

スウェーデンのコロナ対策は近隣の欧州諸国とは少々変わっているということは、なんとなく報道されているけれど、実際どうなんだろう。

ロックダウンもされてないので、私の生活はそこまで変わっていません。
大学に影響が出て、義実家と会わなくなって、友達とのお家パーティの頻度と人数が減って、旅行の計画が立てられないぐらい。

3月から一気に人々の危険意識が高まっていったのは感じたけれど、イースターを過ぎたぐらいから、ちょっとずつ弱まってきている気がします。っていうか自分の。

いかんいかん。

コロナ禍を指揮しているのは、政府与党ではなく専門家集団の公衆衛生庁(FHM)。首相もFHMの勧告に従え、とはっきりと言っています。日々のニュースでは、首相ではなくFHMの専門家たちがコロナに関するインタビューに答えています。

なので私もFHMの勧告しか守ってないです。
その指示内容は、要は「個々人の責任でコロナの感染拡大を防ぐこと」。

具体的な内容な、

  • Stanna hemma även om du bara känner dig lite förkyld. (少しでも風邪の症状があったら自宅から出ない事)
  • Tvätta händerna ofta med tvål och vatten i minst 20 sekunder. (短くとも20秒、石鹸で手洗いする事)
  • Håll avstånd till andra både inomhus och utomhus. (室内でも屋外でも、他人と距離を保つ事)
  • Håll avstånd till andra på bussen, tåget, tunnelbanan, spårvagnen och andra allmänna färdmedel. (バス、電車、地下鉄等では、他人と距離を保つ事)
  • Undvik fester, begravningar, dop, kalas eller bröllop. (冠婚葬祭系を避ける事)
  • Håll avstånd till andra på idrottsplatser, badhus och gym och undvik att byta om i allmänna omklädningsrum. (ジムやスポーツセンターでは他人と距離を保ち、更衣室の利用を避ける事)
  • Res inte i rusningstid om du kan undvika det. (ラッシュアワーを避ける事)
  • Res bara om det är nödvändigt. (不要不急の旅行/移動?を避ける事)
  • Är du 70 år eller äldre är det extra viktigt att du begränsar dina sociala kontakter och undviker platser där människor samlas.(70歳以上の人は特に、厳しく自粛生活を送る事。)
これは2020年12月まで継続。
(公衆衛生庁HP)

THAT'S ALL!!!(◎_◎;)

これらを守るのは、そこまで難しくありません。
でも公共交通機関で他人と距離をとったり、ラッシュを避けたりというのは、ストックホルムやヨーテボリといった都市部では大変かも。ベクショーなら余裕です。

外食に関しては、FHMやLivsmedelsverket(食品庁)が勧告を出しています。

私も3月〜4月と頻度は減ったけど数回外食をしましたが、この勧告を守っているレストランなら外食しても良いと言い聞かせてます。

具体的な内容は、

  • 料理もドリンクも着席したテーブルにサーブされること
  • 店内が混み合わないようにすること、他人同士と距離が保てるようにすること
  • バーを閉めること




いつものカフェでは、テーブル数が半分になってて、隣のゲストとは2mぐらい感覚がありました。それに、今までは自分たちでとっていたナイフやフォークも、支払いと同時に受け取るようになっていたし、ランチに付いていたサラダのビュッフェも無くなっていました。

今では各テーブル席で注文をとる形にしているそうです。カウンターに人が集まらないように。





別のレストランでも同じように、テーブル数が半分に。 

年2回しか行かないレストラン。コロナ禍でコース料理を割引提供していたので、サポートという大義名分のもと来店。すっごく美味しかった。

という感じ。でもどうなんだろう。

スウェーデンのコロナ感染死者数のほとんどが70歳以上の高齢者。それは高齢者施設で集団感染が発生したから。高齢者施設もいろいろあると思うけど、スウェーデンの高齢者施設に入居している方は、脆弱で、介護的に依存している人(sköra- och beroende äldre)がほとんどです。つまり、基礎疾患のある人がほとんど。そういう方がコロナにかかれば、重篤化しやすいだろうけど、集中治療を受けるにしてもそもそも体力がないと集中治療に耐えられない。

高齢者施設で集団感染が発生し、コロナにかからなければ後数年は余命があったであろう高齢者が犠牲になったのは、ものすごく悲しいことです。ここは初動が失敗だったと思う。

もし外出自粛を要請し、他国みたいにロックダウンしていれば、高齢者施設での感染拡大は防げたのかもしれない。でもそうじゃないかもしれない。(なんか村上春樹みたいだな)

そもそも公衆衛生庁がどんな機関だかご存知ですか?
Folkhälsomyndigheten är en nationell kunskapsmyndighet som arbetar för bättre folkhälsa. Det gör myndigheten genom att utveckla och stödja samhällets arbete med att främja hälsa, förebygga ohälsa och skydda mot hälsohot. Vår vision är en folkhälsa som stärker samhällets utveckling.----------------Vårt uppdrag är att utveckla och stödja samhällets arbete med att främja hälsa, förebygga ohälsa och skydda mot olika former av hälsohot. Genom vårt arbete bidrar vi till ett hållbart samhälle.
(HPより)
公衆の健康を促進させ、病気を予防することで持続可能な社会を実現すること。
これがこの庁の大事なビジョンであるから、「コロナ禍でも、社会的・経済的被害をなるべく最小限にする対策。持続可能な対策。」という、他国に比べたらゆるい今の対策の理由がわかるような気がします。ロックダウンや保育園・学校休校は持続するのは現実的でないし、完全ロックダウンでコロナは抑えられるかもしれないけど、それに伴って生じる社会的・経済的損失は、コロナ以外で国民の健康を脅かしかねません。まぁ私のただの考えだけど。

なんというか、FHMらしい対策だと思ったんです。正しいのか正しくないのかは別として。
でも、都市部を除いて、人口密度がカスカスのスウェーデンだからこその対策だから、これが他の国では通用しないことは言うまでもないこと。

コロナに関して、人によってはいろんな意見があるからね。

医療・介護従事者の方にしてみれば、感染のリスクをおって働いて、自身が感染して患者や高齢者に感染させるリスクを減らすために、外出をひかえて自粛生活を送っているのに、ウチら一般人が外食してたり、散歩してたり、ピクニックしてたりしたら腹ただしいのかな…





勝手にリンク貼っていいのかわかんないけど、個人的に興味深かったスウェーデンのコロナ対策に関する日本語の記事を貼っておきます。


22 4月 2020

年末旅行備忘録 in ウィーン: その3(ラスト)。

年末のウィーン旅行の備忘録の続き。

年末旅行備忘録 in ウィーン: その1。
年末旅行備忘録 in ウィーン: その2。

美味しいディナーを食べて、屋外スケートをした後は、 ザッハトルテ!

ウィーンに来たならやっぱりザッハトルテは食べとかないとね。と言うことで、王道カフェ・ザッハーへ。


実は午後に寄ったらすごい列だったので、空いてくるであろう夜にいくことに。

ホテルマンがホットワインを配ってくれたよ。
夜は比較的すぐに入れました。でも10分ぐらい待ったかな。
内装が素晴らしく豪華!

おばちゃん店員さん、(アジア系の)観光客慣れしてるからか、
日本人でしょ?ってすぐ聞かれたし、めっちゃ親切だった!

ザッハ・トルテ!
パトはアップルパイみたいなやつ。


地元にウィーンの森っていう洋菓子屋さんがあって、我が家のお祝い事といったらいつもウィーンの森のケーキだったのね。ウィーンの森のザッハトルテが大好きだった私。だから、なんか少しホームシックになったし、ぶっちゃけウィーンの森のザッハトルテの方が美味しいと思った笑。(もちろん思い出補正w)

次、ウィーンの森にいけるのはいつになるのだろう…涙

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翌日はゆっくり起きて、午後からベルヴェデーレ宮殿の美術館へ。
そしたら美術館の入場が時間制になってて、次の空いている時間が1時間半後だった!

うっかりしてたわ。パリ旅行の時はあんなに気合い入れてチケット情報調べてたのに。

でも宮殿内でクリスマスマーケットもしていたので、そこでホット・ワインなどを飲んで待つことに。すんごい寒かった。スウェーデンより断然寒かったわ。

ここでの寒さにやられて後日風邪を引いた。コロナ?
凍えながら待った後にようやく入場し、お目当の絵に一直線。

クリムトの接吻。


キランキランで変わった絵でした。←ボキャ貧にもほどがあるなw

ベルヴェデーレとクリムトといえば、最近、父からおすすめしてもらった映画がとっても良かったです。

「黄金のアデーレ」

クリムトの有名な絵画「黄金のアデーレ」の所有権に関する映画。これが実際の話っていうのがすごい。

オーストリアからアメリカに亡命した女性が、ナチスに不当に奪われた叔母の遺品であったこの絵画を、オーストリア政府から取り戻すって言う話。

(ネタバレになるかもだけど)最後がとっても良かった。


家族をおいて、泣く泣く逃げていく心情がとても辛かった。
戦争の理不尽さが、また別の角度から表現されていて久々に心打たれました。


といった感じで、ゆっくりできた3泊4日のウィーン旅行。
帰りに体調を崩した以外は、とても楽しく過ごせました。

ウィーンは首都なのにとっても綺麗で、カフェやレストランの店員さんたちが、無愛想だけどみんな親切で、なんかプロフェッショナルな?感じで、とっても良いイメージを持って帰国。

オバラーというチェーンのカフェに3回ぐらい行きました。ランチもケーキもコーヒーも美味しかった!

21 4月 2020

歯科専門クリニック見学(Auskultation)。

桜が咲き始めました。


コロナ禍で内容が大きく変わった最後のコース。
コースの前半は専門クリニック見学(Auskultation)でした。

3日かけて6つの専門歯科を見学。とても興味深かったので、自分への覚書として軽く感想を書いとこうと思います。


以下、歯科に興味がある方だけどうぞ↓↓


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専門クリニック見学といっても、そもそも専門って何?って感じですが、衛生士には特別な専門職の資格(免許)はないけれど、歯科医師には9つの専門分野があり、その分野でÖvertandläkare(専門歯科医)になることができます。

その各分野の専門歯科医と、その分野を特に得意としてる?衛生士や歯科助士が働いています。(衛生士にも専門を認定させようという動きがあるそうです。)

専門の種類は、Bettfysiologi(顎咬合?)、 Endodonti (歯根管?)、 Käkkirurgi (口腔外科)、Odontologisk radiologi(レントゲン)、 Oral protetik (補綴、インプラントとか) 、Ortodonti (矯正)、 Parodontologi (歯周病)、 Pedodonti (小児歯科)。

※日本語適当でごめんなさい

そして9つ目として、Orofacial medicinという全身疾患の患者を専門にみる分野が最近できたそうです。もともと、Sjukhustandvårdって言われてたとこ。

その中で、私たちが見学した専門クリニックは、6つ(Orofacial medicin、Käkkirurgi、Ortodonti、Pedodonti、Parodontologi、Oral protetik)。

と言っても、コロナ禍で患者のキャンセルが多く、なかなか見学できる患者がいなかったり、感染防止のために超音波スケーラーが使えない等々だったので、いろんな制限はありました。

最初の見学先はOrofacial medicin (病院に併設されている歯科)と、口腔外科。


口腔癌や、癌の治療などで免疫が下がっており、口腔内からの感染病を防ぐ必要がある患者さんや、臓器移植を待っている患者さんなどが来院。ここはコロナへのリスクグループの患者ばかりなので、ほぼキャンセル!

ここでは、口腔疾患だけじゃなくて全身疾患の病名や、副作用、治療法などいろんな知識が必要になるなと思いました。Palliativ治療の患者さんも治療するそうで、なかなかタフな感じ。

一方、口腔外科では親知らずの抜歯手術を見学しましたが、えーーーなんなに歯茎をグリグリして剥がすの?!って失神しそうになりました笑 あれを無痛にする麻酔ってすごいね。


2日目の見学先は、ortodonti (矯正歯科)と pedodonti(小児歯科)。



矯正歯科では衛生士は働いておらず、矯正アシスタントという肩書きをもった歯科助士さんと矯正専門歯科医について見学しました。矯正アシスタントっていう専門があるなんて知らなかった!

矯正については、コースでちょろっとやったぐらいなので全く知識がなく、すごい細かい作業にびっくりしたし、歯ってあんなに移動するんですね。矯正前、矯正後の写真を見せてもらいましたが、矯正の技術ってすごいわ!私もやりたい笑

小児歯科は、発達障害の子や重い疾患がある18歳以下の患者を受け入れています。衛生士さんの小児がん治療中の子の、オーラル・チェックしか見学できなかったので少し残念でした。自閉症や知的障害のある子に対して、どういった治療方針をとっているのか、実際に見てみたかったです。

一方、小児歯科専門歯科医の治療を見学させてもらいましたが、子どもの扱いがうまいなと思いました。緩急のバランスがすごいというか。あれって研究したり、トレーニングしたりして上達することはできるけど、天性の性格もあるんじゃないかな。
日本にいた時に、半年だけ小学校の特別支援学級のアシスタントをしましたが、その担任の先生を思い出しました。素敵な先生だったな。


そして3日目は、衛生士の花形といってもいいParodonti (歯周病)と protetik(補綴) 。

まず何が良かったかって、待合室や治療室から湖が見えること!笑

Vättern湖ですよ。



私もこんな自分の城(ユニット)がほしい。。。

歯周病専門クリニックには、一般歯科(Folkやプライベート)から難しい歯周病ケースの患者さんや、インプラント希望の患者が送られてきます。

ここでは全スタッフが共通の治療方針をとっていてとても勉強になりました。

大体の流れはこんな感じ↓


  1. 検診&レントゲン
  2. 衛生士による患者教育(1時間)
  3. プラーク・コントロール(目標はPlack Index10-15%)
  4. 治療開始
  5. 治療結果のコントロール (8mm以上のポケットは5-6mm、6mm以下のポケットは4-5mmが目標)
  6. 治療評価 →次の治療方針。


専門クリニック来院初日は、専門医による検診。ここで歯周病の原因、現状、患者の情報などをくまなくチェックし、必要ならばレントゲン専門に送りレントゲンを撮ってもらいます。

そして来院2回目からは衛生士が担当。ここで行われるのは歯石除去といった治療ではなく、インフォメーション・インストラクションといった、歯周病についての患者教育、患者自身へのオーラル・ケア力向上です。歯周病はなぜ発生するのか、喫煙や遺伝といった主な原因、病気の進行をストップさせるためのオーラルケアの重要性などを、教材やレントゲン写真、染色などを利用して、1時間みっちりお話しします。そこで軽く歯石除去もしたりしますが、メインはあくまで「患者教育」

そして3回目に、munhygienkontroll、口腔衛生のチェックです。前回の来院から患者のプラーク・コントロールがどれだけ良くなったかを確認。Plack Index10-15%の達成を目指します。そしてそれを達成してようやく本格的な治療に進みます。

実際の治療は、なるべく1ヶ月以内に。

そして全ての治療が終わったら、その1ヶ月後にVävnadskontroll。歯茎や歯周ポケットがどれだけ改善したかをチェック。同時に患者のオーラル・ケアが持続されているかもチェックします。必要に応じて、再教育。

そしてその3〜6ヶ月後に、Utvärdering。治療全体の評価を行います。
ここでの評価をもとに、次の計画を歯科医師と立てます。手術が必要なのか、もう少し衛生士の治療を進めるのか…

、、、、みたいな流れで、一定した治療方針がとられていてとても勉強になりました。

この方針は一般歯科でも取り入れられるよね。

いくら歯周病患者の歯石除去治療をしても、患者本人のやる気と自覚がないと治療は成功しません。歯周病は進んでいくだけ。だから最初の意識付けがとっても大事。

衛生士さんが患者さんに言っていた「自宅での歯の手入れは薬物治療と一緒で、毎日摂取(ケア)しないと効果がない」って、本当にその通り。

歯周病専門クリニックは、一般歯科から送られてくる患者なので、もし患者自身がやる気を見せなくて、オーラル環境がまったく改善されなかったら、「もうここでは治療できませーん」って一般歯科に送り返すことができるから、その点で一般歯科とはちょっと違うかな。

また、インプラント希望患者も、まずは歯周病を改善させてから手術です。待ち時間も含めたら、かなり時間はかかるけど、ちゃんと口腔環境をととのえてからインプラントしないと、資源と資金の無駄になるだけだからね。

という感じで、とても興味深い見学でした。

早く働きたい!!!!!(今はそう言えるw)






19 4月 2020

最近のスキンケア事情 in スウェーデン。




3月から4月にかけて、良い天気の日が続くスモーランド。日もぐっと長くなり、太陽の強さも日に日に増していくような気がします。季節の変わり目は体調を崩しがちだけど、なによりも肌が荒れやすい!

3月下旬は、鼻のキワとほうれい線上がガッサガサで、皮がめくれるほど荒れてしまっていました。一時的なもので、すぐ治ったから良かったけど。

こんな時期なので、私の最近のスキンケアのお気に入りを紹介してみようと思います。(ちなみに、私は残念ながら、きめ細かい白い肌を生まれ持ってこれなかったし、黒子がすごいあるのでそこまで自慢できる肌でもありません涙)

私の周囲の日本人女性で、日本からの購入品しか使ってないって人も一定数いて驚きます。すごいわ!

私はここ数年はずっと現地で買えるものでまかなっています。諦めた、ともいう。
みなさま、どんなの使ってますか?私も他の人が何使ってるか気になる〜。

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まず洗顔。洗顔や化粧落としは、もうミセラーウォーター一択です!
え?顔を洗顔料で洗わないの?って言われそうだけど、たまに体洗う用のダブの石鹸で洗ったりするけれど…(ごにょごにょ)

化粧も軽くしかしないので、これで十分かな。たぶん。

昔、なぜか撮ってた写真w
ミセラーウォーターは、上の写真のニベアや、Garnierや、ロレアルパリのちょっとお買い得なやつも色々試してみたけど、やっぱりBiodermaが良い!安いやつってなんか独特な匂いがしません?



Biodermaのミセラーはちょっと高いけど、メイクもするっと落ちるし、刺激ゼロ、匂いも無臭なので大好きです。他のミセラーも試してみたいけど、Biodermaがよくセールするので、こればっかになっちゃう。

そして、夜にシャワーを浴びたあとは、乾燥する前にNuxeのオイルを顔と髪先に適当に。
この有名なNuxeのオイル、去年のパリ旅行中に薬局で買ってみたけど、思ってたよりおばあちゃんっぽい匂いでびっくり。

でもオイルなのに軽くて全くベタつかないから、どこにでも使えて便利。
で、パジャマに着替えたり、髪の毛乾かしたりした後に、下のNuxeのナイトクリームつけてます。これは、いつだかセールしてたの買ってみたけど、可もなく不可もなく。値引き前の定価はけっこう高いのに、あんまり効果を実感できなくて残念。

ナイトクリームがそろそろ無くなりそうなので、次は写真横のThe Ordinaryの保湿クリームを使う予定です。楽しみ!



そうそう、一昨年あたりから色んなThe Oridnary製品を試しています。ふとしたキッカケで知って使ってみたら、どハマり!効果のある成分が高濃度で配合されているのに、低価格なのが素敵なところ。

今まで使ってみた製品↓

まず私のThe Ordinaryデビュー品はアンチエイジングに効くレチノイド。



一昨年の秋〜去年の春ぐらいまで使ってみました。たるみ毛穴にきいたような?
これ、もう一回使ってみたいな。(ちょっと昔のことすぎて効果忘れたw)

そして次に、乳酸。軽いつけ心地の、洗い流さないピーリング!



これすごい良かった!毎日使ってると、毛穴の黒ずみがマシになったし、肌のツルツル具合が素晴らしい。

で、ピーリングに目覚めた私が次に手を出したのが、有名な「血みどろピーリング(写真左)」



これがThe Ordinary最強のピーリング剤。ほんとうに強烈!使ったあとは、本当に一皮むけた感じ?

でもこれは乳酸のやつと違って、週に数回、洗い流すタイプのピーリングなので、うーん。効果はすごいけど、やっぱり日々の積み重ね?毎日使う方が私は好きかな。

ってか、強烈すぎてつけた瞬間すごくピリピリするから使うのに勇気がいるんですよね。
この血みどろピーリングを使い切ったら、乳酸に戻りたいと思っています。

上の写真右もすごく人気のやつ。でもこれ乾燥しちゃって、まだ使い慣れてないから今はおやすみ中。

そして今現役で使ってるのが、高濃度ビタミンC。これはすごい毛穴に効いております。
数日これぬらなかったら、ファンデーション毛穴落ちするようになるからね。ビタミンおそるべし。

これは唯一リピートして使ってるやつ。私、頬の毛穴がすごいので。

The Ordinaryは、禁止の組み合わせがあったり、使い方が若干めんどくさくてわかりにくいけど、ここ1年で使い方を紹介してくれてる美容系ブロガーさんやユーチューバーさんが激増しました。ありがたい。(私はドイツのオペラさんのインスタを愛読してます)

スウェーデンで買える美容関連品を、日本人的感覚で紹介してくれてる情報ってなかなかなくないですか?ここ数年で気づいたのは、ドイツ在住者に学べばよい!と。ドイツ在住日本人の方っていっぱいいるし、ドイツで買えるものはだいたいスウェーデンでも買えるし、私はニベア信者だし笑

ということで、私はスキンケアやヘアケア製品はよくドイツ在住のブロガーさんやユーチューバーさんを参考にさせてもらっています。ありがたや〜

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番外編として、数年前の帰省時にドモホルンリンクルユーザーの母が、「無料お試しセット」を頼んでくれてたので使ってみたんですが、やっぱり素晴らしかったです。
高いだけあるわ。

特に、泡パックと光ドレスクリーム(下地)がすごく良かったので、いつか買って帰りたいけど。高い!ひじょーーーーに高い!



あと、日常使いのファンデーションは数年前まで雪肌精のBBを使ってたけど、こっちで買えるものに交換したくて、最近はずっとベアミネラルのパウダー使ってます。

ミネラルファンデだからミセラー洗顔でも大丈夫なのかも。



定価で買ったら高めのファンデだけど、Åhlens(デパート)の年始セールで毎年買って、一個で一年持つぐらい持つので十分。

とってもお気に入り。

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これはとっても余談だけど、脇汗に悩む全人類に進めたいデオドラント、デンマーク発のPerspirex。
これすっっっっごいの!

本当に脇汗かかない。。。いや、かくっちゃかくけど、気軽にグレーのTシャツ着ても大丈夫なぐらいマシになりました。

去年の秋に学生クリニックで実習が始まる時、緊張して白衣に汗染みできたら嫌だなーと思って、リサーチして購入しました。(この動機よw)


オリジナルとストロングがあるけど、ストロングはすっごく痒くなります。私はオリジナルで十分でした。


 使い方が特殊で、デオドラントは夜にぬります。汗腺の活動が落ち着いている夜間にぬって、寝ている間に成分が汗腺をブロックしてくれるメカニズムだったっけな?なので、一回塗ったら数日間の効果があります。

去年買ったものの中で一番オススメしたい製品だったかも。
脇汗に悩む方、トライしてみてください!

今年は、青いシャツ着れますよ!


16 4月 2020

スウェーデンへ移住して約8年。今だから言える事。


2012年の8月 、ちょうどお盆を過ぎた頃、南スウェーデンの小さな街へ引っ越してきました。

それから8年。

今年の夏で、スウェーデン在住8年になります。長いよねぇ。

当時25歳だった私とパト。今はもうお互い30歳を超えたし、本当にあっという間の8年間でした。

先日、移住して間もない方とお話しした時に、ふと自分の移住当初のことを思い返してみました。

私も移住当初はいろいろと悩んでいたし、辛かった、悲しかった、歯がゆかった、、、
ような気がするんだけど、人間よくできているもんで、ネガティブな記憶って書き換えられるんですね。辛かったけど、まぁそれがあっての今じゃない?とか思っちゃう。。。

ベクショー生活が本当に楽しくなってきたのも在住5年を過ぎた頃かな。ちょうど在住5年目に、大学進学をして、これからスウェーデン社会でやっていける道程がちょっとだけ見え始めて、心に余裕ができたからだと思います。

でも、移住してからの最初の数年は、ずっと走り続けてきたわけではなく、ダラダラと一日中YouTubeを見て過ごした日もあれば、漫画を読み漁って過ごした日もあるし、何もやる気が起きなくて一日中ベッドで横になってた日も、数えきれないほどあります。

私、こんなにだらしなかったっけ?
私、こんなに頑張れないやつだったっけ?

と、自己嫌悪に陥りまくった日。(いや、そんな日は今でもあるけど笑)

でもあの怠惰に満ち溢れていた日々も、今考えれば無駄じゃなかったのかな。

私にとっては必要な日々だったのかもしれない。

なーんて、思いたいけど、いや、無駄だったよ

あれは時間の無駄だったよ、自分。
でもその無駄な時間も人生の大切な1ページだと思おう笑

パトの経済サポートがあったおかげで、バイトはしていたけれどもお金の心配なく、将来について悩める暇があったからこそ、ダラダラ生活できてたんだろうな。

あー恥ずかしい!!!!!

もちろん努力した自分も、頑張った自分も、いろいろチャレンジしてやり遂げた自分も褒めてあげたいけどね。

全くスウェーデン語ができなかった私も、スウェーデン語で大学に通うようになり、ちゃんとコースに合格して、卒業まであと2ヶ月。

心配してた就活もすんなりといきました。(でも、コロナの状況でどうなるかわかんないけど。またブログに書きます)

過去のブログ記事を遡ってみると、ちょうど移住4周年の記事を発見。
(4周年٩( 'ω' )وワッホイ。)

その時は、Studie och yrkesvägledareのプログラム進学を考えてたな。いやー、かなり進路変更したな笑

記憶は勝手にポジティブに書き換えられるから、なるべくブログにその時々の気持ちや感情を残しておきたいのだけれど、特に移住当初、辛かったり暇だったり、そういう精神的ストレスが原因で発生したパトとの数えきれないくだらない喧嘩なんて、ブログに書く気力もなく。。。

同棲生活も8年になって、今はもう大きな喧嘩をすることもなく、(というか、お互い爆発する前に解決させる術を身につけたとも言う?)、自他共に認める仲良し←ですが、それもいろんな言い争いや揉め事を一つ一つ乗り越えていった結果です。

ここまで来るまでに、周囲の先輩夫婦達にたくさんヒントや助けをいただきました。
努力無くして仲良しも無し!

上記したように、スウェーデンで進む道がなんとなく見え始めた頃から、精神的にも余裕が出てきて、スウェーデン生活が楽しくなりました。

当時働いてた、レストランやカフェの仕事はとっても楽しかったけど、やっぱりバイトの枠を超えず、どうしても「定職」がほしかった自分。(性格にもよるよね)

私のように文系出身で、職歴も浅く、20代でサンボや、結婚を機にスウェーデンに移住して人にとってスウェーデンでの定職につくには数年かかると思います。もちろん人によるけども。

でも、何を目指しても不可能ではないところがスウェーデン社会の良いところ。

移住当初から、やりたいこと&目指す道が決まっていたら、ひたすらそれを目指して進めばスウェーデン社会は受け入れてくれると思います。

でも私自身が辛かったのは、その道を決めるまでの期間。結局、決めるまで数年かかって、準備に1年。

在住5年経ってようやく大学に進みました。
出産、子育てといったイベントを挟まずに5年!

歯科衛生士という職を決めるまでに、いろいろ紆余曲折したけど、一番参考になった意見は、ストックホルムで医者として活躍されている方のブログ記事です。

これからスウェーデンへ移住を考えている日本人女性へのメッセージ(ブログ記事)

(勝手にリンクを貼っていいのかな?)

私が、スウェーデンで移民として定年まで働き続けられる職に就くために考えた項目は、

  • 資格職である(Legitimationがないと働けない)=3年かけて勉強する価値がある。資格がないと働けない、というのは大学再入学する手前、やっぱり心強い。
  • 人出不足の分野で、卒業後に就職に困らない。=これは「医療職だから大丈夫だろう」って気楽に考えてたけど、実際はそこまで売り手市場じゃなかった。でも卒業前に内定ゲット。
  • 夜間や週末に働く必要がない職。=やっぱり夜や週末に働くと、オフィスワークのパトと生活リズムが合わなくなるので、なるべく昼間の職が良かった。
  • 語学力が劣っていてもなんとかなる職。=早々にスウェ語を諦めていた私は、(え?)言葉の面で不利になるような職には就きたくなかったので、その点医療現場は移民も多く、言語の完璧さは求められない(と思う)。あ、最低限できてればって意味で。もちろん常に向上力は持ち続けたいけど。
っていう感じかな。

この点に当てはまる職業から、自分の興味関心、能力を踏まえて決めました。今はこの道に進んで良かったなぁと心から思っています。

と言っても、働き始めてからが勝負だけどね。来年も同じように思って入られたらいいな笑




と、たいそうなタイトルを掲げてみたけど、要は、8年住んでやっと道が拓けたし、この8年、ダラダラ&くよくよたくさんしたし、無駄な時間もたくさん過ごしたし、パトとたーーーーーーくさんケンカしたし、自分の嫌なところに対峙しまくって「なんて嫌な奴だろう」ってたくさん思ったし、いろいろ大変でしたわってこと。

そういった類の感情って忘れるもんだし、誰もそれを逐一記録して公開してないから、他者の様子って知る由もなく、自分だけがダメなやつって思いがちだけど、移住して地に足つけて頑張っていこう!って思ってる大多数の人は、似たような経験をするもんだと思うんです。

移住当初〜在住4年頃の自分に、タイムマシーンで会いに行けるなら、このブログ記事を見せて「なんとかなるから、くよくよどうしようもできないことに悩まずに、今を楽しんで、スウェ語頑張れ!悩む暇があるなら勉強しろ!不安があるなら不安がなくなるまで努力しろ!YouTubeとTwitterで1日をムダにするな!」って言ってあげたいです笑

15 4月 2020

卒論のこと。

今日はタイムリーな卒論について。(ほぼ愚痴です)

1月中旬から書きはじめて早3ヶ月。あと2週間で仮提出です。そして5月中旬が最終提出日。

一応タイトルは「Samband mellan parodontal sjukdom och depression hos vuxna」
軽く訳したら、「歯周病とうつ病の関連」みたいな感じの、システマティック・レビュー。男の子のクラスメイトと2人で書いてます。

このシステマティック・レビューっていう研究デザインって、医療系独特なのかな?日本の大学時代の卒論の書き方とまっっっっったく違っています。

システマティック・レビュー(litteraturöversikt)とは、「歯周病とうつ病の関連性」について書かれている論文を、手順にのっとって色んなデータベースから選び出し、選んだ研究論文を比較して、結局関連あるの?ないの?って調べるやつです。(説明能力の無さw)

なので、すでに存在している他の研究をベースにして書くので、最初は楽だと思っていました。だって、誰かにインタビューしてそれを分析したり、アンケート調査とかする必要はないし。

(コロナの影響で卒論の変更を余儀なくされた子達もたくさんいます。高齢者施設へインタビューしにいく事ができなくなったり、交換留学先のベトナムでアンケートとる予定だった子達も何もできずに帰ってきました。方法を変えなきゃいけなくて大変そうでした。気の毒。)

本当に本当に本当に恥ずかしい限りだけど、テーマや研究方法を決める際も「(どうせ学士論文レベルなのだし)なるべく書きやすくて、簡単なやつ!興味もちょっとあればよい!」

みたいなスタンスで決めたせいで、前半はなかなかうまくいかず。

いや、うまくいってたからかな?

書く事が明確だったので、卒論の進み具合が他のグループに比べて早かったので、ゼミでは毎回フィードバック(と言う名の批判)をクラスメイトから大量に受ける始末…

卒論ゼミは3ペア(計6人)です。いや、すっごく良い意見もあって、実りあるゼミの時もあったけど、しっちゃかめっちゃかに「こうした方がいい!これじゃ意味がわからない!ここ必要?!」と、毎回違うことを言われると、ストレス〜!!!!!!批判を素直に受け止められない幼稚な私〜!いや、素直に受け止めすぎるからイラつくのか?!

心の中で、(人の卒論にはこんだけ批判的に判断できるのに、君たち何も書けてないし、進んでなじゃないか)と何度思ったことか。笑

まぁ、クラスメイトからの批判はそこそこに受け止めて、Handledare(指導教官)の意見は積極的に聞いていた私たち。

指導教官は大好きな先生だけど、去年?ぐらいにようやくマスターとった若い先生で、たぶん本人もシステマティック・レビュー書いたことないんじゃ、、、という疑惑が発覚。まぁそれは仕方ないけど。

でも質問したらちゃんと返信はくれるし、良い先生です。(もっと強い押し気味な「指導」が欲しいけど、たぶんそれは文化の違い?)

というか、日本の大学時代に卒論を書いた時は、指導教官がかなり熱心な先生で、ものすごく指導されたので(例えば原稿を真っ赤になるほど直してくれたり、「これを読んでみなさい」とか参考文献をたくさん紹介してくれた)、それが基本だと思っちゃいけないですね。

ペアの子とは、たぶんうまくいっている方だと思います。ちゃんとやってくれるし、すごく書くのが早い。でも、頭が良いのか、難しく考えるタイプなのか、●は▲である、っていう内容の文を、●は、----------で、-------で、なんちゃらかんちゃら▲である。ってやたら小難しく書くので、時々バサッと消したくなる笑。(で、指導教官にも突っ込まれている)

でも言語や表現の部分で彼に物申すのがちょっと憚られるし、自分の感覚があってるのか自信がないし、人の文章を無断で書き換えるのを気にしてしまうのは自分の問題だよね。(たぶん彼は気にしないだろうけど)

こういう点で、ペアワークやグループワークで自分の意見を押し通せない、Konflikträdda(衝突が怖い)な私を感じます。よくないね。

彼の良いところは、私の語学力の不備をつつかないところ。
「何言ってるかわからない」とか「スウェーデン語では、普通こう言う」とか、ネイティブだからって上から目線じゃないし、意地悪なことを言ってきません。(そんな人いないかw)ビデオチャットで相談してても、私が何言ってるかわかんないこともたくさんあるだろうに、そこで揚げ足取らずに、ちゃんと対等に扱ってくれているな、と感じます。

そしてポスク休暇明けに、ゼミがあったんですが、やっぱりビデオ(Zoom)経由のゼミは嫌い〜

1人の子のネット環境がよくないのか、彼女のスピーカーが頻繁にエコーかかって、時々めちゃくちゃになります。彼女がいなければたぶんかなりスムーズ!でも誰も突っ込まないのはなぜー!

前のポストで、コロナの影響は少ないって書いたけど、いや、少ないけども、やっぱりゼミがオンライン上っていうのはすっごく難しい。普通のゼミでさえ、語学的に不利なのにすごくやりにくい。

あと2週間で、「Resultat(結果)」の手直しと「Diskussion(議論)」を文章化すること。たーーぶん大丈夫。

たかが学士論文だし、難しく考えずにそこそこ頑張ろう〜ってゆるい気持ちでやっていますが、こう思うのって結構大事な気がする。。。

スモーランド圏内でちょっとお出かけ気分。

ずっと書きためていたブログ記事だけど、この機会にどどどっと更新します!


今年は旅行の計画がなかなか立てれませんね。夏休みまであと2ヶ月を切ったけれど、6月に海外へ行けるかもわからないし、不要不急の国内旅行でさえ自粛するように言われています。

これは、今年の夏はスモーランド圏内で過ごすことになりそう。
何しよう。キャンプ?

と言うことで、スモーランド圏内で去年から今年にかけてお出かけした場所についてまとめてみました。(と言っても、ほぼ自然と食べ物。)

今のところ、外出は規制されていないスウェーデンだけど、これからどうなるかわかんないなぁ。夏の頃は、他の国みたいにロックダウンしてるかもね。

まずは、ベクショーから北へ30分ぐらいのところにあるお花屋さんとカフェ、Systrarna Skogströms Lantcafé i Öhr。(リンク



行ったのはちょうど去年の春頃かな。屋外にもいっぱい植物が売ってて素敵なところでした。そしてお花屋さんに併設されているカフェが、スモーランド地方でも人気の田舎カフェ。




インテリアが可愛い!


素朴な定番フィーカケーキがあって嬉しい!
こういうカフェは、今もろに打撃を受けていると思います。大丈夫かな。どうにか持ち超えてほしいな。

そして、ベクショーから北西へ1時間、Värnamo(ヴァーナモー)にあるVANDALORUMという現代アート美術館、、、の中にあるレストラン!

Restaurant Syltan: http://www.vandalorum.se/en/restaurant-syltan

予想以上に美味しい魚料理でびっくり。

レストランだけでも利用可。この前行った時は、時間がなかったので美術館には入りませんでした。残念!でも現代アートって意味不明!笑

レストランのランチ、とっても美味しかったです。オススメ!

(HPによると、今でも通常営業しているっぽい。)

そして最後に、その辺の森!
いや、Åsnenというれっきとした国立公園です。https://visitasnen.se/sv/

Åsnenという大きな湖があるんですが、その湖沿いにピクニックに行ってきました。

春の花、Vitsippaも満開。


岩を眺める、、、


湖沿いでフィーカ。

この広い湖沿いでまったり。

あまりにも人っ子一人見当たらないので、「みんな自粛して家にいるのかな」って言ったら、普段からこんなもんだよ、っていう回答。そうだよね、むしろ森の中で人に出会う確率の方が低いわ!

今年の夏は、スモーランドの森でVandaring(ワンダリング?トレッキング)してみようかな。