15 9月 2016

4周年٩( 'ω' )وワッホイ。

先月で、スウェーデンに移住してちょうど4年を迎えました。


、、、4年?!

、、、、、、4年?!(゚Д゚)!!!


私がこの20代で学んだことの一つは、

気持ちや感情といった類いは、いくら聞いたり、見たり、想像したりしても「実際に体験・経験しないと、半分もわからない」ということ。

高校時代の部活で、1年生から絶対的レギュラーで胡座をかいていた私は、同級生・後輩とレギュラー争いをしていた友人に対し、自分では親身になって相談を受けていたつもりだったけど、成長した後輩とレギュラー争いをするようになって初めて、「あーこんなに辛かったんだ、焦りだったんだ」って彼女の気持ちを理解できました。

大学時代、友人たちのすったもんだの恋愛沙汰の話にも積極的に理解を示していたつもりだけど、実際自分が(大)失恋して、初めて心から恋愛話に耳を傾けられるようになったし、失恋ソングに共感できるようにもなりました。笑

だから、今、病気で苦しんでいる友人の本当の辛さは、自分がその立場にならないとわからないし、身近な人を亡くした人の喪失感は、自分ができる範囲の想像をこえたものだと思います。

スウェーデンにあふれかえる難民たち、その家族、なかなか社会統合が難しく問題視されているけれど、彼らがどんな体験をしたきたか、どんな感情を根底で抱いているかなんて、安定した日本社会で生まれ育った私には、そして同じように多くの「スウェーデン人」にも、本当の意味ではわかることはできないでしょう。

海外で家族をつくり、異国で子育てをするっていうことも、実際に経験したことがある人にしかわからない、葛藤や悩みの部分がある。

日本で働いていた時、海外出身の同僚がよく話してくれた「ホームシック」の話も、実際自分が故郷から遠く離れたスウェーデンに住むようになって初めて、彼女の話が、本当の意味でわかるようになった。

海外で現地人と対等に働くなかで、劣等感とか悔しさとか言葉にできない自分のブラックな感情に嫌気がさしたり、、、やっぱり実際に経験しないとわからないもの。

人間だから、相手の感情を想像することはできるし、共感することもできるけど、実際に似たような経験をした人だとわかりあえ易いだろうし、でも結局は、根底の部分は当事者にしか理解できないもの。

と、話がそれたけれど、一番言いたいことは
「移住して4年ってあっという間です」ってことです。笑

4年前の無知な私は、「数年経てば、スウェ語も十分に出来て、この分野の仕事にはつけるだろう」なんて考えていたけれど、甘々でした。

今の私にとっては、4年なんてまだまだまだです。まだまだって思えます。

「スウェに移住して、一からスウェ語を勉強したとして、仕事につけるのには10年近くはかかるよ〜」

なんて、昔先輩に聞いたときは「そんなにかかるわけないじゃん。。」って思ったけれど、この言葉の主旨は、

「スウェに移住して、一からスウェ語を勉強して、自分が希望、納得する仕事に就けるのには〜」という意味だったのかな〜と思ったり。

スウェ語を勉強して、そこからいろんな職についたり、女性の場合は妊娠・出産、子育て期間が入るかもしれない、ステップアップした職に就きたいけれど、なかなかうまくいかない、よし、じゃあ大学に入ろうか!

って、なったら10年近くはかかるわ〜って、今なら理解できます。

私自身も、スウェ語を勉強しながら、難民対象の教育機関でインターンしたり、日本食レストランで働いたり、この一年はカフェで働いたり。スウェーデンのお菓子を焼いたり、カプチーノの入れ方をならったり、お客さんと交流したりと、カフェの仕事は大好きだけれど、持病の腰痛もあるし、お店をもつほどの志もないので、このままカフェで働き続けるわけにもいかないし。。。

同時進行で、希望する分野の仕事や、申請できる職種は、いろいろと申請してきましたが、面接に呼ばれたのはわずか2回。それも仕事には繋がらず。でも今考えれば面接によばれただけでも奇跡かも。

と、いろいろと職探しをするなかで、とある学士(examen)を意識するようになりました。上記の面接に呼ばれた職も、結局はその学士所有者にもっていかれちゃったし。

調べれば調べるほど、すごく面白そう!

でも、また3年も学生するのか。。家族計画は?
それはまだいいとして、私は高校の成績がない!(学校教育法のせいで!!!)
=(イコール)Högskoleprovetをうけなきゃいけない(゚Д゚)!!
ムリムリ!!

と色々葛藤があったけれど、なかなか就職活動もうまくいかないし、スウェ語も最後まで終わったし、じゃー進学も考えようとHP試験を受けてみたり

結果、希望学部の第一希望の通信過程には入れなかったけれど、なんと予想外にも通学過程には合格!

いやでも、パトちゃんをおいて、生活基盤が整ったここを離れて引っ越す勇気なんて私にはなかったので、今年の入学は諦めました。

でも、お試しで希望学部内のコースを履修してみることにしました。今学期はたったの1コースだけど、もしかしたらすごくハマって、ぜひともこの分野を勉強したい!って思うかもしれないし、その逆で、思ったものとは違うかもしれない。

とりあえず、また学生になりました。(正しくは科目等履修生)

いやー学生カードのデザインがおしゃれだわー

スウェーデンは、何歳になってもチャンスを得ることができる国。

留学時代に、スウェに惹かれた一番の理由はこの「人間に優しい社会」を目の当たりにしたことでした。今、スウェーデン社会の恩恵を受けているな〜とひしひしと感じます。ありがとう、スウェ!笑

この前掃除していたときに、手に取った4年前の手帳の片隅には、

「知りたいことのおおよそ半分は、ネットや本で調べればわかること。どこにも載っていない「もう半分」を知るためには、自分で考えだすか、経験するかしない(宇宙兄弟)」

って書いてあり、まさにソレ!と思いました。

人生をどう生きるかっていうのに、社会的なノームはあっても正解はないし、ましてやこんな北国に移住したら、そこからの人生は自分で考えて、踏み出していかなきゃいけない。

周りの声に耳を傾けることも大切だけど、他人やネットの情報を鵜呑みにしたり流されたりせずに、自分の軸「自分と家族が、幸せに充実した生活をおくる」がブレナイように、スウェ5年目も精進していきたいな〜と、思います。

今年一年も健康第一でハッピーに暮らせますように。(お正月かッ!)


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