29 5月 2018

スウェーデン・ヨンショーピン大学、歯科衛生士プログラム。

今回は、私が通っているヨンショーピン大学の歯科衛生士プログラムについて紹介したいと思います。(Jönköping university Tandhygienistprogrammet

スウェーデンに移住してからずっと、頭の片隅では「職を得るためにも何か学びなおした方がいいのかな」と思っていたけれど、この選択肢に到着するのに(というか決心するのに?)けっこう長い時間がかかりました。

私が進学を決意するまでの過程については以前ブログでも書いたけれど(過去ポスト)、進学したプログラム自体についてはそこまで詳しく書いていませんでした。

というのは、プログラムに入ったはいいけれど、ついていけるか、続けられるか不安だったしね。でも、今は入学してから一学期(T1)を終え、二学期目(T2)もあとちょっとで終わります。

もうそろそろ最後までやりきる、と覚悟を決めてもいいのかな。

(まだ覚悟してなかったのか笑)


まず、ヨンショーピンってどこにあるの?

ちょうどヨーテボリとストックホルムの中間地点にあります。
Vätternという、スウェーデンで二番目に大きい湖の麓に位置する、地方都市です。



ヨンショーピン大学は、ヨンショーピン駅から徒歩5分ぐらいの街中に立地しています。

学部は、

Högskolan för lärande och kommunikation (HLK) 教育学部
Jönköping international business school インターナショナル・ビジネス学部
Tekniska högskolan 工学部
Hälsohögskolan  医学部?医療学部?

の4つです。

歯科衛生士プログラム(以下THY)はHälsohögskolanに属します。

Hälsohögskolanには他にも

看護師
放射線技師
作業療法士
生物医学
ソーシャルワーカーといったプログラムもあります。


さて、私が通うTHYは、定員30人。

でも入学時は35人ぐらいはいたような気がします。今はすでに何人か減ったようですが、それに去年の留年組が合わさって、うーん、ちょうど30人ぐらいなのかな。

大学にしてはけっこう少人数のクラスで3年間を過ごします。

医療系プログラムは、その他のプログラムに比べたら移民的背景をもった学生は多いだろうなと予想はしていたけれど、思っていた以上に多く、その点では少し心強いです。もちろん移民的背景をもった学生でも、スウェーデンで生まれ育った所謂移民二世がほとんどだけど。

それでも、思春期以降に移住し、スウェーデン語は第2・3言語である私のような状況の学生も4人ぐらいいるので、私1人だけが、、、、という状況にならなかったのは良かったのかな?

でも、やはり大多数は20代前半です。25歳以下が9割を占めていると思います。



THYは3年間のプログラム。(180hp)
スウェーデンの他プラグラムと同様に学期制で、ターム1から6まであります。(一年に2タームずつ)

ターム1では、医療系の基礎コースで構成されており、口腔健康学のコース以外は、他プログラムとの合同で大講義室での授業でした。

1学期 (T1): 計30 hp

・口腔健康学入門(7,5 hp)
・解剖生理学基礎(7,5 hp)
・微生物学 (7,5 hp)
・病理生理学&薬理学(7,5 hp)


今通っている2ターム目は、ようやく実習が始まって歯科衛生士プログラムっぽくなってきました。

2学期(T2): 計30 hp

・ライフサイクルの視点からみた人間(まぁ心理学入門みたいな?)(10,5 hp)
・口腔健康学:理論と臨床応用(12 hp)  
・科学基礎コース(論文の書き方)(7,5 hp)←今ココ。

そして、T3、T4、T5、T6と続くわけですが、詳しいコースはまた後々。

何をおすすめしたいかというと、充実した実習内容と設備です!

私は、日本では医療系とまったく異なる専門だったため、日本の医療系学部や専門学校がどういう設備を設けているのかわからないので比べられないけれど、ヨンショーピン大学の歯科衛生士プログラムの設備は、すごく充実していると思います。

2学期(T2)にあった、口腔健康学:理論と臨床応用(12 hp)  のコースでは、大学内にある学生クリニックで実習を行いました。このクリニック内は、本物の歯科医院の設備そのままで、しかもリニューアルしたて!!ピカピカで最新設備です。

受付
学生2〜3人で一部屋を使います。


また、実習着もクリーニング済みのものが地下の更衣室に準備されており、自分で実習着を持って帰って洗濯したり、また持ってきたりと管理する必要がない!衛生上の問題からかもしれませんが、持参するのが上履きだけだったのは少し驚きました。

この学生クリニックでは、2回生になると一般の患者を対象に、少し格安で検診したり治療したりするそうです。まだ1回生の私たちは、学生同士で歯肉をチェックしたり歯石を取り合ったりしました。




この1年を振り返ってみて、言葉の問題はもちろんあるけれど、それは自分の努力でカバーできるレベルの問題でした。机上での勉強は、授業が100パーセントわからなくても復習で補うことができるので。幸いなことに、今の所一つも試験を落とすことなく一発で合格できています。

でも、これから実習やグループワークが増えてくると、もっともっと言葉の問題に直面するだろうなぁと思います。これからもっと大変になると思うけど、まぁ、がんばろ。



もしかしたら、サンボや結婚でスウェーデンに移住してきたどなたかが、私のポストを読んでヨンショーピンで同じプログラムに通ってくれるかもしれない!

切磋琢磨できる仲間ができるかもしれない!

そんな淡い期待を抱いて、このポストを書いてみました。笑





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