08 March 2017

一般入学者選抜について。

サクラサク。
みなさんのおかげです。
ありがとう。


と、今朝父からメールが届いていました。

もちろん父がどこかに合格したわけではなく、弟が無事第一志望の大学に合格した、とのことでした。

思い返せば、ふらふらした姉の私が帰省するたびに、唯一実家に残っていた弟が毎回一緒に遊んでくれてました。そんな彼がとうとう実家を離れて大学生になるなんて、、、感慨深いけどなんだか切ない。

勝手な姉心だけど、「地元の大学でいいじゃん。地元に残りなよ(´・ω・`)」なーんて、誰よりも地元から遠く離れた私が思ったりしています(←本当勝手。笑)今なら、祖母が「地元で就職して、地元で結婚しなさい」と、やたら私に言っていた気持ちがわかります。本気で言ってるんじゃなくて、ただ寂しい気持ちで言ってるだけですよね。

なんだか寂しいけれど、私が年末年始に帰省した際、イルミネーションも初詣も箱根駅伝にも見向きもせずに、ひたすら机に向かっていた彼の(物理的に)大きな後ろ姿を思うと、志望校に合格できて本当に良かったね、と心から思えます。受験生、よく頑張りました。


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と、そんな私も遠く離れたスウェーデンで、もう一度大学の学士プログラムに進学しようと準備をしています。

でも、スウェーデンと日本の大学進学では、入学者選抜スタイルが大きく異なります。

スウェーデンの大学入学は、日本よりずっとシンプルです。

私は日本では国立の一般入試の経験しかないので、私立大の入試や推薦やAO入試などについてはよく知りません。おそらくいろいろな選抜方法があると思います。

ただ、国立大学を一般受験するには、まず1月のセンター試験を受験して、その取得点数をみながら前期日程、後期日程で受験する大学を決めて、3月に試験、、、で、合否発表。もし前期でダメなら後期を受けて、3月末に合否発表。

と、いう流れだったと思います。もう大昔だから忘れちゃったよー

各大学の試験ももちろん大切だけど、なにはともあれまずはセンター試験で点数を稼ぐことが大切。そのセンター試験も、文系か理系かで受験科目は違ったけれど、国語、地理歴史、公民、数学(二科目)、生物、英語と、7科目。

あの時に覚えた、膨大な知識(というかただの情報)はいったい何の役にたったんでしょうか。役に立ったと思いたいけれど、うむむ、いやはや。あ、でもセンター試験は廃止されるんでしたっけ?

そこで入学者選抜ですが、各大学のオリジナル試験と、その大学が課すセンター試験の科目(3科目だったり5科目だったり)の取得点数との合計をもとに選抜されます。

そう、国立一般入試には所謂「内申点」はまったく関わってこないのです。
推薦なら内申点は利用できますが。

いくら、高校3年間ずっと良い成績をキープしても、本番失敗したら終わり。

しかも、国立大学の一般入試は最後の3月に行われます。そこから別の大学に申請するのは難しく、浪人するしかありません。

それか、事前に私立大を滑り止めとして受けておくとしても、受験するのに数万円かかります。さらに合格した「滑り止めの場所」を確保しておくのにまた数万円と大学に納めなければいけません。

しかも、全国立大学の入試日は同じ日。

国立に入るためには、実質前期・後期の2回しかチャンスがありません。しかも、鍵になってくるセンター試験は一年に1回。親にお金の負担をかけたくないから国立に行きたいのに、けっこうな狭き門です。

あと、ホリエモンみたいにすごい優秀な方は別だと思いますが、一般的にはセンター試験でそれなりの点数をとるためには、やっぱり時間がかかります。もし再受験するなら、予備校にかよって「ガリ勉」しなきゃいけません。

高校卒業して、数年間働いたり、バイトしたり旅行したりしてから大学に入ろうとなると、センター試験の分厚い壁があるため(授業料の安い)国公立に入るのは難しいでしょう。そのため、日本でなかなかギャップイヤーが実践できないんだと思います。


と、日本の大学入試ついて、自分の疑問点を書いていたら長くなったわ。

一方でスウェーデンでは、「入試」というものは基本的にはありません。

芸術分野や医療分野では、大学独自の試験があると聞いたことがありますが、一般的な入学者選抜で用いられるスケールは二つだけ。

1)高校レベルでの学業成績 (betyg)
2)高等教育進学適性試験の得点数(Högskoleprov)

画像:antagning.se

最低でも申請者の3分の1は、成績枠か試験枠かから選抜されなければいけません。残りの3分の1は、各プログラムによって割合を決めることができます。申請者の3分の2を成績枠でとり、3分の1を適性試験枠でとるプログラムのほうが多いかな。

もちろん取得した高校の成績はずっと有効で(有効期限とかあるのかな?)、年に2回受けられる適性試験の点数は5年間有効で、何回でも受験可能。何回受けても一番高い点数を利用することができます。

これは、センター試験のような知識を詰め込む必要のある試験ではありません。

この選抜制度のおかげで、高校卒業後ギャップイヤーをもうけてから進学したり、途中で専攻を変えたり、また社会で働くようになってからのキャリアアップ・キャリアチェンジのための進学が可能なんだと思います。

授業料も、スウェーデン・EU圏の国籍保有者は今のところ自己負担ゼロです。

これが所謂「やりなおしが可能な教育制度」ってやつでしょうか。

もちろん、スウェーデンではなく日本や他の国で高校を卒業した人も、成績表を指定機関に送れば、スウェーデンの高校の成績に換算してもらい、それを入試選抜に利用することができます。

スウェーデン在住の友人で、大学の学部に入り直した友人や知人は、ほぼ出身国の高校の成績を利用して合格しています。

なので、高校でそこそこの成績をとっていて、Komvuxで必須科目である英語やスウェ語を学んでいれば、外国人としてでもスウェーデンの学部(人気プログラムは別として)に入るのは不可能ではないと思います。



、、、、、高校の成績評価があればね?(ΦωΦ)フフフ…



高校卒業後5年経っており、なんちゃら法のせいで成績証明書を母校に出してもらえない私のような場合の選択肢は、2)高等教育進学適性試験の得点数(Högskoleprov) のみになります。

これで一定のポイントをとらない限り、学部プログラムの選抜対象になりません。

そのため、移住後はスウェーデンで大学進学しようなんて考えてもいなかったし、むしろ私には入れない、絶対無理だと思っていました。約1年半前のブログでもそう書いていました。この1年半で何があったのか?!


上記は、大学(universitetet eller högskolan)についての選抜方式ですが、スウェーデンで進学を目指すなら、大学だけでなくYrkeshögskolanという職業専門学校の機関もあります。

ここの選抜は、独自の試験を課しているところもあるようです。
ただ、詳しく調べたわけではないけれど、高校の成績で選抜するコースが多いと思います。

実は、絶賛進路悩み中だった私は、去年の春にベクショーの専門学校で開講されていたTandsköterska(歯科助士)になるための1年半のプログラムに申請していました。

ここでは、Engelska5、Svenska2、Matematik1の科目の成績による選抜でした。

EngelskaとSvenskaはスウェーデンで履修していたので成績はありました。でも、Matematikは日本の高校の単位をすでに互換済みで、私の成績ベースにはMatematik4と記載されてしまっています。でも成績無し。

なので、英語とスウェ語の成績のみでの選抜になったので、私はこのコースにに入ることができませんでした。

Matematik1の成績が必要なら、それをKomvuxで取り直せばいいんじゃないかと思ったけれど、コミューンの進路担当の人に聞くところ、すでにMatematik4を履修済みになっている私に、いくら成績がないとしても、Matematik1を履修させることはできない、と言われました。そりゃそうだ。

もし私が、どぉぉぉぉぉしてもこのコースに入りたかったら、なんとかできたと思いますが、まーそこまですることもなく。

Yrkeshögskolanは、職業直結型でいいシステムですが、それにも入れない私。また、去年の秋に進学を希望するも選抜にもれた私。就職(転職)活動するも、箸にも棒にもかからない私。もう何がしたいかわからない私。笑



そんなツんでいる状態の私ですが、今年はどうにかできるのか?!(゚Д゚)



って、入試について書く予定だったのに、なんだかいろいろ書いてしまったわ。



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