日本に帰った時、母親が録画してくれていたスウェーデンを特集したテレビ番組などをみていると、「スウェーデン=金髪青い目の美男美女!」などと堂々と放映してたりしてビックリします。そういう時、すごく日本を感じる。。。。
美男美女なんて数える程度だし(失礼。笑)むしろ金髪青い目なんて少数派じゃないでしょうか?
人種でみれば、白人や黒人もいれば、黄色人種だっているし、中東系、ラテン系、中央アジア系、謎系と様々です。
そんなスウェーデン社会では(いくら右傾化しつつあっても)人種差別はご法度!
この前プラハで日本からのゲストとお話ししていた時、「スウェーデンで日本人(アジア人)として嫌な目にあったことはあるか」と聞かれ、ふと考えてみました。
幸いなことに、私はスウェーデンに住んで6年近く経ちますが、あからさまな人種差別を受けた体験は記憶にありません。もちろん言語が不自由でため息をつかれたり、言ってることがわからなくて悲しくなったことはあるけれど、「人種」で差別された感覚はあまりありません。あったかもしれないけれど、そこまで気にしたことがないと言った方がいいのか。
よく外国姓だと就職に不利だ、とかCVの時点で落とされる!とかニュースでみるけど、私が働いてきた職種(サービス系)や、申請してきた職種(公共サービス系)ではそこまで外国的背景は関係ないような気がします、がどうでしょう(´・ω・`)
それでも人種差別とは言えないけど、それでもなんとなーくモヤモヤした体験はたくさんあります。
なんていうか、偏見?
その1)英語で応答されること
これは100%スウェーデン人の年配者です(特にバスの運転手さんとか図書館の職員とか)。若い人たちに、わざわざ英語で話されることはまずないです。
地方に暮らす年配者だと、たとえこっちがスウェーデン語を話してても英語で返されることがたま〜にあります。きっと、彼らの長い人生で、アジア人と接したことがなかったんでしょう。多民族社会のスウェーデンといっても、東アジア系は少数派です。
私の外見を一目見て「あ、外国人!英語喋らなきゃ!」って無意識に判断されるんでしょうね。不思議なのは、韓国や中国からの養子も多いスウェーデン。外見上アジア人だけど、スウェーデンで育っているのでスウェーデン語がネイティブ。そういう子にも英語で喋るのかな。それとも服装とか雰囲気で、私はまだガイコクジンっぽいのかな。
余談ですが、私が働いていたカフェにもスウェーデン語が喋れなさそうなお客さんはたくさん来ていたけれど、私はとりあえず、あちらから英語で喋りかけられるまではスウェ語で接客するようにしていました。
あと、今通っている大学でも時々留学生と間違えられるのか、英語で話しかけられることがあります。メンドくさい時は、英語で返したりもしますが、私がスウェーデン語混じりで対応すると、すぐスウェーデン語で返ってきます。一度「ごめん!でもどっちかわからないよね!(man vet aldrig)」って謝られたこともあります。
さすがに地元のカフェやレストランでは英語で接客されたことはもうないけれど、少し遠出をして、レストランやホテルに行くと、パトと一緒でも「in English? or Swedish?」とスマートに尋ねられます。
まー私はそこまで気にならないけれど。
これが、日本在住ガイコクジンからよく聞く「何年住んでもガイコクジン扱い」ってやつなんでしょうか。見た目ガイコクジンだと、いくら日本語ができてもしどろもどろな英語で接客されたり?今は変わってきているのかな。
その2)日本人の女性は小さくて受け身でおとなしいよね。等
この日本(人)は○○だよねっていう話にも、いい加減飽き飽きしてきました。もちろん一般的にはそうともいえるかもしれないけど、私の周りはそうでもないよってついつい反論したくなっちゃいます。特に日本人女性を侮辱しているように聞こえる言い方。
「スウェーデン人女性は強いから、スウェーデン人男性は物腰柔らかくて弱いアジア人女性とくっつくんだ」みたいなことを言われたときもあります。そのときは、え、そう思うのは自由だけど、それを私にいう?って( ゜д゜)ポカーンとしてしまいました。
何年か前に、どっかのガイコクジン・ナンパ師が東京のカワイイ女の子に無理やり嫌なことをして、それでも彼女たちはヘラヘラ笑ってる〜みたいな動画が流れたことありませんでした?
あの時もいろいろ聞かれたなぁ。
あと、日本の満員電車の痴漢問題はここでも結構知られているようで、「なぜ痴漢が発生するのか。ここだったら女性がすっごく怒るから無理だよ!」なんて言われても「知らんがな」としか言えない。
話がそれたけれど、
「日本人女性は〇〇(ちょっと侮辱入ってる)はこうだよね」発言はイラっとします。
まーこれは人種差別でもなんでもないか。笑
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