30 6月 2017

もやもや君とカクテル。

天気に心が負けています。

昨日今日とひたすら寒いし、風強いし、雨降ってるし。
え?もう夏終了ですか?っていうぐらい散々な天気。

6月下旬で13度ってどうなんでしょう。


別に天気のせいじゃないけれど、なんだか最近心が落ち着かない。毎日ソワソワ、どきどきしている感じ。ここ2年は、慣れた環境でぬくぬくやっていたせいか、数週間前から始まった新しい環境でのサマージョブ、仕事前も仕事中もつねに緊張しているような気がします。とくに顧客さんから電話がなった時なんて、「ひぃぃぃぃ(゚Д゚)!!」って感じで、心臓飛び出そう。誰か代わりに出て!ってひたすら願っているビビり具合。情けない。

自分にできることなんて限られているし、周囲だって期間限定の私に別に期待しているわけでもないだろうに、私は自分のキャパ以上に頑張ろうとしてしまうのがよくないのでしょう。やっぱり言葉に対するコンプレックスがあるからか、「言葉にハンデあって私はできますよ!」っていうのをアピールしたいんだな、自分。でも空回りっていうか。

「自信がないなら自信がつくまで努力するだけ」って昔移住組の先輩に言われたけど、その通りですよね。今やるべきことは自分でわかっているのに、それをやらないから自分で自信をなくすんでしょう。

別に新しい環境に馴染めてないわけでも、いじわるされているわけでもないし、むしろ他の社員さんたちは普通に優しいし、失敗ばかり、というわけでもないのに、こういう緊張感を持ちながら生活するのが久しぶりなので、わたくしなんだかワタワタしているのです。わからないことを恥ずかしいと思わないように、ね。

それに加えてこのどんより天気。ポジティブな気持ちがもってかれるー!

_________________________

仲良くしているカップルが両方とも休暇に入ったので、平日夜に突然誘われたプチ・カクテルパーティ。

テーマは、メロンリキュールのMidori。


Midoriに、ラム酒、ウォッカ、ジンが入ってます。


あとは、Meronballというやつ。


最後は、カンパリベースのネグローニ。カンパリって消毒液っぽい味で苦手だったけど、vermouthと一緒だと美味しい。vermouthって日本語だとベルモットっていうんだ。


カクテルを飲むたびに、名探偵コナンのキャラを思い出すわー。

26 6月 2017

何もしない。


最近ベクショー駅界隈の開発が著しいです。
いつの間にかコペンの某観光地のようなマンションが駅前にできてました。

最近思うのは、つくづく幼いうち、というか人生の経験値が浅いうちに移住してきてよかったな、ということ。

スウェーデンは全国的にみて、日本と比べたら、特に消費系娯楽の種類が圧倒的に少ないです。

日本にいる友人・知人のインスタをみるかぎり、彼ら・彼女らの娯楽は、コンビニの新作を楽しみにしたり、雨後の筍にようにできる新レストラン・カフェでのグルメを堪能したり、夜な夜な居酒屋を飲み歩いたり、カラオケいったり、買い物したり、アジア圏に週末トリップしたり、ちょっと近場の温泉に小旅行行ったり(いいな笑)。

私は大学終了後、たった1年半の日本での社会人生活後に、森と湖ならたくさんある南スウェーデンに移住したので、同級生の友人がインスタグラムであげているような、有名なレストランやバーを予約して食べに行ったりだとか、有名な旅館に泊まりにでかけたり、並んで食べるパンケーキ(え、もう古い?)だとか、そういったキラキラ・ライフをこれっぽっちも経験することがありませんでした。

もし、私が普通に会社に就職できていて、もちょっと都会に住んでいたら、もちろん彼女たちのような生活スタイルを求めていたことでしょう。なんていったって、大衆が好むものを好む自分ですから。

体力も気力もある20代のうちは、おそらく森で散歩するよりも、スカイバーでカクテル飲むほうがエンドルフィンも出るでしょうよ。

そういう消費活動から得られる娯楽というものは、なんというか麻薬みたいなもので、一度満足する閾値をあげてしまうとそれを下げるのは難しい。と、思います。もちろん個々人の性格や性質にもよるだろうけれど。

だから、そういった満足の閾値が高いままの生活を日本で数年過ごしてきた人、受動的な娯楽に慣れきった人が、娯楽に乏しい北欧へやってきて順応するのは時間がかかるだろうなぁと思ったり。逆にそういった生活をやりきって来られた方は、こちらの生活を満喫されている方が多いような気がします。って余計なお世話ですよね。

いや、私自身も最初のほうは休日に「何もしないこと」に罪悪感をいだいたり、ここの生活つっまんねーって思ったことは数知れないけれど、もとの地味な性格や経験不足(?)のおかげか、一般的な20代女子より満足の閾値が低いため、ここでの生活に退屈さを感じることはまったく無くなりました。

むしろ、こっちの生活が楽しいと思える理由は、森や湖といった自然が近い環境は大好きだし、この田舎でできる範囲で、やりたいこととか好きなことがちょっとずつ明確になったからかも知れません。これからも、満足や幸せに対する閾値が低いままで生きていきたいと思うのですよ。

なんでこんなことをふと思ったかというと、周囲が5週間だ4週間だという夏期休暇に突入したことをきいて、素直に「いいなぁー!すごい羨ましい!」って思えるようになったからです。こちらに移住して数年は、「5週間も休暇で何するの?暇じゃない?!」って本気で思ったものです。

人間は変わるもんだな。

それに、私は平日休みの日が多いのですが、そういう一人の日は本当に「何もしない日」が多いです。たまに友人に会ったりするけれど、たいていの友人は月〜金勤務だしね。。。

やる気がある時は、掃除したり片付けしたりするし、趣味の範囲で、お菓子焼いたり、ブログ書いたり、みたかったテレビプログラムを見たりするけれど、家事すら何ッッッにもしない日って本当にあるわけで。

自分で引いちゃうぐらい、だらだらインターネットして、夕方パトが帰って来る、という日もあります。もったいない!って思うんだけどね。

でも、「今日は何もしなかった」っていうと、「よかったね!ゆっくり休めたね!」っていうパト。「休みの日=何もしない」っていう考えのパトに影響されてか、私もいつだか「何もしない休日」に罪悪感とか抱かなくなりつつあるけれど、これでいいのかとも悩んだり。

だからときどき、この記事に書いたように「自分はただ甘えているんじゃないか」って思ったり。本当なんのこっちゃだけど。

まー夏だし?
もう学校も宿題もないし?

今年は何もしない夏の日を思う存分楽しもう。

25 6月 2017

ことりっぷ。〜夏至祭2017〜

去年の夏至祭にした北スウェーデン旅行に味をしめた私たち、今年もどこかへ行こうかと計画を立てていました。でも今年はカレンダー通りの金曜から日曜の3連休しかなかったので(去年は木曜と月曜も休めた)、近場で過ごすことに。

なんとなく調べていたパトが、偶然みつけたVadstenaという街。Vätternというスウェーデンで二番目に大きい湖沿いにあるこの街に行ってみることにしました。

木曜日、仕事が終わったあとにLinköpingへ向かい、そこでオランダ風パブでムール貝とビールを堪能、翌金曜日にVadstenaへ、、、と計画を立てていました。

しかし!!!木曜日のお昼前に入ったニュース、

「ストックホルムで電車ストップ。カオス状態!」

あぁ、これ南スウェーデンも絶対影響出るわ、と半分覚悟。

案の定、17時半には出発する予定だった私たちの電車も、5時間遅れで22時半に発車。5時間遅れって(゚Д゚)

結局すごく楽しみにしてたLinköpingでのビール&ムール貝もキャンセル。ホテルに到着したのは日付を回っていました。散々なスタート。

木曜日はちょうど夏至祭イベントが始まる前日だったので、いつもより多くの人が電車を利用する予定で、影響を受けた人はすごい数になったことと思います。遅延事故の原因は、作業員が感電したことだったそうで、幸い作業員は命に別条はないものの、スウェーデン鉄道への不信感・イメージダウンは避けられないでしょう。

インスタやtwitterでは、スウェーデン在住の日本人の方も多く影響を受けていたようです。やっぱり時刻管理に優れた日本鉄道を知っている者として、スウェーデンはなぜこんなに事故・故障による遅延が頻発するのかわからない(゚Д゚)誰か教えて?

まぁそんなこんなで、Linköpingで泊まったホテルはBest Western。ほぼ素泊まり状態だったけれど、翌日の朝食はそれなりに充実してたし、部屋も清潔感があったし、立地もよかったので良いチョイスでした。

夏至祭イブの翌日金曜日。ホテルの朝食には、ニシンの酢漬けやサーモン、卵などちょっと夏至祭っぽいメニューが並んでました。

朝食のあとは、ぷらぷらと街歩き。

祝日っていうこともあり、リンショーピンの大聖堂内は誰もおらず、すごく神聖な厳かな雰囲気でした。

大聖堂内の広場では警戒心薄いリスが朝ごはん中でした。

ぷらぷら歩いていると、オープンしているカフェを発見!Café Chocolatというチョコレート専門店でしょうか。私はいちじく、パトはカルヴァドスのプラリーンを。定員さんが、これはマルメで有名なチョコレート職人が作ってて、リンショーピングではここだけしか取り扱ってないのさ〜って力説してくれました。力説するだけあって、すごい美味しかった。濃いめのカプチーノに合います。


リンショーピングは、やたらにパブが多いと感じたのは気のせい?街のいたるところにパブがあったんだけど、、、

たった数時間の滞在だったリンショーピングをあとにして、次はVadstenaに向かいます。

Vadstenaは電車が通っていないので、どっか途中の駅で下車しバスで向かいます。どこの駅だったかしら笑

このVadstena(ヴァードステーナ)という湖沿いの街には、修道院が残っており、かつて多くの修道僧(尼さん)が暮らしていました。グスタフヴァーサの時代になり、その修道院がとりあげられ、代わりに戦争で負傷した戦士たちがやってきて、彼らがボビンレースでお金を稼いだ、、、とwikiにありますがどうなんでしょうか笑

小ぢんまりとした街は、なんだかSigtunaとかYstadみたいな雰囲気?(あ、私両方とも行ったことないけれど)





夏至祭イブはあいにくのお天気。それでもお城前にある広場では夏至祭の恒例イベントが行われていました。


ランチはAbborreという白身魚を。


湖沿いのカフェに寄ったりして。


その日は、湖に沈む夕焼けを見たかったのだけど、あいにくの土砂降り!
毎年天気が悪いと評判の夏至祭だけど、今年はとくにひどかったような気がします。
なので、適当に中華をテイクアウトして(すごい美味しかった笑)、ホテルの部屋でゆっくりぼけーっと過ごした夏至祭イブでした。

泊まったホテルは 27 ans nattologiというところ。なんとオーナーさんは3年前にベクショーから引っ越してきた方。

古い3階建ての一軒家を購入し、自宅兼ホテル、なのかな?まだまだリノベーション途中みたいだったけれど、チャーミングで可愛いホテルでした。

湖も修道院もお城も徒歩圏内!



可愛い!部屋に入った途端、わぁ!ってなった。
雨でどこにも行けなかったけれど、持ち込んだロゼを飲みながら、テレビをみたり、昔の写真を見返したり、いろいろバカな話をしたりと久しぶりにパトとゆっくりする時間がもててよかったです。一緒に暮らしてても、普段は向き合って話したりする時間って減ってくるもんだしね。

ようやく晴れた土曜日は、Vadstenaをあとにしてちょっと北上、Motalaという街まで行ってみました。ここはかの有名な(?!)ヨータ運河が通る街!


風が半端なく強かった。。。ここでランチを食べて、電車にのってベクショーに帰りました。ゆっくりとした夏至祭ことりっぷでした(・∀・)

来年こそはダーラナ!

でも本音をいえば、気心しれた友人たちと、花冠なんかをかぶったりして、たくさんのお酒を飲みながらお庭でする夏至祭パーティが理想だったりもする。



余談

Vätternの周囲には、ものすごい数のキャンピングカーが泊まっているキャンプエリアがありました。いいなぁ!!!!!!!









22 6月 2017

夏至だってさ。

2017年は、6月21日が夏至。一年で一番日が長い日でした。
そしてこれからどんどん日が短く、、、

昨夜の夜23時の西の空をお部屋の窓からパチリ。


去年、北スウェーデンで「ガチの白夜」を体験したので、南スウェーデンの白夜っぷりはまだまだだと思っています笑

それでも、夜21時でも十分明るいこの時期は本当に何をしても楽しい!

また、スウェーデンでは夏至の日から一番近い土曜日をMidsommar、その前日金曜日をMidsommaraftonとして祝日になっています。クリスマスにしても夏至にしても、プレ祝日が好きなスウェーデン。謎。

なので、明日金曜日と土曜日は祝日。全国各地でいろんな夏至祭イベントが開かれるでしょう。

クリスマスとイースターは、論外なく「家族の日」ですが、この夏至祭は各家庭によって伝統が違うっぽいです。友達と祝う派の家族だったり、家族で祝う派の家族だったり。

パト家は友人で祝う派なので、義両親は友人たちとお祝いしています。
私たちの身近な友人は家族で祝う派なので、各実家に帰っています。

あぶれる私たち。。。

今年は連休を利用して、Motalaの方へ行ってみます。何があるのかまったく調べてないけど、可愛いペンションに泊まって、地元の夏至祭イベントにいけたらいいな。

なにげにVättern(スウェーデンで一番大きい湖)を見るのは初めてなので楽しみ。沈む夕日が眺められたらいいんだけど。

ちょっとフライングで、夏至祭メニュー。
ニシンの酢漬けは、このAbbaの瓶詰めが一番美味しいと思う。

このAbbaのニシンの酢漬けは、毎年「今年の味」というシリーズを出していて、今年はRamslökとレモン味。(写真真ん中)毎年ビミョーな味が多いけど、今年の味は美味しかった!Ramslökってニンニク風味だもんね。


今週は20度を超える日が続いたので、ちょっと夏気分。
浮かれて冷麺も初めてみました。

日本縦断の旅をしたことのあるパトは、盛岡冷麺の大ファン。山陰出身の私は盛岡冷麺なんて知らなかったし、食べたこともないわ。

盛岡冷麺にはスイカがのってて、麺はゴムみたいな食感らしい。

よけいわかんない。笑

で、気持ちスイカをのせてみました。
冷麺のスープはクックパッドを参考にリンゴ酢、醤油、レモン汁を適当に混ぜて作ってみたけど美味しかったわ。

おすそ分けでもらった鶉の卵がアクセント。

麺は、Santa Mariaのエッグヌードルを使用。しっかり中華麺の味がして美味しいです。
なんとSanta Mariaは近年のラーメンブームにのっかってか、Ramen Noodlesなども売り出しています。でもこれは、素麺と中華麺の中間のような細麺で、縮れ麺が好きな自分はあまり好みじゃありませんでした。

今年はあと何回冷麺食べれるかな〜

20 6月 2017

LUSHのデオドラント。

今週はとうとう夏至!
この時期になると出回り始めるのが、スウェーデン産のいちご。
一箱35krぐらいなんですが、あまくてとっても美味しい。
ちょっと前まで売ってた、ベルギー産のいちごとは全然違う。

そんないちごには、私はホイップした生クリームをかけて食べるのが好きなんですが、それは「普通」ではないらしい?ホイップクリームでいちごを食べるのはちょっとおかしい、と周囲のスウェーデン人3人に言われました。彼女たちは、牛乳をかけて食べるそうです。

小さな違いだけれど、こういう小さな違いも面白い。

生クリームに、muskovadsocker(黒糖)いれて泡立てると本当美味しい!

今週から数週間の休暇に入る人が多いそうです。友人の一人は、今週月曜日から5週間の休暇。またサマージョブ先で働くおばちゃんは、なんと7週間の休暇だそうです。すご。

去年の夏至は、夢だった白夜体験をしに北スウェーデン・ルーレオヘ行きました。

今年はできたらダーラナ地方で伝統的な夏至祭をお祝いしたかったけれど、時間の関係で近場にお出かけすることにしました。

さて、そんな夏。私はけっこう汗っかきで、ちょっと歩いたぐらいでじんわり汗をかきます。そんな私が夏に手放せないアイテムといったら、デオドラント

脇臭以前に、脇汗をすごいかきます。
だから夏場は絶対灰色のシャツとか着れない。笑

時に大学時代に脇の脱毛をしてから、とくに汗をかくようになった気がします涙

デオドラントはずっとデオナチュレを使っていたけど、日本からそんなにたくさん買って帰るのもバカらしいので、スウェーデンで探すことにしました。

そしたら何かのきっかけで、お母様が乳がんの治療を受けている元同僚の子が、「デオドラントはアルミニウムフリーで!乳がんの原因ともいわれているよ」というアドバイスをしてくれました。お母様は今はお元気だそうですが、当時は友人やその家族は、「乳がんの原因」についていろいろ調べまわったそうです。

このアルミニウムが乳がんの原因になりうる、という話はスウェーデンで一時期ニュースになったそうです。でも、実のところ因果関係ははっきりされてないとか。

そんな彼女がオススメしてくれたのは、LUSHのデオドラント。すべてアルミニウムフリー商品だそうです。

画像

最初、私は固形のAromaco(写真左)っていうのを使ってました。使い始めはクセのある匂いだなーと思ったけれど、どんどん慣れてきて好きな匂いに。何より使いやすいし、持ちがいい。一年以上持ちました。

そして最近、LUSHのteoっていうのを買ってみました。これも固形タイプ。匂いがすごいいいし、これはaromacoより汗をかかないような気がします。でも使いにくい。サラサラした粉状のものがつけるたびに床に落ちます。

どっちもどっちだけど、持ちが長いし、匂いも良いのでとうぶん使い続けようかな。

かなり脇汗に悩んでいた頃は、クリニークのデオドラントを使ってました。あれ、本当に怖いぐらい汗が出ない。あそこまで出ないと逆に怖いぐらい。

あれ?LUSHのデオドラント、日本では買えないのかな?

もしスウェーデンで手に入る、オススメのデオドラントがあったら教えてください。







19 6月 2017

何がしたいのか、何ができるのか。

先週末、約2年働いたカフェから卒業しました。きれいなお花をもらったよ〜


小さな街で、日本人とスウェーデン人の夫婦が経営してるカフェ。(カフェリンク

ここで働く機会を得れたことは本当にラッキーだったな、と思います。

いつも元気なオーナー夫妻には、南スウェーデン暮らしの楽しみ方みたいなのを教えてもらったし、スウェ人×日本人の先輩カップルとして、パトも含めて仲良くしてもらいました。(パトなんて、自動車免許をとる手伝いまでしてもらってさ。)

貯金の仕方とか、家の買い方、家事分担の仕方などのコツを聞いたりして、頼りになる先輩友人(しかも日本出身)が近くにいると本当に心強い。

以前、お寿司屋さんで働いていた頃は、夜や週末勤務も多かったし、当時頑張ってたスウェ語学校との両立ですごい忙しかったからか、パトとはかなり険悪な喧嘩ばかりしてました。

でもここ2年は大きな喧嘩もまったくせず、将来の方向がいろいろと決まり始めたのも、ひとえに彼らのおかげのような気がします。なんか、問題の解決方法を一緒に考えるセラピーをうけたみたいな?笑

また、もとからビールは好きだったけど、ワインや、コーヒー、料理、ガーデニング、ベーキング、カフェ全般的な知識・趣味も得られたので、私の人生はいろいろ豊かになりました。すべて中途半端な趣味なのが残念だけど笑

もちろん仕事関係でも、お客さん(とくに常連さん)との「他愛もない話」を楽しめるようになったのはよかった。第2・第3言語で生活していると、この「他愛もない話」へのハードルが高いこと!トピックが天気以外浮かばない笑

まだまだ何いってるかわからない時はたくさんあるけれど、スウェ人も日本人も、カフェといったような場でする「他愛もない話」はたいして変わらない。街にできる新しいお店の話だったり、イベント情報だったり、天気だったり、テレビ、家族・ペットの話だったり、スポーツだったり、お庭の野菜の育ち具合だったり、本当「他愛もない話」。でもそういった話ができるかできないかだけで、なんかちょっと違う気がする、ようなそうでもないような笑

なので、しっかりお給料はもらっていたけれど、なんだか遊びに行く感じで働かせてもらってました。本当ラッキー!

___________________


さて、これからのこと。

過去2年、特にSAS3が終了してからはいろいろと就職活動をしてきました。あまりうまくいかず、、、というか振り返れば、どこを目指しているのか途中で不明瞭になっていました。

大学時代は、ひたすら「人の移動(移民)」に関することをやっていました。外国人研修生でなんとか賄ってる地域産業の状況、母語を持たない子どもたちの教育問題とか幅広く。

スウェーデン交換留学時にいろいろ感化されて「出身学部とはまったく関係ない分野でも就職できる日本の就職制度」に微力ながら反発し、就活を全くしなかったけれど、大学卒業後はスーパー運良く、自分が学んだ分野にそれなりに近い職を得れました。たった1年だったけどすごく楽しかったです。

人生ここまではすごく順調だったので(笑)、スウェでもそういった分野で就職しよう、できるだろうって最初は考えていました。とくにスウェーデンは、移民・難民、日本の数倍以上受け入れていますから。

でも、こちらに移住してからぶちあたった問題は「こんな私に何ができるのか」。

最初の頃は、ソマリアや中東諸国から難民としてやってきた人対象にスウェーデン語(アルファベットの読み書きや簡単なスウェーデン語)を教えるインターンに挑戦してみたりしました

その教育機関では、教える側もロシア人やイラク人、イラン人、ボスニア出身者などばかり。二世ではなく、私のように大人になってから移住したグループ。

まだまだスウェーデン語を伸ばしたい意欲に満ち溢れていた当時の私は、「移民100%・移民が喋るスウェーデン語に100%囲まれた」環境にちょっと居心地の悪さと焦りを感じて、そこから飲食業で働くようになりました。

飲食業は、高度な語学力は求められないけれど、同僚のヤングなキャピッた女子たちやお客さんとのやりとりは、スウェ語をスウェ人と喋る「慣れ・度胸」を与えてくれたのでよかったです。

でも、大学時代に真面目に勉学に取り組んだ手前(自分比)、やっぱり移民・難民関係の分野の職をそれでも探し続けた自分。なんとなく、過去の頑張りを捨てるのが嫌だったのが理由でしょうか。

某ハロワの事務職や、コミューンのインテグレーション部署、コミューンが受け入れた特定難民をピックアップしていろいろお世話する部署、成人教育部署などなど、いろいろそっち系の職に応募し、ぼちぼち面接にも呼ばれたけれど、面接を受けるたびに湧き出る疑問。

「私はこの分野で本当に働きたいのか」

私の気持ち以前に、採用されなかったわけだから単純に私の力不足だけれど、移住当初のモチベーションが大きく方向転換しているように感じました。めっちゃ大変そう。。。(゚Д゚)

昔も今も変わらず、スウェーデンの手厚い人道支援は素晴らしいと思うけれど、元凶を解決しなければ、難民送り出し国の状況は変わらず、これからもどんどん人が欧州(北欧)へ流れてくるだけ。難民なのか、経済移民なのかはっきりしないグループも多い。

私はそこまでよくできた人じゃないので、自分の生活が頓挫しているときは、他の移民マジョリティグループが無意味に羨ましくなったりもしました。

また、福祉・教育分野での就活は、一般的なスウェーデン人大卒組だけじゃなくて、こちらで生まれ育った移民2世の大卒組(アラビア語やペルシャ語、ソマリア語等ができる)、また大人になってから移住した大卒組(母国での職歴が長い)人たちとの競合になります。そんな人たちに勝る私のメリットってなんでしょう。笑

日本企業や日本語教師等、日本人であること・日本語ができることを強みとした職なら可能性はあるだろうけど、ここベクショーにそんな企業はない。日本語教師は週1、2日の職。

と、いろいろ紆余曲折しているうちにたどり着いたのが、医療職でした。

ちょうど昔の同僚のスウェ人女子が、地元のYrkeshögskolanで開講されている歯科助士のコースに通い始めたことを聞き、「そういや小さい時、歯医者に行くの好きだったな。スウェーデンの予防歯科って有名だよな。」って思い出して、そこからなんとなく歯科医療系を意識するように(単純。笑)

それに、私たち兄弟がお世話になった第二の父のようなおじいちゃんは、昔どう考えても金儲け主義の歯医者にあたって、十万以上かけて治療したにも関わらず、80歳を超える今はもう歯がボロボロで、食べられるものが限られています。あんなに好きだった鱒寿司も今は食べられなくて。。。彼が「歯が悪くて、、、」って言うたびに、当時のことを思い出します。健康な歯が保たれていれば、彼は今ももうちょっと元気だったかなぁと思ったり。。。

脱線しましたが、歯科助士は資格職にはならないけれど、やっぱり、看護師をはじめ医療職の多くは資格職なので、その分就職は守られているような感じがします。「そのプログラムを終了していないと働けない」っていう分野の職が、30間近になっても特定の職歴が浅い自分が戦えるフィールドなのかと。これから数年を勉学にあてるのであれば。

Yrkeshögskolanで開講されている歯科助士コースは、高校の成績で合否が決まるので私は絶対入れない。そしたら大学、ってなるけれど、競争率の高い歯科医師プログラムなんて絶対無理だし、残るは「歯科衛生士」。

スウェーデン国内の、歯科衛生士プログラムは、ウメオ、カロリンスカ、ヨンショーピン、ヨーテボリ、クリファンスタ(kristianstad)、マルメにあります。

そのうち、マルメとカロリンスカは2年のプログラム。その他は3年のプログラムになります。

スモーランド在住ということで、今のところヨンショーピンが第一希望ですが、幸いなことに合格基準もそこまで無謀ではない。HP利用で、第一選抜だと合格最低点が0,75。

なんとなく歯科衛生士プログラムも、看護師プログラムと同程度ぐらいの合格基準だと思っていたけれど、ちょっと低めのようです?

マルメが一番合格基準点が高いですが、首都圏にあるカロリンスカでさえHPの合格最低点は1.0以下です。

先週、ようやく最後のNaturkunskap2の成績が反映されて、申請した全てのプログラムがbehörig(申請資格有)となりました。あとは7月の合格発表を待つだけです。たぶん大丈夫だろうけど、やっぱりどきどき。

何より、やっていけるかが不安。通学時間も1時間以上かかるし。まぁ何事もやってみないと、今の環境は変わらないので。

もしプログラムについていけて、続けていけることができれば、その時は引越しを考えるかな。って、取らぬ狸の皮算用ってやつ?

どうなることやら。ひとまず、今年の夏はサマージョブをがんばります!

スウェーデン、学費が自己負担ゼロで助かります。
そうじゃなきゃ、こういった進路は選択肢に入らなかっただろうな。

16 6月 2017

欧州各都市で食べたラーメン。

夏バイトのシフト表をもらったので、休みの日にはどこか小旅行をしようと、今から色々と計画を立てています。いろんな小さな街のロッピスやカフェにいきたいなぁ。

今年は国外には出ず、スウェーデン国内に留まることになります。こちらに移住してから、なんだかんだいって毎年夏にはスウェーデン国外へ旅行をしていたのでちょっと残念。

最初の夏は日本に帰省したついでに沖縄旅行。沖縄料理、すごい美味しかった!美ら海水族館も最高。またいつか行きたい。


2年目の夏は、夢のロンドン!

3年目の夏は、ゴッホを堪能しにドイツ(ドュッセルドルフ)・オランダ(アムステルダム)へ。
クレラーミュラー美術館まで足をのばしました。

去年は両親が初めて欧州にやってきたので、みんなで欧州周遊夢の旅。

地方在住者は、コペンハーゲンやストックホルムの空港に出るまでに時間がかかるので、そんなに気軽に国外旅行に出られるわけじゃないけれど、できる限り、体が動くうちはもっといろんな国にいきたいなぁ。

今年の夏は、それこそ夢のNYに行きたくて、それに合わせてパスポートも早めに更新したけれど、計画頓挫中。トランプが鎖国を始める前に行かねば!笑

最近の私は都会志向。国外旅行へ行くなら、世界都市に惹かれる私。

そんな私とパトが、都市部に旅行する際まず調査することは、その都市にあるラーメン屋さん(できれば日本人経営)情報。欧州といえども、大都市には必ずラーメン屋さんがあるので、欧州に越してからは旅行するついでに、いろいろなラーメンを食べて来ました。むしろ、美味しいと噂のラーメン屋さんを目当てに旅行の計画をたてたり、、、。

それらを一部紹介。

●スウェーデン●

スウェーデンの首都ストックホルムには、最近ラーメン屋さんがたくさんできているようですねぇ。

私が行ったことのあるラーメン屋さんは、ガムラスタンにあるcafe stiernan。もう4年前になりますが、店員さんも親切で美味しかった記憶があります。(その時のストックホルム旅行ポスト


あとは、ラーメンきままにいったことがあるけれど、写真がありませんでした。日本人の店員さんが多かったかな。

あとは、ヨーテボリのRamen-ya。豚骨がメイン!(ヨーテボリ旅行記)。

実は私が暮らすベクショーにある IZAKAYA MOSHIというレストランにも、ランチ限定でラーメンを出しています。ラーメンを出し始めた初めの頃(3年ぐらい前?)に行って試したことがあるけど、ラーメンというよりかはヌードル・スープっていう感じで、、、微妙でした。でも今でもメニューに載っているから、また近々行ってみよう!


●ドイツ●

ドイツへは、ベルリンへ一回、そして欧州の日本人街ともいえるデュッセルドルフに一回訪れました。

デュッセルドルフで有名なラーメン屋さん、ラーメン匠。



夜でしたが、すごい多くの人で賑わっていました!外のテラス席も人がいっぱい。中国や韓国といったアジア系のお客さんも、地元民っぽいドイツ人のお客さんもたくさんいて、「おぉ!ラーメン文化が定着してる!」と感じました。味の方も、旨味がちゃんとあってすごく美味しいラーメンでした。どこかのサイトで、ここは欧州1美味しいラーメン屋さんとかいう記事を読んだけど、あながち間違ってないかも!

デュッセルドルフ旅行記1



デュッセルドルフにはもう一軒有名ラーメン店がありました。

ラーメンなにわ。

開店前からすごい行列でした。日本人らしき店員さんの機転の効いたサービスで、入店とともに待ち時間なくでてきたラーメン。かなり回転率いいだろうなぁ。
たぶんね、私がミスチョイスしたからだと思うけど、これ本当に旨味が足りなくてあまり美味しくなかった。。。すごい残念!
パトが注文した豚骨ラーメンのほうは、すごい美味しいって絶賛してたので、ここでは豚骨を頼んだ方がいいのかな。



そして、首都ベルリン。

まずは こころラーメン っていうところ。店内がすごく良い雰囲気で、なんだか昔懐かし居酒屋のよう。ラーメンもすごい美味しかった!しっかり濃厚で旨味も凝縮。人気なのがわかる味。(ベルリン旅行記



ラーメンだけじゃなくて、餃子も美味しかった!

ベルリンでは、他に「ラーメン誠」というところに行ってみたかったんですが、私たちがいった10月下旬ごろには、なんとオーナーさんが日本帰省中!ということで閉まっていました(゚Д゚)すごい残念。

●ロンドン●

ロンドンでは、JAPAN CENTRE近くの、SHORYUというラーメン屋さんに行きました。さすが欧州ラーメン激戦地だけあって、その中でも人気店なここの豚骨ラーメンは非常に美味しかった!(ロンドン旅行記

ロンドンには、一風堂もきているんだってね。またロンドンにラーメン旅行に行きたいな。



●コペンハーゲン●

去年、コペンハーゲンに行った時に(わざわざこれから日本に帰る両親を説得してついてきてもらった)Mikkellarのラーメンとビールっていうお店。Mikkellarはデンマークのビール醸造会社。スウェーデンでもこの会社のユニークなラベルがついたビールは大人気。

ビール好きな私にとって、ミッケラーのビールとラーメンが一緒に食べられるなんて夢のようだ!と意気込んで行ってみたけど、、、、、すっごい塩辛かったわ。
でもビールは美味しかったです。


スウェーデンでは、美味しいレストランでも、味に波があるのはよく知れた話。もしかしてドイツやデンマークでもそうなのかな。私が行った時には、あんまり美味しくなかったラーメンも、もしかしたら別の日にはすごい美味しいのかもしれない。

そういうポジティブな空想をいつもしていると、また同じところにいって試してみたいなとも思う。

欧州ラーメン紀行は、これからも続く。。。



12 6月 2017

ナショナルデーと誕生日会。

6月6日はスウェーデンのナショナルデーで祝日でした。って先週の話。

Googleロゴは、ダーラヘストになってました。


2015年のナショナルデーは、En liten skär och alla bråkiga brokigaという絵本のキャラクターでしたねぇ。懐かしい。

Natsumitaさん(@nyfiken.jp)がシェアした投稿 -

そんなナショナルデー、なんとベクショーには国王夫妻がいらっしゃいました。(敬語の使い方あっているんでしょうか)
国王夫妻が参列されたナショナルデーの祝典が街の中心にあるリンネ公園で開催され、そこには少なくとも5千人が集まったって地元紙で報じられていたけど、本当かな。

私は残念ながら行けなかったけれど。

インスタグラムやフェイスブックを見る限り、今年のナショナルデーは、お祝いムードの人が多かった気がする。スウェーデンカラーのケーキを食べたり、黄色と青のブーケを飾ったり、国旗の写真を掲載したり。毎年、ナショナルデーを意識しているわけじゃないけれど、今年はそういうナショナルデー関連のポストをSNSでよくみかけたなぁ。

___________________


そんな(私にとってはただの)祝日だった6月6日は、パトの甥っ子くんの5歳の誕生日パーティにいってきました。

私がスウェーデンに来た時は、まだ小さな赤ちゃんだったのに、今はペラペラとスコーネ弁で話し、幼稚園に行くことを「仕事に行く」っていう彼。元気一杯でやんちゃな男の子だけど、思いやりがあって優しい子。

彼ももう5歳か。はやいなぁ。

パト兄とそのサンボは幼馴染。なので、両家とも近所に住んでいます。

パパ側のおじいちゃん・おばあちゃん、ママ側のおじいちゃん・おばあちゃんに加え、ママ側のひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんと、ママの兄一家も近くに住んでいるので、愛情を注いでくれるたくさんの大人に囲まれて育っている彼。

そんな彼が意地悪な子に育つわけがありません。


そんな彼には、家事ができる男になってもらおうとエプロンをプレゼント。お手製でっせ。縫製初心者なので、ちょっとガタガタ。ラズベリー柄で可愛すぎるかなぁと思ったけれど、ま、ここはスウェーデンだしいっか。


結果、エプロンへの反応は劇的に薄く、一緒にあげたlego cityにばかり夢中でした。いや、legoもいいけど、もちょっと喜んでくれるかと思ったのにおばちゃん悲しいよ笑

______________________

この日の夜、最悪なことに南スウェーデンの鉄道が遅滞や運休でカオスで、予定では20時に出て21時半には家に着くはずだったのに、結局21時半まで出発できず、ベクショー駅に到着したのは22時半ごろ。

最悪なことに、駅から家までのバスも行ったばかり。次のバスは30分後。

タクシーで帰ろうかと思ったけれど、タクシー代に200krぐらい払うなら(祝日で夜間なのでおそらく割高)、駅前にあるKafé de luxeで時間を潰すことに。

こういう時、意見が合うパートナーだと本当に楽。

というか、予想外だった電車超遅滞の影響をうけて、疲労と寒さでイライラしてて一刻も早く帰りたかった私に、「ワイン一杯飲んでいかない?身体も温まるよ?」と、ポジティブな解決策(?)を提案してくれるパト。こういう、どうしようもないことに対してイライラせず、無駄なエネルギーを消耗しないところ、本当にすごいなと思うし見習いたい。

そして、祝日なのに23時までオープンしてたkafé de luxeありがとう。
おかげさまで素敵なワインデートができました。身体も温まったし良かった良かった!








05 6月 2017

努力なのか、無理なのか、甘えなのか。


最近、こちらで偶然お会いした日本人旅行者の方に「あなたのブログを読んだことがあります」って言ってもらいました。

うふふ、嬉し恥ずかし。

、、、なーんて言っても、ブログは自分にとっての覚書・日記帳のような感じで書いているので、書いている内容は他人様のお役になんかまったく立てない(立とうと思ってさえいない)ので恐縮です。

その方には、「ブログから、あなたが頑張っているのが伝わってきました!」なんて言ってもらいました。

その感想(?)は、自分にとってかなり意外なものでした。

「頑張っている?」
「私、頑張っているのか?」

ブログの内容から、こいつ頑張ってるなぁと思ってもらえただなんて驚きです。

あ、でも間接的に頑張っているアピールしちゃっていたのならごめんなさい。
(あの日本の無意味な、私辛いけど頑張ってます!アピールが苦手です)

私、まったく頑張れてないです。

頑張ってたら、もっと社会に溶け込めてたと思うし、スウェ語も上達してたと思うし、日本語のサイトを読み漁ったりしてなかったと思うし、万年ダイエッターじゃなかったと思うし。。。

っていうかそもそも頑張るって何?
生きているだけで頑張っているのか?

でも思い返せば、移住して最初の1、2年はなんとなく頑張っていたような気がします。

ご優秀なクラスメートに追いつこうとSFIは必死だったし、その後の難民相手のプラクティークはそれまでの自分の価値観を覆されるぐらいの衝撃で日々ストレスフルだったし、日本食レストランで働き始めてからは、ヤングなスウェ人女子たちに圧倒されまくり&言語的にわかんないことばかり。それに加えてスウェ語の授業も受けていたので、時間的にも精神的にもあまり余裕がなかったです。

でも「この頑張っていたような気」がするのは、私の中で「頑張ってる」=「辛い、大変、必死」っていう意味で捉えていたからでしょうか。

在住3〜4年になると、言語面で大変な目にはたくさんあったけど、生活に慣れたり、自分のキャパを知って心を整えたり(by長谷部)、日々の「辛い」ことが少なくなったので、頑張った感じはあまりありません。もちろん異国で生きていくための私ができる最低限の「努力」はしたとは思いますが。でももっと努力できただろうな。(efterklok)

じゃー「頑張る」と「努力する」の違いは何かと聞かれてもよくわからないけれど、なんとなく、「頑張る」って必死でもがくって感じ。「頑張る」は根性や精神論っぽくて、努力は、方向が定まっていて合理的な感じ?

______________

でもここで暮らしていると、私のこの「努力」や「頑張り」に対する考えがゆさぶれる出来事はたくさんあります。

少々の体調不良でシフトを変われと当日にいってくる女子、
課題を期限までに提出しないスウェ人男子、
授業にいつのまにか来なくなるスウェ人クラスメート、
心の調子が良く無いとかで休職を繰り返すパトの元同僚、
皿洗いなんてしたくない、と有名カフェのプラクティークを断る少年、

特に教職関係、飲食業関係、休職中の人多くない?

「スウェーデン人、もっと頑張れよ!」って思ったことは何度あったか。

でも、人の「頑張り」や「努力」って他人が測って決めるものじゃないですよね。その人にとっては十分努力しているのかもしれない。

私に関してだって、人生ゆるゆるのパトにとったら、私はかなり努力しているように見えるかもしれないけれど、日本でバリバリやっている人にしてみれば、私は何も頑張ってないように思われるかもしれない。

自分が「努力している」って思えれば十分じゃないか。

_____________________

努力は大事。とくに異国で暮らして生きていこうと思うのなら。

でも頑張りすぎて無理をするのはよくない。

でも、自分の中の「努力」と「無理」の境界線がわからなくなることがよくあります。

私の「努力」だと思っていることが、ゆるーいスウェーデン人の多くにとったら「無理」っていう定義に入るのかもしれない。

よくわからなくなったので、「無理と努力の違い」をgoogleさんに聞いてみる。

いろんな検索結果がヒットしたけど、自分にしっくりきたのは、やる理由がある時は「努力」で、やる理由が無い時は無理っていう説明。

あとは「ストロボ・エッジ」っていう胸キュン系(?)の新世代漫画で、かっこいい主人公が「どうしようもないのに努力し続けるのが「無理」ってことじゃん?(訳済)」って言っているようです。読んでみたいぞ、この漫画。


私はスウェーデンでやっていくには、スウェ語の習得はやる理由があるので努力すべきだし、自立した生活が送れるように、就職するための努力はしなくちゃいけない。

でも無理をしすぎたら本末転倒。

で、次に出くわす問題は、「無理をしないこと」ことと「甘える」の境目。

私の周りには、流れに身を任せるようなゆるーーーい人生観で生きているパトや、その家族・友人たち(類は友を呼ぶ)ばかりなので、「頑張りすぎないで、無理しないで。」「大丈夫だよ、なるようになるよ」「頑張りすぎるのは日本人の悪い癖!(←偏見じゃない?)」とか、私を甘やかすような言葉をたくさんくれます。

自分は努力しているのに、周囲に「もっと頑張れよ!努力が足りない!」って責められるよりはマシかもしれないけれど、上記のような優しい言葉をかけられるたびに、私は「これは必要な努力なのか」「それとも無理をしているのか」「やめたら甘えなのか」と、自分の怠け心と葛藤しています。


でもさ、人生頑張らなきゃいけない時とか努力が必要な時とか無理をしなきゃいけない時って、、、あるよね?

え、私も日本社会に洗脳されている?
どこまで力ぬけばいいの?


【結論】
努力をすることは大事、でも無理はダメ。
できないorやれない自分を許してあげること。でもそれを甘えや怠惰と混合しないこと。

unna mig/dig! っていう単語、大好きです。

04 6月 2017

すずらんの香り。



来年のGöteborgsvarvet(ヨーテボリ・ハーフマラソン)の参加募集がスタートしたので、さっそく応募しましたよ!

まだ右膝が痛みます。どうしよう、病院行った方がいいのかしら。

そういえば、今週はストックホルム・マラソンだったようです。公務員ランナーとして有名な川内優輝選手も出場されたようで、DNで記事になっていました。


珍しい、フルタイムワーカーで、アマチュア・マラソン選手。
彼にとって走ることは、歯磨きをすることぐらい普通のことなのだそうです。かっこいー!

ストックホルム・マラソン、近年参加者が激減しているというニュースもやっていました。最近はマラソン以外にも、タフネスとか別のスポーツイベントが増えたからでしょうか。でも、あの綺麗なストックホルムの街並みを走れるなんて気持ち良いだろうな〜(天気が良かったら)

_______________________________

なんてことない土曜日だったけど、立ち仕事から戻ってご飯を食べても、なんだか体がすっきりしない。そういう時は、日が長いこのシーズンを有効活用しようと思い、近場を散歩。走りたかったけど、まだ右膝が痛いので。

いつもは行かない方向の森を散歩してみたら、なんとすずらんを発見。この時期は、よくすずらんの写真をインスタグラムで見かけたり、カフェのお客さんがお土産としてすずらんを持ってきてくれたりします。

スウェーデンに来るまで、リアルなすずらんの香りを知りませんでした。私にとってすずらんの香りは、洗剤のニュービーズ。大好きな洗剤でした!

ニュービーズの香りも好きだけど、やっぱり本物のすずらんの香りには敵いません。

なんていい香りなんだ!大好きです!

ちなみにすずらん、スウェ語は Liljekonvalj(リリェコンヴァリ)。


30分ほど歩いただけだけど、体も心もスッキリしたような気がします。でも夏の夜の森は、蚊が多いのがネック。今度ももっと早い時間にいこう。。。