01 9月 2022

初めての救急体験(水腎症)

マイナートラブルの続きです。


おさまらない腹痛



安定期に入って、やっと色々できる!と意気込んでいたのも束の間、先週の金曜日の夕方、いきなり右側の腹部に激痛を感じるように。

それまでも何度か腹痛は感じていたけど、横になればすぐ治る程度のものでした。

でも今回は横になっても、何をしても全然痛みがひかない…

まだ6ヶ月ちょっと。ここで産まれても助からないぞ?




と一瞬焦ったけれど、胎動はしっかり感じていたので、その点ではそこまで心配しませんでした。

右側、、、盲腸?!

いろいろググっても埒が明かないので、金曜日は早めに就寝。

寝れば治るかな、、、と淡い期待を抱いたけど、痛みで全然寝られない。

国民薬アルベドン(鎮痛剤)を飲んで、ようやく3時頃に眠りにつきました。

痛みでうなる私の横で必死にググるパト。

「この時期に腹痛はよくあるみたいだから、、、」「胎動があるなら大丈夫」
「盲腸ならもっと痛いはず、、、、」



心配はしてはくれているけど、コメントにいちいち腹が立ったし、夜間救急に行くほどではないよね?っていう前提で話してくるのがものすごくムカつきました笑

ウチら2人とも病院慣れしていないので、なるべく行きたくないのはわかります…

それに私自身、痛みレベルも微妙なところで、脂汗をかくほど痛いわけではないけど、ズキズキした痛みがずっと続いている感じで、赤ちゃんも元気にウニョウニョ動いているので、夜間救急に行くほどではないと、自分で判断しました。


1177(医療電話相談センター)、そして救急へ。



そして痛みで目が覚めた翌朝6時頃、痛みが全然収まらなかったので、これはいよいよ病院に行こうととりあえずシャワーを浴びる。

これが救急なのかどうなのかわからなかったので、まずは1177に電話。すぐに繋がりました。

そこで看護士さんに状況を話すと、すぐ病院のFörlossning(産科)に繋げてくれました。

ここで、「赤ちゃんの胎動はずっと感じているけど、右下腹部痛が12時間以上続いてて、アルベドンも効かない」って話したら、すぐに来て!と。

え?すぐ?(シャワー浴びといて良かった)

電話を切って20分後ぐらいに到着。朝8時ぐらいだったかな。

まずは産科(Förlossning)で、産科医の先生がエコー検査をしてくれました。早産の傾向も全くなく、赤ちゃんも順調だと確認してもらいました。良かった〜

そこの産科医の先生も看護士さんもめっちゃ優しかった〜
場所的に盲腸かもねぇって言いながら、尿検査と血液検査をしてもらいました。

産科の診察では問題が見つからなかったので、同院内の救急(Akut)に回されることに。

救急につくと、5分ぐらいで呼ばれて、看護士さん(Emma)の軽い問診を受けて、個室に通されました。とりあえず血液検査の結果が出るまで待機。

部屋に入ったのが9時ぐらいかな。


この広い個室で1日を過ごすことに…
すっごく病人っぽいけど腹痛以外は元気です。


あぁ、何時間待つんだろう、、、と思っていたら、10時ごろに外科医の先生が登場。
血液検査は異常無し。炎症の傾向もなし。触診でも異常は見つかりませんでした。

盲腸じゃなくて本当に良かったです。なら便秘かなぁ?って思っていると、外科医の先生が、「念のためにÖverläkare(上級医)に相談してみるね。それで他の可能性がなかったら、便秘を解消するお薬だすね。妊婦の診断は難しいのよ〜」っと。

子宮が大きくなり、普段あるべきところに臓器がないので、痛みの箇所の診断が難しいのだそうです。便秘気味だったけど、そこまでひどくなかったのでとりあえずまた待つ。

そして1時間後。

同じ外科医の先生が「上級医に相談したら、やっぱりRadiologi(放射線科医?)にも診てもらった方がいいって。もしかしたら腎臓からの痛みかもしれないから。」と。

え、、、腎臓?

「あ、はい。お願いします。」としか言えず。

その時11時ごろだったかな。痛みに耐えるのに疲れていたので、もう触診がないなら強い鎮痛剤くださいとお願いしました。

外科医も「わかったわ〜すぐ持ってくるね」

と言ったきり、1時間半戻ってきませんでした。。。

1時間半後に部屋にきたのは、放射線科のお迎えの人。

痛がっている私をみて、なんとベッドごと運ばれました。

ベッドごと運ばれる体験なんて初めてなので、ちょっと恥ずかしかったです。

13時に部屋によばれ、てっきりレントゲンを撮るかと思ったら、エコー検査でした。エコーもRadiologiに入るんだね。

放射線科の先生にくまなくチェックしてもらい、どうやら右側の腎臓の付け根(腎盂)が若干拡大しているとのこと。

詳しい説明は外科医の先生から聞いてね、と言われ、またまたベッドごと先ほどの救急の部屋に送り返されました。

時間はすでに14時前。
部屋に戻ったら、朝から付き添ってるパトに、サンドイッチとコーヒーを持ってきてくれました。優しい(´・ω・`)

30分後に、同じ外科医の先生が再登場。
やはり、子宮が大きくなったせいで、右側の尿管が狭まり、そのために腎盂の部分が拡張し、それが痛みにつながっているそうです。(理解した限り) 妊婦にはよくある症状で、まれに強い痛みが出るみたいです。

口頭ではVidgat njurbäcken、診断ではHydronefros under graviditetって出ていました。
日本語では水腎症というらしいです。

命にかかわらないし、赤ちゃんに影響もないのは一安心。でも痛い・・・

そこで処方されたのが、オピオイド系のオキシコドン。かなり強い鎮痛剤です。
病室で薬を試したところ、ほぼ丸一日続いていた痛みが30分ぐらいで消えたので、「お薬すごい(゚Д゚)」と感動しました。




家に着いたのが、15時半ぐらい。

時系列でまとめると、

7時過ぎ: 1177に電話。
8時過ぎ: 病院(産科)に到着。検査。
9時過ぎ: 病院(救急)に移動。
待ち
10時頃: 外科医登場。血液検査、触診 異常無し
待ち
11時: 外科医再登場。
待ち
12時半: 放射線科へ移動。
13時: エコー検査。
13時半; 救急へ戻る。パト昼ごはん。
14時半頃: 外科医再登場。診断結果を聞き、薬を試す。
15時過ぎ: 薬が効いたので病院を出る。
途中の薬局で薬を受け取り、無事帰宅。

1日仕事でした。でもしっかりと検査をしてもらった感があるので、とても満足です。

その日の夜は、言われたとおりちょうど3時間でオキシコドンの効き目が切れるようで、その度に目が覚めました。

まだまだ痛むけど、なるべく薬は飲まないように、耐えられる痛みの時は薬無しで耐えてます。それでも痛みがおさまらない時は、アルべドンを2錠。それでも無理なら、オキシコドン。

こんなに薬ばっかり飲んで、赤ちゃんに申し訳ないです…

外科医の先生は、痛みものちのち落ち着いてくるはずって言ってたけどどうなんでしょう。

痛みは日によって痛かったり、時間によって痛かったり。なのでなかなか予定が立てられずかなり不便です。

早く良くなるといいな。


※追記
後日請求書が届いて、トータル350krでした。土曜日だったので週末料金。


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