10年のスウェーデン生活で、外耳炎ぐらいしか医療のお世話になったことがなかったのに、この数ヶ月でものすごく病院のお世話になっているし、人生で一番薬を飲んでいる…
それでも経験に勝る知識無し(無理矢理ポジティブ)!
「え?スウェーデンってどうやって病院いくの?どうやって医者に会うの?どうやって手続きするの?」レベルの私でしたが、いろいろ学んだことも多かったので、これまでのマイナートラブル&医療体験についてまとめてみます。
マイナートラブルその1 悪阻(つわり)
超初期の頃(5、6週目)からすでに気持ち悪かった私。なかなか吐くまではいかないけど、歯磨きをしたらえずく、シャンプーをしたらえずく、食事後にえずく、、、とえずく回数が徐々に増えていきました。(特にダメになったのが、石鹸の匂い、香水、ひき肉、玉ねぎ/にんにく。水もまずく感じて、フルーツジュースばかり飲んでいた時期もありました)
自分の唾液で?口の中が気持ち悪くなるので(これは今も)、仕事中はずっと酸っぱいグミを舐めてました。(歯に良くない…)
仕事後、家に帰ったらソファーで寝続ける日々。日々疲労困憊。土日も外出する元気も気力もなく、ずっと家にいました。
でもこれはほんの序章…
この薬は私には全然効かなかったので、次は処方箋を出してもらって購入した薬Lergigan compを。妊娠8週目頃から飲み始めました。
ちょうど職場でも色々あり、なかなか眠れずに睡眠不足の日が続くし、気持ち悪さは増すし…けっこう最後まで我慢して頑張ったけど、もう無理!と思い病欠。
スウェーデンでは7日間は医者の診断書無しで休めます。
とりあえず7日間休んだけど、全然良くならないので診断書を出してもらいました。
病欠から診断書、傷病手当の手続きまで
妊娠11週目ぐらいから病欠。数日経ち、職場から「1週間以上休む場合は診断書いるのよ〜良くならないようなら、診断書(läkareintyg)出してもらってね〜」と連絡。
Läkareintyg…
どうやってもらうんだ?
と、とりあえず助産師さんに電話し、今の状況を伝え、診断書がいることを伝えました。
そもそも、吐きはしてたけどちゃんと食べれてたし、体重も落ちてないし(むしろ寝たきりで肥えまくってた)、検査の数値も悪くないし、点滴が必要なほどでもない。気持ちは悪いけど、、、我慢すれば、、、いける、、、か?程度だった私。(自分比)
なのでこのレベルで診断書をもらえるのかとても不安でした。
でも電話越しで「その状況ならほぼ間違いなく診断書でるから、minaintyg.seっていうサイトでチェックしておいて〜」って。
え、軽!
そして電話してから2日後ぐらいに、サイトにアップされていた診断書。そこには会ったことも喋ったこともない医者の名前で、追加2週間の100%の病欠(sjukskriven)が書かれていました。
と、同時に新しく処方された薬。Scopaderm。
これが最悪!
これは飲み薬ではなく、耳の裏に貼るタイプの薬剤。ものすっごく高かったけど、体質的に合わなくて、1枚しか使えませんでした。貼った途端から、目眩がおこり、酷い口の渇き→気持ち悪くなる、の悪循環。
なので病欠中は、ずっとLergiganだけ飲んでいました。(こんなに薬飲んじゃって、、、ごめんね赤ちゃん。)
そして、休んだうちの最初の2週間は、勤務先から給料(Sjuklön 約80%)が自動的に支払われるけれど、2週間以降は、Försäkringskassan(保険庁)からの支払いになります。これは自分で手続きしないといけないんだってね。知らなかったよw
保険庁から支払われる傷病手当(sjukpenning) も給料の約80%。でも1日最大 1027krだそうです。
それでも手当がもらえるのはありがたいですね。
そして3週間の療養を得て、職場に復帰。まだまだ気持ち悪さはあったけど、14〜15週頃になったら、だいぶ落ち着いてきたので、まずは挑戦してみようと復帰してみました。
その頃、もう職場は完全にバケーションモードで、スタッフはもう半分ぐらいだし、クリニックもゆっくりのんびり。
この時には、クリニックには妊娠のことは伝えていたので、「おめでとー大変だったねぇ」と迎えてもらいました。ほぼ子有り女性ばかりの職場だったので、みんながみんな色んなアドバイスをくれました。
マイナートラブルその2 膀胱炎
しかし、3週間引きこもり生活を送っていたせいか、免疫力も下がっていたようで、復帰後3日目ぐらいに排尿時痛や、頻尿、残尿感の症状を職場で感じるように…
「あ、これ膀胱炎?!」と思い、どうしよう…と思い1177(UVI hos kvinnor)を読むと「妊婦はすぐに病院に連絡しましょう」と書いてあったので、職場に併設されているVårdcentralen(診療所)の受付に駆け込む。そしたらたまたまそこで談笑してたアンダーナースの人が「尿検査しよう!」と検査してくれて、そのまま急患受付の看護士さんにつなげてくれました。最初は、薬処方する前に様子を見よう、とか細菌培養?しようとか言ってた看護士さんだけど、どうしても薬が欲しかった私は、1177で読んだ内容(妊婦だからリスクがある〜)と話したら、その看護士さんが別部屋の医者に相談してくれて、無事抗生物質(selexid)を処方してもらいました。
こんなにスムーズにいくなんて…(これ全部、勤務時間内の30分で事済んだからね)
スウェーデンで数回膀胱炎になったけど、軽症の場合はクランベリージュースを飲んで、水分をいっぱいとって尿を出して、家で安静にしてと言われるだけで、抗生物質はまず出してもらえません。でも妊婦は膀胱炎から腎盂腎炎になるリスクがあるそうなので、抗生物質を出してもらえたようです。
それにその次の週には日本旅行を控えていたので、膀胱炎で長距離飛行機なんて拷問でしかないとビビっていたので、薬のおかげかすぐ治ってよかったです。
でもその膀胱炎騒ぎの翌日から咳が出始めて、コロナ検査…PCR検査で陰性だったので、週末を挟んで火曜日から復帰。なんなのー!本当にこれがコロナじゃなかったらなんなの?!っていうぐらいしんどい咳でした。
その後ガラガラ声のまま5日間だけ働いて、夏休み突入です。
6月全然働かなかった…本当申し訳ない…
マイナートラブルその3 外耳炎再び…
(これは妊娠関係ないかw)
そして日本旅行から戻った後、右耳に違和感を感じるように…
あぁ、これは外耳炎…
飛行機の中で15時間以上続けて耳栓をつけていたせいか、その後痒みを感じて、綿棒でゴリゴリぎて炎症を悪化させてしまったようです。左耳どころか両耳が激痛。そして聞こえにくくなる始末。
いつもの薬(TERRACORTRIL)を出してほしいと思って、平日だったので近所のVårdcentralenに電話すると、運良くその日のうちに予約が取れました。
でも対応してくれた看護士さんが、耳をのぞいて「???」な顔。そして同僚の方を呼んできて、その人も耳を観察。
「全然鼓膜見えないねぇ。外耳が腫れている風には見えないけど…耳垢(Öronvax)かな?」
って。
いやいや、めっちゃ腫れてるでしょーじゃぁこの激痛は何?!
と、若干疑問は抱いたけど、私の耳って耳垢が詰まってるの????それで痛いの???と思い、言われるがまま耳垢を柔らかくするRevaxörという点耳薬を購入。
これにポンプみたいなのがついてて、点耳した後の1時間後に水で洗い流す自宅治療を3日間行うように言われました。
3日間やれどもやれども全然何にも出てこないけど…むしろ痛みが増しているような…
そして3日後に診療所再訪。
まだ鼓膜が見えないそうで、特別な機械で耳洗浄をしてもらいました。(気持ちよかった!)
それでも全然耳垢が出てこない。
看護士さんがまた別の看護士さんを連れてきて、再診。
この方は絶対ベテラン!ってすぐわかるぐらい、耳の見方が違いました。
ベテランさん曰く、「鼓膜は綺麗に見えているし、耳垢はないわよ〜でも腫れてるねぇ」
え、、、、?
やっぱり外耳炎でした( ̄∀ ̄*)笑
で、TERRACORTRILを処方してもらい、翌週にはすっかり痛みもこもった感じもなくなりました笑
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