毎月お給料が入ったら、必要な金額だけ普通口座に残し、残りは貯金口座(sparkonto)にせっせとうつしています。
ペーパーレス化先進国のスウェーデンには、もちろん通帳なんてないので、ネット上で支出・収入履歴はすべて閲覧できるし、送金もネット上でサクッとできるので便利です。
私はそこまで貯金魔ではないけれど、ある程度の貯金はないにこしたことがないと思っています。
でも、この「ある程度」っていうのがくせ者。
パトさんは、
「スウェーデン人は日本人ほど貯金精神がないから、そこまで貯めないよ〜」
なんて言っているけれど、他人様の台所事情をどれだけ知っていて「スウェーデン人は貯金しない」なんて言えるんだ!!と、半信半疑です。
よそはよそ!うちはうち!ですが、
ちょびっと気になって、「スウェーデン 貯金 毎月いくら?」なんてグーグル検索したら、面白い記事をみつけました。
☆記事リンク Länsförsäkringar(スウェ語)
Länsförsäkringar という保険会社のレポートによると、
スウェーデン人の平均貯蓄額は月に2,000クローナ。日本円で約24,000円。
高いのか?!低いのか?!
もちろんこれは平均額だから、人によってまちまちだと思いますが、平均額が予想以上に少なくてちょっと驚きました。
こちらでよく耳にする、
- 一年かけて貯金して、それをバケーションで使い切る。
- 車も家もローンで買う。
なんて、ただのステレオタイプかと思っていたけれど、あながち間違ってないかもしれません。
貯金額が少ないその背景には、高校・大学と授業料が無料、塾がない、習い事もそこまでコストはかからない、というように、子どもにかかる教育費が、日本のそれとは比べ物にならないぐらい少なくてすむ、というのが考えられると思います。
私はカフェで働いていますが、そんなに高給取りじゃないだろうに、毎日ランチに来る常連さん(ランチも平均100kr(1200円)ぐらいはします)は多いし、夏期休暇は海外にバケーションに行くお客さんがほとんどです。
贅沢レベルの基準が、私が思う基準とちょっとズレているのかな。
「健康で文化的な最低限度の生活」というものが、私のイメージする生活より、はるかに高いのかも。
なんとなくだけれど、日本社会とスウェーデン社会で、貯金する精神の違いは、
- 安心のために貯金するか、
- なにか特定の目的のために貯金するか、
じゃないのかな、と思います。
家を買いたい、車を買いたい、バケーションに行きたいという特定のゴールがある場合には一定額の貯金をし、それ以外では、buffertといわれる「緊急時に使える、ちょっとしたお金の余裕」程度があればいい、という感じでしょうか。
その「緊急時」という基準も、車が故障したときの修理代、家電が壊れた時の買い替え代、虫歯治療代(歯科医療は高額なので)といった程度なんでしょうか。
個人的に疑問なのは、ストックホルムやヨーボテリといった都市ならわかるけれど、ベクショーなんていう特に娯楽もない地域で暮らしてて、日常生活でどこにお金を使うんでしょう。外食するところも限られているし。
やっぱり住居や車にたんまりとお金をかけるのかな〜
私はごくごく普通に日本社会で生まれ育ったからか、家庭環境に影響されたのかわからないけれど、やっぱり貯金しておかなければいけないような気がするし、一定額の貯金がなければ不安です。
日本社会で暮らしていて、子どもがいる場合は、教育費のことを考えなければならないので、長期的に高額の貯金をする必要はあるから仕方がないけれど、スウェーデン社会のように、多くの人が日常生活にお金をかけることが好きならば、お金がまわって経済はよくなるだろうな、なんて思ったり。
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