24 6月 2016

白夜の国で夏至祭を祝う。〜寝台列車編〜

「スウェーデンて白夜なんでしょ」

ってよく受ける質問ですが、確かに南スウェーデンでも、5月6月は23時頃まで薄暗く、夏至日のころには、12時を過ぎても西の空はぼんやりと明るいです。これを「白夜」と名付けていいのかわからないけれど、私は「ホンモノ」の白夜というものをいつか体験してみたい!!!!とずっと思っていました。

白夜、白い夜ってどういう感じなんだろう。

そんな思いを抱いていた北欧生活4回目の今夏ついに、一年で一番日が長い夏至頃にかけて、北スウェーデンへ行くことに決めました!!

行き先は、キールナ(Kiruna)でもアビスコ国立公園でもなく、北スウェーデンの中核都市、ルレオ(Luleå)。ここにはfacebookのサーバーがあります!

例えば夏のスウェーデン北部旅行の定番、アビスコ国立公園で、大自然・白夜のなかでトレッキング旅行なんて、とってもロマンチックで魅力的だけど、そこまで自然志向ではないうえ、アウトドア初心者以下のうちらは無理なので、都市のホテルに宿泊することに^^;

あらためて地図をみると、縦に長いスウェーデンは、首都ストックホルムでさえまだ真ん中より南。
矢印のルレオ、めっちゃ北ですね〜
スウェーデンって日本より2倍ぐらい面積が大きいような気がしていたけれど、実際のところ同じぐらいの面積らしいです(スウェが日本の1,2倍)。The True Size of...というサイトで、各国面積の比較をしてみると、、、


稚内から沖縄までみると、日本の方が縦に長いですね。日本って以外と大きい。。。

話がそれちゃったけれど、そんな未知の世界「スウェーデン北部」には、ストックホルムから寝台列車で向かいます。


この電車は、ウプサラ(Uppsala)スンツヴァル(Sundsvall)と通り、ボーデン(Boden)から東のルレオ(Luleå)へ。その後、電車はまたBodenへ戻り、キルナやアビスコを経由し、ノルウェーのナーヴィック(Narvik)が終点です。

今回の旅行、飛行機ではなく寝台列車を選んだ理由は、近年は格安航空の台頭によって、夜行列車の利用者が減っており、近々縮小されると噂で聞いたから。近い将来、欧州の夜行列車は衰退してしまうかも?!

そんなのつまらない!!!(゚Д゚)!!

と、時間も体力もある今のうちに寝台列車で北上してみようということになりました。

SJの夜行列車(Nattåg)は、3種類の寝台タイプがあります。
プチスウェ語講座☆寝台車(liggvagn・sovvagn)車室(Kupé)

6人部屋(男女別又はミックス)と、3人部屋(男女別)と、シャワーも完備されたファーストクラス。

2人旅行で貸し切りにしたいけれど、ファースクラスは高い!!という場合は、3人部屋を2人で貸し切りにすることもできます。

画像リンク

価格はだいたい6人部屋で700kr(8400円※きゃー超円高!!)、3人部屋で1000kr(12,000円)、ファーストクラスだと1700kr(20,400円)ぐらいでしょうか。
日本の寝台列車より割高?

寝台車以外にも、格安の普通座席の車両もあります。12時間の列車の旅を、普通座席で乗り越える強者もけっこういました。

私たちは2人で3人部屋を貸し切りに。
共同シャワー室もあります。

夕方16時にストックホルムを出発し、翌日6時半にルレオに到着する約14時間の旅。

ビストロ車でビールを飲んだり、車窓から自然を眺めていたり、酔っぱらったフィンラン人若者がちょっと怖かった以外は、とっても快適でした。

世界の車窓から〜

しかし、ここはさすがSJ!!18時頃、Gävleを過ぎた頃に急停車。そしたら、なんとエンジントラブルとのこと。Loketという牽引車両(また新しい単語覚えた笑)が故障したらしく、けっこう粘ったけれど、結局Gävleに引き返し、ストックホルムから新たなLoketを待ちます、とアナウンスが。

結局21時半に再出発!いきなり3時間半の遅れで再出発です。

いやーSJ、さすがというかなんというか。
結局、ルレオに到着したのは9時半ごろでした。

でも、到着予定の6時半より9時半に到着してもらって私たちには逆に良かったし、無料の朝食もふるまわれたので結果ラッキーでした。しかもどうやら切符代も半額返ってくるらしい?

帰りは問題なく予定時刻どおりでした。
前回のデュッセルドルフの件でもそうですが、スウェーデンをはじめ欧州旅行は、こういった交通トラブルはつきもの。なので、時間ギリギリに予定を組むと痛い目にあう可能性があります。

なにはともあれ、初めての寝台列車inスウェーデンは、予想以上に快適で快眠できたし、とっても楽しかったです。またいつか利用してみたいです。

つぎは、ルレオでの夏至祭編\(^▽^)/


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村



23 6月 2016

スウェーデンで日本食。


とても偏見に満ちあふれていますが、以外と間違っていないような。

日本での生活に比べて時間ができるし(移住当時は特に)、ここで受けられる娯楽は少なめなので、自分で娯楽を生み出さなければならないし、(移住当時は特に)知り合いも友人の数もぐっと減るので、一人の時間が増えるし。

私自身もこっちに引っ越して、いかに自分が無趣味な人間か痛感させられました。涙

ねぇ、趣味って何。。。

一人で楽しめる趣味をもつことは、充実した人生を送るため、というか生き残るために?必要なことだと思います。

なので、レッツ趣味発掘プロジェクトの一つとして実践したのが、「スウェーデンで日本食プロジェクト」

薄切り肉がないスウェーデンで、肉の塊をスライスするところからはじめる焼き肉。
餃子の皮から作る餃子。
骨つき鳥もも肉から作る親子丼。。。等々。

日本食シックだから日本食を作るわけでなく、あえて趣味として手のかかる日本食を作るってゆーとこがポイントです!!

今まで挑戦してきた「スウェーデンで可能な日本食」の一部

スライサーさえあれば、焼き肉もすき焼きもお手のもの。



今年初めて挑戦したのは、しゃぶしゃぶ。




あとは、豚肉をスライスできると豚の生姜焼きもできます。


また、いろんな料理の工程が求められる日本食はメディテーションに最適だと最近はっけん。もやっとする日は、もくもくとキッチンで何か数品を同時進行で作ると、けっこうすっきりします。

お椀買わなきゃなー

まだまだ全然ですが、これからも、こっちの食材+アルファで挑戦できる日本食を開拓していきたいと思います。



22 6月 2016

夏のヨーロッパ旅行、トコジラミに注意!

ミッドサマー旅行中は、初の予約投稿って機能を使ってみたいと思います!

__________________________

Bedbug(スウェ語ではvägglöss)って知ってますか。

スウェーデンに来るまで、Bedbug、所謂トコジラミ(ナンキン虫ともいうみたい)なんて聞いたこともありませんでした。

私が初めてこの虫の存在を知ったのは、キャンパスに暮らす友人が、虫さされを見せながら「これBedbugかも?!」と騒ぎだしたとき。

Bedbugとは、ようは吸血型の害虫で、繁殖力が高く、いろんな家具に住み着く習性があります。キャンパスやホテルのような、人や物の移動が多い場所では発生率が高く、一度持ち込まれたら、インフルエンザのようにあっという間に広がり、完全に除去しなければいくらでも復活するので、特に観光業では大打撃をうけます。

かまれたらどうなるかって?

ひたすら痛かゆい!!!!!!!!

なんでわかるかって????

私も実際被害にあったからです!!!!(゚Д゚)!!!!


あれは2年前、初めてロンドンに行った時
当時は今よりさらにお金に余裕がなかったので、とりあえず、安さ&立地の良さを重視に宿を決めました。これがいけなかった。

ロンドンから帰国後、足首あたりに虫さされのような痕が現れ、急激にかゆくなりました。その時は、蚊に刺されたかな〜ぐらいにしか思っていませんでしたが、徐々に腫れ上がる足首に、異常なかゆさ、赤みをおび、これは蚊じゃないと思った時に、ようやくBedbugが頭に浮かびました。

なかなかBedbugだと思えなかったのが、パートナーも同じベッドで寝ていたのに、被害は私だけだったこと。しかもパンツ一丁で寝ていた奴に比べて、私は長ズボンのパジャマ。それでも、bedbugにやられたのは私だけでした。

その後、ネットで情報をあさったところ、一度bedbugを持ち込むと、アパート中に広がるなんて恐ろしいことが書かれていたので、ひとまず管理会社に電話。

あとは、ロンドン滞在中に着用していた服や鞄類をすべて冷凍庫から熱湯洗濯。

管理会社に来てもらい、チェックをしてもらったら、部屋内に虫は見当たらないとのこと。ひとまず安心しましたが、かゆみが引くまで2週間ぐらいかかったかな。

あれはひどい体験だった。。。。

あれ以来、旅行はホステル系の安宿には泊まる勇気はなく、なるべくbooking.comで星2以上、評価7以上のところを選ぶようにしています。

お金に余裕があれば、こんなひどい体験することもなかったんだろうけど、旅行者全員がお金に余裕があるわけではないですよね。

私がロンドンで泊まったホテルは、booking.comには載ってないし、このサイト経由で宿泊したホテルは、サイト内に書かれている評判どおりなところばかりだったので、けっこう信頼できます。

これから欧州、特に大都市に貧乏旅行する予定の方は、なるべく安宿でもbooking.comに掲載されている宿、それに加えて、事前にグーグル等で「○○(ホテル名)、bedbug」と検索しておくことをオススメします!

私が宿泊したのは、ハイドパーク近くにある、The Continental Hotel。駅が近く、朝食込みでものすごく安かったです。安いには安いなりの理由があるんですね〜


最近では、海外からの旅行者が増えている影響で、日本でも被害がみられるそうです。
また上記のように、キャンパス内でも数年前に大流行したことがあるそう。命に関わるほど危険なものではないですが、かゆいし気持ち悪いし、、、

今年も欧州を周りますが、どうか被害にあいませんように。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村

21 6月 2016

スウェーデン第四の都市ウプサラへ。〜飲食編〜

夏至祭連休に入りました。
明日からホンモノの白夜を求めて北上します。夜行列車で!
楽しみ〜

___________________________

今日はウプサラでの食事を紹介。

今回の旅は、ウプサラで2年間の学生生活を送った友人が一緒だったので、彼女のオススメのカフェにたくさん行きました。

それで思ったのが、やっぱり地元に住んでいる人が(人によるけれど)一番知っているな、と。例のWhite guideも熟読していったけど、今回はそれにあまりアタリは無かったかな。

また、ウプサラは学生の街らしく、ウプサラ大学独自のネイションというシステムがありました。ネイションは、全部で13団体。スウェーデンの各地域の地名が使われています。

https://uppsalastudent.com/page/nations
スモーランド・ネイションもあるよ☆

そういう点では、県人会に一番近いんでしょうか。大学時代に県人会に所属したことはないので、日本の大学の県人会がどういったものかわかりませんが、(沖縄の県人会は活発だったような。)このネイションは、独自のアパートを管理していたり、パブやカフェを運営していたりと活動の幅はとても大きいようです。
しかも17世紀からあるそうな。すごいな、ネイション!

初日の朝は、ヨーテボリ・ネイションが運営するカフェへブランチを食べに行きました。

ネイションの建物。
建物に入るなり、女子の行列!!いいわぁー大学生活っぽくていいわぁー(・∀・)

値段も安め。
働いてるスタッフも、きっと学生ばかりなんでしょうか。スウェ語ができない留学生らしきスタッフもいて、もし私がここに留学してたら、ぜひネイションでバイトしてみたかったな。
勉強してる学生もいました〜
この日のランチは、Creperie Lemoniというガレット屋さんへ。
http://www.creperielemoni.se/

人気店なのか、待ち時間40分でした。。。
それともただゆっくりなだけ?






昼間っからギリシャビールも。Voreiaというのかな。美味しかったです。

それから気になってたカフェ!老舗Güntherskaへ。
http://www.guntherska.se/


これもまた多くの人でにぎわってました。
ここでは、ただ行ってみたかっただけなので笑、カフェとマサリンケーキを頼んで、しばし休憩。

いろんな家族に売ったり買われたりしたカフェ。とりあえず起源は1889年。
その日の夜は、中華料理を持ち帰り、友人宅で晩酌。
Golden Chinaという中華料理店にいったけれど、これもまた美味しかった!
トリップアドバイザーでも高評価です。

次の日朝は、Kardemummaという市立図書館に併設されているカフェに行ってみたけれど、なんだか心引かれるものがなかったので、友人オススメのStorkenというカフェに。スウェ語でコウノトリって意味なんだって。

朝早かったからか、お客さんはうちらだけ。天気が良かったのテラスで。


サンドイッチに、トルコヨーグルト、果物、コーヒーといった素朴な朝ご飯。


このカフェ、ノーチェックでしたが、店員さんも愛想の良い可愛い方でラッキー。デザート類もたくさんあって、価格帯も手頃で良い感じでした。

最後の昼食は、Linné Burgersでハンバーガー。Linné caféに隣接してます。


これもまた美味しかったし、飲み物込みで100krだったかな?と手頃だったし、店員さんはフレンドリーだったしと最高でした!

何?!ウプサラの店員さんってこんなに愛想よいの?!っていうぐらい、今回の旅はアタリなお店ばかりでした。

外食費もバカにならないのに、いっぱい付き合ってくれた友人に感謝です!


にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村

15 6月 2016

スウェーデン第四の都市ウプサラへ。

先日、旧友を訪ねてウプサラへ2泊3日で行ってきました。

土曜日、仕事が終わってから電車に乗り込みストックホルムへ。

ストックホルムで一度乗り換えます。

到着したプラットフォームと、乗換までのプラットフォールが
ストックホルム中央駅の端から端まで離れてました。

アルベスタからウプサラまでトータルで約4時間ぐらいかかりました!遠い!




ウプサラは、ストックホルム、ヨーテボリ、マルメにつぎ、スウェーデンで第四の人口規模をほこる都市。また、ウプサラには北欧最古の大学であるウプサラ大学があるので、進学のためベクショーからウプサラに引っ越した知人も何人かいます。

そんなウプサラには(どんな?)、これといった機会がなく、一度も訪れたことはなかったのですが、ちょうど留学時代からの友人がウプサラに暮らしており、しかも6月には引っ越すとのこと!!!この機会を逃さまいと、急きょ弾丸で行ってきました。

_________________________

ウプサラの前評判はかなり良く、行ったことがある/住んだことがある友人全員が、ウプサラは美しい!と大絶賛していたので、私もかなり期待していたのですが、、、、

予想以上に美しく、こじんまりとして可愛い、趣のある街でした!!!

街中に川が流れているので、川が多い日本の街を彷彿させるというか、川沿いを歩く感覚が、何だか懐かしい感じがして、とても気持ちが良かったです。



今回の旅の一番の目的は、2年ぶりに再会する友人とのキャッチアップ。

それなりに連絡はとりあっていたので、お互いの状況はわかっていても、
やっぱりメールやスカイプで話すのと、直接会って話すのとでは大違い!
これからの目標、野望(?)、夢、家族計画など、いろいろと深い話ができて充実した時間を過ごせました。

そして第二の目的が、プチ観光!
といっても、大聖堂とウプサラ大学の図書館が観れればいいやーぐらいだったので、そこまでがっつり観光はせずに。

お城の高台に登り、街を見渡します。


そこから、植物庭園のほうへおりていきます。

よくわからない石像があった
 そこから、ウプサラ大聖堂へ。

おぉー大きい!


この大聖堂には、グスタフヴァーサや、植物学者のリンネが埋葬されています。
あとで調べると、国際連合事務総長をつとめた、ダグ・ハマーショルドの記念碑もあるみたいですが、まったく気付きませんでした。どこにあったんだろう。
ダグ・ハマーショルドは新1,000kr札の人です。いわば、日本の福沢諭吉!

 この大聖堂は、街中のどこからでも見えるぐらい大きいです。

街中のいたるとこで、川の流れる音が聞こえる環境はいいですね。
ここなら住みたいかも。

そして、スウェーデンの全図書館司書の憧れ(誇張)、ウプサラ大学図書館へ。

カロリーナ・レディヴィーヴァと呼ばれています。


この図書館の正面玄関を背に向けて立つと、一直線のDrottningsgatanが見渡せます。


ウプサラは第四の都市とは聞いていましたが、徒歩で十分回れる規模です。
それにストックホルムから電車で40分ほどなので、ストックホルム観光のついでに、日帰り旅行でも行く価値ありです。

次回は、旅の第3の目的、カフェ巡りについて書きたいと思います。



にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村


13 6月 2016

子宮頸ガン検診(cellprovning)を受ける。

夏至まであと2週間。
南スウェーデン、夜12時過ぎても西の空は黄昏ってます。

____________________________

連日の小林麻央さんの乳がん報道。
33歳という若さでの罹患、という事実におどろきました。

私は幸いなことに、身内や親しい間柄にガンになった人はいないので、患者自身の心情はもちろん、がん患者家族の不安や憤りは想像できるものではありません。
あんなに可愛い小さい2人のお子さんをもつ小林麻央さんが、ガンだと発覚したときの辛さは、どれほどのものだったんでしょう。。。

乳がん検診をはじめ、各自治体で実地されるがん検診の多くは40歳以上を対象としています。私は、今まで乳がん検診はおろか、他のがん検診にも呼ばれたことはもちろんないですが、20歳以上を対象とした子宮頸がん検診にさえ行ったことはありませんでした。

検診は大事だとは思っていたけれど、私には婦人系の検診はまだまだ敷居が高過ぎます。

ただ、30歳を目前にしてからだいぶ意識が変わってきました。

いつかは子どもが欲しい、でも私は必ず30歳を超えてからの初産になる。
そうなると、、、(´・ω・`)

婦人系のがんや他の病気を完全に防ぐことはできなくとも、早期発見に越したことはありません。

ですので2016年の今年、意を決して子宮頸ガン検診に行ってきました。

私が暮らすスウェーデンでは、23歳から50歳の女性は、毎3年ごとに検診案内が届きます。23歳での検診は無料、その他は100kr(約1400円)ほどかかります。(参考

私がこちらに移住した年に、すぐ検診案内が届きましたが、当時はまったく興味なし。というか行く勇気がなかったので無視。

それから3年後の去年の秋頃に、検診案内が届きました。

その時も、行かなきゃ行かなきゃと思いながらも気付けば年を越していました。

ビビリな私。

そんな私の背中を押してくれたのは、女友だちでした。

同年代の彼女たちは全員検診経験あり。むしろ、私がこの年齢まで子宮頸ガンの検診を受けたことがない事実に驚かれました。

日本ではあまり一般的でないような、、、
友人たちとの間でも、検診の話題さえでてこなったような気がします。

厚生労働省によると、婦人系がん検診の日本の受診率は他国に比べてだいぶ低いそうです。

がん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診、子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しています。欧米の検診受診率が80%以上であるのに対し、日本は35%程度ととても受診率が低いのが現状です。例えば、米国では子宮頸がん検診の場合、85%の女性が検診を受診しているのに対して、日本では37.7%にとどまっています。(引用

グラフ

ふむふむ、やっぱり日本女性の受診率って低いんですね。

____________________

検診を受けるのが当たり前でしょ?的な価値観をもった友人たちに背中を押され(というか呆れ顔をされたのが悲しくて笑)、さぁいよいよ検診の予約をいれようと思った時、検診バスが市内にやってくるとの情報がまわってきました。

クロノベリー県では、受診率をあげるために、無料で予約無しで検診できる、検診バスを年に何度か派遣しています。

今回はこの検診バスで受診しました。

スウェーデンあるあるで、看護師さんもグダグダな感じだったけど、スタッフのかたは全員女性で感じもよく、普通に受診することができました。

最初の問診で、やっぱり私がこの年齢で一度も検診を受けたことがないというのに驚かれました。。。

_______________________

約一ヶ月後に検診結果が郵送で届き、幸い問題は何もなかったので良かったです。

健康こそが財産。

健康診断も、その他の検診も受診しなきゃ!とそこまで神経質になる必要はないと思うけれど、国やコミューンが提供しているこういったサービスの類いは、これからは臆せず利用したいなと思います。


にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村

08 6月 2016

夏期休暇(セメスター)がやってくる。



そろそろプログラミング練習用に、何かドメインを取得したいのだけど
しっくりくるドメイン名が思い浮かばない。。。

____________________________


6月も中旬に入り、再来週には夏至を迎えます。
この時期(いや、3月ぐらいから)のホットな話題といったら「セメスター」。

長い長ーい夏期休暇がやってきます。

夏期休暇は、一般的に6月から8月にかけて取得するのが一般的なので、
この時期に、各機関の担当者に問合せをすると

「彼女/彼は今セメスター中でいません。」

といわれたり、メールをしても

「今セメスター中なので、◎日になったら戻ります」

みたいな自動返信メールが返ってきたります。




詳しい法律についてはわかりませんが、とりあえず

労働協約(Kollektivavtal)に則っている職場では、
原則として25日間の有給休暇が認められます。

各職場や各機関、コミューンによって変わってくるので、
人によっては、毎年25日以上の有給休暇を取得している場合もあります。

例えば、コミューンに勤務するパトは、25日の有休があるので
毎年だいたい、夏に4週間取得し、冬に1週間取得する感じです。
(しかも、満40歳になったら、31日にふえるんだって。)

また国立機関に勤めている友人の一人は、毎年30日の有休があります。

有給ですよ?有給休暇ですよ?

しかも、なぜかセメスター中の給料は、通常より一定額上乗せされます。

なぜ?(゚Д゚)?

きっと小難しい法律が適応されているんだと思いますが、
周囲に理由を聞いてみたら、

「セメスター中には、お金がかかるからじゃない?アイス買ったり(・∀・)」

と、くだらない答えをいただきました。(ようは彼らもよく知らない)

ただ、有休がもらえるのは固定月給制(månadeslön)で働いている場合に限ります。

私のように時給制(timlön)で働いている場合は、有休はもらえません。(´・ω・`)

でも!!!!!!!!!!!!!!!!

ここがスウェーデンの素晴らしいところ。

semesterersättning(年次休暇補償手当、というらしい。参考)」

というのが、毎月の給料に上乗せされます。

その額、月給の12.8%
これは固定だと思います。前の職場でも12.8%でした。

例えば、5月に15,000クローナの月給があったとしたら、
15,000×0,128の1,920クローナが上乗せ。

6月は10,000クローナだとしたら、1,280クローナの上乗せ。

なかなか太っ腹じゃないですか?!

ただ、職場が「Kollektivavtal」に則っている場合です!
時給制の職場では、これに則ってない職場も多いです。

時給制で働いても、固定月給制で働いても、
またはフルタイムで働いても、パートタイムで働いても、
同程度の権利を享受できるスウェーデンの制度は、
いろんな人生観や、生き方、生活の状況によって
フレキシブルに雇用形態を選べるので、とてもよいと思います。

__________________________

スモーランド空港からは、この夏期休暇の時期にあわせて

スペインのアリカンテやマヨルカ島、ギリシャのクレタ島、ロドス島、クロアチアのスプリット、イタリアのサルディーニャ島やあとはキプロスとかチェコとかドイツとか、、、

小さな地方都市にある空港からでも、ばりばりリゾート地に直行便を飛ばしています!

私たちは、今年は珍しく早めにセメスター計画済みです。

両親が、初めてはるばるスウェーデンまでくるので、
ストックホルムから、アムステルダム、ベルリン、チェコ、コペンハーゲンとプチ周遊してきます!

父親は定年しているから何日でも来れるけれど、
母親はまだ現役で働いているのに、2週間も休暇を取得したことが驚きです。

取得できるんじゃん、今までなんで取ってなかったの(゚Д゚)

楽しい夏になりますように!


にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ
にほんブログ村

06 6月 2016

スウェーデンで初めて寿司パーティ(大人版)をしてみる。

今日(6/6)はスウェーデンのナショナルデーで祝日です。
コミューンが公園でなにか催しものをしているようなので、ちょっと行ってみようかな。

_________________________

先日、私の友人の義姉の旦那さん(遠いw)が、
どうしても寿司の作り方を教えてほしい、ということで
寿司ナイトを彼らの家でおこないました。

いきなり完成画像。

交換留学時代は、何かしら交流イベントのたびに
なんちゃってお寿司を作っていたけれど、
今回のように、大人だけのお寿司パーティは実は初めてだったかも。

学生時代とはうってかわり、生のサーモンやバカ高いエビ、キャビア等々と充実の品揃え。

スウェーデンで手に入るサーモンは、本当に美味しいです!
よくスウェーデンのお寿司はサーモンとアボカドばっかりだと
愚痴っている人がいるけれど美味しいサーモンがあるだけマシじゃないか!笑

魚介類や野菜といった材料は、ホスト側が買いそろえてくれており、
私たちは勤務先のカフェ経由でゲットした、アメリカ産だけど日本のお米、
すし酢、わさび、そして炊飯器を持参しました。

ストックホルムやヨーテボリには充実したアジア食材店があるので
寿司グッズを購入するのは対して難しくないけれど、
ベクショーにあるアジア食材店はタイ系のものばかり。

でも最近は、食品スーパーICAにBlue Dragonというメーカーが、
寿司グッズをはじめ、照り焼きソースといった、アジア食に必要なものをいろいろと取り揃えるようになりました。

http://bluedragon.se/

◎マメ知識(一般家庭で寿司を作る時に使える食材)◎

米(sushi risというのが売っているけど、最悪Grött risでもいける)
わさび(なくても良い)
醤油(Kikkomanが売っている)
海苔(上記Blue dragonで購入化)

サーモン(lax)
スモークサーモン(kallrökt lax)
小エビ(räkor)
アボカド
キュウリ
フィラデルフィア系のクリームチーズ
レモン
ネギ(gräslök)

などなど

一番簡単に手に入り、万人受けするのは、スモークサーモンとアボカドとクリームチーズ。間違いない組み合わせ。

____________________

さすがスウェーデン。二人は甲殻類アレルギー、一人はラクトスアレルギーと。。。
こういった食べもの系のパーティをする時は、相手側のアレルギー情報を捉えておくのは本当に大事ですよ

幸い、フィラデルフィアチーズはラクトスフリーのものもあるからね。



ホストのラッレは無類の料理好き。好きな国は、日本とイタリアだそうです。

彼は、若い時に京都でホームスティ旅行をしたことがあり、その時の思い出が最高だったとこ、かなり充実した料理を体験できたとこなど、すごく楽しそうに嬉しそうに話してくれました。

その国に旅行して、そこで受ける第一印象ってなかなか抜けないと思います。

彼に優しくしてくれた京都のホームスティのかた、あなたたちのおかげで、彼らはものすごい日本を評価してくれます。ありがとうございます笑


この笑顔。
また、ガスバーナーを準備し、炙りにも挑戦!笑 
なかなか日本でもしないことも、外(国)に出ると普通にやってみようと思ってしまう。


料理ができたら、お庭でディナー。
20時、21時になってもまだまだ明るいので、
6月7月8月は最高のパーティ日和です。


お米を6合持参したけれど、大人8人の寿司パーティには足りませんでした。


友人フリアナはここでの大事な友人の一人。
SFI時代に学校で彼女をみかけて、なんてキレーな子だ?!(゚Д゚)!!と思い、
ナンパしたのがきっかけで、仲良くするようになりました。

典型的ラテン系の彼女に振り回されることは多いけれど笑
いつも明るくて前向きで強くて、彼女から学んだことは多し!

今年デザイン系のマスターを取得し、これから働き始める彼女。

いろいろと状況も背景も違えど、大人になってからスウェーデンに移住し、
スウェ語を一から学び、ここで生きていこう、やっていこうとしていることは一緒。
そういったいわば戦友をもつことは、ここで生活するうえでとっても大事です。




にほんブログ村 海外生活ブログ スウェーデン情報へ
にほんブログ村