キャッシュレス、、、スウェーデンで暮らしてると、キャッシュレスであることがあまりにも普通すぎて、あんまり意識することはありません。
でも、日本でお気に入りの、革製品ブランドが取り扱っている財布が、長財布や大きい厚めの財布ばかりで、そういう時には「日本ではまだまだ現金や通帳を使うんだな」と思ったりします。
去年新調した財布。もうほぼカード入れ。 |
キャッスレスに関連して、最近興味深い出来事もありました。
12月初旬頃に、募金を呼びかけるポストがFacebookで回ってきました。
発起人は、ベクショーに暮らすフレドリックっていう一般のおじさんで、下記写真のストリートミュージシャン(というか、物乞いの男性)への募金を呼びかけていました。
その募金方法がとっても斬新で、ご存知スウィッシュ経由でした。
Facebookのポストに書かれていた、発起人の携帯番号宛にそのままお金を振り込んでください、という感じです。
私も50krほどだけど募金させてもらいました。
普段はそんなポストが流れてきても流し読みするだけだけど、この物乞い男性は、街でよく見かけるし、いつもニコニコで挨拶してくれるし、このクリスマス時期には買い物客で溢れるメイン通りに、サンタの衣装をきて、クリスマスソングメドレーをずっと弾いています。
しかも、私がベクショーに越してきてからずーっといます。ほぼ6年ずっと。
でも私は、今まで一度も彼にお金を恵んだことはありませんでした。
というか、基本物乞いの人には、物資ならともかく、お金を渡す行為にはあまり賛同できません。
でもまぁ彼はアコーディオンを弾いて、クリスマス雰囲気を醸し出してくれるし、ありがとうっていう気持ちでいくらか払いたいなぁと思っていました。
でも、私の財布の中には現金がないので、今まで一度も彼には募金?寄付?をせずにきました。
私みたいに、機会があれば、、、と思ってたベクショー住民はいたようで、このフレドリックの呼びかけて、たった数日で、400人から27千クローナ(30万円ぐらい)の募金が集まったようです。
http://www.smp.se/vaxjo/vaxjobor-samlade-in-over-27-000-kronor-till-glad-gatumusikant/ |
ベクショーにも、お店や酒屋の前には物乞いのおじいさんやおばあさんが座ってるけど、今でも意外にけっこう年配の人が小銭を投げ入れてる姿をまだ見かけます。
これから現金を使う人口がどんどん少なくなってくると、物乞いの人たちもお金を集めるのに苦労しそうですね。
組織的な物乞い集団は、これを機にスウェーデンに入ってくるな!と思うけど、ストリートミュージシャンとか、ペットボトルや缶を集めてるホームレスっぽい人とか「何かをしてる人」には、何かを恵みたい!って思う人で溢れる社会であってほしいなと思います。
個人レベルの募金の仕方も、キャッシュレスの社会になりつつあります。
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