少しだけ今のコースの覚書を。
(プログラムが始まって、もう一年半も経ったのに、大学やコースのことをあまり記録していないなぁと思って。将来の自分にとって参考になるように、殴り書きだけど、各コースに関するメモをブログに残したいと思います。)
T3(3学期)の最後のコースは、Orala hälsans bestämningsfaktorer、訳せば、オーラルヘルスに関する決定要因、となるのかな。
虫歯の数、虫歯になる危険要因があるか、歯肉炎の状態、歯周病の進行等々、口腔の健康状態には、いろんなbestämningsfaktorer (determinants)が影響しています。
例えば、個々人のライフスタイルレベルでいえば、喫煙者、飲酒、食事、運動、口腔外の健康状態、持病の有無などがあげられるし、生活上のストレスや仕事内容、家族や周囲との関係だって健康に影響を与えます。もっと大きな視点から見れば、社会システム、社会の保険システムも要因になります。スウェーデンの歯科システムと日本の歯科システムが与える影響は異なるように。
そんな様々なbestämningsfaktorerとオーラルヘルスに関する論文をひたすら読んで、セミナー形式でディスカッションするのが今のコースです。
複数のグループにわけられて、各グループで2つのテーマを選びます。そのテーマごとに2つの論文をグループが探し、それをクラスで読み、担当のグループがそのセミナーを仕切る授業スタイル。先生は、ただ後ろの方で座って学生らの発言を聞いてるだけ。(これが成績判定のもとになるのがツラい。)
私たちのグループは、喘息(astma)とダウン症になりました。
前回のセミナーは、心の不健康(psykiska ohälsa)と、歯科恐怖症(tandvårdsräddsla)
明日のセミナーのテーマは、摂食障害と発達障害。
それ以外のテーマは、外国的背景、糖尿病、喫煙、社会経済的立場だったりします。
論文は、いろんなデータベースから探してきます。人文&教育学出身の私はERICしか知らなかったけど、MEDLINE とかDOS(Dentistry & oral sciences source)とかいろいろ利用できて面白いです。日本関係の論文もたくさん載ってるから、いつか余裕があったら読んでみたいな。
という感じ。
私のグループは4人だけど、2人に別れて各テーマでレポートも書きます。私たちは喘息について、他の2人はダウン症について書くことに決めました。
いまだによくわからないのだけど、今回書くレポートはLitteratur studieで、いわゆる質的研究ってやつ?いろんなキーワードで、いろんなデータベースを使って当てはまる論文をヒットさせていく、systematic reviewもどきなんだけど、なんとなくわかったような、よくわからないような。。。
英語の論文を読むのは大変だけど(英語どころかスウェーデン語も大変だけど)、今はPDFでパソコン上で読めば、わからない単語があってもワンクリックで辞書検索できるし、メモも書き込めるし、アンダーラインも引けるし、とっても便利!
来年の卒論執筆に向けて、いろんな英語の論文を読むトレーニングにもなるので今のところ順調です。
毎回4本の論文を読まなきゃいけない&セミナーでする発言をある程度考えとく必要があるのが大変だけど。
あと年明けたらレポートも書き始めなきゃいけない。
幸い、仲良い子がパートナーなので気が楽だけど、迷惑かけなようにしなきゃ。。。ドキドキ。
今年も明日のセミナーで学校が終わり。まだ授業があるのに、大学内のカフェは昨日今日で店仕舞いしてました。早くない?明日のコーヒーはどこで買えばいいの。
各テーマについてもいろいろ書きたいけど、文章を書くってけっこう時間がかかるね。
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