スウェーデンに引っ越して、スウェーデン語を一から公的機関で学ぶ人は、だいたい以下の道を通ると思います。
SFI(小学校レベル)
↓
SAS grund (中学校レベル)
↓
SAS 1(高校1年生レベル) ←今ここ☆
↓
SAS 2(高校2年生レベル)
↓
SAS 3(高校3年生レベル)
そして今週から、今私が在籍しているSAS1の全国共通試験が始まりました。自治体やディスタンスかによっていろいろ変わってくると思うけれど、私は口頭試験と読解、小論文の試験があります。ちなみに読解も小論文も辞書持ち込み可。語学試験で辞書持ち込み可?!なんじゃそりゃ?!と思ったけれど、要は語学力はもちろんのこと、高校生レベルの読解力や、論理的に文章を書くことが出来るかということを試す試験、ということなんでしょうか。
小論文の書き方にしても、ディスカッション形式や議論形式など一通り授業でやりました。いくら「外国語としてのスウェーデン語」という科目でも、習う授業内容はおそらくスウェーデン人高校生と同じはず。ということは、スウェでの高校国語の授業ではこういうことを習うんですね。
余談ですが、高校一年生の時から論理的に文章を書いたり述べたりする手法を習っていれば、大学時代もっとましな卒論やレポートかけただろうな、とふと思ったのでした。
_______________________________
今日一発目は口頭試験。事前にテーマが与えられ、それについて各自でプレゼンの準備をし、試験当日はクラスメートの前で発表するというもの。私たちに与えられたテーマは、前のポストにも書いたけれど「skilda världar - möjliga möte (異なる世界ー起こりうる遭遇) 」。
制限時間はたった4分だし、なんか簡単で明瞭なトピックがいいなーと思って、グローバル化における食文化と題して、いろいろな形に変化していったSUSHIや最近のトレンド、そして文化と文化が出会ったら面白いことが生じるーだから多様性・多文化っておもしろいーみたいなことを話しました。
試験では、クラスメートと(母語としての)スウェーデン語の授業をとってる生徒数名と先生の前で発表。
幅広く抽象的なテーマだったからか、みんな色んな視点からプレゼンをしていて面白かったです。
例えば、
・母親がオンラインデートで知り合った男性と再婚した男の子による、オンラインデートについて
・地元のサッカーチームに所属している男性による、地域での多国籍な出会い
・ 子ども時代にうけたいじめ経験から、他人と壁を作るようになった女の子による、人間間の見えない壁について
・オーストラリアで出会ったアボリジニの子どもとの出会い、、、、等々。
一番興味を持ったのが、ルワンダ出身の男性。(今は○○族なんて言わないみたいだけれど)ツチ族としての自分の体験をふまえ、ものすごいエネルギッシュに、人間間にそびえる見えない壁、差別について語っていました。
ホテル・ルワンダという映画をいつだか観て、特に海外に興味があったわけでも、目を向けていたわけでもなく、のほほんと生きていた当時の私は、こんなに悲惨な出来事が現実にあるなんて、と、ものすんごいショックを受けた記憶があります。そして今こうして、実際ルワンダ難民の方と直接知り合うなんて、人生っておもしろい。
と、話がずれちゃったけど、今回気付いたこと。
・4分という制限時間なので、プレゼンの構成を熟考すべき
・簡単なテーマにして良かった
・発音も大事だけど、正しい文法で話す方が大事
・練習不足は否めず
・やっぱ写真があるとグッド
ネイティブのスウェ人のプレゼンを聞いて思ったのは、当たり前だけど、ふっと言うことを忘れても、ネイティブだと自然に言葉が出てくる。私の場合は、準備した文章じゃないと正しい文法で話し続けることは難しい。
だんだん語学も伸びてきたなーと思ったけれど、やっぱりまだen ettの違いや、定形、時制、前置詞の使い方、いろんなイディオムなどなど、まだまだゴールは見えないな、と改めて痛感しました。本当にまだまだまだまだ。。。
いかにナチュラルに自然なスウェ語が話せるかって、生のスウェ語にどれだけ触れるかってことなんだろうな。
うっし。
来週の試験に向けて準備しよー\(^▽^)/
0 件のコメント:
コメントを投稿