04 2月 2015

Typiskt svenskt? :スウェーデン人とは何ぞや。

典型的なスウェーデン人像ってなんだろう。


大学時代に、初めてスウェーデンへ交換留学生として来たときに、
なんだか「スウェーデン人って日本人と感覚が似てるな。」と思うことが度々ありました。

例えば、

・レジでは大人しく列に並んで待つとこ
・ある冬の日、バス停でバスが遅れていても誰も何も話さないとこ
(バス、遅れてるね、来ないですね、という会話が始まったのは予定時刻から10分を過ぎてから。。。)
・日本語を流暢に喋れるスウェ人に「日本語話せますか」と聞いたら、「ちょっとだけ」と答えるところ(謙遜)
・普段はシャイなのに、お酒を飲んだら明るくなるところ
・何かを頼むとき、多数が紅茶を頼むと残りの人も「あ、じゃー自分も紅茶で。」というところ(協調性というか連帯感というか)
・あまり感情的ではないとこ
・結構何事も時間通りに動くとこ、、、、などなど。

そんなスウェーデンに存在するJantelagen(ヤンテの掟)。


要は、自分を特別だと思うな、といったような内容です。
日本にも「出る杭はうたれる」っていう諺がありますが、どうもこの「ヤンテ」は日本的謙虚とはなんだか微妙に違うみたい。というのを、パトと日本文化に精通している友人が話してくれました。
日本の謙虚さは、自分を卑下することでもなんかポジティブに聞こえるけど、スウェーデンのヤンテは、他人にどう思われるか、という恐怖心のようなものがあって、日本の謙虚さよりもっとネガティブ、、、、だかなんだか。
ヤンテ的謙虚と日本的謙虚さにはなんだか違った意味合いがあるようです。
私はまだまだそこまでわからないので、もちょっと調査してみようと思います。

また「nja(にゃー)」という曖昧な返答もスウェーデン人の特徴です。
はっきりNOと言わないので有名なのは日本人ですが、スウェ人もコンフリクトをさけるために、Nej(NO)の代わりにNjaといいます。

映画すっごい面白かったね!!
,,,Nja.(あーそうかなー・・・・)

みたいな?
この部分の感覚もなんだか日本人と似ているような気がします。


あとはlagom(ほどほどにちょうど良く)と言う言葉。

lagom är bäst!

という表現がありますが、ほどほどがちょうど良いという意味。

今日忙しかった?
うーん、lagomかな。

今日寒くないねー
うん、lagomだねー

と、ものすっごい便利な言葉。


パンにつけるバターなんだけど、Lätt lagomって、ほどほどに軽い?っていう意味?こんなとこまでlagomもってくるんだ、と感心しました。


と、私からみたスウェーデン人考察をしてみたのだけれど、
まったくまとまらなかったw

ここに住んで2年と半年が経って思うこと。
来たばかりで、この土地で知り合いも友人もいなかった頃は「スウェーデン人のこういうとこ苦手!」だったり、「なんでスウェーデン人ってそうなの?!」とか、カテゴライズしまくってました。私は、以前はとくにスウェーデン人女子に対して見えない壁を感じていたから(今でも感じたりする人はいるけれど)、「スウェーデン人女子って、、、」みたいな話をよくしていたような気がします。でも、ここでスウェーデンで生まれ育った同世代の女子達と接しているうちに、なんか納得いかないことや不思議に思ったことがあっても、「スウェ人女子って、、、」という見方から「彼女って、、、、」という見方に明らかに変わってきました。
スウェ人女子は強い!と言うけれど、もちろんそんなに強くない子もいるし、自立できてない人もいる。簡単にワンナイトしちゃう子もいれば、そうじゃない子もいる、クラブが好きな子もいれば図書館が好きな子もいる、ココナッツ(自分を固い殻で守っている)のような人もいれば、最初っからオープンな子もいる。。。

本当に当たり前なことだけど、いくら日本とスウェとの文化の違いはあれど、スウェ人(女子)だって千差万別。今はこう思えるけど、不思議なもんで、全く友人のいない土地で生活していると、たった数人の人物の理解できない言動が、比較対象がいないために、それが普遍的なことのように感じてしまう。

同じことはパトとの関係にも言えます。私にとって一番近いスウェ人はやっぱりパートナーであるパトなわけで、彼が「これはスウェーデンでは普通だよ」といえば、「そうか、これはスウェーデンでは普通なことなんだ」って思い込んでしまう。でもそれってとっても危険なことのような気がする。こっちに来たばかりの頃は、自分の価値観で判断できないことが多過ぎて、それがとってもストレスになっていたような。。。それも異文化適応のステップかしら。。。

自分でスウェーデンの社会に入って、知り合いを増やし、友人を作り、いろんな経験をふまえて、自分の基準で判断できるようになったらいっちょまえだな、と思うのでした。

なんのことやらw

というか、この「典型的なスウェーデン人」について一つレポートを書く宿題があるので、スウェ語で書く前にここで頭の中を整理してみました。
結果、よけいぐちゃぐちゃになったってゆーね★






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