28 10月 2015

Höstkänsla:秋のかけら。

先週の日曜日にとうとう冬時間に突入しました。

時計を一時間戻す。


現代は、スマフォもパソコンも自動に時間を変更してくれるから、朝起きた時に、やば!もう9時?!と思ったら、まだ8時だったいうことはないのだけど、昔手動で時間変更をしていた時代はどうやって社会が回っていたんだろう。

冬時間になると、日中の活動時間内がぐっと暗くなるので、いよいよ冬だなーと実感します。暗くて寒いのはいやだけど、それでもスウェーデンの秋、冬は好き。というか山陰地方出身の私はなんだか故郷を感じる。。。

スウェーデンの秋はあっという間に終わるけれど、黄色赤色オレンジ緑茶色と街中がとってもカラフルで本当にきれい。
風のない穏やかな日は、湖に周辺の紅葉が反射して、なんとも言えない美しさです。
どんよりくもり空の天気の悪い日も多いけれど、天気の良いスウェーデンの秋は最高。

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誰もいない朝の公園。真黄色。

何の木だっけ。街中の公園の木。

湖周辺の広場。 
紅葉ぶしゃー

またある日は、森の中で薪をおこしてプチキャンプファイヤー。

もっと温かいもんだと思ったけど、ものすごく凍えた。さむ。。
簡易の寝床もあります。


ぼけぼけ〜高感度のカメラが欲しい!

さて、冬に向けて気合い入れて頑張ろう\(^▽^)/楽しもう\(^▽^)/




22 10月 2015

Roman provet:秋の読書。

SAS3も残り数週間になってきました。

先日は、私の苦手なRoman prov(現代小説を1冊読み、それについて分析をし、要約、登場人物の描写、出来事の背景、感想などを書く)を受けました。

今回の課題図書は、リンダ・オルソン作「Nu vill jag sjunga dig milda sånger」

(なんと!翻訳されていました。邦題は「優しい歌をうたってあげる」)


ニュージーランドからダーラナの小さな村に引っ越して来たベロニカは、彼女の家の隣に村人から「魔女」と言われる、世捨て人のような老女アストリッドが暮らしていることを知る。50歳も年が離れ、生まれも育ちも全く異なる二人の女性は、ともに深い悲しみ、喪失を経験していた。ゆっくりゆっくりと交流を育む二人は、互いの過去を話し合いながら、傷を乗り越えていく。二人の友情物語というか、恋愛物語というか。。。

スウェーデンの自然の描写はとっても美しく、今すぐにでも森に行きたい!って思う雰囲気を感じましたが、私の一番苦手なジャンルの小説でした。。。二人の過去におった傷は堪え難いで、そのストーリーを読むのは興味深かったけれど、とくに何が起こるわけでもないタイプの小説は苦手です。はぁ。。。もっと深い人間になりたい。

日本語で読んだらもっと興味深く読めるのかな。

日本語でも私が好んで読むのは、推理小説系ばかりだけど。

試験はそれなりに書けたけど、きっと先生はこいつ物語の本質はつかめてないなってばれるだろうな。笑 受かってたらいいな。


この本、明らかにchick litなのですが、クラスメートにはアラフォーのおじさんも2人いるけど、この本まじつまんない!って言ってて、そうだろうなと思いました。








20 10月 2015

なぜ、を考える。

ブログ内の記事を整理していると、下書き保存されていた3年前の記事がでてきた。

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「なぜ、スウェーデンに行ったの?」

私が大学を卒業して、社会に片足を突っ込んだ中で出会った多くの人に聞かれた質問です。
そしてスウェーデンに戻ってきた今でも聞かれるわけで。なぜ、と。

最初の質問に対する答えは簡単で、

1、母校の大学で交換留学制度を利用できたから
2、授業が英語だったから
3、北欧ってイメージがよかったから
4、学部時代に長期で海外に住んでみたかった

というありきたりな答えなんだけど、その次のwhy、なぜ、再び戻ろうと思ったのか。

その答えが自分の中でしっかりと明確になってないなー
それを聞かれると実はちょっと困る。だから、ありきたりにもっと勉強したかっただの、院に行きたいだの、優等生?的な答えを言ってしまう。いいながら本当に自分はそれを望んでるのかなってモヤモヤもしてた。
だから今日はこの部分を掘り下げてみたいと思う。一回文字にしておくと、抽象的なものが形となってくれるから。

でも、本当は答えが自分ではわかっていて、ただそれに気づかないふりをしている、もしくは誰にも知られたくないだけかもしれない。

サンボとしてスウェーデンにやってきた私。
サンボが大好きで大好きで大好きで、早く一緒に暮らしたいから♡
って理由で来た訳でもない。いや、その気持ちがゼロではないけど。
確かに、今のサンボと交換留学時代からずっと縁が続いていたお陰で、彼が就職するこの時期にすんなりと移住できたことは事実。私は大学を卒業して海外にぽんっと無一文で渡れるほど潔い人間じゃないし、もう親に頼らないだけの貯金と日本で働くという経験がほしかった。たった1年ちょっと働いただけで得られる貯金と経験なんて、雀の涙ほどかもしれないけど、日本で働いたこともないくせに、「日本の社会は〜」なんて、自分は言えないと思った。実際働いてみて思ったことは、たまたま職場に恵まれただけかもしれないけど、日本で働いてもそれなりに幸せに生きていくことができるということ。そして意外といろんな仕事があるということ。そして普通に働けば、1年留学するのに借りた奨学金は2〜3年で完済できるということ。それを知っていれば、学部時代の1年の留学なんて、本当に素晴らしい投資なんだということ。

海外に暮らすときに、頼もしいパートナーがいることにこしたことはない。

昔、スペインを一人旅したときに偶然出会った日本人のおじさんに言われたことがある。

「社会人になってから留学する時に、日本社会から逃げたくて、ということが理由にあると絶対何も得られない」と。そのおじさんいわく、つまらないOL生活を抜け出したくて、スペインにフラメンコ留学しにきて、現地のどうしようもない男にひっかかり、子どもができて、男に逃げられどうしましょう、といった日本人女性を何人も見て来たと言っていたけれど。怖い怖い。。。

ここスウェーデンには、新しい何かがあって、私を動かしてくれる。いいことばかりじゃないだろうけど、でもここで頑張れたらもっと素晴らしくてもっと大きな自分を見つけることができるような気がして。って、どっかで聞いたことある曲そのままの理由で北欧スウェーデンにやってきました。終わりなき旅症候群ですね。

きっと交換留学でスウェーデンに来てなかったら、そこで日本人含めいろんな人に出会ってなかったら、そして日本で背中を押してくれる人に出会ってなかったら、またここに戻ってくることはなかったと思う。大学に入学する前の自分の価値観なら、こんな道を絶対選ぶことはできなかったと思う。そして不謹慎かもしれないけれど、2011年3月の震災は私の価値観を大きく変えてくれた。祖父母も両親も親族も公務員だという恐ろしいぐらいに安定志向な家族構成は、私の偏った価値観の礎になっている。海外移住なんて、病気になったらどうするんだ?新卒捨てるのか?年金は?貯金は?とたくさんの不安が付随していたけれど、ちょうど大学卒業の時期に震災が起こり、絶対的に安定した未来なんて存在しないし、貯金してもそれがいつ消えるかわからないということを痛感した。大学の先生に言われた「お金は盗まれるけど、自分が得た知識や経験は誰にも盗まれない。知識こそ本当の財産」って言葉。学校卒や○○社所属とか、県庁職員だとかいう肩書きに頼らない生き方がしたいって思った。

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ここまでが3年前の記事。意味不明でこしょばいです。笑
たぶん同じく海外に移住した友人の一人と「うちら終わりなき旅症候群だね」て笑いあった時に書いたんだろうな。

記念に残しておこう。未だに「財産という知識」は、へなちょろのスウェ語と誰とでもうまくやっていける人間付き合いのテクニックぐらいしか得られていないけど。移住当時の25歳の青臭い私。今の自分を励ましてくれるのは過去に頑張った自分ですもの。






Sakta sakta: ゆっくりと。

月日は百代の過客にして、、、、なんとやら。
9月10月がバックパッカーのように通り過ぎ、今年もあと2ヶ月ちょっと。

秋は黄色やオレンジといった大好きな暖色系が街を包むので大好き。これからくる寒い冬の前に、ちょっと薄手のコートやマフラーだけでお出かけできて、気持ちおしゃれもできるし(と言っても着ているのは日本の冬用コートだけど。こっちの冬はこれスキーウェアですか?みたいな上着しか着れません)でも、やっぱり植物が落ち葉を散らす時期だからか、なんか無性に切ない気持ちになるよーな。
こんな切ない乙女心をパトに話しても「秋はそういう季節だからね^^」って普通に言われます。これが男女の違いなのか、人間としての違いなのかわかりませんが、私は浮き沈みが激しく、ものすごいやる気が高い時やなんでも来い!と自信に満ちあふれている時もあれば、何もやる気がでない、私なんか。。。と思ってしまう時があります。外面を取り繕うのは得意なので、あんたはいつも元気でいいねなんて言われるほうだけど、本当の意味で元気なのはパト。風邪はよくひくけれど、精神の浮き沈みも全くなければ、つねに一定安定。悲しくなったり、落ち込んだり、世の中の不公平さに嘆いたりとかしないのかね。機嫌が悪い時なんて、出会って7年だけど今まで見た事ないかも。私の度が過ぎた我が侭に呆れて怒ることはあるけれど、昔は頼りない人だななんて思っていたけれど、今では本当に強い人だな〜と思うようになりました。

あ、話がそれた。惚気になってしまった。笑

駆け足で冬へ進む秋を見ていると、このブログのタイトル「Sakta」という言葉を思う。私がスウェに移住したのは2012年の夏の終わり。本格的にSFIが始まったのは、ちょうど葉っぱが散り終わった11月の中旬だった。10月のこの頃は、通信で英語6を取ってたり、図書館でスウェ語の教科書を借りて眺めていたりしながら、将来に対する不安でいっぱいいっぱいだたけど、スウェに移住した事を正当化したいがために、親にも友人にも楽しくて充実してますアピールをしていたような気がする。
その時はまだ25歳で、今振り返れば「スウェ生活もそのうち楽しくなるから、グダグダ悩まず、しっかり言語勉強しとけ!まだ25歳じゃん!」と喝を入れたい。移住したばかりでスウェ語を勉強しているという大義名分のおかげで、働く必要も仕事を探す必要もなかったし。今考えれば、その時はスウェ語ができない羞恥心からパトの友人のパーティなんて絶対行かなかったし、何をするにも自信がなくて臆病だったな。できなくて当たり前なのに、って今なら思えるけど。
キャンパスに住んでると、ちょっとずつだけど同じ境遇の友だちもできてきて、ようやくSFIが始まった。そこには私より数ヶ月早くスウェに移住し、数ヶ月または数週間早くSFIを始めたセンパイたちのスウェ語力にものすごく刺激を受けた。というか衝撃をうけた。「え、私バカなの?」って。センパイ方は英語圏でマスター取得した方等、英語はもちろん流暢で、それに加えて数カ国後ができる人が多く、日本語とサバイバル英語しかできない私はなぜか落ちこぼれ感を味わった。それにクラスにはドロップイン式に参加したので、最初の頃は先生が何言ってるのかなんて全くわからなかった。学校行くの嫌だったな。グループトークの時間本当嫌だったな笑

でもそんな時に、落ち込み気味な私に、タイ旅行帰りのよく日に焼けた先生が声をかけてくれて「何事もsakta saktaよ。大丈夫よ〜頑張りましょう〜なんとかなるわよ〜」みたいなことを言ってくれました。sakta:ゆっくりという意味だけど、その時の私は「あー良い言葉だなぁ。ゆっくりゆっくりかぁー」と何だか無性に安心したような。

あれからいろいろ紆余曲折したし、うまくいかないことは多いけれど、特に大きな問題もなく「アコガレのホクオウ生活」ってやらを満喫させてもらえているのは幸せなのかな。あの時の私に言ってやりたい、「ウダウダ悩む時間があるなら、単語の一つでも覚えなさい!」と。そして数年後の私も今の私に同じようなことを思うんだろうな。笑

明日は面接です。この半年、まったく面接なんて呼ばれなかったのに、CVの書き方を変えたらぽぽんっと呼ばれるようになりました。パトの妹の旦那さんが人事の専門なので、いろいろとアドバイスをもらえたおかげでしょうか。それともちょっと取り戻せた根拠のない自信がカバーレターに現れているのでしょうか。ひとまず、今夜も発音矯正のトレーニングして寝よう。



15 10月 2015

Äppelstaden Kivik:リンゴの街、シービックへ。

先日、南スウェーデン・スコーネ地方の海沿いの街、Kivik(シービック)にお出かけしてきました。そう、ずっとKivikに行ってみたかった!リンゴの街、Kivik。

私の好きなサイダーAstrakanのふるさと。

光で飛んで写真が見にくいけれど、これ本当に美味しいです。

お世話になってるカフェのボスたちに連れて行ってもらいました!朝7時に出発(・∀・)

道中霧がすごかったです。朝晩の温度差の激しいこの時期は、湖の多いスウェーデンは霧がものすごい発生します。また、Kivikは海沿いということでよく霧が発生するそう。

途中で朝食を食べる。カフェの手作りパンとチーズと卵。贅沢!

Kivikは海沿いの街なので、多くのお金持ちが一時の夏を楽しむようにサマーハウスを持っているそうです。なので夏季以外は結構閑散とした街だけど、今はリンゴの季節!



私たちが訪れた一週間前にはりんご祭りが開催されていました。そのリンゴ祭りの目玉がこの巨大リンゴ絵。



全てりんごで綺麗なグラデーションを描いています。


 街中りんごの匂いでした。海で泳げる夏にもぜひ行ってみたいけれど、このリンゴの季節が一番Kivikっぽくていいかも。


 
リンゴも梨も1キロ150円ぐらいで売ってたのでたくさん買っちゃった。

 ランチは、上記のサイダーを生産しているKivik Musteriのレストランで。


ほろほろのお肉にリンゴソースが美味しかった。ごちそうさまでした☆




リンゴジュースを3本(笑)、リンゴ酢、リンゴのお茶4パック、ニシンのリンゴ酢付け、リンゴと洋梨を購入\(^▽^)/


さっそくKivik産のりんごで(パトが)アップルパイ作り。
アメリカンなキャラメルりんごパイをバニラアイスで。


まだまだリンゴがたくさんあるので、リンゴジャムにチャツネ(西アジアのりんごソース)、リンゴケーキ、日本のアップルパイなんかを作りたいなーと思ってます。わくわく


週6日営業のカフェなので、オーナーご夫婦は毎週月曜日しかお休みがないのに、毎週のようにいろんなところに出かけて、新しいメニューのインスピレーションを求めているそう。その底知らずなスタミナはどこから湧いてくるのだろう、、、見習わねば。。。

貴重なお休みを使ってまで、遠いスコーネに連れてってもらってありがとうございました♩楽しかった\(^▽^)/



30 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。Mauritshuis och Suriname





旅行5日目は、平和と司法の街ことハーグへ。

朝9時にホテルを出て、9時半の電車でハーグへ向かいます。アムステルダムーハーグ間は30分間隔で電車がでており、約45分ほどで到着。

駅から徒歩でマウリッツハイス美術館へ。

10時半頃に着いたいけれど、特に混んではいませんでした。
この美術館もミュージアムカードで入場出来ます。

マイリッツハイスはオランダ黄金時代、17世紀18世紀の絵画が時系列に沿って展示されています。この美術館の専用ガイドアプリがあるので、行かれる際は事前にアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。ガイド内容は各絵画の詳細だけでなく、宗教画、肖像画が主流だった時代から、写実主義にかわり。。。といったように、西洋美術にまったく詳しくない私でもわかりやすいように、充実した内容です。そして無料アプリです!

ここには、あの「真珠の耳飾りの女」を見るためだけに来ました。
父が昨年だか一昨年だかに東京へこの絵画を見に行き、さんざん並んだのに、絵画をみれたのはたった数秒だった。。。と嘆いたいたのと、この絵画がプリントされたグッズが大量に家にあったので、ちょっとだけ興味があった絵画。

本物を目の前にしてみると、やっぱり、すごかった。

「ホンモノ」ってすごい。

このマウリッツハイス美術館、行くか悩んだけれど、行って本当に良かった。美術館自体も歴史を感じる建物で、重厚な家具がそろい、その空間に何年も人を魅了してきた絵画が並ぶ。この空間にいるだけで、何か自身の内なるものが満たされた気分になりました。気のせいかしら。


美術館を堪能した後は、アムステルダムに帰ります。

夕方頃から、ハイネケン博物館へ。ここはミュージアムカード使えません。笑
うーん、もっといろいろと期待していたけれど、あんまり面白くなかったかな。

入場料には2杯分のビール試飲もついてきます。
オランダ語で乾杯は「ぷろーーーすと」それだけ学びました。笑


 アンネフランクの家にも行きたかったけれど、この旅行を計画した時にはすでに予約分はうまっていたし、予約無しで入場しようと思ったら、ものすごい待ち時間があるというので諦めました。実際、狙い目の夕方頃に博物館に行ってみたけれど、まだまだ長い行列でした。


オランダは土地柄家が前のめりに建っているってきいたことがあったけど、その通りでした!

この日の夕飯は、ロンリープラネットおすすめ(←)のスリナム料理!

すりなむ? なにそれ、美味しいの?

と思ってグーグルさんに聞いてみると、なんとスリナム共和国という国が南アメリカにあるらしい!知らなかった!!!!!

スリナムはもとオランダ植民地。

奴隷時代からのアフリカ系、そしてオランダ東ドイツ会社時代に、東インド(インドネシアとかインドとか)から多くの移民労働者を流入させたため、ものすごい多国籍国家になったらしい。南アメリカに位置し、インド系が多く、そして公用語はオランダ語。なにそれ、おもしろそう。

多国籍文化なところには美味しい料理がある!

この旅行中、ジャガイモやパンしか食べてなかったら、このアジア系の料理がものすごく美味しかった!やっぱ、米類麺類が恋しくなりますよね。

レストランはAlbina。
見かけは大衆食堂っぽいけれど、料理は本当に美味しかったです。

オランダは旧植民地だったインドネシア料理も有名らしいけれど、なかなか行きたい!と思えるレストランが見つかりませんでした。次回はぜひ。というかインドネシアで食べた方がいいか。


アムステルダムは自転車の街。
そのまま持って帰りたいようなおしゃれな自転車がたくさんありました。















20 9月 2015

ちりも積もれば、、、スウェーデン語習得への道。Hur utveckalas svenska språket?

スウェーデン語を勉強し始めて、はや3年。
ようやく、SAS 3(第二言語としてのスウェーデン語3)まで来れました。
このSAS3が語学コースとしては最終段階。これが終われば大学等、高等教育機関に申請することができます。

このコースがはじまって1ヶ月が経ちますが、とても順調です。先生がものすごくよい。まだ30代後半の若い先生だけれど、とても実践的に授業を進めてくれるし、個人に対してのケアも十分だし、なにより美人。笑
 
先生との相性って人によってまちまちだと思うけれど、この先生の淡々とした授業スタイルは好きです。嬉しかったのは、プレゼンのテスト後にいつものごとく「あなたはrとlをもっとトレーニングしなきゃね」というコメントをいただいたんだけど、ただそれだけではなく、スウェ語の発音教材をわざわざ準備してくれて、授業後に特別レッスンしてくれたり。嬉しす。ま、それで巻き舌ができるわけではないけれど。。。

そしてSAS(高校レベルのスウェ語)コースになってから、実践力を重視するスウェーデン教育の神髄をひときわ味わったような気がします。

SAS1、2、3を通して学んだメインのことは、

進出単語、表現、文法事項に加えて、要約が正しく的を得て書けるか、正しく参考文献の記載ができるか、議論や意見が論理的にできるか又は書けるか、問題提起し、客観的に小論文が書けるか、レトリックを用い効果的なプレゼンができるか、新聞投書が書けるか等々。

レポートの書き方も、イントロダクション、ボディ、コンクルージョンといった論文構成方法だけでなく、その中でどれだけ論理的に文章を繋ぐ事ができるか、そのための副詞を学んだり。

先生が準備した実際の新聞記事やレポートを読み進め、どれが筆者の要点で、どれが議論1で議論2はどれでなど具体的に分析したりなど、とても実用的。

剽窃に対しては本当に五月蝿いぐらい言われます。また参考文献の書き方もオックスフォード方式、ハーバード方式、両方を学びました。

私も曲がりなりにも、大学時代はたくさんレポートを書いたし、卒論も提出し、学部賞なんてもらっちゃったし、交換留学時代もちゃんと単位が取得出来るだけのレポートは英語で書けていたので、基礎知識はあると言いたい(そう思いたい)けれど、当時は何もかも手探りだったので、今でも毎回の授業で新しい発見があります。

こんなに実践的な授業を無償で受けれて申し訳ないです。
(できれば大学に入る前にこういった知識を得たかった)

ただ、この授業は実用的な語学力向上がメインなので、小説や文学に触れたりという時間は少ないです。(SAS2の時は、スウェーデン文学の巨匠達について学んだりはしたけれど)うろ覚えですが、日本の高校の国語科目は、プレゼンの仕方や小論文の書き方(受験対策コースではやったかも)の内容より、古典を読み解いたり、純文学を読んだりといった内容が多かったような気がします。それはそれで私は楽しかったな。

と、いくら高校レベルのスウェーデン語を学んでいても、語学習得にはゴールが無いのです。チリも積もればなんとやらで、目の前のことを一つ一つこなしていくしか上達の道はない。今回は私がスウェーデン語学習の際に利用した教材やサイトをまとめてみました。

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●辞書系

Folket Lexikon (スウェ語ー英語) 音声も聞けるし、活用も例文も見れるので、ずっとこればかり使っています。

Korp (例文集) 最近よく使うサイト。例文が見れるので細かなニュアンスを知りたい時に。

Bilder och animationer (絵と動画で単語を覚えるサイト)SFI時代はとりあえずここに載ってる日常単語(名詞と動詞)をひたすら覚えていました。何気に一番地味で楽しくないけど大事な作業。

 あと、最近はスウェーデン語から英語でも英語の意味がわからないことも増えました。そんな時は、

ALCの英辞郎さん (今は有料版英辞郎Proのお試しが無料期間だよ)
英語から日本語で調べても言語的距離が原因なのかよく意味が掴めない事も。
そういう時は英英辞書。

Macmillan Dictionary (音声も聞けるよ)


●発音系

スウェーデン語独習コンテンツ
スウェーデン語の発音は本当に難しいと思う。このサイトは動画付きで発音を示してくれるので本当に役立ちます。今でもたまに復習してる。

英語・発音・語彙/英語耳
英語発音のサイトだけれど、発音記号をしっかり理解することはスウェ語の発音向上にも役立つかと思い利用。苦手な母音、子音(t,s,k)の構造を学びました。

余談ですが、中学高校時代によく「英語は伝わればよい!発音なんて気にするな!度胸だ!」なんて豪語する英語教師が多かったような気がするけど、本当にそうだろうか。。。もちろん怖じ気着いて何も喋れなくなるのは本末転倒だけど、語学の習得ってまず発音から入るべきなんじゃないかと本当に思う。発音を軽視すれば文法が正しくても伝わらないってことを身をもって痛感してます。あぁ、発音。。。


●それ以外

SFI時代にたまに使ってたリンク。

Digitala spåret: Övningar på olika nivåer i svenska
Safir: digitala övningar i svenska språket 

 Lär Dig Svenska(文法まとめサイト)いつだか偶然見つけたサイト。Pertikelverb(熟語動詞)がまとめてあるので便利。


●テレビ・ラジオ系

Klartext (簡単なスウェーデン語でのラジオニュース)10分なので化粧したり、朝ご飯食べる時に何となく聞くのにちょうどいい。けど、はやくここから卒業したい。笑

Sveriges Radio のアプリで、バスの待ち時間に携帯で(たまに)聞いたりしてます。ニュース系以外に個人的に面白いと思うのは、
  •  Sverige, så funkar det(移民のいろんなスウェーデンに対する疑問に答えるもの。どうすればスウェ人の友だちを作れる?等。)
  • Språket(語学に関する話題。女性と男性の話し方は違うか、とか)
  • Radiopsykologen(視聴者からの精神的な悩みに心理学者が答える番組。自分に自信がもてなくて、とかシングルマザーでしんどい、とか)
  
SVT PlayやTV4 Playではいろんなプログラムが見放題だけど、面白い番組を見つけるのが難しい。スウェーデンのニュース系や政治討論系、Korrespondenternaを始めとするドキュメンタリー系プログラムって、やたらレベルが高いと思うのは、私のおつむが弱いからでしょうか。「世界の果てまでイッテQ」とか「笑ってこらえて」的ポジションのプログラムは少ない気がする。今はNetflixも契約しているけれど、面白いドラマって輸入ものばかりだし。

その代わり、北欧のミステリードラマは本当に面白い!!!!!!

私的おすすめ北欧ミステリー(いつまで下記サイトで見れるかわかんないけど)

Bron (Netflix)
Det tredje ögat (TV4)
Frikänt (SVT play)
Den Röda Vargen-Anika Bengtzon (TV4 or Netflix)

って、ドラマを見出したのも今年に入ってから。今でもまだ難しいけれど、字幕があればようやくドラマを楽しめる段階になってきたかな。学校に通い、授業を受ける事はもちろん言語習得に役立つとは思うけれど、それ以外でどれだけスウェーデン語に触れるかっていうのが一番大事なような気がします。

今は、Kurt Wallander(刑事ヴァランダー)をNetflixで見てます。重い。。。一つ一つのエピソードが重い。。。

テレビを見る事に加えて、読書もできればよいのだけど、課題図書が精一杯で読書する習慣がまだ出来てません。。。次の目標は気楽に(推理小説系)図書が読めるようになること。


ひとまず、秋の夜長はひたすらテレビと映画をみたいな。笑