20 9月 2015

ちりも積もれば、、、スウェーデン語習得への道。Hur utveckalas svenska språket?

スウェーデン語を勉強し始めて、はや3年。
ようやく、SAS 3(第二言語としてのスウェーデン語3)まで来れました。
このSAS3が語学コースとしては最終段階。これが終われば大学等、高等教育機関に申請することができます。

このコースがはじまって1ヶ月が経ちますが、とても順調です。先生がものすごくよい。まだ30代後半の若い先生だけれど、とても実践的に授業を進めてくれるし、個人に対してのケアも十分だし、なにより美人。笑
 
先生との相性って人によってまちまちだと思うけれど、この先生の淡々とした授業スタイルは好きです。嬉しかったのは、プレゼンのテスト後にいつものごとく「あなたはrとlをもっとトレーニングしなきゃね」というコメントをいただいたんだけど、ただそれだけではなく、スウェ語の発音教材をわざわざ準備してくれて、授業後に特別レッスンしてくれたり。嬉しす。ま、それで巻き舌ができるわけではないけれど。。。

そしてSAS(高校レベルのスウェ語)コースになってから、実践力を重視するスウェーデン教育の神髄をひときわ味わったような気がします。

SAS1、2、3を通して学んだメインのことは、

進出単語、表現、文法事項に加えて、要約が正しく的を得て書けるか、正しく参考文献の記載ができるか、議論や意見が論理的にできるか又は書けるか、問題提起し、客観的に小論文が書けるか、レトリックを用い効果的なプレゼンができるか、新聞投書が書けるか等々。

レポートの書き方も、イントロダクション、ボディ、コンクルージョンといった論文構成方法だけでなく、その中でどれだけ論理的に文章を繋ぐ事ができるか、そのための副詞を学んだり。

先生が準備した実際の新聞記事やレポートを読み進め、どれが筆者の要点で、どれが議論1で議論2はどれでなど具体的に分析したりなど、とても実用的。

剽窃に対しては本当に五月蝿いぐらい言われます。また参考文献の書き方もオックスフォード方式、ハーバード方式、両方を学びました。

私も曲がりなりにも、大学時代はたくさんレポートを書いたし、卒論も提出し、学部賞なんてもらっちゃったし、交換留学時代もちゃんと単位が取得出来るだけのレポートは英語で書けていたので、基礎知識はあると言いたい(そう思いたい)けれど、当時は何もかも手探りだったので、今でも毎回の授業で新しい発見があります。

こんなに実践的な授業を無償で受けれて申し訳ないです。
(できれば大学に入る前にこういった知識を得たかった)

ただ、この授業は実用的な語学力向上がメインなので、小説や文学に触れたりという時間は少ないです。(SAS2の時は、スウェーデン文学の巨匠達について学んだりはしたけれど)うろ覚えですが、日本の高校の国語科目は、プレゼンの仕方や小論文の書き方(受験対策コースではやったかも)の内容より、古典を読み解いたり、純文学を読んだりといった内容が多かったような気がします。それはそれで私は楽しかったな。

と、いくら高校レベルのスウェーデン語を学んでいても、語学習得にはゴールが無いのです。チリも積もればなんとやらで、目の前のことを一つ一つこなしていくしか上達の道はない。今回は私がスウェーデン語学習の際に利用した教材やサイトをまとめてみました。

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●辞書系

Folket Lexikon (スウェ語ー英語) 音声も聞けるし、活用も例文も見れるので、ずっとこればかり使っています。

Korp (例文集) 最近よく使うサイト。例文が見れるので細かなニュアンスを知りたい時に。

Bilder och animationer (絵と動画で単語を覚えるサイト)SFI時代はとりあえずここに載ってる日常単語(名詞と動詞)をひたすら覚えていました。何気に一番地味で楽しくないけど大事な作業。

 あと、最近はスウェーデン語から英語でも英語の意味がわからないことも増えました。そんな時は、

ALCの英辞郎さん (今は有料版英辞郎Proのお試しが無料期間だよ)
英語から日本語で調べても言語的距離が原因なのかよく意味が掴めない事も。
そういう時は英英辞書。

Macmillan Dictionary (音声も聞けるよ)


●発音系

スウェーデン語独習コンテンツ
スウェーデン語の発音は本当に難しいと思う。このサイトは動画付きで発音を示してくれるので本当に役立ちます。今でもたまに復習してる。

英語・発音・語彙/英語耳
英語発音のサイトだけれど、発音記号をしっかり理解することはスウェ語の発音向上にも役立つかと思い利用。苦手な母音、子音(t,s,k)の構造を学びました。

余談ですが、中学高校時代によく「英語は伝わればよい!発音なんて気にするな!度胸だ!」なんて豪語する英語教師が多かったような気がするけど、本当にそうだろうか。。。もちろん怖じ気着いて何も喋れなくなるのは本末転倒だけど、語学の習得ってまず発音から入るべきなんじゃないかと本当に思う。発音を軽視すれば文法が正しくても伝わらないってことを身をもって痛感してます。あぁ、発音。。。


●それ以外

SFI時代にたまに使ってたリンク。

Digitala spåret: Övningar på olika nivåer i svenska
Safir: digitala övningar i svenska språket 

 Lär Dig Svenska(文法まとめサイト)いつだか偶然見つけたサイト。Pertikelverb(熟語動詞)がまとめてあるので便利。


●テレビ・ラジオ系

Klartext (簡単なスウェーデン語でのラジオニュース)10分なので化粧したり、朝ご飯食べる時に何となく聞くのにちょうどいい。けど、はやくここから卒業したい。笑

Sveriges Radio のアプリで、バスの待ち時間に携帯で(たまに)聞いたりしてます。ニュース系以外に個人的に面白いと思うのは、
  •  Sverige, så funkar det(移民のいろんなスウェーデンに対する疑問に答えるもの。どうすればスウェ人の友だちを作れる?等。)
  • Språket(語学に関する話題。女性と男性の話し方は違うか、とか)
  • Radiopsykologen(視聴者からの精神的な悩みに心理学者が答える番組。自分に自信がもてなくて、とかシングルマザーでしんどい、とか)
  
SVT PlayやTV4 Playではいろんなプログラムが見放題だけど、面白い番組を見つけるのが難しい。スウェーデンのニュース系や政治討論系、Korrespondenternaを始めとするドキュメンタリー系プログラムって、やたらレベルが高いと思うのは、私のおつむが弱いからでしょうか。「世界の果てまでイッテQ」とか「笑ってこらえて」的ポジションのプログラムは少ない気がする。今はNetflixも契約しているけれど、面白いドラマって輸入ものばかりだし。

その代わり、北欧のミステリードラマは本当に面白い!!!!!!

私的おすすめ北欧ミステリー(いつまで下記サイトで見れるかわかんないけど)

Bron (Netflix)
Det tredje ögat (TV4)
Frikänt (SVT play)
Den Röda Vargen-Anika Bengtzon (TV4 or Netflix)

って、ドラマを見出したのも今年に入ってから。今でもまだ難しいけれど、字幕があればようやくドラマを楽しめる段階になってきたかな。学校に通い、授業を受ける事はもちろん言語習得に役立つとは思うけれど、それ以外でどれだけスウェーデン語に触れるかっていうのが一番大事なような気がします。

今は、Kurt Wallander(刑事ヴァランダー)をNetflixで見てます。重い。。。一つ一つのエピソードが重い。。。

テレビを見る事に加えて、読書もできればよいのだけど、課題図書が精一杯で読書する習慣がまだ出来てません。。。次の目標は気楽に(推理小説系)図書が読めるようになること。


ひとまず、秋の夜長はひたすらテレビと映画をみたいな。笑





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