月日は百代の過客にして、、、、なんとやら。
9月10月がバックパッカーのように通り過ぎ、今年もあと2ヶ月ちょっと。
秋は黄色やオレンジといった大好きな暖色系が街を包むので大好き。これからくる寒い冬の前に、ちょっと薄手のコートやマフラーだけでお出かけできて、気持ちおしゃれもできるし(と言っても着ているのは日本の冬用コートだけど。こっちの冬はこれスキーウェアですか?みたいな上着しか着れません)でも、やっぱり植物が落ち葉を散らす時期だからか、なんか無性に切ない気持ちになるよーな。
こんな切ない乙女心をパトに話しても「秋はそういう季節だからね^^」って普通に言われます。これが男女の違いなのか、人間としての違いなのかわかりませんが、私は浮き沈みが激しく、ものすごいやる気が高い時やなんでも来い!と自信に満ちあふれている時もあれば、何もやる気がでない、私なんか。。。と思ってしまう時があります。外面を取り繕うのは得意なので、あんたはいつも元気でいいねなんて言われるほうだけど、本当の意味で元気なのはパト。風邪はよくひくけれど、精神の浮き沈みも全くなければ、つねに一定安定。悲しくなったり、落ち込んだり、世の中の不公平さに嘆いたりとかしないのかね。機嫌が悪い時なんて、出会って7年だけど今まで見た事ないかも。私の度が過ぎた我が侭に呆れて怒ることはあるけれど、昔は頼りない人だななんて思っていたけれど、今では本当に強い人だな〜と思うようになりました。
あ、話がそれた。惚気になってしまった。笑
駆け足で冬へ進む秋を見ていると、このブログのタイトル「Sakta」という言葉を思う。私がスウェに移住したのは2012年の夏の終わり。本格的にSFIが始まったのは、ちょうど葉っぱが散り終わった11月の中旬だった。10月のこの頃は、通信で英語6を取ってたり、図書館でスウェ語の教科書を借りて眺めていたりしながら、将来に対する不安でいっぱいいっぱいだたけど、スウェに移住した事を正当化したいがために、親にも友人にも楽しくて充実してますアピールをしていたような気がする。
その時はまだ25歳で、今振り返れば「スウェ生活もそのうち楽しくなるから、グダグダ悩まず、しっかり言語勉強しとけ!まだ25歳じゃん!」と喝を入れたい。移住したばかりでスウェ語を勉強しているという大義名分のおかげで、働く必要も仕事を探す必要もなかったし。今考えれば、その時はスウェ語ができない羞恥心からパトの友人のパーティなんて絶対行かなかったし、何をするにも自信がなくて臆病だったな。できなくて当たり前なのに、って今なら思えるけど。
キャンパスに住んでると、ちょっとずつだけど同じ境遇の友だちもできてきて、ようやくSFIが始まった。そこには私より数ヶ月早くスウェに移住し、数ヶ月または数週間早くSFIを始めたセンパイたちのスウェ語力にものすごく刺激を受けた。というか衝撃をうけた。「え、私バカなの?」って。センパイ方は英語圏でマスター取得した方等、英語はもちろん流暢で、それに加えて数カ国後ができる人が多く、日本語とサバイバル英語しかできない私はなぜか落ちこぼれ感を味わった。それにクラスにはドロップイン式に参加したので、最初の頃は先生が何言ってるのかなんて全くわからなかった。学校行くの嫌だったな。グループトークの時間本当嫌だったな笑
でもそんな時に、落ち込み気味な私に、タイ旅行帰りのよく日に焼けた先生が声をかけてくれて「何事もsakta saktaよ。大丈夫よ〜頑張りましょう〜なんとかなるわよ〜」みたいなことを言ってくれました。sakta:ゆっくりという意味だけど、その時の私は「あー良い言葉だなぁ。ゆっくりゆっくりかぁー」と何だか無性に安心したような。
あれからいろいろ紆余曲折したし、うまくいかないことは多いけれど、特に大きな問題もなく「アコガレのホクオウ生活」ってやらを満喫させてもらえているのは幸せなのかな。あの時の私に言ってやりたい、「ウダウダ悩む時間があるなら、単語の一つでも覚えなさい!」と。そして数年後の私も今の私に同じようなことを思うんだろうな。笑
明日は面接です。この半年、まったく面接なんて呼ばれなかったのに、CVの書き方を変えたらぽぽんっと呼ばれるようになりました。パトの妹の旦那さんが人事の専門なので、いろいろとアドバイスをもらえたおかげでしょうか。それともちょっと取り戻せた根拠のない自信がカバーレターに現れているのでしょうか。ひとまず、今夜も発音矯正のトレーニングして寝よう。
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