さすがに昔に比べたら、電車から喫煙車両は消えたし、カフェなどでも分煙が進んでいる飲食店が増えた気はする。(それでも、禁煙席が満席で、その奥の喫煙席がガラガラなの見ると、なんだかなぁと思うけど)
でもホテルを予約する際、普段の生活では喫煙禁煙を意識していないから、安さに飛びついて予約したら喫煙ルームだったっていうことが2度くらいあった。ただのうっかりw
あとやっぱり居酒屋での禁煙化はまだまだ。髪や服に臭いがつくのって本当にいやよね…
スウェーデンでも歩きタバコをしている人は多いし、タバコの吸殻はそこら中にポイ捨てされてるけれど(これ本当腹たつ。吸殻を誤飲して死ぬ野生動物も多い)、嫌煙家の自分にとったら日本に比べて全然マシ!!!!屋内は全席禁煙だし、もちろん電車内も。
普段の生活でタバコの煙に当たる機会が激減したので、私の優れた嗅覚はタバコの臭いに対して余計に敏感になったような気がします。
だから日本に帰って一番困るのがタバコの臭い。兄弟も吸うしね。。。
愛煙家にとったら地獄、嫌煙家にとったら天国のようなスウェーデンのタバコ事情ですが、今年の7月1日から、さらに新しい禁煙に関する法律が施行されます。
それが、「テラス席(uteserveringar)全席禁煙」。
スウェーデンのレストランやカフェは、夏になると、一斉にテラス席を儲けます。今まではそこでの喫煙は可能でした。でも、7月1日からテラス席でさえ喫煙が禁止されるようになりました。
すごくない?
すごく厳しくない?
医療系学部に通ってると、タバコって本当に「百害あって一利なし」って思う。
特に口腔学の分野だと、タバコと歯周病との関係性には明確なエビデンスがあるし、コース内でも、「喫煙患者への対応」はメジャーなトピック。
スウェーデンの厳しい喫煙事情の基には、「Hälsofrämjande(ヘルスプロモーション、健康促進、増進)」というのがあって、この考えは、健康な人を健康なまま保持する要因にフォーカスしています。病気の要因になりうる事を予防する(sjukdomsförebyggande)プレヴェンションとはちょっと違って。
まぁ受動喫煙を防ぐことを肺がん予防だと考えたら、hälsofrämjandeの考えとはちょっと変わってくるかもだけど。
このHälsofrämjandeを基にしているのは禁煙法だけじゃなくて、例えば多くの職場で、ジム代などを援助してくれる「friskvård」っていう制度が設けられているけれど、これも、従業員の健康を促進するためのもの。適度な運動は健康を促進しますからね。
まぁそんなこんなで、今年の夏はタバコの臭いを気にせずテラス席に座れそうです。
ナイスジョブ、政治家!
そしていきなり話が変わるけれど、去年の夏に、地元の名峰大山へ登りました。
人生3回目。
小学5年で登った時も、スウェーデン移住前に記念登山した時も、頂上はガスで散々だったけれど、今回は快晴!最高の天気に恵まれました。
まさに天空に登る道。青空とダイセンキャラボクの緑のコントラストが眩しい。
超インスタ映え。
そして頂上の山小屋付近で休憩している時に事件が起こりました。
どこからともなく、ぷーーーーんと漂ってくるあの臭い。あぁ、タバコ。
え、こんな澄んだ空気のとこでもタバコ吸いたくなる人いるんだ!ってびっくりしたよね。
禁煙エリアでもなかったので、「ヤダな」と思いながらも黙ってモルツを堪能していたら、その喫煙おじさんと他のグループが揉めているではありませんか!(゚Д゚)
「綺麗な空気を吸いに来ているのに、こんなとこでタバコ吸うな!」
「ここは禁煙エリアじゃない!タバコ吸うのも俺の自由だろうが!」
はぁ、他人様が揉めているところを見るとお腹が痛くなっちゃう敏感な私。
そんな事が近くであったと全く気づいてなかった、お昼寝中のパトと、その後ろで自撮りをする父。 |
私は嫌煙家なので(2回目)、喫煙者に文句を言ったおじさんの気持ちに賛同するけど、喫煙者の言い分もわかるっちゃわかるしねぇ。
登山した後の一服は、登山した後のモルツと同じぐらい美味しいんだろうね。
そこが禁煙エリアなら問題だけど、別に何か規制があるわけでもない。
権利と権利のぶつかり合いというか、なんだかいろいろ考えさせられたので、twitterで聞いてみました。
登山後に、他の登山客が密集してる山頂でタバコを吸うのは、アリだと思いますか?それとも他者に配慮してナシ?— nattan (@nyfiken_jp) 2018年8月16日
タバコなんてなくなればいいのに。(本音)
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