25 8月 2018

日本旅行(6)・新潟編〜蔵元吉乃川と長岡花火〜

旅行8日目の8月2日。

この日が今回の旅行のハイライトである、

長岡まつり大花火大会 でした。

長岡まつりは、1945年8月1日の長岡空襲からの復興を願い、地元市民によって翌1946年に立ち上げられた復興祭が起源。(詳細はコチラ

毎年同じ、8月2日と3日に大花火大会が開催されます。

近年では、平原綾香さんのJupiterの曲にあわせて打ち上げられるフェニックスでも有名ですよね。

こういった、平和を願い、復興に向けて打ち上げられる花火大会、っていう背景も素敵だけど、なんてたって日本三大花火大会のうちの1つ!!

今回、夏に日本に帰るのは5年ぶり。せっかく猛暑の日本に帰るのだから、日本の夏っぽいことをたくさんやってやろう!と目論んでいました。

夏といったら、祭り!花火!

浴衣を着て、地元のほっこり花火大会っていうのも素敵けど、今回は関東成田着だし、、、、うん、長岡まで行ってやろうじゃないか!と覚悟(?)を決めたのが、5月下旬ごろだったかな。

西日本出身の私が、長岡花火について知ったのは山下清の作品「長岡の花火」がきっかけ。小学生の頃から、雁之助さんのドラマ「裸の大将」が好きでよく見ていて、彼の代表作の1つでもある「長岡の花火」の本物を、いつか生で見てみたいなぁ〜とずっと思ってました。

「みんなが爆弾なんかつくらないで、きれいな花火ばかりつくっていたら、
きっと戦争なんか起きなかったんだな。」

満を期して行くと決め、すでに販売を開始していた有料席のチケットを、日本の弟にお願いしてコンビニで買っておいてもらいました。(そして東京で受け取りました。)

チケットは余裕で買えたけれど、5月下旬の時点でもう空いている宿がない!!

長岡はもちろんのこと、新潟市近郊のホテルもすべて満室か、空室があっても通常の倍以上の値段。。。

パトと半日かかって探した結果、長岡から電車で1時間ちょっとの上越市直江津に、妥当な値段で宿をとることができました。よかったよかった。。。

さて。

私もパトも初めての大型花火大会!事前情報として、100万人の人出があるらしく?!(後で知ったら2日間の合計で。1日50万人もすごいけど!)、田舎モンはビビりまくり。

パトママには、「小さな街に100万人?!トイレは大丈夫なの?!」って心配されました。旅行中のトイレの心配ってしたことなかったけど、パトママ曰く、中高年になるとまずトイレ事情が気になるようです笑 覚えとこ

花火大会は19時20分開幕だけど、念のために14時には到着しよう!と、気合いをいれて午前中のうちに直江津から出発。
(→結果、チケット購入済みで場所取りする必要もないのだから、もっとゆっくりしても余裕だったw)


長岡へ向かう途中、吉乃川蔵元の酒蔵資料館・瓢亭 さんに立ち寄りました。

そこで、とても素敵な館長さん?に、酒造りや、精米歩合、日本酒度、酸度等々、わかりやすーくいろいろ教えてもらい、ものすごくたくさんの種類を試飲させてもらいました。

勉強になる〜





お値段がはるぶん、特別純米大吟醸って本当甘いというか、飲みやすいんだね。自分たちじゃ絶対買えないような高級なお酒や、珍しい古酒とか試飲させてもらいました。

太っ腹!さすが!

あと、ワインにはけっこう酸化防止剤が入ってて、これが頭痛の原因になったりするけど、日本酒は保存料って入ってないんだね〜だから二日酔いにならないのか(違

ここでも数本お酒を購入し、いざ!長岡へ。

14時前後の駅内はそこまで混んでおらず、駅前の大通りを歩いて会場近くまで移動。橋の上を渡るの時がとにかく暑かった。。。

長岡には早く着すぎて、外で待つには暑過ぎるし、腰が痛くなるし、どっかクーラーのきいたところで座って休みたいけど、座れる席なんてない!!

橋を渡る前にあったスーパーも、橋を渡ったあとにあるイオンも、ものすごい人、、、というより、ものすごい量のお惣菜に、弁当に、飲み物でした。この量の食材、今日と明日で売り切れるのだろうか。。。

ラッキーなことに、イオンのフードコートで席を見つけたので、フードコートで適当にたこ焼きとかカレーとか買って、簡単に昼食。そして、そのスーパーで買っておいた焼きそばもペロリ。あぁ、座れて本当に良かった!!


ついでに、イオンでボルタレンも購入。歩き過ぎが原因なのか、腰の鈍痛がひどかったけど、これをトイレでこそっと貼ったら痛みがすぐとれました。感動するぐらい効くね!



17時ぐらいまでイオンで時間をつぶして、そろそろ移動しようか、と外に出たら、けっこう涼しくなっていたので安心。人出もぐっと増えてる〜

さて、私たちが購入した席は、左岸のイス席

画像
あまり深く考えずに買ったけど、右岸側にしとけば良かったー!!!(右岸側の席の方がはやく売り切れてたような気がする)

橋が歩行者も通行止になることを知らなかった!

イス席に近い大手大橋は、22時まで歩行者通行止め。
長生橋のほうは20時45分まで。で、花火は21時10分閉幕です。。。

長岡駅から、22時ぐらいに出発する快速にどうしても乗りたかった私たちは、長生橋経由で帰らないといけない。。。

橋を渡るだけでも15分ぐらいかかるし(それもチケット購入時は知らなかった笑)、左岸から駅まで人混みの中を歩くとなると、1時間近くかかるのかな。電車や新幹線利用で長岡花火に行く場合は、右岸側がベストだなぁ。。。

左岸はこんな感じ。

屋台もちょこちょこ。臨時トイレも十分!しかも水洗トイレ!

イス席は、コンサート会場のような指定席で、椅子に自分の番号が書かれています。


いよいよ、花火開始。(花火の写真を撮るって本当に難しいね)


ありきたりな感想だけど、もうただただ「圧巻!
近過ぎて、スマフォのカメラにはおさまらない。

最初っから最後まで、今まで観覧してきた花火大会のクライマックス級以上の花火が、ずーーーーーっと打ち上がってる感じでした。

ほえぇぇぇぇ、って感じ。(ボキャ貧)

あまりにも花火の規模がすご過ぎて、パトとずっと笑ってました。




 どうせ写真を撮っても、この程度↑なのだから、、、と、途中からはカメラもスマフォもしまい、花火を心から楽しみました。

目玉のフォレックスは、首を左から右へ動かさないとと視界に入らきらないぐらい壮大で、音楽と美しい花火の共演にとても感動しました。

こんな体験ができるなんて、私はなんて幸せ者だ!と、変なところで涙がでた笑

30(+1)歳記念旅行に、この長岡花火を選んで大正解でした。

新潟って遠いし、人も多いだろうなぁ、大規模な花火大会に行くの怖いなぁ、と当初は行くのを迷ったけれど、現地へ行って、その場で体験できて本当に良かった!

ちょうど今年はNHKで長岡花火を放送していたようで、母親が録画してくれており、実家に戻ってからみんなで観たけど、やっぱり花火はライブとテレビじゃまったく違いますね。

終盤に差し掛かると、もうほぼほぼ大満足だったので、少し早めに席を離れ、長岡駅へ向かいました。

席を立ったのは、20時半過ぎだったかな。

打ち上げ続けられる花火をチラ見しながら、河川敷を進み、長生橋を渡るころにちょうどクライマックス!!

良いタイミングでした。


そこから地図もみずに、ただ人の流れにそって歩いていたけど、途中で「この人たちは本当に駅に向かっているのカ?」とわき上がる不安。

信号待ち中に、横にいたカップルに「駅ってこの道であってますか?」って聞いてみたら、「いや、自分たちもわかんなくて、とりあえず大衆についていってます笑」って。

ですよねー!!!!!!

長生橋から駅前の大通りにでるまでは、警察の誘導もなにもなかったです。

ただ群衆についていくだけ〜
結果、無事駅についたからいいけど、やっぱちゃんと地図はチェックしておかなきゃ。

大通りに入ると、新幹線利用者ライン(すでに長蛇の列だった!)、在来線新潟方面、〇〇方面〜ライン、とグループ分けされていて、警察の誘導ありでとてもスムーズでした。

帰りのチケットは事前に購入済み。

しかし、、、

駅のホームに入るまではとてもスムーズで、そこまで危険な人混みってほどでもなく、余裕を感じていたら、ホームでもみくちゃにされました。

ホームには誘導する人ゼロ。

電車が到着したら、我こそは!と流れ込む乗客。なんとなーくできたんであろう列に並んでいたおじさんが、「おぃ!そこ!割り込みするな!!!」と怒鳴りちらす。。。まぁ、もはやホーム中いっぱいに人がいたから、その列の周りにも人が溢れてて、列になりようがない。。。(説明が難しい)

後ろからものすごい押されて、前にも後ろにも横にも進めず、人生で初めて「TOKYOでよくある超満員電車って、こういう感じか!」と感動しました。

なんとか無事に乗車。

最初は座れなかったけど、柏崎を過ぎた頃には2人とも座れたし、無事23時過ぎには直江津に到着。

旅館についたら、いそいでお風呂に入って、翌日にそなえて就寝。




噂にきいていた通り、長岡花火はすごくオーガナイズされていて、駅ホームに入るまではとってもスムーズでした。

反省点は、有料チケット持ってるのに早く着き過ぎたこと。外は暑いのでなにもできなくて、イオンで涼むしかなかった。もっとゆっくり来ても大丈夫だったけど、何事も初めてで知らないことばかりで、不安(特にパトがものすごく心配性)だったから仕方なし。

2日は木曜日だったことも幸いして、心配していたほどの人混みじゃなくて良かったです!

人生で一度は行ってみたかった長岡花火にいけて、本当に満足٩( 'ω' )و


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