スウェーデンに住んでいるということで、よく聞かれる質問が、
「白夜なんでしょ?」
→ いや、そこまでじゃないです。夏でも夜はちゃんと暗くなります。
「オーラロ見た事ある?」
→いや、でも今年中にはきっと。
そして
「世界一臭い食べ物があるんでしょ?」
なぜだかわからないけれど、
スウェーデンの保存食「Surströmming(シュールストロミング)」の知名度の高さは異様です。
北の方ではよく食べるらしいけれど、私の住む南スウェーデンでは、スウェ人でも食べた事が無い人の方が多い。
でも!
そんな話を学校でぽろっとすると、クラスメイトの旦那さんが北部出身で、彼女は毎年Surströmmingパーティをしてるらしい!ということで、興味津々な私をパーティに招待してくれました。
Surströmmingとは、塩漬けされたニシン。缶詰の中でも発酵を続け、8月、9月に販売が解禁されるとか。
マンションの外で開封。ビデオで録画を始める私。
缶切りで開けて10秒ぐらいした頃に、ぷーーーーーんっと漂ってくる異臭!
「げ(゚Д゚)!!!!!!!!!!」
なんか叫びそうになったけど、淡々と開封する旦那さんをリスペクとして、「あ、思ったほど危険な臭いではないですね。。。」みたいな大人のリアクションで対応。みなさん、毎年食べているメンバーらしく、初めてなのは私だけ。
言葉でうまく表す事ができないけれど、すんごく臭いです。
なんか、下水?というのか生ゴミが腐ったというか、しっかりとした腐敗臭でした。。。
このへんからずっと口呼吸。
開封した缶詰をもって部屋に戻ると、いよいよパーティの始まりです。
まず、北部出身の旦那さんに、正統派の食べ方のレクチャーを受けます。(ずっと口呼吸)
フォークで、ニシンのお腹を切り、そこから内蔵物を取り出し、あとは背の部分や皮を剥ぎ、身だけにします。そう、かぶりつくものではないらしい。
それをTunnbröd(薄いパン)という乾物系のパンにのせ、Mandel potatis(アーモンドジャガイモ)、赤玉ねぎ、あとはサワークリームをのせていただきます。
既に臭いにやられ気味だった私は、食べられるか不安だったけど、味はそこまで悪くはない、というかただ塩辛いアンチョビみたいでした。でも鼻呼吸はできません笑
これに、スプリット(度数の強いお酒)を合わせて。
私は一匹でギブアップでしたが、北部出身の旦那さんは5匹ぐらい普通に食べててすごかった。。。
旦那さんいわく、シュールストロミングにはなにかの旨味成分が含まれていて、子ども時代から食べ続けていると、その特殊な成分が脳にインプットされて、大人になるとこの味が恋しくなるそうなw マクドナルド効果?笑
初めましての人ばかりだったけれど、とってもとっても楽しい一夜でした。
北部の人の方言が心地よかった〜
貴重な体験をさせてくれた友人に感謝!
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