30 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。Mauritshuis och Suriname





旅行5日目は、平和と司法の街ことハーグへ。

朝9時にホテルを出て、9時半の電車でハーグへ向かいます。アムステルダムーハーグ間は30分間隔で電車がでており、約45分ほどで到着。

駅から徒歩でマウリッツハイス美術館へ。

10時半頃に着いたいけれど、特に混んではいませんでした。
この美術館もミュージアムカードで入場出来ます。

マイリッツハイスはオランダ黄金時代、17世紀18世紀の絵画が時系列に沿って展示されています。この美術館の専用ガイドアプリがあるので、行かれる際は事前にアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。ガイド内容は各絵画の詳細だけでなく、宗教画、肖像画が主流だった時代から、写実主義にかわり。。。といったように、西洋美術にまったく詳しくない私でもわかりやすいように、充実した内容です。そして無料アプリです!

ここには、あの「真珠の耳飾りの女」を見るためだけに来ました。
父が昨年だか一昨年だかに東京へこの絵画を見に行き、さんざん並んだのに、絵画をみれたのはたった数秒だった。。。と嘆いたいたのと、この絵画がプリントされたグッズが大量に家にあったので、ちょっとだけ興味があった絵画。

本物を目の前にしてみると、やっぱり、すごかった。

「ホンモノ」ってすごい。

このマウリッツハイス美術館、行くか悩んだけれど、行って本当に良かった。美術館自体も歴史を感じる建物で、重厚な家具がそろい、その空間に何年も人を魅了してきた絵画が並ぶ。この空間にいるだけで、何か自身の内なるものが満たされた気分になりました。気のせいかしら。


美術館を堪能した後は、アムステルダムに帰ります。

夕方頃から、ハイネケン博物館へ。ここはミュージアムカード使えません。笑
うーん、もっといろいろと期待していたけれど、あんまり面白くなかったかな。

入場料には2杯分のビール試飲もついてきます。
オランダ語で乾杯は「ぷろーーーすと」それだけ学びました。笑


 アンネフランクの家にも行きたかったけれど、この旅行を計画した時にはすでに予約分はうまっていたし、予約無しで入場しようと思ったら、ものすごい待ち時間があるというので諦めました。実際、狙い目の夕方頃に博物館に行ってみたけれど、まだまだ長い行列でした。


オランダは土地柄家が前のめりに建っているってきいたことがあったけど、その通りでした!

この日の夕飯は、ロンリープラネットおすすめ(←)のスリナム料理!

すりなむ? なにそれ、美味しいの?

と思ってグーグルさんに聞いてみると、なんとスリナム共和国という国が南アメリカにあるらしい!知らなかった!!!!!

スリナムはもとオランダ植民地。

奴隷時代からのアフリカ系、そしてオランダ東ドイツ会社時代に、東インド(インドネシアとかインドとか)から多くの移民労働者を流入させたため、ものすごい多国籍国家になったらしい。南アメリカに位置し、インド系が多く、そして公用語はオランダ語。なにそれ、おもしろそう。

多国籍文化なところには美味しい料理がある!

この旅行中、ジャガイモやパンしか食べてなかったら、このアジア系の料理がものすごく美味しかった!やっぱ、米類麺類が恋しくなりますよね。

レストランはAlbina。
見かけは大衆食堂っぽいけれど、料理は本当に美味しかったです。

オランダは旧植民地だったインドネシア料理も有名らしいけれど、なかなか行きたい!と思えるレストランが見つかりませんでした。次回はぜひ。というかインドネシアで食べた方がいいか。


アムステルダムは自転車の街。
そのまま持って帰りたいようなおしゃれな自転車がたくさんありました。















20 9月 2015

ちりも積もれば、、、スウェーデン語習得への道。Hur utveckalas svenska språket?

スウェーデン語を勉強し始めて、はや3年。
ようやく、SAS 3(第二言語としてのスウェーデン語3)まで来れました。
このSAS3が語学コースとしては最終段階。これが終われば大学等、高等教育機関に申請することができます。

このコースがはじまって1ヶ月が経ちますが、とても順調です。先生がものすごくよい。まだ30代後半の若い先生だけれど、とても実践的に授業を進めてくれるし、個人に対してのケアも十分だし、なにより美人。笑
 
先生との相性って人によってまちまちだと思うけれど、この先生の淡々とした授業スタイルは好きです。嬉しかったのは、プレゼンのテスト後にいつものごとく「あなたはrとlをもっとトレーニングしなきゃね」というコメントをいただいたんだけど、ただそれだけではなく、スウェ語の発音教材をわざわざ準備してくれて、授業後に特別レッスンしてくれたり。嬉しす。ま、それで巻き舌ができるわけではないけれど。。。

そしてSAS(高校レベルのスウェ語)コースになってから、実践力を重視するスウェーデン教育の神髄をひときわ味わったような気がします。

SAS1、2、3を通して学んだメインのことは、

進出単語、表現、文法事項に加えて、要約が正しく的を得て書けるか、正しく参考文献の記載ができるか、議論や意見が論理的にできるか又は書けるか、問題提起し、客観的に小論文が書けるか、レトリックを用い効果的なプレゼンができるか、新聞投書が書けるか等々。

レポートの書き方も、イントロダクション、ボディ、コンクルージョンといった論文構成方法だけでなく、その中でどれだけ論理的に文章を繋ぐ事ができるか、そのための副詞を学んだり。

先生が準備した実際の新聞記事やレポートを読み進め、どれが筆者の要点で、どれが議論1で議論2はどれでなど具体的に分析したりなど、とても実用的。

剽窃に対しては本当に五月蝿いぐらい言われます。また参考文献の書き方もオックスフォード方式、ハーバード方式、両方を学びました。

私も曲がりなりにも、大学時代はたくさんレポートを書いたし、卒論も提出し、学部賞なんてもらっちゃったし、交換留学時代もちゃんと単位が取得出来るだけのレポートは英語で書けていたので、基礎知識はあると言いたい(そう思いたい)けれど、当時は何もかも手探りだったので、今でも毎回の授業で新しい発見があります。

こんなに実践的な授業を無償で受けれて申し訳ないです。
(できれば大学に入る前にこういった知識を得たかった)

ただ、この授業は実用的な語学力向上がメインなので、小説や文学に触れたりという時間は少ないです。(SAS2の時は、スウェーデン文学の巨匠達について学んだりはしたけれど)うろ覚えですが、日本の高校の国語科目は、プレゼンの仕方や小論文の書き方(受験対策コースではやったかも)の内容より、古典を読み解いたり、純文学を読んだりといった内容が多かったような気がします。それはそれで私は楽しかったな。

と、いくら高校レベルのスウェーデン語を学んでいても、語学習得にはゴールが無いのです。チリも積もればなんとやらで、目の前のことを一つ一つこなしていくしか上達の道はない。今回は私がスウェーデン語学習の際に利用した教材やサイトをまとめてみました。

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●辞書系

Folket Lexikon (スウェ語ー英語) 音声も聞けるし、活用も例文も見れるので、ずっとこればかり使っています。

Korp (例文集) 最近よく使うサイト。例文が見れるので細かなニュアンスを知りたい時に。

Bilder och animationer (絵と動画で単語を覚えるサイト)SFI時代はとりあえずここに載ってる日常単語(名詞と動詞)をひたすら覚えていました。何気に一番地味で楽しくないけど大事な作業。

 あと、最近はスウェーデン語から英語でも英語の意味がわからないことも増えました。そんな時は、

ALCの英辞郎さん (今は有料版英辞郎Proのお試しが無料期間だよ)
英語から日本語で調べても言語的距離が原因なのかよく意味が掴めない事も。
そういう時は英英辞書。

Macmillan Dictionary (音声も聞けるよ)


●発音系

スウェーデン語独習コンテンツ
スウェーデン語の発音は本当に難しいと思う。このサイトは動画付きで発音を示してくれるので本当に役立ちます。今でもたまに復習してる。

英語・発音・語彙/英語耳
英語発音のサイトだけれど、発音記号をしっかり理解することはスウェ語の発音向上にも役立つかと思い利用。苦手な母音、子音(t,s,k)の構造を学びました。

余談ですが、中学高校時代によく「英語は伝わればよい!発音なんて気にするな!度胸だ!」なんて豪語する英語教師が多かったような気がするけど、本当にそうだろうか。。。もちろん怖じ気着いて何も喋れなくなるのは本末転倒だけど、語学の習得ってまず発音から入るべきなんじゃないかと本当に思う。発音を軽視すれば文法が正しくても伝わらないってことを身をもって痛感してます。あぁ、発音。。。


●それ以外

SFI時代にたまに使ってたリンク。

Digitala spåret: Övningar på olika nivåer i svenska
Safir: digitala övningar i svenska språket 

 Lär Dig Svenska(文法まとめサイト)いつだか偶然見つけたサイト。Pertikelverb(熟語動詞)がまとめてあるので便利。


●テレビ・ラジオ系

Klartext (簡単なスウェーデン語でのラジオニュース)10分なので化粧したり、朝ご飯食べる時に何となく聞くのにちょうどいい。けど、はやくここから卒業したい。笑

Sveriges Radio のアプリで、バスの待ち時間に携帯で(たまに)聞いたりしてます。ニュース系以外に個人的に面白いと思うのは、
  •  Sverige, så funkar det(移民のいろんなスウェーデンに対する疑問に答えるもの。どうすればスウェ人の友だちを作れる?等。)
  • Språket(語学に関する話題。女性と男性の話し方は違うか、とか)
  • Radiopsykologen(視聴者からの精神的な悩みに心理学者が答える番組。自分に自信がもてなくて、とかシングルマザーでしんどい、とか)
  
SVT PlayやTV4 Playではいろんなプログラムが見放題だけど、面白い番組を見つけるのが難しい。スウェーデンのニュース系や政治討論系、Korrespondenternaを始めとするドキュメンタリー系プログラムって、やたらレベルが高いと思うのは、私のおつむが弱いからでしょうか。「世界の果てまでイッテQ」とか「笑ってこらえて」的ポジションのプログラムは少ない気がする。今はNetflixも契約しているけれど、面白いドラマって輸入ものばかりだし。

その代わり、北欧のミステリードラマは本当に面白い!!!!!!

私的おすすめ北欧ミステリー(いつまで下記サイトで見れるかわかんないけど)

Bron (Netflix)
Det tredje ögat (TV4)
Frikänt (SVT play)
Den Röda Vargen-Anika Bengtzon (TV4 or Netflix)

って、ドラマを見出したのも今年に入ってから。今でもまだ難しいけれど、字幕があればようやくドラマを楽しめる段階になってきたかな。学校に通い、授業を受ける事はもちろん言語習得に役立つとは思うけれど、それ以外でどれだけスウェーデン語に触れるかっていうのが一番大事なような気がします。

今は、Kurt Wallander(刑事ヴァランダー)をNetflixで見てます。重い。。。一つ一つのエピソードが重い。。。

テレビを見る事に加えて、読書もできればよいのだけど、課題図書が精一杯で読書する習慣がまだ出来てません。。。次の目標は気楽に(推理小説系)図書が読めるようになること。


ひとまず、秋の夜長はひたすらテレビと映画をみたいな。笑





17 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。Van Gogh Museum och Rijksmuseum

旅行4日目。もうだいぶ時間が経っちゃったけど、懲りずに書きます。笑

 ゴッホ美術館は、それはもう素晴らしいかったです。お腹いっぱいでした。

当時ゴッホの絵が売れなかったおかげで、これだけのコレクションが一箇所に集まり、100年経った今、彼の作品が世界中から鑑賞者や観光客をアムステルダムに引き寄せているなんて、とてもすごい話じゃないですか。

それに、成功者(と今なら言えるけれど、当時はとんでもない苦労者だったんだろう)の陰にはからなず支えてくれる人がいる。ゴッホにとっては、それが弟のテオだったわけで。金銭的にも精神的にも支えてくれたテオがいなければ、きっと彼の繊細な精神じゃ、10年も絵画を描き続ける事はできなかったんだろう。画家活動期が10年っていうのはとても短いけれど、テオのおかげで10年も続けれた。でもきっとテオも彼を支える事が生き甲斐の一つだったんだろう。ゴッホが死んだ後、テオも後を追うようになくなってます。

ゴッホのそれがテオだったように、人間には一人でも、たった一人でも自分を理解してくれて、自分の価値を肯定してくれる存在が必要なんだな、と思ったりしたり。

ゴッホはあらゆる職を転々とし、恋をし、自分探しを続け、27歳で画家を目指すようになる。ゴッホ美術館では、そこからの作品が時系列で見る事ができます。つまり、ダークな色彩のオランダ時代から、ゴッホ色が開花したパリ、アルル、、、、と、ゴッホの生涯を絵画とともに振り返ることができる。こんな美術館ってある?贅沢すぎる。

これだけのためにアムステルダムに行く価値は十分にあると思う。


4時間ぐらいぼーっと美術館をめぐっていると、もうお昼頃には人が溢れて、騒がしくなり、お腹も減ったので、退散。

美術館は午前中か閉館間近がおすすめです。

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ゴッホ美術館をあとにして、簡単に昼食を。
これまたロンリープラネットおすすめの、Renzo。安いし美味しいしで最高でした。


店内に可愛い猫ちゃんもいたよ。


昼食のあとは、Rejksmuseumことアムステルダム国立美術館へ。
ここもミュージアムカードで入れます。

10年の改築工事を終え、2013年に開館したばかりの美術館。

その改築工事に際して、市民との大衝突があったらしく、その騒動が映画にもなっています。が、見てません。その騒動のきっかけが、提示された改築案を見た市民が「これだと自転車が通りにくい!」と物申したのが始まりだそうです。そのせいかとても変わった建築になってました。トンネルのようになっているエントランス部分は、自転車がビュンビュンと走り去り、美術館を通り過ぎることができます。って、文章じゃ説明できないや。


 そんな国立美術館の目玉は、フェルメールの牛乳を注ぐ女を始め、オランダ黄金時代の17世紀の絵画たち。

そして、レンブラントの夜警。
(国立美術館はフラッシュなしでの写真撮影はOKだそうです。)



メジャーな絵には、解説シートがあります。
館内広いし、人も増えて来たし、このへんからヘトヘトでした。。。


 そして図書館。光で飛んじゃった。写真を撮るの難しい。


 あとおすすめなのが、美術館内のカフェ(レストラン)。
結構並んだけれど、期待以上に美味しいラテでびっくりしました。
美術館とかそういった類の内部のカフェって、あまり美味しいイメージがなかったけど、そのイメージが一遍しました。料理のメニューも地産地消を取り入れているようで、美味しそうでした。



美術館をでたら、もう夕方。そしてこの曇天。


スーパーで軽く夕食を買い、ホテルに帰って一休憩。
そのあとは、HOPPEという伝統的なダッチ風パブで一杯。なにがダッチ風なのがさっぱり。笑 ほろ酔いのまま、レッドライト地区を散歩しても、なんか欲まみれの雰囲気に気持ち悪くなってすぐ退散。私には刺激が強過ぎました。。。

すぐホテルに帰って、ホビット最終章を鑑賞しました。旅行先で映画ってw

明日はハーグへ。




10 9月 2015

Fisk i havet! :海釣り。

真っ青な空が眩しい、ある夏の日。バイト先のみんなで、海釣りに行ってきました。

海釣り!!!!!!!!初めて!!!!!

私が住む街は内陸なので、湖はたくさんあるけれど、日本海線沿いで育った私は海が恋しくなるものです。そういえば、同郷の友人が「自分は海沿いで育ったから、水を見てると落ち着く」とかなんとかって言ってたのが、今ではすごくよくわかる。私も湖沿いに家欲しいな。(←馬鹿高い。)

今回の海釣りは、カールスクローナというスウェーデン南部、バルト海に面している街で。


漁師?になるための学校に通っていたこともある元バイト仲間は、自分のボートも持ってたり、ノルウェーにスポーツ・フィッシングに行ったりなど、釣りの専門家。そんな彼が今回海釣りパーティを企画してくれました。


加工無しでこの青さ!
これがスカンディナビアンブルーってやつでしょうか。


ボートは想像していたような形ではなく、パーティ用のボートでした。コンロやテーブルが備え付けなので、釣りをしながらバーベキューも出来ます。


海がきらきら〜☆


このあたりはまだ河口なので、汽水地域です。
そんな海域で釣れるのは、これ。



Gädda(イェッダ)という、淡水魚のノーザンパイク。wikiさんによるとカワカマス科らしい。(カワカマスって何?)

 思ってた以上に大きくてビックリ。でか!
もちろんキャッチ&リリース。

今回の企画者フィリップ。写真家で釣り家で寿司職人です。

私は今回ビギナーズラック叶わず一回も釣れませんでした。。。
でも、ルアーに食い付きそうなところまではきたけれど、あまりの凶暴さ&デカさにビビって、叫んでしまったら魚は逃げて行きました。。。

今回はこのGäddaという種類の魚しか釣れませんでしたが、 この辺りではもう少し小さい、Aborreという淡水魚も釣れるらしい。

釣りが一段落したら、いよいよバーベキュー。

彼はベトナム系のスウェ人なんですが、今回ベトナム風サンドイッチ「バインミー(?)」を振る舞ってくれました。バゲットにお肉、ソース、コリアンダー、コールスローみたいなサラダを挟んで食べるもの。

こんなキラキラした海上で食べるものは何でも美味しい。


今回のもう一つのメインは、この超豪華ヨーテボリ産の海ザリガニ!!!!!!


私たちも家で海ザリガニを食べたけど、その時のとは比べ物にならないほど、大きくて新鮮で美味しかった!ありがとう、ボス!



 結局朝の10時頃から夜の6時までずーっと海のうえ。(途中トイレ休憩もしたけれど。その際半分の女の子は疲れたといって帰っていきました笑)


こんなに長い間海の上にいたことあったかな。
家に帰ってから、ずーっと身体がふわふわしてて変な感じでした。今回は天気もよくて波もあまりなかったので酔わずによかったです。


©Philip Truong Foto


楽しかった!また釣りしたい!



08 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。ICE och museum kort

3日目。今日はデュッセルドルフからアムステルダムに移動する日です。

朝はゆっくり目に起床し、デュッセルドルフのライン川沿いをふらふら散歩。

ライン川ではタンカー船か貨物船か、大型船がずっと行き来していました。

早めのお昼を駅構内で購入し、ドイツ版新幹線ICEに乗車。(チケットは事前にネットで購入し、プリントアウトしておきました。指定席です)

乗車した瞬間、ものすごい熱気。この日は20度以上あったと思いますが、車内は満席で、冷房は効いておらず、かなり暑苦しかったです。。。

しかもアムステルダムを出発した時点で、電車内通路まで人が立っている満員状態でしたが、次の駅でも同じように人が乗車。そしたら、なんと「This train is over crowded....」とかなんとかアナウンスが始まり、誰かボランティアで降りてくれるまで出発できません、など言い始めました。ボランティア?これで誰か下車するのか?!

もちろん誰も降りようとはせず、そしたら「降りてくれた人にはクーポンを差し上げます」とかなんとか。それでも誰も降りず。そりゃそうでしょ。

結局、1時間ほどすったもんだが続いたあげく、「座席がない人(立っている人)は全員下車してください」と。これにはかなりブーイングもでたみたいで、警察が出動する事態に。可哀想に。。。良かった指定席取っといて。←

しかも車内がものすごく暑いし、飲み物も水1本しか無かった私たち。本当に過酷な電車移動でした。。。

旅行中はケチらず指定席をとることをお勧めします。

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17時頃になんとか無事にアムステルダムに到着。



 実はこの日のうちに、ミュージアムカードをどこかの美術館で購入しておきたかったのですが、電車が遅れたせいで、どこの美術観もすでに閉館時間を過ぎてました。

オランダのミュージアムカード(ほぼ全ての美術館に追加料無しで入館できる。1年間有効。一人60ユーロ)を購入するか、オランダパス(美術館や、アトラクションのクーポン制の割引券。42ユーロから82ユーロ)にするか悩みましたが、今回の旅行の目的は「美術館めぐり」。ミュージアムカードは、美術館を3、4個めぐっただけでも元がとれると聞いたので、今回はこちらを選択。

それにミュージアムカードがあると、時間を持て余した時やトイレに行きたい時とか、ふらっと計画外の美術館に立ち寄れるかな〜と思ったり。

それにもしかしたら一年以内にまたオランダに来るかもしれないし?

オランダパスには、シティ観光バスの乗車券もついているようですが、アムステルダムは非常にコンパクトな街なので必要ないかな。路面電車もよく通っているし、市街地は歩けなくもない。今回は3日間有効の路面電車乗車券を、中央駅隣のツーリストインフォメーションで購入。

この日は、電車移動の疲れもあり、ホテル近場のThe Butcherといハンバーガー屋さんで夕飯。私たちは旅行中にレストランを探す時は、いつもロンリープラネットを頼りにしています。ハズレがない!それに、あんまり観光化されてないところが多いのです。
ここのハンバーガーもとっても美味しかった。

今回アムステルダムで4泊したホテルは、Citizen M

ちょっと市街地から離れたところにあるけれど、トラム5番が頻繁に通っているし、静かだし、近くにスーパーもあるし、新しくて綺麗なのでとっても良かったです。

ただものすごい狭い。そしてなぜかシャワー室が透明で丸見え。トイレは半透明。目隠し用カーテンはあれど、ラ●ホか!というような部屋だったので、ちょっとびっくりしたけれど、まー値段も安く、快適でした。

4日目は、朝一でゴッホ美術館へ。
9時開館に合わせ、8時45分には美術館に到着したけれど、すでに20メートルぐらい行列ができていました。

入館する際に、

1、チケット購入者(時間予約済み)
2、ミュージアムカード保持者(時間予約無し)
3、団体客?
4、それ以外

 と、列に別れて待ちます。

もちろん時間予約しているチケット購入者が優先なので、私たちは昨日のうちに購入しておきたかった。。。

でも、私たちは一番入館に時間のかかる立場だったにも関わらず、思ったより待たされませんでした。 朝一に来る来場者は、ほぼ全員がチケット購入済み+時間指定しているので、私たちの列(チケット購入レーン)に人はあまり並んでいませんでした。

開館から15分ほどで、入館する事ができました。ここでミュージアムカードを購入。
また同時に、オーディオガイドを5ユーロで借りました。

ゴッホの話はまた次回に。











06 9月 2015

世界一臭い食べ物、Surströmming(シュールストロミング)を、本場の人と食べてみた。

スウェーデンに住んでいるということで、よく聞かれる質問が、

「白夜なんでしょ?」

→ いや、そこまでじゃないです。夏でも夜はちゃんと暗くなります。

「オーラロ見た事ある?」

→いや、でも今年中にはきっと。

そして

「世界一臭い食べ物があるんでしょ?」

なぜだかわからないけれど、
スウェーデンの保存食「Surströmming(シュールストロミング)」の知名度の高さは異様です。

北の方ではよく食べるらしいけれど、私の住む南スウェーデンでは、スウェ人でも食べた事が無い人の方が多い。

でも!

そんな話を学校でぽろっとすると、クラスメイトの旦那さんが北部出身で、彼女は毎年Surströmmingパーティをしてるらしい!ということで、興味津々な私をパーティに招待してくれました。

Surströmmingとは、塩漬けされたニシン。缶詰の中でも発酵を続け、8月、9月に販売が解禁されるとか。


マンションの外で開封。ビデオで録画を始める私。


缶切りで開けて10秒ぐらいした頃に、ぷーーーーーんっと漂ってくる異臭!

「げ(゚Д゚)!!!!!!!!!!」

なんか叫びそうになったけど、淡々と開封する旦那さんをリスペクとして、「あ、思ったほど危険な臭いではないですね。。。」みたいな大人のリアクションで対応。みなさん、毎年食べているメンバーらしく、初めてなのは私だけ。

言葉でうまく表す事ができないけれど、すんごく臭いです。
なんか、下水?というのか生ゴミが腐ったというか、しっかりとした腐敗臭でした。。。

このへんからずっと口呼吸。

開封した缶詰をもって部屋に戻ると、いよいよパーティの始まりです。

まず、北部出身の旦那さんに、正統派の食べ方のレクチャーを受けます。(ずっと口呼吸)

フォークで、ニシンのお腹を切り、そこから内蔵物を取り出し、あとは背の部分や皮を剥ぎ、身だけにします。そう、かぶりつくものではないらしい。



それをTunnbröd(薄いパン)という乾物系のパンにのせ、Mandel potatis(アーモンドジャガイモ)、赤玉ねぎ、あとはサワークリームをのせていただきます。


 既に臭いにやられ気味だった私は、食べられるか不安だったけど、味はそこまで悪くはない、というかただ塩辛いアンチョビみたいでした。でも鼻呼吸はできません笑

これに、スプリット(度数の強いお酒)を合わせて。

私は一匹でギブアップでしたが、北部出身の旦那さんは5匹ぐらい普通に食べててすごかった。。。

旦那さんいわく、シュールストロミングにはなにかの旨味成分が含まれていて、子ども時代から食べ続けていると、その特殊な成分が脳にインプットされて、大人になるとこの味が恋しくなるそうなw マクドナルド効果?笑

初めましての人ばかりだったけれど、とってもとっても楽しい一夜でした。
北部の人の方言が心地よかった〜

貴重な体験をさせてくれた友人に感謝!









05 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。Köln och Altbier

旅行2日目。

昨日までの蒸し暑さが土砂降りに流され、ホテルを出たらひんやりとした夏の朝の匂い
。今日はデュッセルドルフから電車に乗って、大聖堂で有名なケルンに行きます。


デュッセルドルフの中央駅(Hbf)でケルン行きの一日乗車券を購入。2人で35€。
電車で30分ぐらいでした。

 ケルン中央駅を出る前から、いきなり大聖堂がどーん!



今まで行った教会の中で一番大きかった。壮大でした。
ゴシック様式の建築物では世界最大だそうです。ステンドグラスもとってもきれい。

ケルンでのランチは教会近くで、ドーネル。安くてお腹いっぱいになるので、B級グルメは貧乏旅行の強い見方!

そして、ケルン地方の地ビール、Kölsch(ケルシュ)を飲みに、旧市街地へ。まだ14時ぐらいだったけれど、店内は多くのお客さんで賑わっていました。ケルシュは、、、どんな味だったっけ?あんまり覚えてないです笑


 あとは大聖堂に戻ってゆっくりしたり、ケルンの水が語源となってるオーデコロンの4711本店に行ったり。この柑橘系コロンの匂いは懐かしのエイトフォーでした。

ケルン大聖堂、生で見れて良かった。

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その後17時ぐらいにはデュッセルドルフに戻り、街をぶらぶらと散歩。そして夜は、旧市街地のブラウハウス(自家醸造所)の一つ、狐がシンボルのFüchschen(フッシェン)へ。(ドイツ語ってスペルが難しい) 

店内も大混雑、外も大混雑。

予約なんてしてないし、がやがや本場の酒場雰囲気に圧倒されながら、席あるかな、って不安顔で店内をうろついてたら、定員のおばさんが

「あなたたち2人?席無いの?探して来てあげる!」

と。本当ラッキー!!!!!!!!!!!!!!!


ドイツ人ご夫婦やイタリア人観光客と相席だったけど、 ひとまず座れてラッキー。
ここデュッセルドルフの地ビールはAltbier(アルトビール)。上面発酵(Överjäst)の琥珀色のビールは、ドイツ版エールビールなんていわれているそうな。

 200mlの円柱グラスがアルトビールの専用グラス。

度数も高くなく、炭酸も弱め。
そして破格の2ユーロ弱。

なにこれ。めっちゃ美味しい!!!!!!
アルトビールって今まで飲んだビールの中で一番美味しい。
新鮮だからか?コクもあるし、さっぱり。なにこれ?



 この青い服を着た屈強な男性ウェイターが、乗車率200%を彷彿させるぐらい混雑してる店内を、無数のグラスが乗せられたトレイを片手で運びながら、「通るぜ〜」とビールを運ぶ姿が非常に格好よかった。資格職らしいけど、本当?


そして凄い早さでビール樽からビールを注ぐ職人さん。


私は間違いないシュニッツェル。
 パトはレバー3種盛りみたいな、ゲゲゲッとした料理でした。


塩辛く、脂っこい料理は
 
ビールが進みます。アルトビールのブラウハウスでは、グラスが空になればウェイターが勝手にビールのオカワリを持ってきます。そしてグラス一杯ごとに、コースターに線を引きます。
ただいま5杯目。

 アルトビールは本当に美味しかったし、このFüchschenは店員さんもフレンドリーで大満足でした。

明日はアムステルダムに移動です。








03 9月 2015

ドイツ・オランダ旅行。ーVincent Van Gogh ー

旅行記がまったく追いつかず、旅行から1ヶ月以上経ってしまったけれど、気にせず書き続けます。笑

日本にもネットフリックス(Netflix)がやってきたそうですね。

私も今年からだいぶお世話になってます。なんとっても、字幕が英語でもスウェ語でも見れるのが嬉しい。今は、スウェーデンの巨匠作家、ヘニング・マンケルの代表作「クルト・ヴァランダー」を見てます。おもろいです。


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今回のオランダ旅行の目的はゴッホ絵画巡りだったんですが、
ゴッホに強く興味を持ったきかっけが、

画像


ドクターフー! (ネットフリックスにもあるよ。)

(あらすじby wiki)
基本的なストーリーとして一貫しているのは、主人公のドクター(Doctor)と呼ばれる異星人が地球人の仲間とともに時空を自由に行き来して、旅をする道中で遭遇した、地球や他の惑星で起こる理不尽な外敵侵略、タイムパラドックスを防ぐために奔走するというものである。詳しい内容は、wikiで。

この第五シリーズの10話目!「Vincent and the Doctor」


ドクターがゴッホに会うっていう設定なんだけど、今では彼の絵画を見に世界中から鑑賞者がオランダにやってくるというのに、生涯1枚の絵しか売れず、自分の耳を切り落とす等の奇行に走るほど、苦難の人生を送ったゴッホ。

このドラマの終わりには、ゴッホ展が開催されている現代の美術館へ、ドクターがゴッホを連れて行くんですが、そこで老若男女が自分の絵を見ている様子に感動するゴッホ。




 このシーンが大好きで、何回もみたお気に入りの一話。

また、ドクターと一緒にゴッホが夜空を眺め、「自分には風の流れが見えるんだ」みたいに星月夜の絵の背景を説明したりと。。。

美術に詳しいわけじゃないけれど、風景画、日常画がメインのゴッホの作品は、予備知識(宗教等)なしで、鑑賞者自身の感覚で絵画を鑑賞できるから人気なんだろうな。

「ゴッホはどういう気分でこれを描いたんだろう」
「彼にはこんな風に見えていたのかな」
「この絵はゴッホ、楽しそうだね。え?悲しそうに見える?」

なんて、ツレと一緒に鑑賞を語り合えたのが楽しかった。

でも彼の作品で一番好きな、星月夜はニューヨークにあります。
なのでニューヨークに行くのが夢です。 

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アムステルダムのゴッホ美術館は、写真撮影NGです。
でもところどころで撮影ポイントがあるので記念撮影はそちらで。
















 

02 9月 2015

Kräftskiva! ザリガニパーティ。

8月、夏の終わりの風物詩といえば、ザリガニパーティ。

スウェにきてから、毎年ずっとやってます。

今回で3回目。

そうそう、先月に移住3周年を迎えました。

お祝い(?)に3本のヒマワリ。

この3年、あっという間だったような、まだ3年か、というような変な感じ。
 振り返ればいろいろあったけれど、大きな事故も病気もなく、身体共々健康に過ごせたのが一番ですね。日本の家族のみんなも問題なく元気に過ごせてるのもとってもありがたい。




そんなある日の休日は、お友達を招待して我が家でザリガニパーティ。
今年はバルコニーで。
飾り付けも一人で地味に頑張りました。

「自己満足」という言葉をスウェ人たちに教えておきました。


ザリガニは、中国産、トルコ産がほとんですが、スウェ産のザリガニもあります。値段が倍違うけれど。味はあんまり変わらないと思う。

今回はHavskräftor、海ザリガニに挑戦。これは西海岸からやってきたもの。
海ザリガニは真っ赤な湖のザリガニよりピンク色。


個人的には、この時期に売ってるザリガニ柄のお皿やコップ、ナプキンがとても可愛いと思う。 そして謎の月男のディスプレイも定番。あれ、何だろう。

コップにピントを合わせたかったのに、合わなかった。。。  

日本は中秋の名月っていったりして、9月がお月見の時期だけど、スウェでは8月が綺麗で大きな月だと有名です。(旧暦で考えれる理にかなってる、よね?)

これはお月見したいな〜