31 1月 2021

パト、34歳の誕生日。

先々週、1月16日はパト34歳の誕生日でした。 

おめでとう!\(^▽^)/

今年は運良く誕生日当日が土曜日と言うことで、「パトがやりたいことを全部叶えてあげるデー」にしました。つまり、本人プレゼンツw

まずは街のカフェで早めのランチ。

行くのはいつも同じカフェで同じ席でランチ食べてるわw

パトは豚フィレ肉、私はベジタリアンメニューのファラフェルっぽいのにしました。
ここ最近、このカフェのランチは当たりばかり。この日もとっても美味しかった!

その後に街ブラし、酒屋でたんまりお酒を買い込みました。

次に向かったのは、ベクショーの北側にあるFyllerydという自然保護区の森へ。

中心地から車で10分くらいなのに、いままで行ったことがありませんでした。ベクショーに住んで8年になるのに、こんな近場でも行ったことがない場所がたくさんあるのが不思議です。


この日は、キリッと冷えたマイナスの気温に青空という最高のコンディション。
(思い返してみれば、パトの誕生日は冬なのに毎年良い天気な気がする…天気の子か?)


Fylleryd自然保護区内の5kmのコースをぷらぷらと散歩し、途中で持参したコーヒーでフィーカ。ただね、この散歩道は急勾配の坂道ばかりです。場所によってはツルツルの坂道もあって、けっこう恐怖でしたヨ。

暗くなる前に帰宅し、ディナーの準備です。

ここ数年、誕生日はPMディナーでお祝いするのが伝統でしたが、今年の誕生日はコロナ禍に配慮してお家ディナーにしました。(ランチ外食はOKでディナーがダメなのは、お得意のダブルスタンダート)

誕生日メニューは、パトの希望で牛肉のタルタル。(を、パトが作りました笑)

左は韓国ユッケ風のタルタル(盛り付けは私!黄身が割れてショック。)、右はクラシックなタルタル。お勧めしてもらったワインもとっても美味しかった!


そしてNetflixで懐かしの「かもめ食堂」を観賞。

久々にフィンランド行きたいなぁ。

私からの誕生日プレゼントは、UNIQLOの服とswitchの桃鉄!

バースデーケーキはMr.cheesecake風!かなり美味しいからお勧めです。(レシピ

桃鉄が大好きなパト。Switchにもようやく桃鉄が発売されたので、誕生日プレゼントにナイスなタイミングでした。

私はそこまで桃鉄好きじゃないけど、この日はバースデーボーイに付き合って、2人で夜な夜な桃鉄をしました。

誕生日おめでとう!
34歳も素敵な一年になりますように。

10 1月 2021

最近観たオススメ・ドラマと映画。

2020年は、Netflixをはじめとした動画配信サイトをたくさん利用しました。


愛の不時着や他の韓国ドラマにハマりまくった春。(ブログ記事

そして相変わらず韓国ドラマを観まくっていた夏と秋。(ブログ記事

この冬もけっこう観ました。(特にコロナで自主隔離期間はずーーーっとNetflixとDisney+みてたわ)


以下自分的に面白かったドラマや映画の覚書き。(画像は全て公式サイトからスクシャ!)


これも流行った韓国ドラマ!スタートアップ。
うーん、面白かったし、最後まで一気見だったけど、不時着や梨泰院、椿の花並の中毒性はありませんでした。主人公達が若いからかな?



そして軽ーく見れたドラマ。エミリー、パリへ行く。
フランス語ができないアメリカ人が華のパリで奮闘していくって話だけど、フランス人(パリ人?)ってあんなに冷たいのー?!それならスウェーデンってめっちゃ暮らしやすくない?!って、同じヨーロッパというくくりでも、スウェとフランスじゃ全く文化が違うんだなって面白かったです。やっぱパリはいいなぁ。


そしてスウェーデン・ドラマのラブ&アナーキー。これも軽く観れてとっても面白かった笑。いろんな点ですごくスウェーデンのドラマっぽい内容でした。最近、年上女性×超年下男性のアバンチュール的な展開がスウェドラマではよく見かける気がするけど、流行りなのでしょうか?


そしてクイーンズ・ギャンビット。これはたぶん2020年で観たドラマで、不時着の次に面白かったかも。1日で一気見!流行ってるだけあるわ〜。ファッションもインテリアも音楽も素敵。

そして今日見終わった「今際の国のアリス」。日本のドラマ!!!
これ、SNSで話題になってたのは知ってたけど、うーん、生き残りゲーム系のドラマはあんまり気分じゃないなぁ、と思って手を出してなかったら、同僚が「2020年で1番のドラマ!」って激推ししてくれたので、早速視聴。(私は基本、人にオススメされたら観る派)

そしたら週末だけで見終わってしまった笑
最近のネトフリ・オリジナルドラマって本当によくできてるよね。
シーズン2が待ち遠しい!




あと、最近ようやくVPN契約をしてみました。これでNetflix日本版にアクセスできます。日本版の方が、邦画はもちろん、韓国映画もたくさんあって良き。

さっそくパトの好きな「男はつらいよ」シリーズを観てます。でもやっと11作。全48作品を観終われるまでどのくらいかかるんだろう笑

そして韓国映画のTrain to Busan。いやーもうねぇ、思ってた以上に超人間ドラマ的ゾンビ映画で、号泣。韓国映画は泣かせるのがうまいから、よいデトックスになります。ハラハラ・ドキドキ感もあるし、気持ちに訴える演出もあるし、はぁ、面白かった。



そして韓国映画でも有名な、タクシー・ドライバー。

この映画を観るまで、光州事件なんて知らなかったし、本音をいうと学生運動とか民主化デモにもあんまり興味はありませんでした。民主主義は過去の人が血を流して築き上げたもの。それをちゃんと後世にも残すのは私たち世代の役目。

あとメディアの捏造ってこういうことだったのか、とやっと理解できました。
ソン・ガンホが出る映画にハズレなし!(と言っても、これとパラサイトしか観たことないけど笑)




次は何をみようかな〜

06 1月 2021

すべてはコロナのせい。〜大喧嘩からの逆プロポーズ大作戦〜

(続きです)

この状況や環境だと、いつどこで感染してもおかしくないし「(感染は)仕方がないこと」と頭ではわかっていても、どうしても「なんで自分(だけ)が、、、」っていう被害者意識で、徐々にブラックな自分になっていた私。


散歩にもいけやしない。
誰にも会えない。
気晴らし方法が見つからない。


症状が出なかったパトも一応被害者だけど、お家生活耐性が半端ないパトは、読書をしたり、スウィッチしたり、パソコンのゲームしたり、そのリピートでもずーっとご機嫌。

ねぇ、なんでそんなに楽しそうなの?(゚Д゚)

一応家庭内感染防止として、料理やら食器洗い、洗濯といった全ての家事もパトがやってくれました。

どうにか自分もこの状況を持ち応えようと、ネトフリみたり、久しぶりに本を読んだり、(嗅覚がないことを利用して)風呂場や排水溝の掃除をしたり、半身浴を毎日してみたり、いろいろ頑張ってみたけど、なぜかどんどんダークサイドに落ちる自分。

(今振り返れば、どうせ森では誰とも接触しないんだから、散歩や軽い運動ぐらいは家でもやればよかった…でも症状はなくても「私は病人」って意識が強くて、1日中ソファでダラダラしたのがいけなかったわ。)

ヤバイよヤバイよ、、、と思いつつも、クリスマスまではどうにか平和に過ごせました。

そう、クリスマスが過ぎればこっちのもの!

今年はちょっと収入もあるし、クリスマス終わりから始まる大セール(Mellandagsrea)をすごく楽しみにしていたんです。

ネットショッピングをすれば、きっと気晴らしにもなるだろう〜

と思っていたのに、、、今年はコロナ禍で政府から「セール自粛」要請が出ていたためか、待てど暮らせどセール案内のメールがこない…お気に入りショップのサイトにいっても、小さなセールばっかり。

毎年のような大々的な「80%オフーーー!」みたいなアドレナリンが出るようなセールをどこもまったくしていない!!!!

自分でも「こんなことで?!」ってびっくりしたけど、これで心が折れたような気がします。

どんどんイライラが増してくる自分には気づいていたけど、この時期ぐらいから自分の感情をコントロールできなくなっていました。(今考えればPMSだったかも)

そして迎えた、運命の日(大袈裟)。

夫婦喧嘩は犬も食わない、というので喧嘩の詳細は割愛しますが、きっかけはパトが2020年内にやる!って言ってたことに対して、結局パトは何も行動しなかったね、と私がネチネチと文句を言い始めたことから全てが始まりました。

こうなってしまったらもう感情大暴走。別にいつもならなんでもないパトへの文句や愚痴を、捲し立てる私。今書いてて自己嫌悪で吐きそう笑 

パトは優しいし大人なので、自分の非をあっさり認めて、「そうだね、ごめんね。これからは気をつけるね」って言ってくれて、それで私も終わればいいのに、相手が傷つくと分かっている言葉をわざわざ選んで、批判して、責めて…

これ、ケンカじゃなくて、DVじゃない?

自分でも本当にDV加害者の会に参加した方がいいんじゃないかっていうぐらい、パトを酷く傷つけてしまいました。

でも今回は言ってはならない最後の一言を言ってしまったのです。

「もう、別れよう」

しかも激情型ではなく、至極冷静に。

最初は「なんてことを言ってしまったんだ…これじゃ脅しだ。」と思ったけど、「別れよう、別れたい」と言っているうちに、不思議なことに「別れてみるのもありかも?」と思い始めた自分。

もうその頃にはすでに同じ空間にいるのが苦しくて、私は他に行くところがないので、パトに2日間ほど実家に帰ってもらいました。家を出た時の、あのパトの泣きそうで、不安そうな顔が今でも忘れられません。

1人になって、いろいろ考えているうちに、

「そうか、もう私は永住ビザも仕事もあるし、経済的にも物理的にもスウェーデンで1人で生きていけるのか。」

と、自分で気付いた瞬間にちょっと嬉しく感じたのも事実。それと同時に、ここまでくるのにずーーーーっと支えてくれたパトへの申し訳なさと感謝をすごくすごく感じました。

そもそもここまで頑張れたのも、自分のためでもあるけれど、それよりスウェーデンでパトと仲良く楽しく暮らしていく目標があったからじゃないか。

そして1人で観てたネトフリの「クィーンズ・ギャンビット」が面白くて一気見。(え?)

ドラマの世界に入り込んでいるうちに、「なんで私はあんなにイライラしてたんだ?」と冷静になってきました。

「こんな面白いドラマ、パトと一緒に観たかったなぁ」。そう自然に思えた自分。

そして2日間の冷却期間をおいてパト帰宅。冷静になった私を見て安心したパト。2人でちゃんと話し合いました。

その際、今回のお詫びとしてプチ・サプライズを準備していた私。

大学を卒業し、就職したことをきっかけに、ここまで支えてくれたパトへのプレゼントとして、ちょびっとだけ良い時計を買っていました。まぁ時計は一緒に選んだので、パトは時計の存在は知ってはいたけど、私は「いつ渡そうかな〜、年末かな?年明けのパトの誕プレとして渡そうかな?(セコいw)」と、渡すタイミングを失っていました。

そして今回、仲直りの話し合いをする中で、時計と一緒にちゃんと自分の気持ちを伝えようと思いました。

自分の気持ち=今回はひどいことをたくさん言ってゴメンナサイ。今まで支えてくれてアリガトウ。これからもヨロシクね。

あれ、なんかプロポーズっぽくない?w

いくらジェンダーフリーなスウェ社会でも、プロポーズはやっぱり男からが普通なのか?私がこんなカッコ良いことしちゃったら、パトの男としての自尊心に傷つけちゃう?!って、ちょっと心配したけど、もう令和だし?いいじゃん?

と言っても、もう10年一緒だし、結婚する話はずっとしてるけど、良いタイミング(=結婚式のタイミングとお金)がなくて事実婚状態が続いている私たち。

当分コロナで結婚式も難しそうだし、個人的には別にもう籍入れなくても事実婚のままでもいいかな〜って思い始めてるし、プロポーズも今更感があるけど、けども!お互いの気持ちを伝えあうのは大事!

書いてて恥ずかしいので詳細は割愛しますが、「パトが毎朝コーヒーをいれてくれるのが嬉しいし、これからもずっとパトにコーヒー淹れてほしいし、パトと楽しく生きていきたいと思ってるんだけど。」みたいな、味噌汁プロポーズ昭和の名言を捩って伝えてみました。

パトは私の意図がわかると、「え?これってプロポーズぅ?!*+.\(( °ω° ))/.:+」って、とっても喜んでくれました。

「もちろん!これからも僕にコーヒーいれさせてください!」

なんか2人で茶番劇している気分でしたが、ちゃんと謝れて仲直りできて良かった!
逆プロポーズ大作戦大成功!(安易だなw)

コロナ陽性から、自宅隔離、ケンカ(DV?)、そして逆プロポーズ。
長々と、文才のない私のダラダラ記録記事にお付き合いくださって、ありがとうございました笑




その後、職場でケンカの話をしたら「24時間2週間もパートナーと一緒に家で過ごすなんて、人生最大の危機を乗り越えたね。もうこれから何があっても大丈夫だよ!!!!!」って、人生の先輩達にめっちゃ言われました。

あぁ、今年はもっと広い家に引っ越すぞ!




DV被害や加害に悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。参考になりました。

05 1月 2021

すべてはコロナのせい。〜隔離生活中のクリスマス〜

(続きです)

陽性結果が出た後、土日を挟んだ21日(月)にコロナ対策の看護士さんから聞き取りや、今後の指示についての電話がきました。

内容は、

  • 具体的な症状。(火曜日夜の発熱と、その後の微熱?と鼻詰まり、そして土曜日から嗅覚が弱くなった旨を報告)
  • 発症から2日前までの行動確認。(たった2日前でいいのか?と思ったけど、県の指針だと、発症から二日前までの確認で十分らしい。そりゃ感染拡大するわ。私は月曜日と火曜日は普通に無自覚症状で働いてて、就業後は直接自宅に帰って、職場とパト以外の人と濃厚接触はしてない旨を説明)
  • 持病はあるか。
  • 職場には報告したか。
  • 同居家族はいるか。
  • パートナーは自宅勤務が可能か。(同居者が自宅勤務不可能の場合は出勤できないので、保険の手続きが必要。パトはすでにクリスマス休暇中であることを報告)
  • パートナーはなにか症状があるか。
  • 感染経路の心当たりがあるか。(前記事でも書いたように、心当たりがなかったけど言える情報は全て伝えたけど、看護士さんには「ぅーん、通勤バスっぽいね」って言われました…注)頑なにマスク推奨を拒んでいたスウェーデンですが、とうとう1月から通勤時間帯は公共交通機関でのマスク使用が「推奨」されました。推奨であって義務ではない。たぶん義務付けられる法律の整備がまだ間に合ってないんだと思う)

等々。

あとは、パトもなるべく自宅から出ないように、必要最低限の買い物(できたらオンラインで)だけするように、とのこと。ありがたいことに、近所の友人夫婦が買い物代行するよーと言ってくれて助かりました。涙

県の指針にのっとって、とりえあず私は発症日から7日間の病欠兼自宅隔離が決定。そして無症状状態が48時間続いたら、県の感染症センターに連絡し、それから職場復帰するよう言われました。(※感染症センターにはクリスマス休暇中はつながらなかったので、28日(月)に連絡済み)

といっても、元々私の仕事納めが22日、仕事初めは1月なので、病欠のままクリスマス休暇に入ることに。あぁ、なんか年末特有の「やり切った感」を感じず仕舞いで残念です。


肝心のコロナの自覚症状ですが、私の場合は、

  • 腰の痛み(一晩のみ。)
  • 一晩だけ38度越えの発熱。その後は夜間に37度前半台が2、3日続いた。
  • 発熱から3日めに鼻詰まり。
  • 発熱から4日めに嗅覚低下を感じ始める。
  • 発熱から5日めに嗅覚が完璧になくなる。それにともなって味覚も低下する。

といった感じです。軽症よね?

クリスマス周辺は一日中だるさや頭痛を感じていたけど、それはずっと横になってネトフリを観ていたせいか、運動不足のせいか、やっぱりコロナのせいなのかは謎。

驚くことに、咳はまったく出なかったし、喉の痛みも感じませんでした。

でも、嗅覚がなくなったことは本当に本当に本当に恐怖で不安でした。

ググれば「後遺症でずっと嗅覚・味覚が戻らないことも」という記事があるので、このまま嗅覚や味覚が異常なままだったら、食いしん坊な私はいったい何を楽しみにスウェーデンで生きていけばいいんだろう、、、と真剣に悩みました。

味覚に関しては本当に変な感じで、チョコを食べれば甘さは感じるし、味噌汁を飲めば塩味は感じる。みかんを食べたら、甘味や酸っぱさは感じる。ビールの苦味は感じるけどビールの味がしない。うまく言葉にできませんが、味はするけど風味がしない?旨味は感じるけど、それがなにかわからない?なんだかよくわからない感覚でした。今は、もう味覚はいつも通りに戻ったかな。でも味覚力は弱ってそうです涙

嗅覚は1週間してだいぶ戻ったけど、今でも完璧には戻ってない、、、ような?

私が観察する限り、香水やシャンプー、石鹸といった人工的な香りや料理の匂いは感じるけど、体臭をあんまり感じないんです。汚い話ですが、もう2週間もデオドラントを使ってないのに、汗の臭いがしない。パトの枕の臭いがしない←。使用済みの洗濯物の臭いがしない。フロスにつく歯垢のあのいやな臭いがしない。トイレの臭いがしない。頭皮の臭いがしない。等々。

いや、若干臭うけど、前ほど臭わないって感じです。嗅覚がなくなって1週間半ぐらい経つけど、これは戻るのか?なんとも不思議な物です。

嗅覚・味覚はなくても食欲はあるので、23日はドライブスルーでKFCをピックアップし、ホーム・アローンを観ながら食べました。すっごく久しぶりにコーラも飲んだけど、甘味はするけどコーラの味はしない。味覚が狂ってても、KFCは何かの味はしっかり感じるので、子ども舌の人ってこんな感覚なのかな、とか思ったり←失礼w



そしてメインのクリスマス・イヴ。

今年は帰省せずに家で2人でクリスマスお祝いの予定だった私たち。そのためPM(レストラン)の家まで配達してくれるクリスマス料理セットを頼んでいたので、それをいただきました。

料理自体は2人分で800krの価値はまったくありませんでしたが笑、荒んだ精神状態の中で少しでもクリスマス気分を味わうことができ、ありがたかったです。



狂った味覚と嗅覚のせいなのか?、ソーセージとミートボールとヤンソンさんのグラタンがものすっっごくしょっぱくて食べきれませんでした。パトに全部あげた。

どのくらい嗅覚が壊れてたかというと、この満開のヒヤシンスに鼻を近づけてもまったく匂いがしない感じ。コロナ中は毎朝このヒヤシンスを嗅いで、どのくらい嗅覚力が残ってるか、戻ったかとチェックしていました笑




そんなこんなで、「クリスマスまで」はまだ呑気でした。
コロナ(のせいで余儀なくされたHIKIKOMORI生活)は、確実に着実に私の精神を蝕んでいたのです…

04 1月 2021

すべてはコロナのせい。〜PCR検査から陽性発覚まで〜

今日4日から仕事始め。仕事へ行くのはもう半月以上ぶりなのでちょっとドキドキでした。

というのも、2020年も残りわずか、、、というタイミングで、とうとうコロナに感染して、病欠してました。あんなに気をつけてたのに、、この私が感染、、、?

陽性と結果を受け取った時に私がどれだけ悔しく、落胆したかみなさんわかりますか?←大袈裟。笑 なんか例えるならゲームに負けた気分です。

まぁ、患者さんと密に接する職であるうえに、公共交通機関で通勤していた手前、いつ感染しても仕方がないとは思っていたけれど、実際感染すると結構ショックです。

誰かの参考になるかもしれないので、スウェーデンでコロナ感染し、検査予約〜結果、職場の対応、自身の心情といった体験談を書き綴っておきますね。

  • 12月15日(火)、帰宅中にバスに乗っていたら腰の痛みを感じる。思い返せば、これが第一の初期症状だったのかもしれない。でもその時は「疲れたなー」とは思ってたけど、体調も普通だったし、前日の在宅トレーニングからくる筋肉痛かしら?と呑気にかまえていました。帰宅後、シャワーを浴びているのに寒い!悪寒がする。これはおかしいと思って熱を測ると38.4度。何年ぶりかの38度越えで驚きました。咳もなければ、喉の痛みすらないので、まさかコロナだとは思わず、インフルを疑って早めに就寝。(解熱剤すら飲まず爆睡)


  • 16日(水)朝、汗ビッチョリで起床。熱は平熱に下がり、体調も普通。でも今は「少しの風邪の症状でも休むように」勧告が出ているので、病欠の連絡をいれる。PCR検査が必要かどうか職場に聞いたら、なんと先週から休んでいた同僚1人に陽性反応が出たらしく(職場で初)、元気な私も念のためにPCR検査を受けることに。感染者激増期間中だったので、職場経由の予約でも検査は早くて翌日とのこと。ここから体温測定の鬼と化す。ずっと36度〜で、夜になると37.0度ぐらいまで上がる(これは普通?)。熱もなければ、風邪の症状もまったくないのに外出はできないから、1日中ネトフリ見てボケーっと過ごす。


  • 17日(木)も病欠。PCR検査場までは公共交通機関が使えないので、たまたま休暇中だったパトに運転してもらって指定された時間に検査場へ。ベクショー病院の裏手にある感染症科病棟の外で待機。周囲には2〜3人検査待ちの人がいました。ここは、医療従事者専用の検査場なので完全予約制。自分の予約時間になると、3、4つあるドアの一つがあいて、職場から事前に伝えられていた、自分に当てがわれた番号を呼ばれます。中に入ると、透明のエプロンと、医療用マスク、フェイスシールドをつけた看護士さんにパーソナルナンバーを聞かれます(私たちの職場と同じレベルの軽装でびっくり。)。特にIDカード確認などは無し。検査の流れと結果の見方を教えてもらい、いざ検査。長い綿棒で、喉の奥と鼻の奥をグリグリ。すっごく痛くて涙がぽろぽろ。看護士さんに「Starckars dig」と、ティッシュをもらう。これが職場でも話題になってた「自己検査キットだと、ここまで奥に自分で突っ込むことはできないから検査の信憑性がない」ってことか、と実感しました。自分であそこまで深く突っ込むことはできないわ…何はともあれ帰宅し、またネトフリを見る。職場からどんどん「大丈夫?!」メールがきて、「あぁ、私がもし陽性で、職場で感染拡大させてたら申し訳ないなぁ。来週からクリスマス休暇で実家に帰る人もいるのに…」と無駄に人様の心配する。でもこの時点で自覚症状はまったくないので、コロナじゃないだろうと思い込むけど、実際は不安。


  • 18日(金)も病欠。右だけ鼻詰まりを感じるようになる。検査結果は、指定されたURLにアクセスし、検査の際に渡された番号を入力して自己チェックするシステムになっています。結果は1〜2日かかると言われていたので、朝から頻繁にアクセスするけど、一向に検査結果は届かず。17時を過ぎて、結果は月曜日に持ち越しか、と思って最後にアクセスすると「POSITIVT」!!



ポジティヴぅぅうううぅーーーーー(´⊙ω⊙`)


うっわ、やっべ、どうしよう。

と、思いつつも、結果を職場に報告。こういうのはボス(院長)にすべきだけど、この時はボスもコロナ検査待ちで病欠だったので、コーディネーターさんに連絡。その時に知ったけど、ボスは結局陰性だったらしい(裏山)。

コーディネーターさんには、「それは残念!クリスマス休暇前なのにかわいそうに。軽症で本当によかった!来週はこのまま病欠で、クリスマス休暇に突入ね。なにか質問あったらいつでも連絡してね。直接言えないのが残念だけど、メリークリスマス&良いお年を〜。あとみんなすごく心配してたから、もし良かったらグループチャットで報告してあげて。」

と、言われる。

えぇ、、、、「私、陽性でしたー!」ってグループチャットに書き込むのか?
しかもチャットには小一時間前にボスが「良いニュース!私はネガティブでした!」って書き込んでて、みんなが「良かったー!」って返信してる流れで、「私はポジティブでした…」って書くのか…?え、、、?

これ、少しためらった感覚がわかりますか?私だけ?

でも、私が陽性だったことを受けて、他の同僚がいっそう自身の初期症状に敏感に反応できるかもしれないと思い返し、一瞬「人様に迷惑をかけて申し訳ない精神」が通過したけど、スウェーデン生活で培った他人がどう思うかは知ったこっちゃない、他人がどう受け取るかはあっちの責任というWHO CARES精神で、事の顛末をチャットで報告。

金曜日の夜だというのに、続々と「マジか!お大事にね!メリークリスマス!」と、いろんな人から励まされる(?)。

もうこの頃から、一切のSNSをシャットダウンしました。というのも、クリスマス前というのもあってか、SNSを開けば、友人や家族とパーティだの、ショッピングだの、旅行だの(日本はGo Toやってたしね)楽しそうな投稿ばかり。顔も知らない人様の外出の投稿ですらイライラするほど、心が擦り切れていました。

今思えば、「軽症でラッキー!しかもクリスマス休暇が伸びたー!ゆっくりしよう!」と、ポジティブに発想の転換をすれば良かったのに(ポジティブなだけにw)、この時は「今後、もしかしたら症状が悪化するかもしれない不安と、未知なる後遺症への恐怖、職場で今後感染拡大するかもしれない不安、それへの申し訳なさ、それによってクリスマス休暇中に帰省できない同僚への申し訳なさ」等々、今振り返れば意味不明な「自己責任感」と、無意味な「不安の前借り」で精神状態がヤバかったです。

今になって落ち着いて自己分析すれば、この異常な思考回路は「(外国人で)新人で、やっと掴めた居場所なのに、そこで嫌われるのが怖い」という理由だったような気がします。なので、正直な話、非情にも「患者さんにも感染させちゃったかも」という不安はあまり感じませんでした。最低だけど本音。

今ならすごくおかしい思考回路って思えるのに。よほど所属場で嫌われるのが怖いようです。

でも、きっとこれもコロナのせい。コロナは思考回路をおかしくさせるようです←

結局、現在まで他の同僚内で陽性者は出なかったようなので一安心。

コロナの潜伏期間が曖昧なのもあって、感染経路はいまだに謎だけど、もう1人の陽性だった同僚はずっと病欠だったし、職場で他に感染者がいないので、彼女からではないっぽい。そう考えたら、患者から?通勤バス?スーパー?結局わからず仕舞いです。

あ、ちなみにパトは私の発症日から今日までずっと症状フリーです。…なぜ?

長くなったので、続きます。

03 1月 2021

2021年、新年の幕開けと新しい手帳。

新年、明けましておめでとうございます。

2021年、令和3年、丑年…

最後に日本で年越しを迎えたのはいつだろう、と自分のブログを読み返してみたら、2017年から2018年にかけての頃でした。そんなに昔か!!

今回は、スウェーデン生活にもすっかり慣れたのか、それとも日本生活を忘れつつあるのか、スウェーデンでの年越しも全く苦じゃないな、と感じている自分を発見した新年でした。

除夜の鐘もいいけれど、戦場か?!と思うぐらいの爆音打ち上げ花火で過ごす年越しも「あぁ、新年だな!」って感じれている自分にびっくり。年越し蕎麦もお節も美味しい純米大吟醸もないし、紅白も見れないけど、2人で好きな物を食べて飲んで、お正月は「男はつらいよ」シリーズを見て過ごすのも悪くない。

というか、お正月感云々より、個人的には正月三が日を家でゆっくり過ごせるかどうかが大事な気がする。

1月2日から日常に戻るスウェーデンのカレンダーでは、2日からふつーに仕事始め。ここ数年は2日から大学の授業に出ていました。あぁ、もうそれがないだけで就職して良かったって思える!

今年はしっぽりと2人で大晦日ディナー。

お刺身に、お寿司、牛肉のタルタル、お気に入りのスパークリング、そして酒屋で注文していた白鶴。満足!


ディナー後には近所の友人宅に伺って、お酒やスパークリングを飲みながら一年の振り返りや2021年の目標ややりたいことについてわやわやとお話ししました。

元旦は、年越し蕎麦ならぬ、年越し済手打ちうどん。


あれ、、、もっと美味しくできるはずだったのに、想像していた期待値の半分以下の出来でした笑


そして今年の手帳!

2013年から使ってきたモレスキンを卒業して、LEUCHTTURM1917、ロイヒトトゥルム1917のウィークリープランナーのA5サイズ。難しくて発音できないけど、ドイツ語で灯台という意味らしいです。スウェ語で灯台はFyr。全然似てないな!

左の緑モレスキンから右のロイヒトトゥルムへ。

まだ3日しか経ってないけど、これ、めっっっっっっっちゃ好き!良き!
デザインはモレスキンとかなり似てるけど、紙質もサイズ感も断然こっちの方が良い!

何よりも、この淡いピンク色。

ベリーニというカラーらしく、ベリーニってなんぞや?とググったら、プロセッコとピーチジュースのカクテルのことをベリーニっていうんだって。あぁ、カクテルカラーなんて、、、もう好き!!!

ピーチジュースがなかなか見つからなかったけど、もちろんお家でベリーニをやってみました。オレンジっぽくて全然手帳の色に似なかったけど、ドイツのピーチジュースはもっとピンクなのかしら?

2021年の手帳、大大大満足でスタートです!
良い年になりそう(・∀・)←単純w

2021年は気張らずに、日記みたいなブログをたくさん書き残したいな、と思っています。

誰に向けて書いているわけではなく、プロフィール欄にもあるようにこのブログは「未来の自分への覚書き」。

それを思い出させてくれた言葉が、LEUCHTTURM1917の帯に書いてありました。

手で書くこと、それは紙の上で思考することです。思考は言葉となり、文章となり、ビジュアルになります。想い出は物語になります。アイディアはプロジェクトに変貌します。メモからは展望が生まれます。私たちは、書き、理解し、それを深め、見つめ、思考するのです −手を使って。(LEUCHTTURM1917)


そうそう、(ブログは手書きじゃないけど笑)なんでもない日記でも、その私たちの想い出が、未来にはオリジナルストーリーになるんだよなぁ。すでにスウェーデン生活でたくさんストーリーができたなぁ。と、思ったのでした。


2021年も、どうぞよろしくお願いします!