(続きです)
散歩にもいけやしない。
誰にも会えない。
気晴らし方法が見つからない。
症状が出なかったパトも一応被害者だけど、お家生活耐性が半端ないパトは、読書をしたり、スウィッチしたり、パソコンのゲームしたり、そのリピートでもずーっとご機嫌。
ねぇ、なんでそんなに楽しそうなの?(゚Д゚)
一応家庭内感染防止として、料理やら食器洗い、洗濯といった全ての家事もパトがやってくれました。
どうにか自分もこの状況を持ち応えようと、ネトフリみたり、久しぶりに本を読んだり、(嗅覚がないことを利用して)風呂場や排水溝の掃除をしたり、半身浴を毎日してみたり、いろいろ頑張ってみたけど、なぜかどんどんダークサイドに落ちる自分。
(今振り返れば、どうせ森では誰とも接触しないんだから、散歩や軽い運動ぐらいは家でもやればよかった…でも症状はなくても「私は病人」って意識が強くて、1日中ソファでダラダラしたのがいけなかったわ。)
ヤバイよヤバイよ、、、と思いつつも、クリスマスまではどうにか平和に過ごせました。
そう、クリスマスが過ぎればこっちのもの!
今年はちょっと収入もあるし、クリスマス終わりから始まる大セール(Mellandagsrea)をすごく楽しみにしていたんです。
ネットショッピングをすれば、きっと気晴らしにもなるだろう〜
と思っていたのに、、、今年はコロナ禍で政府から「セール自粛」要請が出ていたためか、待てど暮らせどセール案内のメールがこない…お気に入りショップのサイトにいっても、小さなセールばっかり。
毎年のような大々的な「80%オフーーー!」みたいなアドレナリンが出るようなセールをどこもまったくしていない!!!!
自分でも「こんなことで?!」ってびっくりしたけど、これで心が折れたような気がします。
どんどんイライラが増してくる自分には気づいていたけど、この時期ぐらいから自分の感情をコントロールできなくなっていました。(今考えればPMSだったかも)
そして迎えた、運命の日(大袈裟)。
夫婦喧嘩は犬も食わない、というので喧嘩の詳細は割愛しますが、きっかけはパトが2020年内にやる!って言ってたことに対して、結局パトは何も行動しなかったね、と私がネチネチと文句を言い始めたことから全てが始まりました。
こうなってしまったらもう感情大暴走。別にいつもならなんでもないパトへの文句や愚痴を、捲し立てる私。今書いてて自己嫌悪で吐きそう笑
パトは優しいし大人なので、自分の非をあっさり認めて、「そうだね、ごめんね。これからは気をつけるね」って言ってくれて、それで私も終わればいいのに、相手が傷つくと分かっている言葉をわざわざ選んで、批判して、責めて…
これ、ケンカじゃなくて、DVじゃない?
自分でも本当にDV加害者の会に参加した方がいいんじゃないかっていうぐらい、パトを酷く傷つけてしまいました。
でも今回は言ってはならない最後の一言を言ってしまったのです。
「もう、別れよう」
しかも激情型ではなく、至極冷静に。
最初は「なんてことを言ってしまったんだ…これじゃ脅しだ。」と思ったけど、「別れよう、別れたい」と言っているうちに、不思議なことに「別れてみるのもありかも?」と思い始めた自分。
もうその頃にはすでに同じ空間にいるのが苦しくて、私は他に行くところがないので、パトに2日間ほど実家に帰ってもらいました。家を出た時の、あのパトの泣きそうで、不安そうな顔が今でも忘れられません。
1人になって、いろいろ考えているうちに、
「そうか、もう私は永住ビザも仕事もあるし、経済的にも物理的にもスウェーデンで1人で生きていけるのか。」
と、自分で気付いた瞬間にちょっと嬉しく感じたのも事実。それと同時に、ここまでくるのにずーーーーっと支えてくれたパトへの申し訳なさと感謝をすごくすごく感じました。
そもそもここまで頑張れたのも、自分のためでもあるけれど、それよりスウェーデンでパトと仲良く楽しく暮らしていく目標があったからじゃないか。
そして1人で観てたネトフリの「クィーンズ・ギャンビット」が面白くて一気見。(え?)
ドラマの世界に入り込んでいるうちに、「なんで私はあんなにイライラしてたんだ?」と冷静になってきました。
「こんな面白いドラマ、パトと一緒に観たかったなぁ」。そう自然に思えた自分。
そして2日間の冷却期間をおいてパト帰宅。冷静になった私を見て安心したパト。2人でちゃんと話し合いました。
その際、今回のお詫びとしてプチ・サプライズを準備していた私。
大学を卒業し、就職したことをきっかけに、ここまで支えてくれたパトへのプレゼントとして、ちょびっとだけ良い時計を買っていました。まぁ時計は一緒に選んだので、パトは時計の存在は知ってはいたけど、私は「いつ渡そうかな〜、年末かな?年明けのパトの誕プレとして渡そうかな?(セコいw)」と、渡すタイミングを失っていました。
そして今回、仲直りの話し合いをする中で、時計と一緒にちゃんと自分の気持ちを伝えようと思いました。
自分の気持ち=今回はひどいことをたくさん言ってゴメンナサイ。今まで支えてくれてアリガトウ。これからもヨロシクね。
あれ、なんかプロポーズっぽくない?w
いくらジェンダーフリーなスウェ社会でも、プロポーズはやっぱり男からが普通なのか?私がこんなカッコ良いことしちゃったら、パトの男としての自尊心に傷つけちゃう?!って、ちょっと心配したけど、もう令和だし?いいじゃん?
と言っても、もう10年一緒だし、結婚する話はずっとしてるけど、良いタイミング(=結婚式のタイミングとお金)がなくて事実婚状態が続いている私たち。
当分コロナで結婚式も難しそうだし、個人的には別にもう籍入れなくても事実婚のままでもいいかな〜って思い始めてるし、プロポーズも今更感があるけど、けども!お互いの気持ちを伝えあうのは大事!
書いてて恥ずかしいので詳細は割愛しますが、「パトが毎朝コーヒーをいれてくれるのが嬉しいし、これからもずっとパトにコーヒー淹れてほしいし、パトと楽しく生きていきたいと思ってるんだけど。」みたいな、味噌汁プロポーズ昭和の名言を捩って伝えてみました。
パトは私の意図がわかると、「え?これってプロポーズぅ?!*+.\(( °ω° ))/.:+」って、とっても喜んでくれました。
「もちろん!これからも僕にコーヒーいれさせてください!」
なんか2人で茶番劇している気分でしたが、ちゃんと謝れて仲直りできて良かった!
逆プロポーズ大作戦大成功!(安易だなw)
コロナ陽性から、自宅隔離、ケンカ(DV?)、そして逆プロポーズ。
長々と、文才のない私のダラダラ記録記事にお付き合いくださって、ありがとうございました笑
その後、職場でケンカの話をしたら「24時間2週間もパートナーと一緒に家で過ごすなんて、人生最大の危機を乗り越えたね。もうこれから何があっても大丈夫だよ!!!!!」って、人生の先輩達にめっちゃ言われました。
あぁ、今年はもっと広い家に引っ越すぞ!
DV被害や加害に悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。参考になりました。
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