実習のコースでは、3人目の患者さんの診察が開始。今のところ、私の担当の患者さんが「当たり」ばかりで、自分の運の良さを感じられずにはいられません。
患者さんに、良いも悪いもないし、そういう見方をするのはよくないけれど、やっぱり相性ってあるじゃん?ペアの子が、「(治療じゃなくて、性格的に)手が掛かる」患者さんを相手にしてるのをみて、私はこういう患者さんの対応がうまくなれるのだろうか、とちょっと不安になったりもします。
5月はじめに、実習の最終実技試験があります。その実技試験に加えて、今までの実習内容を考慮して(内申点?)を総合評価が出されるそうです。受かるといいなぁ。
実技試験の内容は、「診断、治療プラン、スケーリング(subもsupraも、ハンドも超音波も)、必要なら麻酔!」なのかな?まだチェックしてないや。
私の担当してる患者さんは、(残念ながら)あまり深い歯周ポケットもないので、歯石取りのさい、麻酔は必要ないかな。あーーー麻酔打ちたかったよー笑
でも、この前休憩の時間に雑談していた時に、クラス内の「優等生グループ」が愚痴をこぼしていました。
実習室8部屋に対して、先生は2人。
でも、ちょっと「遅れ気味」の学生に先生がつきっきりになる傾向があります。もちろんヘルプが必要な学生には適切な指導が必要だけど、そしたら他の子が質問があっても、ものすごい待たないといけないし、時間がなくなって、結局ちょっとしか先生のヘルプを受けれなかったり。診察時間は1時間なので、この間にすべての学生が平等にヘルプを受けるのは不可能ですよね。
かくいう私も、優等生ではないけれど、ヘルプの声が小さいので彼女たちの意見に賛同。「あ、ここ知りたいけど、先生忙しそうだし、帰ってから調べよう」ってちょっと一歩引いちゃうかも。知識の部分は調べればいいけれど、テクニックの部分は、先生に手取り足取り教えてほしいですよね〜まぁ、習うより慣れろ!かもしれないけれど。
興味深かったのが、この優等生女子たちは小さい頃からそんな経験ばっかりだったそうです。小学校、中学校では、やっぱり先生は手のかかる子に(彼女たちは男子と言っていた)つきっきりで、女子は「duktiga flickor!(女子は良い子ね〜)」って放置される傾向にあったそうです。で、気がついたらその女子たちも遅れ気味。
これって、どの国も似たような問題を抱えてると思うけど、スウェーデンは特に平等意識が強いからか、下を引っ張りあげることに夢中で、上は放置されるのかな。
でも日本で行った教育実習先の中学校の先生も、似たような事言ってたなぁ。万国共通の公立校の悩みかな。
コース1つ目はこんな感じ。
もう1つのコースの方は、先月は小児歯科がメインだったけど、今月から一気に高齢者、Gerontology(老年学)がメインです。
老年学って聞きなれないけど、wikiによると
「老年医学に隣接した分野だが、高齢者の健康に限定されたそれと違い、高齢者の健康と福祉、社会参加、衣食住とその条件整備、年金、メンタルケアなどを広く守備範囲とした研究分野である。高齢者の平均寿命が延びてきたことから、元気な高齢者も増え、社会参加や生きがい、ライフワークなどを中心としたクオリティ・オブ・ライフ (QOL)、成人後見なども重要なテーマになりつつある。」
だそうです。
個人的にはとっても興味のある分野です。
でもこのコース、課題ばっかりで大変…
今日は、とある高齢者施設に衛生士さんと訪問して、入居者さんの口腔健康状態のチェック。私が訪問した高齢者施設は田舎の方に立地していて、ザ!スウェーデン!って感じの高齢者施設でした。
ものすごい広い部屋の個室、入居者さん自身の家具が揃ってて、いろんな介護器具も取り揃えられてる感じ。施設の職員さんも余裕がある感じで、毎晩入居者さんの歯磨きやフッ素洗浄を手伝ってるっていってました。
すごくない?
もちろん協力的じゃない入居者さんもいるみたいだけど。
この高齢者施設訪問は、Uppsökande verksamhet(アウトリーチプログラム)の一貫で、ヨンショーピン県が主導で実地してる高齢者口腔健康向上プロジェクトの1つ。
Uppsökande verksamhetは、まだ勉強中でハッキリ書けないけど、特定の教育を受けた医療関係者が、特にヘルプが必要だと判断した高齢者の方をピックアップして、その方の入居ホームや、自宅に衛生士が訪問して診断するっていうもの。もちろん、高齢者側に金銭的負担はありません。
とりあえず、この課題が終わって一安心。
あとは、締め切りが近いものから羅列すると、
- 高齢者が集まるイベント会場に出向いて、歯の健康についてプレゼンとワークショップを行う(ペアワーク、来週なのにまだ準備終わってない汗)
- そのプログラムについてのプレゼン(ペアワーク、再来週)
- 1人の高齢者に、老いや健康、歯の状態についてインタビューを行い、レポートA42枚分提出、それについてのセミナー。(個人課題、再来週提出)
- 実技試験2日間(別コース)
- 歯科医療従事者の労働環境についてのレポート(6人!のグループワーク、最終プレゼン有り)
- アルコールが高齢者の口腔状態に与える影響についてのレポート(ペアワーク、最終プレゼン有り)
ざっと書いてみたけど、間に合うかな。。。(゚Д゚)
はぁ。。。。最後の2つのレポート課題、litteraturstudie(質的研究?)なので、論文読みまくらないといけないし、グループ&ペアワークだしで胃がキリキリします。
いや、メンバーは最高なんだけどね。
なんか、2つ目のコースの先生はやる気満々で良い先生なんだけど、やりたいこと全部詰め込みました!!!!!!!!って感じのコース内容なのでちょっとしんどいです。
私たちの学年は、ヨンショーピン大学の歯科衛生士プログラムが3年制になった初期生なので、色んなコースが初めて開講されるため、いろいろ改善箇所が出てきます。私たちはいわば実験台?
あと2ヶ月で4学期(2年目!)も終了!ガス欠しないように頑張りマッス!
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