12 8月 2017

遠くに住むこと。

今週は、心がゆさぶれる出来事があってヘトヘトでした。

火曜夜中に、大事な大事なパパさんが緊急搬送されたという日本からのメール。
そこから毎回LINEがなるたびに心臓がバクバクで、涙も止まらない。
こんな精神状態で働けるかと思ったけど、そんなんじゃいけないと心を強くもち日常業務を遂行。水曜日、すごい長かった。。。

こまめに状況を教えてくれた兄弟からのLINEにすごく助けられました。

一時は覚悟してくださいと言われた状態から、8時間に及んだ手術は成功、意識も戻り、もうリハビリに入っているそう。

と、書いたらあっという間だけれど、本当に本当に長い1週間でした。もうこんな思いはいやだ。

タイミングよく今はお盆の時期。西日本の各地にいる兄弟たちが、仕事を調整して地元に速攻で戻ってくれて、パニック状態のタータン(おばあちゃんのニックネーム)のそばにいてくれているようだし、みんなが戻ってきたのでタータンも楽しそうでよかったです。

私は長女だったので、金銭的にもその他いろいろとワガママもあまり言えなくて、小さい頃は、兄弟が多くていやだなぁとよく思っていたけれど、当時周囲の大人たちが「大人になったら兄弟の良さがわかるよ」と、よく言っていたように、今になって本当に兄弟いて良かったなぁと思います。

幸せとか楽しみとか、そういうのじゃなくて、いろんな辛さや重さを分散できる気がします。

はやく元気になってくれますように。

海外に住むことは、昔に比べてそこまで特別でもなくなりました。
格安航空券なら、新幹線代ぐらいで帰れたりするし、便も増えた。
でも絶対的に変わらないのは距離。

韓国や中国といったところなら、数時間で戻れるけれど、スウェからだと10時間以上はかかる。そうなると、一泊二日で帰れるものじゃないので、仕事や学校も数日休まなければならない。

休みをもらうことが問題ではなくて、(いや、職場には迷惑をかけるけど、まーそれはおいといて)今回感じたのは、「選択の難しさ」。

どこまで帰国してよくて、どこまで諦めるべきか。

今もし私が無職で学校もなく、時間がある状態だったら、今回の件では絶対帰国していました。飛行機代が高かろうが絶対帰ってました。

でも、今週と来週はがっつりシフトに入っていて、それを丸投げして「(本当の親じゃないけど)育ての親が危篤なので帰ります!」とボスにいうのをちょっとためらった。

何かあるたびに毎回帰っていたらキリがない、と思う。
もちろん帰れる状態であることに越したことはないけれど、遠くに住む以上、一線を引かないといけないこともあるような気がして。

だから去年、高校時代からずっとずっと仲良くしてくれた友人の結婚式の参列を見送った。これは諦めるべきじゃないかと判断して。でもそれは今でもちょっと後悔している涙

物理的に帰国できない状況だったら諦めもつくけれど、帰国できるお金はある、仕事休めば時間もなんとかできる、という状況で、どこまで緊急帰国を自分に許し、また帰国を諦めればいいのか、判断や選択がすごく難しいなと感じたのでした。

秋の予定がわかったら、1週間でも帰れたらいいなぁ。

2 件のコメント:

  1. >何かあるたびに毎回帰っていたらキリがない、と思う。
    そこ、難しいところですよね。駅に走ってパッと電車に飛び乗ってとんぼ返りできちゃうところには住んでいないし、ネットで飛行機のチケットを探してる間にも葛藤が生まれるし。
    行ける時に後回しにせずに家族に会いに行こう、そして楽しく過ごせば何かあった時にも自分の状況に納得がいくかな、と読みながら思いました。

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    1. 本当にそうですね。のちのち後悔がないように、できるときにはできるだけ電話をしようと今回感じました。現代のようにメールが気軽にできるようになると、電話をするのが億劫になったりするので。次回帰国するときは、家族との時間をいつも以上にとろうと思います^^

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