25 10月 2016

酔狂なひと時を。

去年、「世界一臭い缶詰」の枕詞で有名な Surströmming(すーるすとろみんぐ)を、友人宅でご馳走になりました。

去年のポスト

この缶詰は、もともとは北スウェーデンでよく食べられているそうで、私たちが暮らす南スウェーデンでは、缶詰を食べたことも開けたこともないというスウェーデン人がほとんどです。

むしろ、この缶詰を興味本位で開けてみる留学生のほうが、スウェーデン人より多いんじゃないかと思うほど。

そんなこんなで、缶詰に興味はあるけれど機会がなかった方たちと、今年もスールストロミング・パーティを開催しました。

なぜか、今回が缶詰開封3回目になるパト(ムダに経験豊富)が率先し、一同外にでます。

小雨がふるなか、豪快に缶切りで缶詰をあけていくパト。

発酵が進んでいるので、缶をあけた瞬間にぷしゅーっとガスが抜けます。

それと同じくして、周囲に広がる下水の臭い。。。

缶詰のフタをあげられるほど開封したら、炭酸水を缶に流し込み、魚のフィレをゆすぎます。(北スウェーデン出身者にいわすと、これは邪道なやり方らしいけど、仕方ない笑)

これにて無事、缶詰開封成功。

部屋に戻り、さっそく試食です。


今回の缶詰は、すでに魚の下処理がされているものでした。
一匹まるまる保存されている缶詰を開ける場合は、ナイフとフォークで、骨と内蔵を取り出して食べましょう。

Tunnbrödという、堅いクラッカーのようなパンにのせ、マンデル・ポテト、サワークリーム(gräddfil)、ネギ、玉ねぎといった薬味をのせて、サンドイッチのようにして食べます。


味は、おいしいかマズいかといわれたら美味しいんですが、部屋中に漂う下水臭が邪魔をして、なかなか箸が進みません。

去年は、この缶詰を伝統として毎年食べている方たちと一緒に食べたので、さすがに目の前で「臭いー!!無理!!」と、騒ぐことができなかったので、今回は、みんなで缶詰をさんざんケナシながら味わうことができて楽しかったです。笑

当分、口の中が下水臭いです。笑

そして、なんと主催者のおばあさんのお友達が作ったという、タンポポのワインをご馳走になりました。タンポポでワインって作れるんですね。これが最高に美味しかったです。


スールストロミングは、だいたい8月9月に食べるんですが、今年は10月になってしまいました。もう、この文化は満喫したかな。いいかな。もしかして来年もやるのかな。。。

もう紅葉も終わり頃。
どよーーーーんっとした天気の毎日です。


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