12 10月 2016

ちょっと大人になれた週末。

パト一家は仲が良い。
兄妹3人みんな仲が良い。

ママさんとパトは週に1回は電話している。
マメじゃないパトをよーく知っているパトママは
毎週決まった曜日に必ず電話をかけてくる。

パトママが音頭をとり、家族全員2ヶ月に一回は集まる。
でもパトママの希望は、きっと1ヶ月に1回は集まりたいと思う。

車がない私たちは、実家に行くとなるとどうしても泊まりになるので、今のところは2ヶ月に1回。車をゲットできたら、もう少し頻繁に会いに行きたいなとは(今のところ)思う。

私自身は、実家族と仲が良いとは思うけど、そんなに頻繁に連絡はとらないし、
今のように1年に1、2回ぐらい会うのがちょうど良いかなという距離間の家族。

なんでそんなに集まりたいんだろう、何が楽しいんだろう、って最初の頃はパト家族の仲の良さにちょっと引き気味だったけど、今はその家族の存在がどれだけ大事がわかるようになってきた。

パト一家をみていると、ご両親からの無償の愛をひしひしと感じる。

パト両親が子どもに求めるものは、社会的ステイタスの高い仕事でもなく、給料の良い安定した仕事でもなければ、キラキラしたライフスタイルでもなく、子どもたちが、ただただ幸せに生きてくれていればいい、っていうだけなんだなぁーと。

もちろん、親というものは子どもの幸せを何よりも祈っているとは思うけど、
私自身は小さい頃から、両親の言葉の節々から「幸せに生きる」こと以外の何かを「期待」されているようなプレッシャーを感じていました。それが、優等生であることだったり、進学校に合格することだったり、国立に進学することだったり、安定した職に就くことだったり。。。。

結果、そういった見えざる「期待」を全部ガン無視して、スウェに来ちゃったわけですが、それでも未だに「親・周囲に認めてもらいたい」っていう承認欲求が、ちょこっとだけ残っているわけですよ。

「親に認められたい」え、何ソレオイシイの?並に、
これーーーーっぽっちも思ったことがないだろうパトと、
未だにそんなふうに思ってしまう私との大きな違いは、
思うに、幼少時代どれだけ親と一緒の時間を過ごして、無償の愛・安心感を注いでもらって、「自分は一人の人間として価値のある存在だ」って無意識のうちに思わせてもらえたか、ということじゃないかな。

私の両親、忙しそうだった記憶しかないわ。。。

それに「子ども」を、言葉は悪いけど自分の所有物のように思っている親子観が、日本をはじめ、アジア圏には多いんじゃないでしょうか。だから、子どもへの「期待」がうまれてしまう。

その点で、自分の子どもを一人の個人としてみているような親子観が垣間みえるパト一家では、もう彼らが彼らであるだけで愛してますーっていう親の愛をすごい感じるのです。それが心地よいのですよ。

私たち兄弟が小さかった頃、両親が忙しくてかまってもらえなかったのは仕方がないことだし、そのおかげで、決してリッチではないけど、それなりの生活が送れて、部活動にも精進できて、兄弟4人大学にいかせてもらったのは感謝しています。私は留学までさせてもらったし。

でも、幼少時代に育みそびれた承認欲求というものは、今でもけっこう厄介ですが、この数年でパトやパトの家族に後付けで満たしてもらっているような気がします。あー私は私でいいんだーと。うんうん、そうだよね。

と、ダラダラと書きなぐってしまったけれど、最近のニュースとしては、パト妹妊娠!

スウェーデンでは珍しく、超ドスレートの道を進んでいる彼女(若干26歳)。

高校卒業後は、ソーシャルワークの学部に進んで3年で学士をとり、そのままソーシャルワーカーとして働いて数年。去年出会ったちょっと歳の離れた陽気な彼と一緒に家を購入したのが今年の夏。そして今妊娠2ヶ月!って、どんだけトントンなのでしょうか!

日本人みたい!

しっかり者の妹ちゃんは、シャイで受け身な兄二人と育ったからか、選んだのは対照的なめっちゃソーシャルな人。笑 彼のおかげで、パト一家に新しい風がふいています。

夜、パト両親と4人で飲んでいるとき、ちょっと冗談で「家購入も、子どもも、妹ちゃんに先越されちゃったねー」って話したら、すごい勢いで「それでも、あなたたち今幸せ(trivs)でしょ!」って説得(?)してくれたパトママの優しさが嬉しかったです。笑

うんうん、私たちは私たちなりに進んでいくさ〜





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