24 2月 2020

医療系プログラム、どうやって勉強してますか?

3年間における歯科衛生士プログラム、最後となる試験に無事合格しておりました!

もうこれで筆記試験なし!

6学期目は、卒論とたぶんレポートの提出で終わるコースだけなので、これが本当に最後の試験でした!衛生士免許に必要な試験は全部クリアした事になるのかな。(スウェの衛生士免許取得には、国家試験とかはありません)

筆記試験の結果は、微妙なD(A〜Eの5段階評価)でしたが、クラスの半分が落ちてる試験に一発で合格できたので良しとしよう。


でも、実技試験の方はVGで嬉しかったです!試験官からはとってもポジティブなフィードバックがもらえたので、語学的には不利でも自信になりました。
接客業経験のおかげで、お客さん(患者さん)との会話に慣れていたのは良かったかも。



ということで、この3年間で下記のコース等を受講してきたわけですが、ほぼ全てのコースで筆記試験があったかな。

その経験を踏まえて、スウェーデンの大学やYHで医療系のプログラムに進学する際に、もしかしたら参考になるかもしれない勉強方法(試験対策)をシェアしてみたいと思います。

もちろん、同じ医療系でも、看護師プログラムや理学療法士とはまた勉強方法や試験内容が変わってくるかと思うけど。言えることは、衛生士プログラムの筆記試験は、コツさえつかめばパスするのはそこまで大変ではありませんでした。

(医療系でも、医者や歯科医はまた別次元でしょうね)



ヨンショーピン大学歯科衛生士プログラムのカリキュラム。(HP
訳してみたけど、意味わかんないなw

というのも、医療系コースでありがたいのが、試験に受かるための勉強が、日本の受験勉強方法とかなり似ているという事。

うまく言語化できないのだけど、社会学とか文学とかの試験は、試験内容を覚えればいいだけでは足りませんよね。なんというか、地頭の良さが求められるというか?

でも、例えば上記画像内でいえば、口腔健康学や、解剖生理学といった医療系基礎科目の試験は、センター試験の生物の勉強方法によく似ていました。

えぇ、高校・大学受験を経てきた私にとっては得意分野ですよ。地頭はよくないけど、試験勉強の経験は豊富な方です。

大抵の授業は、パワーポイントをベースで進められると思います。私は、毎回パワポのPDFを印刷して、授業中は直接書き込むようにしていました。(クラス前側に陣取る優秀スウェ人女子学生らも印刷PDFに手書き派のようでした)

文字はパソコンで書くほうが早いけれど、矢印といった記号を書き込んだり、スウェ語日本語ごちゃまぜでメモをするには手書きの方が効率的。

授業中のコメント+復習時の書き込み。
 最初の頃は、授業前にパワポを予習して知らない単語を調べたりしてたけど、途中からめんどくさくなってやめました。でもその代わりに、復習に時間をかけるようにしました。

できればその日のうちに、無理ならなるべく早く、参考書やネットを駆使してパワポの中身を調べていきます。授業中に100%理解するのは無理なので、授業中に聞いてわからないところは授業後に先生に聞いてもわからないので、いさぎよく諦めてグーグル先生に助けてもらいます。もちろんKällkritikは大切だけどね。

(医療関係なら、日本語でも十分同じクオリティの情報がネットでも得られる。こことか。→https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth

そうそう、わからないところを検索してて気づいたのが、日本の個人歯科医院の先生たちってとっても勉強熱心で、ご自身のHPや医院HPでたくさんの情報をシェアされててすごいなと思いました。

歯周病のメカニズム、MMPとかTIMPsとか授業で聞いてもわけわかんなかったけど、たくさん日本語の情報が読めて助かりました。



そしてPDFでの復習が終わったら、時間があるときにその内容をまとめておきます。
高校時代、試験前に手書きでノートをまとめて試験対策しませんでした?それとまったく同じ要領です。ただ、手書きがパソコンになっただけ。

基本的に試験はパワポの範囲内からしか出ないので、授業のパワポを理解しておけば十分。

ティーンエージャーの頃は、手書きでセルなんか書いて、試験対策ノートをまとめるのにとっても時間がかかっていたけど、今はパソコンのコピペでサクサクです。便利だわ〜

ちなみにMacだと、command+シフトキー+4で範囲選択のコピーが簡単にできるよ?

ここで役に立つのが、E-Book。写真転載権利の関係なのか、(それとも意地悪なだけ?)特定の先生は、症例写真や画像がたくさん記載されたパワポをベースに授業を進めるけど、学生がダウンロードできるパワポPDFには、画像類が全て消されている場合もあります。そういう時は、指定参考書のE-bookバージョンから画像を拝借(コピペ)して、自分オリジナルのまとめノートを作成します。

目的は、知識を整理して理解を深めるため。

このパワポPDF→参考書を見てノートにまとめ直す方法で、1年目の解剖生理学から最後まで試験勉強をしてきました。



このノートにまとめる方法は好き嫌いもあるし、合うか合わないかは性格にもよると思います。例えばパトやクラスメイトの男子なんかは、ひたすら参考資料を読んで理解を深めるスタイルだそうです。(パトは特に本当に何も書かない!)

今はパソコンでまとめることができるので、時間はそんなにかからないし、まとめる過程で理解も深まるので、私にはとても合っていた勉強法でした。

しかも、全ての授業をまとめているので、実習中でわからないことがあれば、まとめバインダーをひらいてすぐ復習できたので便利でした。あと、ノートまとめをする過程で、参考にした教科書やHPの出典も書きとどめておけば、あとで簡単に読み返すこともできるので便利!

といった具合に、この3年間は試験対策をしてきました。
毎回そこまで良い成績をとれたわけじゃないけれど、ほぼ毎回一発で合格できていたのでこの方法が合ってたのかな。

医療系、特に歯科衛生士や歯科助手で勉強される方はぜひ参考にしてみてください♪


狭心症と心筋梗塞の違いをまとめたり。(病態生理学)
心臓の画像コピペしてまとめたり(解剖生理学)





0 件のコメント:

コメントを投稿