今週は忙しいわけじゃないんだけど、気持ちがそわそわする事が続くのでだいぶお疲れです。やっと明日は金曜日〜
今日は今週の山場の1つだった、う蝕学(虫歯についての学問)のセミナーでした。
セミナー苦手なんです〜
毎回、ランダムに5.6人のグループにわけられて、いくつか質問を与えられ、それについてディスカッションして、まとめを〇時までに書いて提出してね。みたいな課題内容なんですが、グループでディスカッションするだけならまだしも、その内容を書き起こすって日本語でも難しいのに!スウェーデン語なんて!しかも時間制限付き!
運良く?所謂デキる子たちと同じグループになったら、その子たちが率先して書いて、私は考えをちょろっと口頭で話して参加してますアピールをして笑、難なく課題は提出できます。
(でもそういう場合は、自分はしっかり準備してても、数人の子たちがメインで課題をバーって書き進めちゃって、流れについていけなくて(もちろん私が悪い)、あんまりセミナーに参加した気/貢献した気がしないので、それはそれでモヤモヤする。もちろんネイティブの彼女たちが、率先してやってくれるのはすごい助かるし、ありがたい事だけど)
あんまり準備してない系と一緒になったらなったでフラストレーション。事前資料を読んでないのに、与えられた課題を思いつきで答えようとするから、全く的外れなことを話しがちだったり。それでもやっぱりネイティブだから、彼女たち主導でグループワークは進んでいく。。。真面目にちゃんと読み込んできた自分って何なんだろう、って思ったりする笑
まぁ、私が、読み込むだけじゃなくて、彼女たちに匹敵する発言力をつければいい話なんだけどねぇ。
セミナーなのに、みんなでディスカッションすることなく、ひたすらパソコンでカチカチ文字を打つ時間ってなんなんでしょう…
今日のセミナーも似たような感じでした。
与えられた質問が6個だったので、それを6人で分担して各自で解答を書きました。
私の担当した質問は、セミナー用に事前に準備していた部分と被ってたので、いつもよりは簡単に書けてよかったです。でも、あとでネイティブの子に添削はしてもらったけど。
でも驚いたのが!!!シリア人のクラスメイト!
彼女は、クラスでは数少ない、私と同じ移民1世で、30代。母国では歯科技工士をしていたらしく、とっても賢い人ですが、ちょっと我が強め。まぁあちらの国の方特有というか笑
グループワークの終盤に、全員で各自の解答文を読み返したんだけど、彼女のパートはもろ教科書の写しじゃないですか!え、Plagiat(剽窃)って知ってます?!しかも回答部分を読んでみたら、全く的外れじゃないですか!え、質問理解してた?
この時点で私は超ビックリしたんですが、他の子はそれを彼女に直接咎めることもなく、文章を一緒に直してあげていて、優しいなぁと思いました。
時間がなかったので、今回仕切ってくれてた子が、「これ質問に関係ない内容だと思うけど、これで提出しちゃっていいかな」とボソリ。
いや、もういいですとも!本当ありがとう!!!君無しじゃ出来なかったよ!
何だかなぁ。
私がもっと文章力があって貢献できたらいいんだけど、こういうタフな役割を、いつも同じ女子たちがセミナーのたびに担ってくれてるかと思うと、ちょっと罪悪感。
それにしても、シリア人の子は悪びれることもなく、ずっと飄々としていたのに改めてカルチャーショックをうけました。私は他の子みたいに文章を直してあげたりしたわけじゃないけど、その態度にけっこうイラっとしたよ?でも相手が悪びれる姿を期待するって、健全ではないとわかっているけれど。
言葉にハンデがあるもの同士だからこそ?もっと頑張れよ!ちゃんと書こうとしろよ!じゃなきゃ、クラスから移民一世組(非ネイティブ)はお荷物扱いされるだろ!!って思ってしまった今日でした。
でも、今日のセミナーは、私なりにちゃんと自分の仕事ができたので概ねよかったかな。
でもやっぱあんまり議論した!って感じじゃなかったけどね。
そうそう、そのセミナーに向けて事前に読んでくるように言われた参考資料の中の1つに、日本で実施された研究がありました。
タイトルは、Restorative Treatment Thresholds for Proximal Caries in Dental PBRN
(Kakudate, N., Sumida, F., Matsumoto, Y., Manabe, K., Yokoyama, Y., Gilbert, G. H., & Gordan, V. V. (2012). Restorative Treatment Thresholds for Proximal Caries in Dental PBRN. Journal of Dental Research, 91(12), 1202–1208. https://doi.org/10.1177/0022034512464778)
専門用語がわからないので、自分の言葉でかくと、日本の歯科医師が、歯と歯の間の虫歯を診察し、どこまで進行が進んでいたら削る治療を始めるか、みたいな内容です。
北欧諸国では、初期の虫歯(エナメル質の虫歯)だと、いくらカリエスリスクの高い(虫歯歴が多く、口内環境がよくない等)患者相手でも、かなりの高い確率で、削る治療はせずに、フッ素を塗って要観察になります。
一方で、この2012年の研究では、日本の歯科医師は、患者のカリエスリスクが高い場合だと、なんと!74%の歯科医師がエナメル質の初期虫歯でさえ削る治療を決断したんだそうです。カリエスリスクが低い場合でも、47%の歯科医師が治療を選択。
スウェーデンと日本では、虫歯の治療診断が、大きく異なるんですね。
日本での歯科事情なんて全く知らないから、スウェーデンの虫歯診断のガイドラインがスタンダードな私としては、これ読んでビックリですよ!
初期の虫歯(象牙質まで侵出してない虫歯)は、高濃度のフッ素を塗布して、虫歯の進行をストップさせ、再石灰化をうながし、虫歯を削らずに「治す」のを目指します。
もしかしたら、私って、小さい頃に必要以上に削られたから、今こんなに詰め物が多いんでしょうか・・・?
って思ったけど、国によって違いがあるのは、その国ならではの理由があるんだと思います。その理由が何なのかは知らないけどね。
もしかして標準濃度のフッ素入り歯磨き粉が、ようやく近年になってスーパーでも売られるようになった日本では、日常的にフッ素塗布する機会が少なくて、日本人の虫歯の進行はスウェーデンのそれよりだいぶ早いのかもしれない?
そもそも民族的に、歯が脆い?笑
せっかく歯科分野では日本の論文がたくさんあるんだから、余力があったらいろいろ読んでみたいなぁ〜
さぁ、今週は明日のプレゼンで終わり!
もう一日頑張ろう♪
14 3月 2019
08 3月 2019
学生クリニックでの実習開始と幼稚園訪問。
さてさて、3月に入って学生クリニックでの実習が始まりました。
前回のコースでは、比較的、若くて健康な患者さんだけが対象でしたが、今回は一般の患者さん。
30代から80代まで、症状も様々な患者さんの健診、診断、治療を行います。
私も先週、さっそく今学期初めての患者さんを受け持ちました。
前回に比べたら、あんまり緊張はしなかった!
事前に全体の流れのイメージをして、要所で必要な表現とかを準備していたからかな?
でもところどころで、「え?」「ん?」って聞き返されて、アシスタント役のペアの子に助けてもらったり、何か言われた時に一回でわからなかったら、患者さんが即ペアの子に話しかけるっていう状況になって、それに軽く落ち込んだり…
次回はもっと、簡単でわかりやすい言い方ができるように心がけたいな。
落ち込む暇があったらそれを改善できるように努力あるのみ!(忘れやすいので太字大文字で)
でも口の中って本当に千差万別だね。
年齢も関係あると思うけど、開口度合いが小さいとすごくやりにくいし、舌が邪魔で邪魔で奥歯が見えない!!!患者さんの舌圧に負けないように、ミラーでプッシュ返ししたけど、なかなか時間がかかりました。
実習室で人形相手に練習したりしてるけど、生身の人間相手だと全くの別物。
やっぱり習うより慣れろ、ですね。
今回私たちが出会う患者さんは、学生クリニックにあえて予約してくれてる人たので、おそらく発展途上である学生に理解があるよね?(一般クリニックの半額ですむっていうのも大きな理由だと思うけど)この機会を大事にして、しっかり「練習」させてもらいたいと思います。中には十何年も学生クリニックに通っている患者さんも結構いるみたい。ありがたいですね〜
そして、先週のとある日、クラスの子と幼稚園に行ってきました。
授業の課題の1つ「子どもから青年に向けての訪問授業」です。
対象の年齢グループは自分たちで選ぶことができたので、私たちは幼稚園児(4、5才)にしました。
他の友達は、喫煙が口腔健康に与える影響を中学生に説明したりしたそう。訪問授業のプレゼンが来週にあるので、クラスの他の子がどんな訪問授業をしたのか聞けるのが楽しみです。
それにしても、5歳の子たちの知識の豊富さに驚いたよ〜
物心つく前から歯医者で健診を受けてるおかげか、「甘いものは歯に悪い、歯磨きは1日2回、甘いものを食べた後は口を水でゆすぐ、歯磨き粉で歯磨きした後は水であまりすすがない、水と牛乳は歯に良い」等々、いろいろお話ししてくれました。
素晴らしいですね(゚Д゚)
もちろん私たちが訪問した幼稚園が、郊外の住宅街で比較的に落ち着いたエリアに立地していたことも関係あったかと思います。親の指導や教育がしっかりしてる、といいますか…
普段子どもと関わることなんで皆無なので、子どもとの接し方や、ちゃんと話を聞いてくれるか不安だったけど、幼稚園の先生が2人もついてくれて、ちょいちょいアクティブになる子を制止してくれたので助かりました。
いやーいい雰囲気の幼稚園だった!
散々、甘いものは歯に悪いよ〜歯磨き頑張ろうね〜って子どもに話した後に、その日はFettisdagだったのでセムラを食べてお疲れ様会。笑
なんで幼稚園園児を対象にしたかというと、スウェーデンでは、カリエス(虫歯)フリーの子どもの割合は長年上昇し続けていたけれど、近年になって6歳児のカリエスフリーの子の割合が減少傾向にあることを、授業で知ったからです。
6歳になる頃に、奥歯に永久歯が生え始めます。この奥歯、超大事!ちなみに私はこの上下左右の奥歯4本とも治療済み!(威張ることではない)
だから永久歯に生え変わる前である幼稚園時期に、ちゃんと歯に関する知識(日本の業界ではデンタルIQというらしい?)を子ども自身が身につけておくことが大事!
下記のグラフでは、6歳の子(緑のライン)を見れば、2013年では80%弱の子が虫歯ゼロ。
2011年頃に80%に到達してたけど、徐々に現象傾向にあります。
ちなみに、2020年までにカリエスフリーの6歳児の割合を80%に到達させるっていうのが、WHOがヨーロッパに掲げた目標の1つでもあります。(なんとなくスウェーデンって世界機関が掲げたグローバルゴールといった目標をちゃんと達成させるように頑張ってるよね。偉いわ〜)
そしてヨンショーピン県ではといと、、、
2017年、がくっと落ちてますねぇ。6歳の子(赤のライン)は、2017年で75%弱の子がカリエスフリー。
2012年頃をピークに、割合が減っているのがわかります。
カリエスフリーの子の割合が減少傾向にある原因は、いろいろ考えられるけど、やっぱり移民的背景の子が増えた &/orスウェーデンで生まれ育っていない親が増えた=子どもへの予防歯科の知識が浅い、というのが大きな原因の1つだそうです。
ツイッターで繋がってるスウェーデンの歯医者さんも、最近は子どもの虫歯が増えたってよく呟いておられました。
短い期間で移民が急激に増えたスウェーデンでは、セグリゲーションの問題はよく取り上げられるけど、歯科の分野でも格差があるんですね。
興味深かったです!
前回のコースでは、比較的、若くて健康な患者さんだけが対象でしたが、今回は一般の患者さん。
30代から80代まで、症状も様々な患者さんの健診、診断、治療を行います。
私も先週、さっそく今学期初めての患者さんを受け持ちました。
前回に比べたら、あんまり緊張はしなかった!
事前に全体の流れのイメージをして、要所で必要な表現とかを準備していたからかな?
でもところどころで、「え?」「ん?」って聞き返されて、アシスタント役のペアの子に助けてもらったり、何か言われた時に一回でわからなかったら、患者さんが即ペアの子に話しかけるっていう状況になって、それに軽く落ち込んだり…
次回はもっと、簡単でわかりやすい言い方ができるように心がけたいな。
落ち込む暇があったらそれを改善できるように努力あるのみ!(忘れやすいので太字大文字で)
でも口の中って本当に千差万別だね。
年齢も関係あると思うけど、開口度合いが小さいとすごくやりにくいし、舌が邪魔で邪魔で奥歯が見えない!!!患者さんの舌圧に負けないように、ミラーでプッシュ返ししたけど、なかなか時間がかかりました。
実習室で人形相手に練習したりしてるけど、生身の人間相手だと全くの別物。
やっぱり習うより慣れろ、ですね。
今回私たちが出会う患者さんは、学生クリニックにあえて予約してくれてる人たので、おそらく発展途上である学生に理解があるよね?(一般クリニックの半額ですむっていうのも大きな理由だと思うけど)この機会を大事にして、しっかり「練習」させてもらいたいと思います。中には十何年も学生クリニックに通っている患者さんも結構いるみたい。ありがたいですね〜
地下にある孤独な実習室。学生証で入館できるのでいつでも入れる。 |
そして、先週のとある日、クラスの子と幼稚園に行ってきました。
授業の課題の1つ「子どもから青年に向けての訪問授業」です。
対象の年齢グループは自分たちで選ぶことができたので、私たちは幼稚園児(4、5才)にしました。
他の友達は、喫煙が口腔健康に与える影響を中学生に説明したりしたそう。訪問授業のプレゼンが来週にあるので、クラスの他の子がどんな訪問授業をしたのか聞けるのが楽しみです。
それにしても、5歳の子たちの知識の豊富さに驚いたよ〜
物心つく前から歯医者で健診を受けてるおかげか、「甘いものは歯に悪い、歯磨きは1日2回、甘いものを食べた後は口を水でゆすぐ、歯磨き粉で歯磨きした後は水であまりすすがない、水と牛乳は歯に良い」等々、いろいろお話ししてくれました。
素晴らしいですね(゚Д゚)
もちろん私たちが訪問した幼稚園が、郊外の住宅街で比較的に落ち着いたエリアに立地していたことも関係あったかと思います。親の指導や教育がしっかりしてる、といいますか…
アクティビティとして、ハッピーな歯と悲しい歯を準備。 「お菓子は歯をハッピーにする?歯磨きをしないと歯はどんな気持ちになる?」 |
普段子どもと関わることなんで皆無なので、子どもとの接し方や、ちゃんと話を聞いてくれるか不安だったけど、幼稚園の先生が2人もついてくれて、ちょいちょいアクティブになる子を制止してくれたので助かりました。
いやーいい雰囲気の幼稚園だった!
散々、甘いものは歯に悪いよ〜歯磨き頑張ろうね〜って子どもに話した後に、その日はFettisdagだったのでセムラを食べてお疲れ様会。笑
田舎にあるクラシックなカフェが好き。この日はたくさんのおじいちゃんおばあちゃんがカフェでセムラを食べてました。 |
なんで幼稚園園児を対象にしたかというと、スウェーデンでは、カリエス(虫歯)フリーの子どもの割合は長年上昇し続けていたけれど、近年になって6歳児のカリエスフリーの子の割合が減少傾向にあることを、授業で知ったからです。
6歳になる頃に、奥歯に永久歯が生え始めます。この奥歯、超大事!ちなみに私はこの上下左右の奥歯4本とも治療済み!(威張ることではない)
だから永久歯に生え変わる前である幼稚園時期に、ちゃんと歯に関する知識(日本の業界ではデンタルIQというらしい?)を子ども自身が身につけておくことが大事!
下記のグラフでは、6歳の子(緑のライン)を見れば、2013年では80%弱の子が虫歯ゼロ。
2011年頃に80%に到達してたけど、徐々に現象傾向にあります。
ちなみに、2020年までにカリエスフリーの6歳児の割合を80%に到達させるっていうのが、WHOがヨーロッパに掲げた目標の1つでもあります。(なんとなくスウェーデンって世界機関が掲げたグローバルゴールといった目標をちゃんと達成させるように頑張ってるよね。偉いわ〜)
参考 |
そしてヨンショーピン県ではといと、、、
2017年、がくっと落ちてますねぇ。6歳の子(赤のライン)は、2017年で75%弱の子がカリエスフリー。
2012年頃をピークに、割合が減っているのがわかります。
Föreläsning: Bestämningsfaktorer för karies och gingivit hos barn och ungdomar. Anna Lena Sundell, Odontologiska Institutionen i Jönköping |
カリエスフリーの子の割合が減少傾向にある原因は、いろいろ考えられるけど、やっぱり移民的背景の子が増えた &/orスウェーデンで生まれ育っていない親が増えた=子どもへの予防歯科の知識が浅い、というのが大きな原因の1つだそうです。
ツイッターで繋がってるスウェーデンの歯医者さんも、最近は子どもの虫歯が増えたってよく呟いておられました。
短い期間で移民が急激に増えたスウェーデンでは、セグリゲーションの問題はよく取り上げられるけど、歯科の分野でも格差があるんですね。
興味深かったです!
07 3月 2019
試験の結果と、IZAKAYA MOSHI in ヨンショーピン。
この時(1月の話ですね)に受けた再試の結果が返ってきて、無事合格\(^▽^)/
筆記試験の結果と、実技試験の結果を合わせた総合成績が、Bでした!
やったー\(^▽^)/
なかなかAはとれないけれど、Bでもすっごく嬉しいです
とある土曜日にあった再試の日に、パトがヨンショーピンまで遊びにきてくれました。
試験後、駅前で待ち合わせて、Idlewild beer café(https://www.idlewildbrewingco.com/)でビールで乾杯。
ヨンショーピンの駅横には、かつてマッチ工場だった跡地を利用して、ヒップスター的なレストランやカフェ、バーがあったりします。
そして美味しい地ビールを堪能した後は、ヨンショーピンのIZAKAYA MOSHIでちょっとだけリッチなディナー。ベクショー のIZAKAYA MOSHIにはたまに行くけど、ヨンショーピンの方のお店は初!
けっこう賑わってました。
そしてまさかのカウンター席!混んでたから、料理がくるまで結構時間がかかったけど、コックさんが料理や盛り付けをしているところをカウンター越しに覗き見できて面白かったです。
今回もタルタル系メインで!
他にも色々食べたけど、1つ1つが小洒落てて、何より大好きなタルタルやタタキ系をたくさん堪能できたので大満足!
土曜日の夜は、そのまま下宿先に2人で泊まり、翌日日曜日は朝から近所の公園を散歩したり、ショッピングやランチ、そして映画館でボヘミアンラプソディを鑑賞。
丸一日外出するデートっぽいことはしたのは久しぶりだったので、たまには良いもんですね〜
週末婚生活も不便だけど、楽しもうと思えば楽しめるもの。
でももう週末に試験受けたくないな。。。
筆記試験の結果と、実技試験の結果を合わせた総合成績が、Bでした!
やったー\(^▽^)/
なかなかAはとれないけれど、Bでもすっごく嬉しいです
とある土曜日にあった再試の日に、パトがヨンショーピンまで遊びにきてくれました。
試験後、駅前で待ち合わせて、Idlewild beer café(https://www.idlewildbrewingco.com/)でビールで乾杯。
ヨンショーピンの駅横には、かつてマッチ工場だった跡地を利用して、ヒップスター的なレストランやカフェ、バーがあったりします。
そして美味しい地ビールを堪能した後は、ヨンショーピンのIZAKAYA MOSHIでちょっとだけリッチなディナー。ベクショー のIZAKAYA MOSHIにはたまに行くけど、ヨンショーピンの方のお店は初!
けっこう賑わってました。
そしてまさかのカウンター席!混んでたから、料理がくるまで結構時間がかかったけど、コックさんが料理や盛り付けをしているところをカウンター越しに覗き見できて面白かったです。
今回もタルタル系メインで!
たぶんTATAKI |
サーモンのタルタル。美味しかった! |
いろんな生肉系。笑 |
ちゃんと野菜も!ピーマンのグリル。 |
キャラメルアイス。すごいしょっぱかった! |
他にも色々食べたけど、1つ1つが小洒落てて、何より大好きなタルタルやタタキ系をたくさん堪能できたので大満足!
土曜日の夜は、そのまま下宿先に2人で泊まり、翌日日曜日は朝から近所の公園を散歩したり、ショッピングやランチ、そして映画館でボヘミアンラプソディを鑑賞。
丸一日外出するデートっぽいことはしたのは久しぶりだったので、たまには良いもんですね〜
週末婚生活も不便だけど、楽しもうと思えば楽しめるもの。
でももう週末に試験受けたくないな。。。
02 3月 2019
口腔ケア(デンタルケア)してますか?
最近お金の話が多くて恐縮ですが、なにせ私、学生の身分で貧乏なもので少しでも無駄な出費を減らして、その分美味しいものを食べたり、旅行したりしたいんです。。。
まだ日本で働いていた頃、勝間和代さんをはじめとする、その他数名経営者陣の座談会に行ったことがありました。その時、「一番の節約は健康でいること」と話されていたことをよく思い出します。
精神病やガン、原因不明の難病にかかるのは仕方がないことだけど、予防できる病気、例えば生活習慣病などはできるだけ予防すべきです。医療費って、家計だけじゃなく社会にも大きなインパクトを与える出費。社会の持続可能性を維持するためにも、個々人の予防への意識はとても大切なことだと、大学でもかなり言われます。
そして何よりも予防できる生活習慣病は、歯周病!!!!歯周病って名前は耳にするけれど、意外とそれが何なのかわからなかったりしません?
この前友達に、「虫歯と歯周病って何が違うの?」って聞かれて驚きました。 そうか、そうだよね、私だって大学を始める前は、歯周病の事はあんまり知らなかったもんね。
超簡単に言ったら、虫歯は、バクテリアが砂糖などの餌をもとに酸を作り出し、その酸によって、歯のカルシウムとかリンといった成分が溶け出して歯に穴があいた状態。(参考)
予防歯科先進国と言われるスウェーデンで、予防歯科のプロである歯科衛生士になろうとしている私、実はあまりよろしい歯の状態ではありませんでした。
私は小さい頃から歯医者さんの常連で、今では治療済みの歯がめっちゃあります。何気に銀歯もあります。 高校〜大学生ぐらいからは歯医者に通わなくなったし、つい近年までは歯磨きも上手にできていなかったのもあって、スウェーデンでも2本治療しました。
スウェーデンで生まれ育ったクラスメートたちは、ほぼ全員が虫歯ゼロで治療経験ゼロ。2、3本の治療済みの歯があるのは数名。 これがスウェーデンのスタンダード?!
想像してみてください。そんな歯の状態のクラスメイトに混じって実習する私の立場を。。。マジ恥ずかしい。。。
でもこの恥ずかしい気持ちを先生に少し相談したら、「恥ずかしがる必要はないし、その経験はより患者さんに寄り添えるわ!」って励まされました。
それにパトには「虫歯が多かったは親の責任だよ」とも言われました。あはは。
治療済みの歯は新品には戻らないので、すでにできている小さな虫歯がこれ以上進行しないように気をつけています。 でも歯の病気で気をつけないといけないのは虫歯だけじゃありません。歯周病も、十分に予防できる病気です。
虫歯が、歯自身に発症する病気に対して、歯周病は、歯の周りを支えている歯茎やその下にある骨(歯槽骨)が影響を受ける病気。
口腔内には何種類もの常在菌が存在するわけだけど、歯周病に関連する菌が、歯と歯茎の境目にたまって白い塊のプラークができます。 プラークは柔らかいので、歯磨きや歯間ブラシなどを使って自分で取り除くことができます。
そのプラークが、唾液の働きによってミネラル化し、硬くなって歯にくっついているのが歯石(tandsten)です。硬くなってしまった歯石は、歯磨きではとれないので、歯科医に通い、歯医者又は衛生士によって特別な器具を使って取り除く必要があります。よく歯石取りにいく〜って聞きますよね。
この菌の塊であるプラークや歯石に体内の免疫機能が反応して、歯茎に炎症を起こします。他の体の部位で起こる炎症反応と同じように、歯茎も赤く腫れて、出血しやすくなります。 歯磨きや糸ようじの使用だけで出血するようなら、歯茎が炎症している証拠。
炎症している状態は、歯肉炎(tandköttsinflammation/gingivit)と言います。
この状態なら、炎症の原因になっているプラークや歯石を取り除けば、数週間で炎症は収まり、出血もしなくなります。
私も2年ほど前までは、糸ようじを使えばいろんな箇所から出血するぐらいの歯肉炎でしたが、今はまったく出血しません。
歯肉炎を改善させず、そのまま放置していたら、ながーーーーーい時間をかけて、次第に歯茎の炎症が歯を支えている周囲の組織や骨まで広がり、骨が溶かされ、歯がグラつくようになります。その過程で、歯周ポケットもかなり深くなります。(スウェーデンでは4mm以上深かったら記録します。健康な状態なら1-2mm程度)。歯周ポケットが深くなると、自分でのケアも難しくなり、余計プラークや歯石がたまり、病状は悪化するばかり。(=定期的に歯科医へ通う必要ができて、コストもかかる)
この状態になると歯周病(tandlossning/parodontit)となり、最悪、歯が抜け落ちます。 根気強い治療で、歯肉の腫れを改善させて、進行をとまらすことはできるけど、一度なくなってしまった骨は簡単に元には戻りません。近年は、歯槽骨再生技術の研究が盛んで、将来は歯周病も治せる病気になるかもしれないけれど、できるなら今から予防しておくのがベスト。
歯周病で怖いのは、歯がぐらつくほどまで進行していても、痛みといったわかりやすい症状がでないこと。歯がぐらつくようになってようやく歯科医にいっても、もう病気の進行をストップさせるぐらいしかできないし、ぐらついている歯を抜くしか道が残ってなかったり。
歯肉炎や歯周病の予防は、とにかくプラークを綺麗に取り除くこと。適切な自分でのケア。
もちろん、免疫機能に影響をあたえる、ストレスや喫煙、糖尿病等の疾病や、ホルモンバランスが崩れる妊娠が歯周病にかかりやすくなる要因になりえるけれど、
日々のデンタルケアが一番大事!
プラークが硬い歯石になって歯科医通いする前に、毎日自分で柔らかいプラークを掃除してあげること!
私も最近ようやくデンタルケアの習慣が身につきました。(衛生士になる以上、自分でケアぐらいはしないとね)おかげさまで、歯茎の状態はかなり良好です。
今日は私がスウェーデンでどんな風にケアをしているかちょっとだけご紹介します。
スウェーデン予防歯科界隈で奨励されているのは、1日2回、2分間、2cmのフッ素入り歯磨き粉でブラッシングすること。
私の場合は、
そして虫歯予防に大切なのは、フッ素配合の歯磨き粉で、通称お口クチュクチュメソッドを使うこと。スウェーデン語で「sila skum metoden」と言われる方法ですが、フッ素配合の歯磨き粉で歯を磨いた後、泡を歯全体にいき渡せるようにクチュククチュ。
そしてその後はなるべく水でゆすがず、フッ素を口内に残すこと。
スウェーデンで売ってる歯磨き粉のほとんどはフッ素配合なので、どれでもいいと思うけど、私は知覚過敏気味なのでsensodyne。
Sensodyneって日本のシュミテクトと同じ商品って知ってました?私は知りませんでしたよ?!!!?!
(https://www.hagashimiru.jp/)←HPアドレスが面白すぎる笑 これ公式よね?
よく口内炎ができるちょっと繊細な(笑)パトは、界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウム(Sodium lauryl sulfate、SLS)無配合のzendium使ってます。
時々、Flux(フッ素入りの口内洗浄水)で口をゆすいだり。↓これ、パッションフルーツ味で美味しいよ〜
手遅れになる前に、なるべく自分でケアして、健康な口腔状態を保ちたいものです…
私は毎晩糸ようじで歯間掃除もして、普通の歯磨きだけしてるパトより倍の時間をかけてデンタルケアしているけど、彼は虫歯はできない。歯科矯正済みともあって羨ましいほどの整った歯並びや、元々虫歯ができにくい体質(唾液の質?)も関係しているかな。
でも、所謂「大人の病気」である歯周病はアラサーのこれからが勝負だからね!
1177に歯間ブラシや糸ようじ、適切なブラッシング法などが動画で紹介されてます。スウェ語勉強ついでにどうぞ!(https://www.1177.se/Kronoberg/Tema/Tander/Skotsel/Rena-tander/)
まだ日本で働いていた頃、勝間和代さんをはじめとする、その他数名経営者陣の座談会に行ったことがありました。その時、「一番の節約は健康でいること」と話されていたことをよく思い出します。
精神病やガン、原因不明の難病にかかるのは仕方がないことだけど、予防できる病気、例えば生活習慣病などはできるだけ予防すべきです。医療費って、家計だけじゃなく社会にも大きなインパクトを与える出費。社会の持続可能性を維持するためにも、個々人の予防への意識はとても大切なことだと、大学でもかなり言われます。
そして何よりも予防できる生活習慣病は、歯周病!!!!歯周病って名前は耳にするけれど、意外とそれが何なのかわからなかったりしません?
この前友達に、「虫歯と歯周病って何が違うの?」って聞かれて驚きました。 そうか、そうだよね、私だって大学を始める前は、歯周病の事はあんまり知らなかったもんね。
超簡単に言ったら、虫歯は、バクテリアが砂糖などの餌をもとに酸を作り出し、その酸によって、歯のカルシウムとかリンといった成分が溶け出して歯に穴があいた状態。(参考)
予防歯科先進国と言われるスウェーデンで、予防歯科のプロである歯科衛生士になろうとしている私、実はあまりよろしい歯の状態ではありませんでした。
私は小さい頃から歯医者さんの常連で、今では治療済みの歯がめっちゃあります。何気に銀歯もあります。 高校〜大学生ぐらいからは歯医者に通わなくなったし、つい近年までは歯磨きも上手にできていなかったのもあって、スウェーデンでも2本治療しました。
スウェーデンで生まれ育ったクラスメートたちは、ほぼ全員が虫歯ゼロで治療経験ゼロ。2、3本の治療済みの歯があるのは数名。 これがスウェーデンのスタンダード?!
想像してみてください。そんな歯の状態のクラスメイトに混じって実習する私の立場を。。。マジ恥ずかしい。。。
でもこの恥ずかしい気持ちを先生に少し相談したら、「恥ずかしがる必要はないし、その経験はより患者さんに寄り添えるわ!」って励まされました。
それにパトには「虫歯が多かったは親の責任だよ」とも言われました。あはは。
治療済みの歯は新品には戻らないので、すでにできている小さな虫歯がこれ以上進行しないように気をつけています。 でも歯の病気で気をつけないといけないのは虫歯だけじゃありません。歯周病も、十分に予防できる病気です。
虫歯が、歯自身に発症する病気に対して、歯周病は、歯の周りを支えている歯茎やその下にある骨(歯槽骨)が影響を受ける病気。
口腔内には何種類もの常在菌が存在するわけだけど、歯周病に関連する菌が、歯と歯茎の境目にたまって白い塊のプラークができます。 プラークは柔らかいので、歯磨きや歯間ブラシなどを使って自分で取り除くことができます。
そのプラークが、唾液の働きによってミネラル化し、硬くなって歯にくっついているのが歯石(tandsten)です。硬くなってしまった歯石は、歯磨きではとれないので、歯科医に通い、歯医者又は衛生士によって特別な器具を使って取り除く必要があります。よく歯石取りにいく〜って聞きますよね。
この菌の塊であるプラークや歯石に体内の免疫機能が反応して、歯茎に炎症を起こします。他の体の部位で起こる炎症反応と同じように、歯茎も赤く腫れて、出血しやすくなります。 歯磨きや糸ようじの使用だけで出血するようなら、歯茎が炎症している証拠。
炎症している状態は、歯肉炎(tandköttsinflammation/gingivit)と言います。
この状態なら、炎症の原因になっているプラークや歯石を取り除けば、数週間で炎症は収まり、出血もしなくなります。
私も2年ほど前までは、糸ようじを使えばいろんな箇所から出血するぐらいの歯肉炎でしたが、今はまったく出血しません。
歯肉炎を改善させず、そのまま放置していたら、ながーーーーーい時間をかけて、次第に歯茎の炎症が歯を支えている周囲の組織や骨まで広がり、骨が溶かされ、歯がグラつくようになります。その過程で、歯周ポケットもかなり深くなります。(スウェーデンでは4mm以上深かったら記録します。健康な状態なら1-2mm程度)。歯周ポケットが深くなると、自分でのケアも難しくなり、余計プラークや歯石がたまり、病状は悪化するばかり。(=定期的に歯科医へ通う必要ができて、コストもかかる)
この状態になると歯周病(tandlossning/parodontit)となり、最悪、歯が抜け落ちます。 根気強い治療で、歯肉の腫れを改善させて、進行をとまらすことはできるけど、一度なくなってしまった骨は簡単に元には戻りません。近年は、歯槽骨再生技術の研究が盛んで、将来は歯周病も治せる病気になるかもしれないけれど、できるなら今から予防しておくのがベスト。
歯周病で怖いのは、歯がぐらつくほどまで進行していても、痛みといったわかりやすい症状がでないこと。歯がぐらつくようになってようやく歯科医にいっても、もう病気の進行をストップさせるぐらいしかできないし、ぐらついている歯を抜くしか道が残ってなかったり。
歯肉炎や歯周病の予防は、とにかくプラークを綺麗に取り除くこと。適切な自分でのケア。
もちろん、免疫機能に影響をあたえる、ストレスや喫煙、糖尿病等の疾病や、ホルモンバランスが崩れる妊娠が歯周病にかかりやすくなる要因になりえるけれど、
日々のデンタルケアが一番大事!
プラークが硬い歯石になって歯科医通いする前に、毎日自分で柔らかいプラークを掃除してあげること!
私も最近ようやくデンタルケアの習慣が身につきました。(衛生士になる以上、自分でケアぐらいはしないとね)おかげさまで、歯茎の状態はかなり良好です。
今日は私がスウェーデンでどんな風にケアをしているかちょっとだけご紹介します。
スウェーデン予防歯科界隈で奨励されているのは、1日2回、2分間、2cmのフッ素入り歯磨き粉でブラッシングすること。
私の場合は、
- 朝: 1回歯ブラシで歯磨き。特に歯と歯茎の境目を意識する。
- 夜: 糸ようじで歯間掃除をした後、電動歯ブラシで2分間ブラッシング(歯磨き粉なしで)、その後、普通の歯ブラシで歯磨き粉を歯に塗りつけるような感じで仕上げ。
夜の二度手間ブラッシング方法は、歯医者さんに教えてもらいました。電動歯ブラシで歯磨き粉をつけて磨くと、泡立ちがよくてちゃんと磨けてるかわかりにくくなるので。
そして虫歯予防に大切なのは、フッ素配合の歯磨き粉で、通称お口クチュクチュメソッドを使うこと。スウェーデン語で「sila skum metoden」と言われる方法ですが、フッ素配合の歯磨き粉で歯を磨いた後、泡を歯全体にいき渡せるようにクチュククチュ。
そしてその後はなるべく水でゆすがず、フッ素を口内に残すこと。
スウェーデンで売ってる歯磨き粉のほとんどはフッ素配合なので、どれでもいいと思うけど、私は知覚過敏気味なのでsensodyne。
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Sensodyneって日本のシュミテクトと同じ商品って知ってました?私は知りませんでしたよ?!!!?!
(https://www.hagashimiru.jp/)←HPアドレスが面白すぎる笑 これ公式よね?
よく口内炎ができるちょっと繊細な(笑)パトは、界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウム(Sodium lauryl sulfate、SLS)無配合のzendium使ってます。
歯ブラシは、Made in SwedenのTePe!ブラシの質が大好き! |
時々、Flux(フッ素入りの口内洗浄水)で口をゆすいだり。↓これ、パッションフルーツ味で美味しいよ〜
手遅れになる前に、なるべく自分でケアして、健康な口腔状態を保ちたいものです…
私は毎晩糸ようじで歯間掃除もして、普通の歯磨きだけしてるパトより倍の時間をかけてデンタルケアしているけど、彼は虫歯はできない。歯科矯正済みともあって羨ましいほどの整った歯並びや、元々虫歯ができにくい体質(唾液の質?)も関係しているかな。
でも、所謂「大人の病気」である歯周病はアラサーのこれからが勝負だからね!
1177に歯間ブラシや糸ようじ、適切なブラッシング法などが動画で紹介されてます。スウェ語勉強ついでにどうぞ!(https://www.1177.se/Kronoberg/Tema/Tander/Skotsel/Rena-tander/)
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