28 12月 2015

GOD JUL!

スウェーデンで過ごすクリスマスも、もう4回目になりました。

(去年の23日は、旧職場で23時ぐらいまで残って片付けや掃除をしていて、一緒に入ってたエベリーナと「みんな家で家族とゆっくりしているのに、なんでうちらはここでホースまいてんだろうね」なんて自虐しあったのが良い思い出。)

今年も23日は働かせてもらったけれど、職場はクリスマスグッズが飾られたカフェ!多くのお客さんと「God jul」と言い合ったり、お歳暮のようにプレゼントを持ってくる常連さんとオーナーご夫婦のやりとりを見ながら、例年以上にクリスマスというか年の瀬を感じました。職場からは暖かい心遣いもいただいて、ほかほかな気分で仕事納め。

23日は、ラブアクチュアリーを鑑賞。


スウェーデンのクリスマスは24日が本番ですが、今年はパトの兄弟たちはそれぞれのパートナー側の家族と24日をお祝いして、25日がパト一家でのクリスマスパーティということになったそうで、24日はパパママとパトと私だけ。

お昼についたら、さっそくミルク粥。
最初は苦手でしたが、今ならちょっとは食べられる。
あと、パパさんがクリスマス限定ビールをたくさん買っていてくれたので、いろんな種類のビールが飲めて楽しかったです。


15時からはFIKAをしながらドナルドダック鑑賞。


と思ったら、もう夕ご飯の時間。今夜は大人4人ということで、ママさんがとっても豪華なコース料理を準備してくれてました。(写真無いけれど)
24日に美味しい料理でお祝いして、25日に家族でクリスマス料理を食べる。この感じ良いかも!

25日は、午後から親戚一同が集まりみんなでFIKA。パトのおばさん夫婦や従兄弟やその子どもなど。FIkaが終わったと思えば、すぐ夕飯。

もうクリスマスって食べて飲む事しかしてないんじゃないか。。。
料理は、いつもの通り、サーモン、シル、ハム、ソーセージ、ミートボール、レバーパテ、ヤンソンさん、パン、チーズ各種。美味しいかってきかれたら、返事に困るけれど、みんなで囲む夕食はプライスレス!(とか言ってみる)
今年は、お肉屋さんにツテがあるパト妹のパートナーさんが、ものすごい美味しい肉類を持って来てくれたので、ビールが進むったらありゃしない。



夕食のあとは、プレゼント交換。毎年、アリエナイ数のプレゼントを買っていたけれど、今年は、シークレットサンタ方式を採用。というのは、アプリをダウンロードして、そこに自分の欲しいものリストを記入。すると、自動でアプリが家族メンバーをシャッフルして、自分のプレゼント購入相手を決めてくれます。一人が相手一人を担当。プレゼントが一個で済むのです!!!!!!画期的!!!!!!!!!(でもないかな)
なんと私の購入相手はまさかのパト!笑 サプライズも何もないので、何が欲しいか聞いて、ホットサンドメーカーを購入。それじゃつまらないから、ちょっとしたプチサプライズも準備。とても喜んでくれました。

私のシークレットサンタは誰かな♡とドキドキしていたら、パト兄嫁さんでした。私の希望は、お料理が美味しそうに見えるお皿、又はお風呂グッズ。
そしたらなんと!ロールストランドのスウェディッシュグレイスの白!私の好みドンピシャのプレゼントを頂いて、とっても嬉しかったです!彼女、ちょっと苦手だったけど一気に好きになりました。笑

それでも子どもは例外。お兄さん夫婦の二人息子にはものすごい数のプレゼントが与えられてました。まーうちらも彼らには買ったけれど。いいのか悪いのか。うむむ。

可愛いとね、いろいろあげたくなっちゃうよね



今年のクリスマスはとてもあっという間に感じました。パトご両親と4人で過ごす時間がいつもより長かったので、いろいろお話できたのが良かったのかな。料理もお酒も最高でした。いつもいつもありがとうございます。

さて、こんな投げやりなポストが今年最終投稿になりそうです。あと2時間後には日本に向けて出発します。お正月帰省はそれこそ3年ぶり。これまたたくさん食べて飲んで、素敵なお正月帰省になるといいな。家族とパトがたくさん交流出来たらいいな。おばあちゃんがパトを気に入ってくれるといいな笑

如何せんフライト前日はなるべく寝不足でいる主義なので、夜中まで色々していたら結局完全徹夜になってしまいました。でも、最終お土産買い物もすんだし、学校の冬休み課題もちゃんと提出できたし、プチ掃除もできたし、ふー良かった!あとはお世話になった方々にメールをして、電車で食べるサンドイッチを作って、シャワーを浴びて、最後のパッキングをしたいと思います。

誰に向けて書いているかわからないけれど(笑)、今年も1年たいへんお世話になりました。本当に良い年でした。私もパトも家族もみんな元気で健康に過ごす事ができたし、SAS3も合格できたし、仕事を辞めた後すぐに条件のよい職場に巡り会えたし、新しい出会いもたくさんあったし、オランダでゴッホにも会えたし、年末にはまた日本に帰省できるっていうね。ありがたいですね。

2016年も、みんな元気で健康に過ごせますように。




クリスマスパーティと忘年会。


駆け足で過ぎていった12月。今年も残るところあと3日になりました。そんな12月をインスタの写真から振り返ってみます。

今年は例年より早めにクリスマスの飾りを出したのですが、今年は初めてツリーを買ってみました!ホンモノのもみの木ではないけど、モリモリしてて可愛い!12月初旬に購入しましたが、枯れることなく今も元気です。来年もこの種類のツリーを買おう。

あとは職場でいただいたアドベントカレンダー。12月から毎日一窓ずつあけて、中のチョコを食べます。それがイブまで続くので、クリスマス気分を高めてくれます。




今年はLussekattも焼いてみたり。

12月は、今年お世話になった人に会いたくなる時期。なので、いつも以上に積極的に連絡を取り合い、会いたかった旧友と再会し、一緒にご飯を食べれたのがよかったです。みんな働いてたり、大学行っていたりといろいろ。

そしてお世話になった職場のオーナーご夫婦をやっと我が家にご招待。たこ焼きパーティをしました。


そして、12月中盤は職場でのクリスマスパーティ。スタッフのみんなと常連さんで、わいわいと持ち寄りパーティ。みなさんが持って来た料理が美味しくて、今年一番食べたかも。。。


暖炉に火をつけて。
もふもふ猫。

みんなの持ち寄り。全部美味しかった!

そしてプレゼントタイム。一人100KRぐらいのものを準備して、3つのサイコロをふり2つのぞろ目がでたら、一つプレゼントがもらえます。


食べ過ぎじゃちゃったけれど、とても楽しいパーティでした!感謝\(^▽^)/

そしてその次の週は、仲間内での忘年会。定番すき焼きと、前回の帰省の際にいただいた福寿をようやく開けました。美味しかった☆

締めは麻雀。日本か!

写真ばかりになってしまったけれど、よく遊び、よく笑い、よく食べた12月でした。

今年は暖冬?






10 12月 2015

Småprata:世間話のコツ。

先々週、パトの学生時代の友人に招待され、彼の結婚式に参列してきました。
土曜日の夕方に到着し、日曜日の午後に帰るという日程だったうえ、天候も暴風雨だったのであまり何も出来ませんでしたが、それでもしっかりリフレッシュできた小旅行でした。本当はガムラスタンのクリスマスマーケットとかNKのディスプレイとか見て回りたかったな。

曇天どーん

さて、スウェーデンに来てから、人間関係を築くうえで一番の難関だった所謂「småprata」。初めましての人との世間話。ただでさえ、スウェ語力に制限があるのに、よく言われるようにシャイ気質のスウェーデン人から気を利かせて話題をふってくれるってことはあまりない。時々そういうのに長けた人はいるけれど、いつもではない。

そもそも世間話の内容って国民性だったり、お互いの共通点だったり、文化的背景で大きく変わってくるものです。国民性といっても、もちろん世代や性別、個人で違ってくるのは当然ですが。

日本に暮らす「日本人(と、ひとくくりにするのは嫌いだけれど)」相手だと、それなりに状況に適した世間話の話題が自分で考えられるけど、それが違う国の人だったりしたら、どこまで攻めればいいか(笑)判断が難しい!

一般的な国民性イメージと自身の友人たちとの関わりから言わせてもらうと、一気にぐいぐいとパーソナルな部分に踏み込んでくれる、ラテン系や東南アジア系の方とは世間話に困る事はあまりないような気がします。

それか、共通点が多かったら世間話も盛り上がるので、私だったら、スウェーデンに住んでる日本人はもちろん、スウェーデンに移住してきた人だったり、他国に住んだ事のある人だったら、一気に親近感がわいて話題に困る事はない(と思う)。あとは、興味のある仕事についている人だったり、食べる事が好きな人だったり、旅行が好きな人だったり等など。

スウェーデンという欧州の北国に住んで思ったのは、文化的共通認識がないと、話についていくのは難しい。例えば、欧米の有名人だったり、有名シリーズ、テレビプログラム、著名キャスター、映画、ベストセラー、宗教、有名政治家、ベストヒットソングだったり、場合によっては有名コックだったり笑。よくも悪くも日本と欧州(スウェーデン)は、物理的にも文化的にも離れているので、日本のごく一般家庭で育った私はそう言うバックグランドは欧州で育った人とは共有できていないなーとは思います。日本で流行った洋楽だったり、映画、シリーズならわかるけれど。(別にそれが悪い事とは思いません。私の世代のJPOPは素晴らしかったし、日本のドラマだって名作ぞろい。)

なので、言ってる言葉は理解出来るようになったのに、内容がわからない、話にはいっていけないてことは、こういうことが原因なんだなーって最近考えるようになりました。

もちろん、日本人との会話でもそういう状況になることはあるけれど。例えば、芸能関係なんてもうついていけないし、私世代だと、子育て関係の話など。

でも結局は、Kemi!
お互いの相性が一番大事ですよね。

海外生活をするうえで、現地の人となるべく広く関わるようにするメリットは、語学力向上以外に、いや、それ以上に、一般的なスウェーデン人がどんな内容の話を日々しているのかを知ることだと思うのです。日本とスウェーデン社会を比べた話だったり、日本の話をすれば良いって言ってくれる人はいますが、今後出会う人が全員日本に興味を持ってくれているとは限らないし笑、最初はよくてもそれ以上に発展しないので。

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そう、話を戻すと、この結婚式の後の夕食会ってまさにsmåprataのオンパレードなわけで、今回の私は頑張りました。もう今までのように、貝のように口を閉ざした人形状態ではない!喋りかけてくれないのなら、私が会話のイニシアティブをとってやろうじゃないか、われぃ!という心意気で望みました。

でもだいたいこういう夕食の場は、話に長けた人がうまい塩梅で各テーブルにちりばめられているので、こういう人が話題を切り盛りします。なので、名テーブルもいつのまにか二つの会話グループにわかれていました。(私はもちろん聞き役)
それでも、隣の人や、目の前に座っている人とは、個人的に有意義な世間話ができた(と思っている)ので良かったと思います。お疲れさまでした、私。

今回学んだ事は、目の前の二人(男性)が、あからさまに横を向き、話題を振りまくちょっと離れた話し手の会話を聞き続けていても(聞いているだけ、会話に参加している訳ではない)、「この人たち、私なんかと話したくないのかしら。。。外国人の私なんとか喋りたくないかしら。。。」なんてネガティブに考えずに、とりあえず話しかけてみると、めっちゃ話してくれるってこと。なんだよ、恥ずかしがりやさんですか。

なので、もし同じ状況(目の前の人が、自分と話したくなさそうにしている)におちいった人がいれば、そこで諦めずに、目の前の人に話しかけてあげてください。きっと彼らはシャイなだけです。いや、本当に冷たい人はいると思うけど、そういう人は無視しましょう。

夕食会といった、今後会う事があるだろうか?という人たちとの世間話の最初のスタートは、日本もスウェーデンも似ているような気がします。

(結婚式だったら)新郎又は新婦とはどういう関係か。
今は何をしているのか。仕事か勉強か。
そんな仕事をしているのか。
どんな内容を学んでいるのか。
どこに住んでいるのか。
そこでアパートを見つけるのは難しくないか。(スウェーデン共通の問題)
今日はどうやって来たのか。
出身はどこか。(ちょっとデリケートだけど)

などなど。個人的なことはあまり話さないですね。

同じ世間話でも、職場や学校での世間話(次に繋がる関係)だったらもっと、個人的なことも聞いていいのかな。

住んでる場所だったり、一人で住んでいるか、兄弟はいるのか、趣味は?週末は何するの?週末は何したの?とかとか?

人間関係って難しい!笑
でも結局は相性がものをいうので、あまり気張らず広く浅くがモットーです。

25 11月 2015

Förberedelse inför vintern: 冬対策。

紅葉に癒やされた秋が終わり、南スウェーデンでにも冬がやってきました。
日が長く、青空広がるスウェーデンの夏は言わずもがな最高ですが、肌に刺さるような寒さの中で白樺が並んでいるスウェーデンの冬の情景もとっても素敵だと思います。(ただし晴天に限る。)

今日は日本から引っ越した自分が、スウェーデンの冬を越すために必須だと思うものと大事だと思う事を書き綴りたいと思います。

☆服装編

  • ヒートテック8分袖(そいやUNIQLOのストックホルム開店の話はどうなったんだろう)
  • ヒートテックのレギンスまたはタイツ(上半身は意外と暖かいけれど、ジャケットが届かない足はジーパン一枚ではものすごく冷えるので、下に薄めのタイツをはいてます。)
  • スキーウェア並の防水ジャケット(日本で使っていた冬用のコートは薄っぺらくてスウェーデンの冬に不向き。でも11月下旬から12月初旬のマイナスまでいかないけど、0度から1、2度あたりの気温の時は、UNIQLOのウルトラライトダウン(襟無し)をコートの下に着て重ね着。スウェーデンでは老若男女よくFjällrvenのジャケット着ている人が多い。)
  • 滑らないブーツ(南スウェーデンはあまり降雪はないけれど、凍る!滑る!危ない!ので、すべらないブーツ。私はまだ手に入れてない。。。Dr.martensで乗り切っているけれど足元冷えます)
  • タッチパネル対応の手袋。(バスの待ち時間に携帯を触るとき、いちいち手袋外してたら寒すぎる)
    私は数年前に買った無印。反応良し!

☆食べ物編

スウェーデンの冬は日照時間が短いので、ビタミンD不足に陥るというのはよく聞く話だけど、どんだけ必要なのでしょう。

健康な生活を送るのに必要不可欠な成人の1日のビタミンD摂取量の指標は、5.5 μg(なんじゃこの単位)らしいです。(リンク
で、このリンク先の実験によると、目安量の5.5 μgすべてを体内で生成するとした場合に必要な日光浴の時間は、太陽高度の低い札幌では、必要量のビタミンD生成に76.4分という長い時間が必要なのだそうです!しかも、雲のない晴天日に限る!(太字はリンク先からの引用)
札幌で雲のない晴天日で76分の日光浴?札幌よりはるかに太陽高度の低い北欧、しかも雲のない晴天日って、え?1ヶ月に1日ぐらい?のここ北欧で、日光浴だけで理想とされる摂取量を生成するのは無理ですね。なので、大人しくタブレットに頼りましょう。

これは一粒で10μgのビタミンD3が含まれてます。


あと、サーモンやキノコにはビタミンDがよく含まれているそうです。なので石狩鍋。

サーモンたっぷり石狩鍋。女性に優しいイソフラボン味噌に豆乳もいれてみた。
は(゚Д゚)!だから石狩鍋はビタミン豊富なサーモンを食べるのか!
理にかない過ぎですね!


 あとは、タイ料理。ココナッツミルクのサーモンスープ。レモンもたっぷりと。
これタイ出身の友だちが教えてくれたんだけど、ココナッツミルクにニンニク、生姜たっぷり、玉ねぎとかパプリカとかトマトとか適当な野菜を煮込んで、最後にサーモンをいれて、レモン汁をたくさんいれたら完成。簡単なのにものすごく美味しい!


あとはキヌアとか豆乳とかバナナとか、とりあえず身体に良さそうなものを積極的に食べてます。効果あるのかは謎。


あとはビール!冬季限定ビールがたくさん出ているので楽しいです〜ほほ



☆その他

冬は半端無く乾燥します。「私乾燥肌です」ってフレーズに憧れていたぐらいバリバリ脂性肌だった私も、ここでは本当に乾燥します。肌のお手入れに高い化粧品なんて買ってられないので、冬はひたすらニベアのガッテン塗りです。ニベアはここでも手に入るけれど、なんだか日本で買ったものと匂いが違う気が。日本のニベアのほうが良い匂い!ちょっと調べてみたけれど、日本のニベアと欧州のニベアでは微妙に成分も違う、ようです?でもどう違うかはっきりしたことはわからないので要調査。あとは、ホホバオイルは髪にも肌にも使えるし、数滴で伸びるので経済的なので毎年日本に帰省するたびに買いたしてます。あとはボディショップのシアバターとクレンジング。このクレンジング、ショップのお姉さんのセールストークに負けて買ったけれど、とっても良い匂いなのでいい感じです。


洗顔は、薬局で購入できるこれ↓に、ベビーパウダーを混ぜて泡立てて使っていたけれど、洗浄力が強いので冬はお休みしよう。

リンク

あとはMysigt(cosy)な雰囲気を醸し出す光やロウソク。今週末からアドベントが始まります。今年はちょっと早めにもうアドベントの飾りを出しました。

環境に優しいステアリン成分のロウソクを購入。
値段は普通のロウソクより2倍ぐらいするけど、なんか身体にも良さそう。

 秋にはジョギングが習慣化していたけれど、もう寒くて外なんか走れません。。。運動不足は否めないのが悲しい。。。ジム行く、かな、いやまだ待とう。

切羽詰まるほど冬に疲弊しているわけではないけれど、備えあれば憂いなし!ビタミン摂取と保湿を習慣化したいですな。






09 11月 2015

Vad är japanska mat? : 日本を食す。

今年の3月に帰省した際に、食べたもの。

☆実家のご飯は一番

一汁三菜という言葉は、恥ずかしながら社会人になってから知りましたが、この食文化、しびれますね。






そして親戚でお祝いした雛祭り。母親が朝から準備してくれました。



和牛は最近はWAGYUとして欧州でも見かけるようになりましたが、この霜降り具合!じゅる。


そして旬の幸。3月はかに漁解禁の時期でもあります。
















そして帰省の旅におばあちゃんが頼んでくれる地域の小さなお寿司屋さんの出前。
今は回転寿しも安くてそれなりに美味しくなったから、お寿司はとても身近な食事になったけれど、それでもこのお寿司屋さんを頼んで家族で囲んで食べる時は特別な感じがする。あと何回、おばあちゃんとこのお寿司が食べられるかな、なんて考えたら涙が出た。





02 11月 2015

Litteraturens roll:文学とはいやはや。


スウェーデン作家のセルマ・ラーゲルレーヴという女性作家をご存知でしょうか。
ノーベル文学賞作家であり、あの「ニルスの不思議な旅」の著者でもあります。

「ニルスの不思議な旅」が書かれた所以は、スウェーデンの学校で教材として使用するためでした。

「ニルスの不思議な旅」のあらすじは、無気力で怠惰、非情な、どうしようもないニルスという少年が、ある日小人にされてしまい、ガチョウやガンの群れと一緒にスウェーデン国内を巡るという内容。飛行旅行を通し、各地方の歴史、文化や自然などに触れ、ニルスは立派な少年へと成長します。

このお話が書かれたのは1900年代初頭。スウェーデンは資源も乏しく貧しい小国で、多くの若者が富や成功を求めてアメリカに移住している時代でした。そんな時代背景のもとに書かれたこのお話には、セルマがスウェーデンの未来を担う若者に、自国を理解し、愛してほしい、母国の未来に期待心を抱いて欲しいという願いもつまっていたそうです。そして、ニルスという人物を通して「立派なスウェーデン人」のイメージ普及にも影響したとか。

なんでニルスの話をしているかというと、かつてはスウェーデンの学校でも指定教科書(文学)、所謂学校教育内で読まなければいけない図書リストが存在していましたが、今ではそれら文学学習の義務化は撤廃されており、例えば生徒がアストリッドを読むか読まないかは先生次第だそうです。(私の学校の先生が言っていましたが、かつてはスウェーデン語科(日本で言う国語科目)の他に文学も一つの科目として時間割に組み込まれていたそうです)

2000年代に再びこの学校教育における必読文学リストを復活させようという動きがあったようですが、それが大きな論争を生みました。
反対派の主な意見は、スウェーデンの国民文学を学ぶ事を義務化することは、ナショナリズムを促進させる危険性もあり、今の多国籍国家であるスウェーデンにはふさわしくない。国民文学の基盤はそもそも「立派なスウェーデン人像」を育成することである(そうなの?!日本で学ぶ文学なんて「人間失格」とかだけど)から、「スウェーデン人像の固定観念」を全生徒に強要すべきではない、など。

先日ふとしたことでこのトピックについての記事を読んだ時に、ものすごいカルチャーショックを受けました。「一つの国、一つの言語、一つの文学」というのは過去の幻想で、ポリティカルコレクトネスを何よりも重視するスウェーデンは、すべてにおいて正しくあることが大事で、そのためには自国の文化も文学も軽視するのでしょうか。

と、これは行き過ぎた感想だけれど、文学が愛国心育成に影響するだなんて、まったく考えた事もなかったから、文学と国家の関わりについてスウェ語の授業で話し合ったのが面白かったのです。

なぜ文学を読むのかという問いには各々の理由が存在するけど、私の場合は漫画はよく読んでいたけれど、義務教育・高校時代に教科書以外の文学に触れた記憶は全くなかったので、今ものすごく後悔しています。今からでも読むことはいくらでもできるけど、多感な自己形成期の時に読むのと、今30歳前になって読むのとでは心に響くものは大きく異なってくると思うのです。

だからなにかと忙しい現代の子どもには、学校教育内でできるだけ様々な文学に触れさせてあげることが大事なんじゃないでしょうか。

最近知り合った友人の家が漫画喫茶だった。

28 10月 2015

Höstkänsla:秋のかけら。

先週の日曜日にとうとう冬時間に突入しました。

時計を一時間戻す。


現代は、スマフォもパソコンも自動に時間を変更してくれるから、朝起きた時に、やば!もう9時?!と思ったら、まだ8時だったいうことはないのだけど、昔手動で時間変更をしていた時代はどうやって社会が回っていたんだろう。

冬時間になると、日中の活動時間内がぐっと暗くなるので、いよいよ冬だなーと実感します。暗くて寒いのはいやだけど、それでもスウェーデンの秋、冬は好き。というか山陰地方出身の私はなんだか故郷を感じる。。。

スウェーデンの秋はあっという間に終わるけれど、黄色赤色オレンジ緑茶色と街中がとってもカラフルで本当にきれい。
風のない穏やかな日は、湖に周辺の紅葉が反射して、なんとも言えない美しさです。
どんよりくもり空の天気の悪い日も多いけれど、天気の良いスウェーデンの秋は最高。

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誰もいない朝の公園。真黄色。

何の木だっけ。街中の公園の木。

湖周辺の広場。 
紅葉ぶしゃー

またある日は、森の中で薪をおこしてプチキャンプファイヤー。

もっと温かいもんだと思ったけど、ものすごく凍えた。さむ。。
簡易の寝床もあります。


ぼけぼけ〜高感度のカメラが欲しい!

さて、冬に向けて気合い入れて頑張ろう\(^▽^)/楽しもう\(^▽^)/