10 12月 2015

Småprata:世間話のコツ。

先々週、パトの学生時代の友人に招待され、彼の結婚式に参列してきました。
土曜日の夕方に到着し、日曜日の午後に帰るという日程だったうえ、天候も暴風雨だったのであまり何も出来ませんでしたが、それでもしっかりリフレッシュできた小旅行でした。本当はガムラスタンのクリスマスマーケットとかNKのディスプレイとか見て回りたかったな。

曇天どーん

さて、スウェーデンに来てから、人間関係を築くうえで一番の難関だった所謂「småprata」。初めましての人との世間話。ただでさえ、スウェ語力に制限があるのに、よく言われるようにシャイ気質のスウェーデン人から気を利かせて話題をふってくれるってことはあまりない。時々そういうのに長けた人はいるけれど、いつもではない。

そもそも世間話の内容って国民性だったり、お互いの共通点だったり、文化的背景で大きく変わってくるものです。国民性といっても、もちろん世代や性別、個人で違ってくるのは当然ですが。

日本に暮らす「日本人(と、ひとくくりにするのは嫌いだけれど)」相手だと、それなりに状況に適した世間話の話題が自分で考えられるけど、それが違う国の人だったりしたら、どこまで攻めればいいか(笑)判断が難しい!

一般的な国民性イメージと自身の友人たちとの関わりから言わせてもらうと、一気にぐいぐいとパーソナルな部分に踏み込んでくれる、ラテン系や東南アジア系の方とは世間話に困る事はあまりないような気がします。

それか、共通点が多かったら世間話も盛り上がるので、私だったら、スウェーデンに住んでる日本人はもちろん、スウェーデンに移住してきた人だったり、他国に住んだ事のある人だったら、一気に親近感がわいて話題に困る事はない(と思う)。あとは、興味のある仕事についている人だったり、食べる事が好きな人だったり、旅行が好きな人だったり等など。

スウェーデンという欧州の北国に住んで思ったのは、文化的共通認識がないと、話についていくのは難しい。例えば、欧米の有名人だったり、有名シリーズ、テレビプログラム、著名キャスター、映画、ベストセラー、宗教、有名政治家、ベストヒットソングだったり、場合によっては有名コックだったり笑。よくも悪くも日本と欧州(スウェーデン)は、物理的にも文化的にも離れているので、日本のごく一般家庭で育った私はそう言うバックグランドは欧州で育った人とは共有できていないなーとは思います。日本で流行った洋楽だったり、映画、シリーズならわかるけれど。(別にそれが悪い事とは思いません。私の世代のJPOPは素晴らしかったし、日本のドラマだって名作ぞろい。)

なので、言ってる言葉は理解出来るようになったのに、内容がわからない、話にはいっていけないてことは、こういうことが原因なんだなーって最近考えるようになりました。

もちろん、日本人との会話でもそういう状況になることはあるけれど。例えば、芸能関係なんてもうついていけないし、私世代だと、子育て関係の話など。

でも結局は、Kemi!
お互いの相性が一番大事ですよね。

海外生活をするうえで、現地の人となるべく広く関わるようにするメリットは、語学力向上以外に、いや、それ以上に、一般的なスウェーデン人がどんな内容の話を日々しているのかを知ることだと思うのです。日本とスウェーデン社会を比べた話だったり、日本の話をすれば良いって言ってくれる人はいますが、今後出会う人が全員日本に興味を持ってくれているとは限らないし笑、最初はよくてもそれ以上に発展しないので。

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そう、話を戻すと、この結婚式の後の夕食会ってまさにsmåprataのオンパレードなわけで、今回の私は頑張りました。もう今までのように、貝のように口を閉ざした人形状態ではない!喋りかけてくれないのなら、私が会話のイニシアティブをとってやろうじゃないか、われぃ!という心意気で望みました。

でもだいたいこういう夕食の場は、話に長けた人がうまい塩梅で各テーブルにちりばめられているので、こういう人が話題を切り盛りします。なので、名テーブルもいつのまにか二つの会話グループにわかれていました。(私はもちろん聞き役)
それでも、隣の人や、目の前に座っている人とは、個人的に有意義な世間話ができた(と思っている)ので良かったと思います。お疲れさまでした、私。

今回学んだ事は、目の前の二人(男性)が、あからさまに横を向き、話題を振りまくちょっと離れた話し手の会話を聞き続けていても(聞いているだけ、会話に参加している訳ではない)、「この人たち、私なんかと話したくないのかしら。。。外国人の私なんとか喋りたくないかしら。。。」なんてネガティブに考えずに、とりあえず話しかけてみると、めっちゃ話してくれるってこと。なんだよ、恥ずかしがりやさんですか。

なので、もし同じ状況(目の前の人が、自分と話したくなさそうにしている)におちいった人がいれば、そこで諦めずに、目の前の人に話しかけてあげてください。きっと彼らはシャイなだけです。いや、本当に冷たい人はいると思うけど、そういう人は無視しましょう。

夕食会といった、今後会う事があるだろうか?という人たちとの世間話の最初のスタートは、日本もスウェーデンも似ているような気がします。

(結婚式だったら)新郎又は新婦とはどういう関係か。
今は何をしているのか。仕事か勉強か。
そんな仕事をしているのか。
どんな内容を学んでいるのか。
どこに住んでいるのか。
そこでアパートを見つけるのは難しくないか。(スウェーデン共通の問題)
今日はどうやって来たのか。
出身はどこか。(ちょっとデリケートだけど)

などなど。個人的なことはあまり話さないですね。

同じ世間話でも、職場や学校での世間話(次に繋がる関係)だったらもっと、個人的なことも聞いていいのかな。

住んでる場所だったり、一人で住んでいるか、兄弟はいるのか、趣味は?週末は何するの?週末は何したの?とかとか?

人間関係って難しい!笑
でも結局は相性がものをいうので、あまり気張らず広く浅くがモットーです。

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