30 5月 2017

野草、sansaiを食す。

今年は冬が長かったと思ったら、春を通り越して一気に夏がきたような暑い日々が続いた先週。もしかして、これで今年の夏は終了したんじゃなかろうか。

そこらじゅうにたくさんあるライラック(syren)も咲き乱れております。


5月から6月にかけて満開になるライラック。ライラックの匂いは初夏の香り。


地方生まれの地方育ちなので、もとから自然は好きだったけれど、スウェーデンで暮らし始めてからなおさらに花鳥風月を愛でるようになりました。(年齢を重ねたともいう)

そんな私、最近興味があるのが「野草」。

去年、イラクサことnässlaデビューしたわけですが(イラクサ(nässla)についての記事はこちら)、んん、あまりnässlaは好みではありませんでした。やっぱり草っぽい!

今年はちがう野草にも挑戦。

まずはramslök。wikiによるとラムソンというらしいです。ラムソン、、、、可愛い
ここ最近、ramslök味のチップスだったり、なんか小洒落たレストランがramslökのディップを出してたりして、名前を見かけることはあったけれど、今まで食べたことがありませんでした。噂によると、にんにくっぽい味とのこと。lök系なんですね。

そしたらICAに、ramslök売ってました!ゴットランドでたくさん自生しているらしいramslök、購入したものもゴットランド産でした。


まずは、フィラデルフィアチーズとまぜてディップソースに。

春キャベツをつかったお好み焼きのおともに。
うん、美味しい!
にんにくというかニラ系の味です。

ニラ系ならこれに使えるじゃないか!!
と、いうことで週末にいそいそと餃子作りに勤しみました。


餃子はなんども作ったけれど、ニラはなかなか手に入らないのでいつもニラ抜きでした。ニラ抜きでも十分美味しいけどね。でも今回は、ニラ系のramslökを使用したかいあって、うん、本来の餃子の味に近づいた感じ。たいへんおいしゅうございました。

週末に、ワイン片手にパトと並んで一緒に餃子作るのが好きです。mysigt。

アジア料理のギョーザに、ramslökをあわせる。すばらしいフュージョン料理ですね。どこかファンシーなアジア料理屋さん、真似しないかな。

続いての野草は、kirskål。

wikiによるとイワミツバというらしい。このイワミツバ、そこらじゅうの森に自生しているらしく、隣町に住む日本人の友人が、「マジおいしいから!」って去年から大絶賛していた野草。

野草初心者の私は1人でこのイワミツバを見つけることがなかなかできませんでしたが、今年、ようやく味見する機会がありました。それも人の家のバルコニーで。

というのも、植物に詳しい友人宅のバルコニーで団欒をした帰りに、ほろ酔いの友人が「これ持って帰りなよ!」って庭に生えてる雑草をいきなり抜き始めました。「え、何この人、酔っ払ってんの?」って思ったら、それがkirskålだということが判明。このkirskål、森じゃなくても、そのへんの庭に普通に生えてる野草でした。nässlaみたいなもんだね。

もらった量は少なかったので、まずはトッピング。右上の野菜のオーブン焼きに乗っている野草がkirskål。本当にミツバの味でした。残りは、ほうれん草とまぜてパイにしました。それも美味しかった!

左下のほうれん草も、朝摘みのいただきもの。フレッシュなほうれん草はやわらくて美味しい。

次森にいく機会があったら、今度はがっつりkirskålを収穫して天ぷらしたいな。

日本にいた頃は、初物や旬のものが大好きでした。うーん、初鰹、たけのこ、いたどり、きびなご、もちろん新米。地元の日本海側では、岩牡蠣やぶり、カニ、白いか、白ネギ。。。

悲しいかな、スウェーデンの旬ものは限られているので、できる限り旬ものを食したいものです。野草もその一つ。究極の地産地消ですしね。


そんなこんなな野草体験でした。
スウェーデンの野草については、このHPを参考にしています。

Dags Att Plocka
http://www.dagsattplocka.se/

__________________________

野草じゃないけれど、ひよこ豆(kikärtor)の自宅栽培もしています。激安のひよこ豆を適当に土にばらまいて水をあげていれば、もさもさとärtskottが育ちます。


栄養は、、、どうなんだろう。あるとは思うけど、これは料理のトッピングに。




適当に緑を乗せておけば、美味しそうに見えませんか?




花鳥風月を愛でる、とか言ってたのに、けっきょく食の話になってしまった。。。



0 件のコメント:

コメントを投稿