28 10月 2015

Höstkänsla:秋のかけら。

先週の日曜日にとうとう冬時間に突入しました。

時計を一時間戻す。


現代は、スマフォもパソコンも自動に時間を変更してくれるから、朝起きた時に、やば!もう9時?!と思ったら、まだ8時だったいうことはないのだけど、昔手動で時間変更をしていた時代はどうやって社会が回っていたんだろう。

冬時間になると、日中の活動時間内がぐっと暗くなるので、いよいよ冬だなーと実感します。暗くて寒いのはいやだけど、それでもスウェーデンの秋、冬は好き。というか山陰地方出身の私はなんだか故郷を感じる。。。

スウェーデンの秋はあっという間に終わるけれど、黄色赤色オレンジ緑茶色と街中がとってもカラフルで本当にきれい。
風のない穏やかな日は、湖に周辺の紅葉が反射して、なんとも言えない美しさです。
どんよりくもり空の天気の悪い日も多いけれど、天気の良いスウェーデンの秋は最高。

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誰もいない朝の公園。真黄色。

何の木だっけ。街中の公園の木。

湖周辺の広場。 
紅葉ぶしゃー

またある日は、森の中で薪をおこしてプチキャンプファイヤー。

もっと温かいもんだと思ったけど、ものすごく凍えた。さむ。。
簡易の寝床もあります。


ぼけぼけ〜高感度のカメラが欲しい!

さて、冬に向けて気合い入れて頑張ろう\(^▽^)/楽しもう\(^▽^)/




22 10月 2015

Roman provet:秋の読書。

SAS3も残り数週間になってきました。

先日は、私の苦手なRoman prov(現代小説を1冊読み、それについて分析をし、要約、登場人物の描写、出来事の背景、感想などを書く)を受けました。

今回の課題図書は、リンダ・オルソン作「Nu vill jag sjunga dig milda sånger」

(なんと!翻訳されていました。邦題は「優しい歌をうたってあげる」)


ニュージーランドからダーラナの小さな村に引っ越して来たベロニカは、彼女の家の隣に村人から「魔女」と言われる、世捨て人のような老女アストリッドが暮らしていることを知る。50歳も年が離れ、生まれも育ちも全く異なる二人の女性は、ともに深い悲しみ、喪失を経験していた。ゆっくりゆっくりと交流を育む二人は、互いの過去を話し合いながら、傷を乗り越えていく。二人の友情物語というか、恋愛物語というか。。。

スウェーデンの自然の描写はとっても美しく、今すぐにでも森に行きたい!って思う雰囲気を感じましたが、私の一番苦手なジャンルの小説でした。。。二人の過去におった傷は堪え難いで、そのストーリーを読むのは興味深かったけれど、とくに何が起こるわけでもないタイプの小説は苦手です。はぁ。。。もっと深い人間になりたい。

日本語で読んだらもっと興味深く読めるのかな。

日本語でも私が好んで読むのは、推理小説系ばかりだけど。

試験はそれなりに書けたけど、きっと先生はこいつ物語の本質はつかめてないなってばれるだろうな。笑 受かってたらいいな。


この本、明らかにchick litなのですが、クラスメートにはアラフォーのおじさんも2人いるけど、この本まじつまんない!って言ってて、そうだろうなと思いました。








20 10月 2015

なぜ、を考える。

ブログ内の記事を整理していると、下書き保存されていた3年前の記事がでてきた。

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「なぜ、スウェーデンに行ったの?」

私が大学を卒業して、社会に片足を突っ込んだ中で出会った多くの人に聞かれた質問です。
そしてスウェーデンに戻ってきた今でも聞かれるわけで。なぜ、と。

最初の質問に対する答えは簡単で、

1、母校の大学で交換留学制度を利用できたから
2、授業が英語だったから
3、北欧ってイメージがよかったから
4、学部時代に長期で海外に住んでみたかった

というありきたりな答えなんだけど、その次のwhy、なぜ、再び戻ろうと思ったのか。

その答えが自分の中でしっかりと明確になってないなー
それを聞かれると実はちょっと困る。だから、ありきたりにもっと勉強したかっただの、院に行きたいだの、優等生?的な答えを言ってしまう。いいながら本当に自分はそれを望んでるのかなってモヤモヤもしてた。
だから今日はこの部分を掘り下げてみたいと思う。一回文字にしておくと、抽象的なものが形となってくれるから。

でも、本当は答えが自分ではわかっていて、ただそれに気づかないふりをしている、もしくは誰にも知られたくないだけかもしれない。

サンボとしてスウェーデンにやってきた私。
サンボが大好きで大好きで大好きで、早く一緒に暮らしたいから♡
って理由で来た訳でもない。いや、その気持ちがゼロではないけど。
確かに、今のサンボと交換留学時代からずっと縁が続いていたお陰で、彼が就職するこの時期にすんなりと移住できたことは事実。私は大学を卒業して海外にぽんっと無一文で渡れるほど潔い人間じゃないし、もう親に頼らないだけの貯金と日本で働くという経験がほしかった。たった1年ちょっと働いただけで得られる貯金と経験なんて、雀の涙ほどかもしれないけど、日本で働いたこともないくせに、「日本の社会は〜」なんて、自分は言えないと思った。実際働いてみて思ったことは、たまたま職場に恵まれただけかもしれないけど、日本で働いてもそれなりに幸せに生きていくことができるということ。そして意外といろんな仕事があるということ。そして普通に働けば、1年留学するのに借りた奨学金は2〜3年で完済できるということ。それを知っていれば、学部時代の1年の留学なんて、本当に素晴らしい投資なんだということ。

海外に暮らすときに、頼もしいパートナーがいることにこしたことはない。

昔、スペインを一人旅したときに偶然出会った日本人のおじさんに言われたことがある。

「社会人になってから留学する時に、日本社会から逃げたくて、ということが理由にあると絶対何も得られない」と。そのおじさんいわく、つまらないOL生活を抜け出したくて、スペインにフラメンコ留学しにきて、現地のどうしようもない男にひっかかり、子どもができて、男に逃げられどうしましょう、といった日本人女性を何人も見て来たと言っていたけれど。怖い怖い。。。

ここスウェーデンには、新しい何かがあって、私を動かしてくれる。いいことばかりじゃないだろうけど、でもここで頑張れたらもっと素晴らしくてもっと大きな自分を見つけることができるような気がして。って、どっかで聞いたことある曲そのままの理由で北欧スウェーデンにやってきました。終わりなき旅症候群ですね。

きっと交換留学でスウェーデンに来てなかったら、そこで日本人含めいろんな人に出会ってなかったら、そして日本で背中を押してくれる人に出会ってなかったら、またここに戻ってくることはなかったと思う。大学に入学する前の自分の価値観なら、こんな道を絶対選ぶことはできなかったと思う。そして不謹慎かもしれないけれど、2011年3月の震災は私の価値観を大きく変えてくれた。祖父母も両親も親族も公務員だという恐ろしいぐらいに安定志向な家族構成は、私の偏った価値観の礎になっている。海外移住なんて、病気になったらどうするんだ?新卒捨てるのか?年金は?貯金は?とたくさんの不安が付随していたけれど、ちょうど大学卒業の時期に震災が起こり、絶対的に安定した未来なんて存在しないし、貯金してもそれがいつ消えるかわからないということを痛感した。大学の先生に言われた「お金は盗まれるけど、自分が得た知識や経験は誰にも盗まれない。知識こそ本当の財産」って言葉。学校卒や○○社所属とか、県庁職員だとかいう肩書きに頼らない生き方がしたいって思った。

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ここまでが3年前の記事。意味不明でこしょばいです。笑
たぶん同じく海外に移住した友人の一人と「うちら終わりなき旅症候群だね」て笑いあった時に書いたんだろうな。

記念に残しておこう。未だに「財産という知識」は、へなちょろのスウェ語と誰とでもうまくやっていける人間付き合いのテクニックぐらいしか得られていないけど。移住当時の25歳の青臭い私。今の自分を励ましてくれるのは過去に頑張った自分ですもの。






Sakta sakta: ゆっくりと。

月日は百代の過客にして、、、、なんとやら。
9月10月がバックパッカーのように通り過ぎ、今年もあと2ヶ月ちょっと。

秋は黄色やオレンジといった大好きな暖色系が街を包むので大好き。これからくる寒い冬の前に、ちょっと薄手のコートやマフラーだけでお出かけできて、気持ちおしゃれもできるし(と言っても着ているのは日本の冬用コートだけど。こっちの冬はこれスキーウェアですか?みたいな上着しか着れません)でも、やっぱり植物が落ち葉を散らす時期だからか、なんか無性に切ない気持ちになるよーな。
こんな切ない乙女心をパトに話しても「秋はそういう季節だからね^^」って普通に言われます。これが男女の違いなのか、人間としての違いなのかわかりませんが、私は浮き沈みが激しく、ものすごいやる気が高い時やなんでも来い!と自信に満ちあふれている時もあれば、何もやる気がでない、私なんか。。。と思ってしまう時があります。外面を取り繕うのは得意なので、あんたはいつも元気でいいねなんて言われるほうだけど、本当の意味で元気なのはパト。風邪はよくひくけれど、精神の浮き沈みも全くなければ、つねに一定安定。悲しくなったり、落ち込んだり、世の中の不公平さに嘆いたりとかしないのかね。機嫌が悪い時なんて、出会って7年だけど今まで見た事ないかも。私の度が過ぎた我が侭に呆れて怒ることはあるけれど、昔は頼りない人だななんて思っていたけれど、今では本当に強い人だな〜と思うようになりました。

あ、話がそれた。惚気になってしまった。笑

駆け足で冬へ進む秋を見ていると、このブログのタイトル「Sakta」という言葉を思う。私がスウェに移住したのは2012年の夏の終わり。本格的にSFIが始まったのは、ちょうど葉っぱが散り終わった11月の中旬だった。10月のこの頃は、通信で英語6を取ってたり、図書館でスウェ語の教科書を借りて眺めていたりしながら、将来に対する不安でいっぱいいっぱいだたけど、スウェに移住した事を正当化したいがために、親にも友人にも楽しくて充実してますアピールをしていたような気がする。
その時はまだ25歳で、今振り返れば「スウェ生活もそのうち楽しくなるから、グダグダ悩まず、しっかり言語勉強しとけ!まだ25歳じゃん!」と喝を入れたい。移住したばかりでスウェ語を勉強しているという大義名分のおかげで、働く必要も仕事を探す必要もなかったし。今考えれば、その時はスウェ語ができない羞恥心からパトの友人のパーティなんて絶対行かなかったし、何をするにも自信がなくて臆病だったな。できなくて当たり前なのに、って今なら思えるけど。
キャンパスに住んでると、ちょっとずつだけど同じ境遇の友だちもできてきて、ようやくSFIが始まった。そこには私より数ヶ月早くスウェに移住し、数ヶ月または数週間早くSFIを始めたセンパイたちのスウェ語力にものすごく刺激を受けた。というか衝撃をうけた。「え、私バカなの?」って。センパイ方は英語圏でマスター取得した方等、英語はもちろん流暢で、それに加えて数カ国後ができる人が多く、日本語とサバイバル英語しかできない私はなぜか落ちこぼれ感を味わった。それにクラスにはドロップイン式に参加したので、最初の頃は先生が何言ってるのかなんて全くわからなかった。学校行くの嫌だったな。グループトークの時間本当嫌だったな笑

でもそんな時に、落ち込み気味な私に、タイ旅行帰りのよく日に焼けた先生が声をかけてくれて「何事もsakta saktaよ。大丈夫よ〜頑張りましょう〜なんとかなるわよ〜」みたいなことを言ってくれました。sakta:ゆっくりという意味だけど、その時の私は「あー良い言葉だなぁ。ゆっくりゆっくりかぁー」と何だか無性に安心したような。

あれからいろいろ紆余曲折したし、うまくいかないことは多いけれど、特に大きな問題もなく「アコガレのホクオウ生活」ってやらを満喫させてもらえているのは幸せなのかな。あの時の私に言ってやりたい、「ウダウダ悩む時間があるなら、単語の一つでも覚えなさい!」と。そして数年後の私も今の私に同じようなことを思うんだろうな。笑

明日は面接です。この半年、まったく面接なんて呼ばれなかったのに、CVの書き方を変えたらぽぽんっと呼ばれるようになりました。パトの妹の旦那さんが人事の専門なので、いろいろとアドバイスをもらえたおかげでしょうか。それともちょっと取り戻せた根拠のない自信がカバーレターに現れているのでしょうか。ひとまず、今夜も発音矯正のトレーニングして寝よう。



15 10月 2015

Äppelstaden Kivik:リンゴの街、シービックへ。

先日、南スウェーデン・スコーネ地方の海沿いの街、Kivik(シービック)にお出かけしてきました。そう、ずっとKivikに行ってみたかった!リンゴの街、Kivik。

私の好きなサイダーAstrakanのふるさと。

光で飛んで写真が見にくいけれど、これ本当に美味しいです。

お世話になってるカフェのボスたちに連れて行ってもらいました!朝7時に出発(・∀・)

道中霧がすごかったです。朝晩の温度差の激しいこの時期は、湖の多いスウェーデンは霧がものすごい発生します。また、Kivikは海沿いということでよく霧が発生するそう。

途中で朝食を食べる。カフェの手作りパンとチーズと卵。贅沢!

Kivikは海沿いの街なので、多くのお金持ちが一時の夏を楽しむようにサマーハウスを持っているそうです。なので夏季以外は結構閑散とした街だけど、今はリンゴの季節!



私たちが訪れた一週間前にはりんご祭りが開催されていました。そのリンゴ祭りの目玉がこの巨大リンゴ絵。



全てりんごで綺麗なグラデーションを描いています。


 街中りんごの匂いでした。海で泳げる夏にもぜひ行ってみたいけれど、このリンゴの季節が一番Kivikっぽくていいかも。


 
リンゴも梨も1キロ150円ぐらいで売ってたのでたくさん買っちゃった。

 ランチは、上記のサイダーを生産しているKivik Musteriのレストランで。


ほろほろのお肉にリンゴソースが美味しかった。ごちそうさまでした☆




リンゴジュースを3本(笑)、リンゴ酢、リンゴのお茶4パック、ニシンのリンゴ酢付け、リンゴと洋梨を購入\(^▽^)/


さっそくKivik産のりんごで(パトが)アップルパイ作り。
アメリカンなキャラメルりんごパイをバニラアイスで。


まだまだリンゴがたくさんあるので、リンゴジャムにチャツネ(西アジアのりんごソース)、リンゴケーキ、日本のアップルパイなんかを作りたいなーと思ってます。わくわく


週6日営業のカフェなので、オーナーご夫婦は毎週月曜日しかお休みがないのに、毎週のようにいろんなところに出かけて、新しいメニューのインスピレーションを求めているそう。その底知らずなスタミナはどこから湧いてくるのだろう、、、見習わねば。。。

貴重なお休みを使ってまで、遠いスコーネに連れてってもらってありがとうございました♩楽しかった\(^▽^)/