30 11月 2018

暗黒の11月を乗り切った!

北欧に長く暮らしている人なら、誰しも11月が要注意月である事を意識されているかと思います。

楽しかった夏が終わり、9月と10月は紅葉も見頃、そして10月下旬にサマータイムが終わり一気に日が短くなった感じがすると同時に、きれいだった紅葉も散り、毎日どんより曇天の日々。

これが典型的な11月の日々です。

ここでやってくるのが、höstdepression (季節性うつ)。

曇天に引きずられ、気持ちもどよーーーんと落ち込んだり、やる気がなくなったり、疲れを感じたり、、、えぇ、非常に厄介です。

原因はいろいろあるけれど、この季節に日光が不足しがちな北欧では、ビタミンD不足が大きな要因だとも言われています。なのでそれを防ぐためにも、ビタミンD摂取はもはやスウェーデンでは常識ですが、私は今年から鉄分摂取も意識するようにしてみました。

食事から摂取できたら理想だけど、手っ取り早くサプリで。

私にとって、この季節で一番厄介なのは疲労感。
朝起きるのも辛くなるし、体が重く感じやすくなります。

どうやら、鉄分不足でも、体の疲労感や集中力の欠如などといった症状が出るそうです。
(参考サイト Blodbrist på grund av för lite järn 1177NIKKEI

ということで、10月から意識的に鉄分サプリを摂取するようにしてみました。

その際、鉄分の吸収を妨げるらしいカルシウム(牛乳やヨーグルト)やコーヒー、紅茶とは一緒に摂取しないように注意!!

そのおかげかわからないけれど、10月から11月にかけては、例年よりだいぶマシだった、むしろ例年以上に超元気だったような気がします。もちろん、学校が忙しくて毎日人に会ってた&土日は全力で楽しんだっていうのもあるけれど。。。

毎朝起きるのがそこまで辛くありませんでした。

これは、、、鉄分効果?

ぜひ疲労感がひどい人は、ビタミンDに加えて鉄分も摂取してみてください。

さぁ、明日からとうとう12月!日曜日は第一アドベントです。
わくわく〜

今年も残り1ヶ月、しっかり楽しもう!



18 11月 2018

衝撃の出来事。

今日は、約2ヶ月ぶりに日曜日夜に家にいるー。嬉しいー。

毎回同じことを書いて大変アピールしてるみたいになっちゃうけど、ここ2ヶ月は毎週月曜日8時から授業や実習があったので、日曜日夜にはヨンショーピンに戻っていました。

でも明日月曜日は午後から実習なので、明日朝一でヨンショーピンに向かいます!

もう少し!頑張ろう!



そうそう、友人カップルが12月にロンドンに遊びに行くっていう話を聞いたのをきっかけに、恒例の「どっか行きたい!」病が再発した私たち。

時間的にも予算的にも遠出は厳しいなぁ、うーん、ストックホルムとかコペンハーゲンにいく?と、いろいろホテルやチケットを見てみたけど、途中で勢いがなくなってしまった。。。

なので代わりに奮発したディナーデートをすることに。

ランチはよく外食するけれど、ディナーはなかなか機会がないと外食はしません。
高いし。

今回は、一年ぶりに地域の日本食レストラン「Izakaya Moshi」に行ってみました。



ここ、いまだにすごい人気でけっこう前々から予約しないとほぼ満席。しかも予約時間は2時間の時間制限つき。

日本食レストランといっても、アジア系のフュージョン料理です。

いやね、日本の「居酒屋」じゃなくて、Izakayaだし、物価も人件費も高いスウェーデンだし、ましてや類似のライバル店もないベクショーのレストランだから、ここはかなり強気な価格設定をとってることは知っていましたよ。

でも、これがやってきた時には本当にびっくりしました。

刺身5切れ。
サーモン、マグロ、、、刺身5切れ。

これ、いくらしたと思います???

まさかの、120kr!!!!約1500円。

いや、私もスウェーデン生活は長いし、驚きの価格設定に免疫は付いていた方だけど、これは久しぶりにびっくりしました。

これがやってきた時、爆笑してしまった。

夏に日本で食べた魚金の刺身盛り合わせが恋しくなりました。

これも約2000円。
素敵な(ブログ)ネタをありがとう、刺身だけに。

刺身は爆笑ものだったけど、他の料理はとっても満足するものでした。特に牛肉のタルタルは、上品なワサビソースと、カリカリにフライされたrotselleri、粒マスタードとリンゴのピクルスが合間ってものすごく美味しかった!

これ、99kr!お値打ち!

刺身じゃなくて、これを2つ注文すれば良かった笑


餃子(自分で作る方が美味しい)


おしゃれな角煮。


生春巻き。


マグロのたたき。


チャイナ風牛肉のたたき。


各料理とも良い値段がするし、ぶっちゃけ巻き寿司と生春巻きと餃子は自分で作った方が安上がりで美味しいと思うけど笑、そういうのじゃないですよね。

2人でディナーデートなんて久しぶり。

ほろ酔いで美味しい料理をつまみながら、いろんなお話をして、とても楽しい時間でした。まさにプライスレス!

一年に一回ぐらいはこんな贅沢もいいかな♪






17 11月 2018

初めての患者さん。

今のコース(Oral hälsa, beslutsfattande teori och behandling vid oral sjukdom)の後半は、学生クリニックでの実習が主です。

基本的な歯科検診(レントゲン、虫歯チェック、歯周病チェック等)を、クラスメイト同士や一年生相手にトレーニングをした後、11月に入り、いよいよ一般の患者さん相手に検診を行うようになりました。

レントゲン。
いくら模型で練習しても、生身の人間相手だとまったく別!

一般の人でも学生クリニックに直接予約はできるけど、私たちが看ている患者さんは、大学と協働している地元の国民歯科(folktandvård)が、比較的に健康で若い患者さんを選出し、送ってくれたグループです。

11月初旬、まだまだ何もできないのに、全然心も整ってないのに、私も患者さんの検診を行いました。(はやくね?え、もう?みたいな感じです。他の医療系は知らないけど、歯科衛生士の実習って、習うより慣れろ!ってスタンスのような気がします。)

レントゲンも、それまでは模型相手にしか撮影したことないのにいきなり本番!

先生ヘルプ!と思っても、なかなか手助けしてくれない。なぜ。。。
結果、オーバーラップ気味で、親知らずも撮れてないしで散々の出来でした。はぁ。

しかも運悪く?、私の患者さんは軽い虫歯ありーの、かつ歯肉炎気味。

歯周ポケットチェックもすごい時間かかるし、え、何言えばいいの?ちゃんと歯磨きしてください?え、何か質問ありますか?

みたいに笑、会話もままならないし、本当に何もできず終わりました。

1時間の検診時間なのに、レントゲンですごい時間がかかったから、もう最後の方は先生に丸投げ。

イメージしていた通りに全然できませんでした。


しかも
ここだけの話、私の初患者さんが絶妙にイケメンで、余計に緊張した。笑


検診直後は、あまりのダメっぷりに落ち込んだけれど、まぁ初めてだし仕方ないか(ポジティブw)。

その後、2、3回ほど、他のクラスメイトの記録等のアシスタントをしているうちに、全体の流れも把握できたし、何を気をつければいいのか、どこにポイントをおくか、どういう表現で患者に説明するか等々、いろいろ学べました。


そして先週、2度目の患者さん検診。


1度目に比べたら、本当になんの疾患も危険因子もない患者さん&親知らず無しで楽だったっていうのもあるけど、だいぶスムーズにいったし、自分の頭でイメージしていた通りの流れでやり進められました。

でもやっぱり言葉がな。。。

優等生グループの1人のアシスタントをした時は、「やっぱネイティブだったら楽なんだろうなぁ」と至極当たり前のことを思ったりもしました。


まぁ、慣れよね!

場数をふんで、上達していこう!

あと1回、患者検診があるので楽しみです!




コースではシーラント(fissurförsegling)の練習もしました。

ヨンショーピン県では、県内の子ども全員に、6と7へのシーラントを提供しています。もちろん無料。もし私も、子どもの時にこの処置を受けれていたら、奥歯が銀歯になることもなかったのかな。。。いいな、スウェーデンの子どもは。。。

11 11月 2018

最近ゲットしたお気に入り&チーク材の謎。

ここ1ヶ月、なるべく平日は料理をせずにすむように&平日にランチを買わずにすむように、毎週日曜日に大量のランチボックスを作り置きしています。

ある週の作り置き。IKEAのガラス容器を買い足さねば。

大量の作り置きを作ろうと思うと、レパートリーの少ない自分たちはどうしてもミートソース系に頼りがちになります。ミートソースを作ってて最後に水分を飛ばしたい時って、周りにハネまくって掃除が大変じゃないですか?

それを解消するグッズをIKEAで見つけました。



いい感じでしょう。
これを使うようになって、トマトソースの飛び跳ねがなくなって後片付けが楽!でもミートソース以外に使い道がない!

あとは、LINDEXですごい久しぶりに服を買いました。くすんだピンクのセーター。



先週末にカルマルへ行く道中で、とあるセカンドハンドのお店に立ち寄ってみました。
主にデンマークの、往年の名品たちがずらーーーーり。


椅子一脚10,000krとかだったよ(・∀・)笑


家具類はとてもじゃないけど買えないので、セカンドハンドに隣接されてたロッピスでチーク材のトレイを購入。



Real teakって買いてるよ


チーク材は、スカンジナビアデザインの家具類を象徴するような木材だけど、この前チーク材についておもしろいお話を聞きました。

これとは別のセカンドハンドに行った時に店主さんから聞いた話です。

50、60年代製のスウェーデン家具やデンマーク家具に使用されているでチークは、ほぼ全て韓国から輸入されたものだったそうです。

当時は朝鮮戦争真っ只中。

なので、韓国がチークを輸出できる国は限られており、中立国であったデンマークとスウェーデンがお得意様だったそうです。

そのおかげ?で、60、70年代はスカンジナビアで素敵な家具がたくさん制作された、、、と。

本当かしら笑

まぁチーク材の木ってアジア地方に生息するらしいから、北欧でたくさん使われてきたチークはどこからきたか、って話になったら、この話は理にかなってるかしら。

近年、この年代に作られたチーク家具の人気が爆発的にあがり(今はチーク材がなかなか手に入らないし)、日本のみならず韓国中国からも買い付け業者がたくさんやっていて、コンテナいっぱいにして帰って行くそう。

店主のおじちゃんは、「彼らがチークを取り返しに来た」って笑ってたけど。

ロッピスでみかけるチーク材の製品も、ここ数年で値段がすごくあがっているような気がします。チーク材のストリングシェルフとか、新品より高いしね。

でもやっぱ木材はいいねぇ。

トレイと一緒に買ったのが、2つの木の器。
もともと何用なのかわかんないけど、ちょうどペッパー&ソルトミルにケースが欲しいなと思っていたので。

帰宅後はめてみたら、まさかのシンデレラフィット!!!気持ちい!



 これ、裏に中国っぽい刻印があったんだけど、なんなんだろう。



秋も深まると、なんだかほっこりしたくなって何かのついでにロッピスに寄る機会が増えました。

5回のぞいて、1回良いものが見つかる感じがちょうどいいな。





10 11月 2018

ご縁を大切に。

あッッッ!!!!!!!!!!!!という間に11月に入り、今年も残り1ヶ月半になりました。

予想していた通り、10月に入ってからは大学が忙しくなり(ほぼ毎日8時から17時だよ。時間割がおかしい)、なかなかブログを介して自分と向きあえる時間を作れませんでした。

日々感じたとこ、思った事、考えた事、それだけじゃなくて日々の小さな思い出でさえも、忘れたくないから記録に残したいと思うんだけど、ただの欲張りなのかな。

ここ1ヶ月は、平日は大学は大変だったけど、その分土日は全力で遊び通したので(えへ、大人2人暮らしの特権)、近年最高に充実し、幸せで楽しい日々を過ごすことができました。

それだけじゃなく、天気にも恵まれた。

それに、9月から11月にかけての北欧は、どんよりと暗くて寒くなる日々で気分も落ち込み気味だけど、今年は例年より天候に恵まれた日が多かったかも?

また、平日は朝6時半には起きて、夜は11時には就寝、なるべく食べ過ぎず、ストレッチ&軽い筋トレを週に何回か、そして鉄分とビタミンタブレットを摂取するという、かなり規則正しい生活を送ったことも、秋鬱にならずに秋を乗り越えられた勝因の1つかも!


まぁでも疲れが出たのか、膀胱炎になったりもしたんだけどね…苦笑



そんな10月のある土曜に、ベクショーへお客さんが来てくれました。


スウェーデン在住で、ブログをやっている人なら絶対知っているであろうあのお方。

そう、スウェーデンでヴィンテージ布作家として活動されているKeikoさん。
(彼女のHP: http://keikoolsson.com/

実は数年前に、彼女からカバンをオーダーメイドで作ってもらった事があるんです。

左の、Belle Amieのすごい好きな柄。でももったいなくて使ってない。

Keikoさんと共通の友人、これまたスウェーデンでイラストレーターとして活動してて、すんごい素敵なイラストを描く、Aellieちゃん(http://aelliekim.com/)を介し、まぁいろんな縁が繋がって、今回南スウェーデンに遊びに来られるタイミングで、ランチとフィーカをご一緒しました。


私がスウェーデンに移住した6年程前に、Keikoさんは「ta det lugnt」というブログを書かれていました。


移住したて、かつ若干(?)25歳で、とりわけ趣味もなかった空っぽな私は、Keikoさんがブログで綴られていたスウェーデン生活にすごく憧れを抱いていました。

「こういう風に生活したいなぁ」と。

知らぬは人真似、自分で「こうなりたい」っていう主軸がなかった自分は、とりあえず、いいな!と思えたKeikoさんのブログをかなり参考に(というかパクって)生活していました。

彼女のブログをきっかけに、北欧レトロなものに興味を持つようになったし、食への興味が格段にあがったし、なんというか、、、スウェーデンでの楽しみ方を、ブログを通していろいろ教えてもらいました。

餃子を作ったり、スライサーを買って焼肉をしたり、ルッセカットを焼いたり、ロールストランドの食器を集めだしたり。

ブログを通して見えるKeikoさんの日常がとても理想的で、私もスウェーデンでこういう風に生きていきたいなぁと思ったものです。


あれから6年。(ここ、きみまろ風にね?)


この6年でいろんな出会いがあり、そういう出会いに影響されたり、刺激を受けたりしつつ、私たちも30代になりました。はえぇ。

私もパトも食への興味はうなぎのぼりだし、好きなものは70、80年代のレトロちっくなもの。旅行やお出かけが大好き。キノコ狩りやピクニック、ランニングだって好き。気心知れた仲間内でわいわいするのが好き。仕事も頑張りたいけどLagomに。ほどほどが何よりも幸せ。

当時25歳で、土台がしっかりしてなかった私たちだけど、少しづつ少しづつ、「自分たちは何が好きなのか」「何を大事にしたいか」「どんな風に生活していきたいのか」を一緒に積み重ねてきたような感じです。

Keikoさんのブログが、私たちにとってのスウェーデン生活をエンジョイするための教科書でした。

と、ファンレターはこの辺にして笑

そんな土曜日は、これまた私のスウェーデン生活には欠かせない隣町のカフェSt.clair、まっすんのカフェで、AellieちゃんとKeikoさんの3人でランチ。




サーモン定食、美味しかった!
でもカフェはやっぱりいつものように大繁盛で忙しそうだったから、まっすんともゆっくり喋れなかったのが残念だけど。

その後は、ベクショーを観光&Kafe de luxeで早めの乾杯。




カフェのオーナーまっすんも、布作家のKeikoさんも、イラストレーターのAellieちゃんも、スウェーデンで、自分たちの道を自身の手腕で切り開いてきた人ばかり。 私はこんな人たちにここで出会えって本当ラッキーだわ!

Keikoさんとは初めましてのはずなのに、全くはじめましての感じがしなかったのが不思議。なんか「わー久しぶり!元気だったー?」って感じ笑 なんかすごい久しぶりに再会したサークルの先輩?って感じだった笑

近所であれ、遠くの街であれ、スウェーデンで頑張られている同世代の方がたくさんいる事がすごく心強いし、そういう方に知り合える縁があるのがただただ嬉しい。

Keikoさん、私にスウェーデン生活の基盤となるブログを書いてくださってありがとうございます。

おかげさまで、スウェーデン生活ものすごい楽しいです!