あまり風邪をひいたり、喉をやられるタイプの人間ではないのですが、疲れがたまり免疫力が下がっている時に、空港か飛行機内かどこかで風邪菌をもらっちゃったのでしょう。
でももしかしたらインフルエンザだったのかも。
咳が治るどころか、日に日にひどくなり、腹部に筋肉痛を覚えるまでになったので、市販薬に頼ることにしました。
まずは、Bisolvon Citron. 水に溶かして飲むタイプの薬が家にあったので、それを飲んでみることにしました。
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よく見てみれば、「mot slemhosta」って書いてあります。痰がからんだ咳、、うん、私の咳タイプではありませんでした。
このBisolvonの有効成分は、プロムヘキシン。日本で販売されている市販の咳止めのほとんど(ベンザブロックとかパブロンとか)に「痰を排出しやすくする成分」として配合されています。
痰には問題なかったので、別の咳止め薬を試すことに。
また同時進行で、スウェ人が愛してやまない「Honungsvatten(ハチミツ水)」も積極的に摂取していました。風邪気味だなぁ、喉が痛いなぁというと、日本の家族には「とりあえず葛根湯」といわれますが、スウェでは「とりあえずハチミツ水!」と言われるぐらい、honungsvattenへの信頼度が高い。
で、次に試した薬は、Nipaxon。
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そしたら!!!
30分後ぐらいに、経験したこともないような腹痛に襲われました。腹痛というか、胃や腸を握りつぶされているような痛み。尋常じゃない痛みだったので、急遽1177へ電話。
でもさすがスウェーデン!オペレーターの看護師さんにつながるまで20分ぐらい待たされました。
その間に腹痛もだいぶ和らいだのでよかったですが、看護師さんに電話越しで言われたのは「腹痛は薬の副作用だから、ただちに薬を飲むのをやめて、熱がない咳にはとりあえずhonungsvattenやcitronvatten飲みなさい」。。。
、、、、、20分待って、とても有意義なアドバイスをいただきました。
このNipaxonの有効成分は、ノスカピン。簡単に調べたところ、市販薬パブロン(効いたよね、はやめのパブロン♪)にも、ベンザブロックの咳止めにもノスカピンが含まれていますが、問題は含有量!
このNipaxon、一粒につき50mgのノスカピン含有量ですが、上記にあげた日本の市販薬の一回量に含まれるノスカピンは20mg。
咳止めだけに限らず、頭痛薬などにしても、日本で販売されている市販薬の有効成分の含有量とスウェーデンで販売されている市販薬のそれとは大きな差があります。
まぁ、基本的に平均的な体格が違うからっていうのが理由の一つだと思います。
またスウェーデンでは薬に関する情報は、FAASというサイトで得ることができます。
そこでNipaxonについて調べて見たら(リンク)、「Hos vissa patienter kan noskapin orsaka intensiva buk/bröstsmärtor cirka 1/2-4 timmar efter administrationen. Dessa släpper spontant efter 1-3 timmar.」
めっちゃ普通に「副作用として、たまに急激な腹部胸部への痛み」って書いてあったわ。
でも今回の腹痛の原因は100%副作用なのかはわかりませんが、「自分の身は自分で守らねば」とあらためて感じました。
で、結局どうしたかというと、Honungsvattenを飲んで治しました。今までは家に残ってたflytandeの柔らかいEU圏産ハチミツを飲んでいましたが、今回はかたくて濃厚な、そしてお値段のはるスウェーデン産のハチミツで生姜漬けをつくり、ひたすらそれをお湯で割って飲みました。
そしたらすぐ治った( ̄∀ ̄*)
「スウェーデン産のハチミツ」の効能に感動しました。
普段から薬を飲み慣れている人なら、スウェの市販薬でも問題ないと思うけれど、普段からあまり薬を飲まない私のようなタイプの人間は、今回のように非常時に薬に頼りたいときは、まずはタブレットの半分の摂取から試すべきでした。反省反省。
今度日本に戻ったら葛根湯買って帰ろう。
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