14 9月 2014

国政選挙2014。

スウェーデンの夏も終わり、ここ南部ベクショーでも夜8時を過ぎたら暗くなりはじめ、外出にはジャケットが必要なぐらい(というかもう衣替えをし終えたけど)すっかり秋模様になりました。

今年の夏は、特別大きなことはしなかったけれど、小さな楽しみがたくさんあってとても満喫できました。夏の思い出のブログはまた書くとして、今日はまず国政選挙について。

今日9月14日は、4年に一度のスウェーデン国政選挙(地方選挙含)の日。

過去8年間中道右派が政権を取ってきたけれど、今回の選挙では「福祉国家スウェーデン」の基盤を作った社会民主党率いる、環境党、左党のRöd-gröna、左派が政権を勝ち取るんじゃないかって言われています。

私にはまだ選挙権はないので、実際の投票はこれからまた4年後。
(永住権は住んで2年で取得できる場合が多いけれど、地方選挙権は3年の居住期間が必要になります。2年でいいと思うんですが)

さてさて、今年は6月に欧州議会選挙もあり、まさに選挙イヤー。
私自身も、このスウェーデンでの選挙の雰囲気を感じたのも初めてでした。
噂には聞いていたけれど、本当にテレビもニュースも選挙特番ばっかり!
しかも連日各政党の党首のガチンコ討論。

日本の選挙番組でよく見るような、政治家のパーソナルな部分を追ったドキュメンタリー番組(家族の支えや選挙活動の裏側とか)一回も見なかったな。政治家の人となりを見るのも私は好きだけど、スウェ人はそんなの興味ないのかしら。

それに、噂には聞いていたけれど、若者の選挙への関心の高さ。
私のバイト先は90年代生まれの女の子がほとんどなんだけれど、
それでも選挙についての話題は本当に耐えませんでした。

「もし選挙権があったら、どこに投票する?」
「それはなんで?」
「日本の選挙制度はどういう感じ?」←一番困る質問w

っていう話から始まって、私の拙いスウェ語の意見も聞いてくれたり、
選挙に関するニュースや情報サイトを送ってくれたり、(優しい!)
どの政党が一番自分の考えにマッチしてるかを教えてくれる、
投票マッチングの結果を笑いあったり。

10代や20歳そこそこの子とそんな話をして、あらためてスウェ人の政治への意識の高さを感じました。

まースウェーデン国民950万分の1と、日本国民一億二千万分の1だと、自分の一票が政治に影響するっていう感覚がちょっと違ってくるのはわかるけれど。

もちろん、みんながみんな政治に興味があるわけではないっていうのも実感しました。投票はするけれど、それでもあまりニュースとか選挙特番なんか興味ない子も一定数います。

それでも、恥ずかしながら右派と左派の違いもよくわかってないような、うちの20代の兄弟たちよりかは、彼女達の方が知識もあるし、意識も高いなとは思いました。笑

というか、ブログを書いている途中で予測結果速報が!


 左派陣営が政権獲得はほぼ確実。
黄色のSD(スウェーデン民主党)が10%超えてますが。。。
ピンクのフェミニスト主導党が議席を獲得するかどうかのギリギリの4%いってます。
 そのせいか、黄緑の環境党(MP)の票が増えませんねー
やっぱ流れたのかなー

選挙ってこんなに盛り上がるんですね。

☆余談☆

先週金曜日のゴールデンで放送された、各党首の討論番組。
画像は、すべてSVT playの動画のスクショです。この番組はSVT playで無料で見ることができます。

何が良いって、 字幕付きで見れるってこと!

というか、土曜日午前中の時点では動画に字幕はついてなかったけれど、
日曜日には字幕付きの動画になってました。


内容はおいといて、個人的にちょっと気になったこと。

まず野党。
左から、
SD(スウェーデン民主党)のジミー
V (左党)のヨーナス
MP(環境党)のグスタフ
S(社会民主党)のステファン

V、MP、Sは仲間ということで、赤いネクタイで合わせてますね。

続いて、与党の4党。
左から、
M(穏健党)で首相のフレドリック。
C(中央党)のアンニ
FP(自由党)のヤーン
そしてKD(キリスト教民主党) ヨーラン


この4党は、Alliansenとして連立政権をとってます。
左からの3人は、青いネクタイや青いジャケットでなんか統一感もってますが、

なぜに右のヨーランだけオレンジ?!

アリアンセンのテーマカラーはオレンジだから、赤とか緑じゃなくてオレンジなのはわかるけれど、なぜ一人だけ?
オレンジ使いたいなら、4人なんだから、二人が青、二人がオレンジとかにすればよいのに。

最初見たとき仲間はずれかと思ったよ。。。

いまだに謎です。。。

でも、この番組はこの選挙戦での最終決戦の場なわけで、党首の服装はそれはそれは大きな意味が込められているはず。あえて一人だけオレンジで目立って、私のように、しょうもないことが気になる層にKDに興味をもたせる戦略だったのかな。。。

気になる。。。。



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