17 2月 2013

Samernas nationaldag。

書き留めたい事がたくさんあるのに、なかなか時間のコントロールができない私。

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2月11日は我が愛する日本の建国記念日でしたがすっかり忘れておりました。

ちなみに…

日本の建国記念日は、初代天皇である神武天皇が即位したとされる日、つまり神話をもとに設定されているんですね。日本は建国記念日、スウェーデンも建国記念日(6月6日。カルマル同盟から離脱した日)。しかし、世界の多数の国では「national day」は独立記念日である場合が多いようです。(wiki)


さて、この建国記念日に便乗して小ネタを一つ。

2月6日はサーメ人のnationaldag(ENG:national day)でした。サーメ人とは、スカンジナビア半島からロシア北部に居住する少数民族の総称で、非常にユニークな文化や言語を持っています。サーメ人は独自の国はもちろん持たないので、nationalと表記するのもなんだかおかしな感じですが、学校の授業でnationaldagと書かれた記事を読んだので、ここでもそう言われているのかな?

私はサーメの方たちの存在は知っていましたが、さほど興味もあまりなく、そこまで深くは知りませんでした。しかし、今回nationaldagをきっかけに、サーメの暮らしや歴史、文化等について読んだり、ヨイクと言われる独自の音楽を聴いているうちに、すっかりハマってしまいました。素敵すぎる。

特にこの民族衣装。真っ白い雪景色に鮮やかな衣装がものすごい映えていて素敵。


PHOTO*Lola Akinmade Åkerström/imagebank.sweden.se

PHOTO*Lola Akinmade Åkerström/imagebank.sweden.se




また、スウェーデン北部のヨックモック(Jokkmokk)では、サーメ人のマーケットが2月初めに催されています。なんとこのマーケットは400年も続いているとか。ここでは、サーミの工芸品等が購入できるようなので、いつか機会があればぜひとも訪れてみたいです。

このマーケットについて書かれているレポートを見つけたので、こっそりとリンクを貼っておきます。写真がとっても素敵です。http://www.kokemomosweden.com/special/same1.html



あと、何と言ってもヨイクと言われる音楽がサーメ独特の文化を特徴づけていると思います。


最近では、ヨイクをロックやポップミュージックと組み合わせて歌うサーメ出身のSofia Jannokのような歌手も出てきているようです。


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サーミ人繋がりで、自国の先住民族やマイノリティについてプレゼンテーションするという宿題がありました。そこで私はアイヌの事について話したんですが、いろいろ調べるうちに思い出したのが大学時代に履修していた同和教育論。この担当教授が断固「寝た子は起こすな論」反対論者で、最終レポートで少しでも「寝た子は起こすな」論容認のような内容を書いた学生は、バシバシと不可にされていたのを思い出しました…あと、やたら覚えている言葉は、「小泉元首相による唯一の善行は、アイヌを日本の先住民族と認めたことです!」とかなんとか。うろ覚えなので確かではないですが。

また、文字を持たなかったアイヌ語はもはや絶滅の危機らしく、母語として話す事ができる日本人は今15人ほどしかいないそうです。このように絶滅の危機に面している民族だったり、文化だったり、言語だったりするものは世界中にたくさんあるんだろうし、それは仕方のない事なのかもしれないような気がします。

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