21 4月 2021

勤務時間の変更と昇給システム。

今の職場で働き始めて10ヶ月が経とうとしています。早い!
よく「仕事には慣れた?」と聞かれますが、正直なんと答えていいかわかりません。

「職場」には慣れたけど、仕事内容は日々新しいことばかり。
でも少しづつ、「えーーーこういう時どうすればいい?!」ってパニクる場面が減ってきたのは、進歩してるってことでしょうか。

語学力の面では、通常業務に支障はない(と思いたい)けど、もう一歩先に進みたいという欲が出てきました。なんだか最近語学面でスランプ気味です。
最近ふと、スウェーデン語が母国語だったら私が今いるこの世界がもっとクリアになって、いったいどんな風に感じるだろうと妄想したりしています。
情報過多で疲れるかも笑

今年に入って、職場の方にもいろんな動きがありました。

かつてから言われていたように、クリニックのオープン時間が、月〜木は朝7時から夜19時まで。金曜日は7時から16時まで。そして土曜日もオープンすることになりました。
かなりの業務拡大。プライベートのクリニックと対抗するためにも、受け入れられる成人患者数を増やさないといけないそうです。

朝7時から歯医者?!って日本の人は驚くかもしれないけど、スウェーデン社会はけっこうな朝方。アパートの工事とかも朝7時に普通に始まったりします。歯医者の予約も、仕事を休まずに来れる朝や夕方以降の時間が人気です。

それに伴って、勤務時間も変更になりました。
週2日は、7時から15時までの朝番。
そして週2日、かならず全員が11時から19時までの遅番勤務になりました。

その過程で、職場はけっこう揉めました。夜に働きたくない人が多いみたい。
(でも最終決定になる前に、3回ぐらい職場ミーティングがあって、勤務時間変更によって起こりうるリスクとか話し合ったり、職員の声をボスが聞いたりして、職場の民主主義すげぇって思いました←ボキャ貧。)

私は11時始まりは、朝ゆっくり起きれるし、午前中に自分の時間ができるので好きだけど、やっぱり小さな子どもがいる人や朝型人間の人は夜働きたくないだろうねぇ。(と言っても19時までってそこまで遅くなくない?って思うのは、きっと日本脳の私だから?)

歯科衛生士は土曜日の勤務は今の所ないのでラッキーです。
夜働くのはいいけど、週末は絶対働きたくない笑

あと、勤務時間を変更するご褒美?として、Måltidsuppehållも導入されました。これ、最初はなんぞや?と思ってたけど、ランチ時間も勤務時間に含まれますよ〜って意味らしいです。

例えば、1日8時間×週5日勤務=週40時間がフルタイムだけど、1日8時間の終業時間にランチ時間は含まれていない職場が多いです。例えばパトの会社は、7時から16時までの勤務。ん?9時間じゃない?と思うけど、そのうちの1時間はランチタイム(=自由時間)で労働時間に含まれていません。だからこそ、何をやってもいい時間。30分でご飯食べて、ジムに行っている人とか、買い物している人とか、用事をすます人とか。

今まで私の職場は30分の労働時間外のランチ時間が割り与えられていたけど、それが労働時間に含まれるようになったのが、Måltidsupphållだそうです。

これもまた組合との契約?労働環境法?色々絡んできた結果だそうですが、詳しいことは知らない笑

つまり、月〜木の1日の勤務が、今までは1日8時間半職場に拘束されていたけど、「ちゃんと」8時間になったいうわけです。わかりにくいけど笑。

でもこれは嬉しい!

あとは、最近今年の昇給が発表されました。

スウェーデンのほとんどの職場では、毎年微々たる額だけど昇給があります。
(でも経済状況によって上がらない場合もある。看護士さんとか介護士さんとかよくニュースになる)

社会はインフレですからね。家賃も毎年2〜3%あがるんだから給料も上げてもらわないとね。

今年のクロノベリー県の昇給平均率は、

歯科医師 2,3%
歯科衛生士 2,8%
歯科助手 2,3%

だったそうです(例年に比べて低いらしいby同僚)。歯科衛生士がちょびっと高いのは、県全土で衛生士不足だから。

そして私の昇給率は、3%!

嬉しー!あぁ、ボスにちゃんと評価してもらったんだとモチベーションになりました。
今の給料の3%アップなので、昇給額としては微々たるもんだけどね。気持ちの問題よね。

あとよく誤解されるけど、公立歯科でも歯科医師はもちろん、衛生士にもノルマがあります。
今回私は課されているノルマは達成してないけど、「一年目にしては上出来。勤務時間も充分(=病欠が少ない)」ということでした。
さぁ、来年の昇給に向けて頑張ろう!笑

(でも給料は、プライベートクリニックの方がだいぶ良いです。)

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