24 6月 2019

夏至祭ことりっぷ。レストラン編

Visingsöからフェリーでグレンナへ戻り、フェリー乗り場からホテルまでバスで戻ります。

今回宿泊したホテルは、Gyllene Uttern (http://gylleneuttern.se/) 訳すと、ゴールデン獺!



いろんな所に獺のモニュメントがありました。



ホテルは別館の、少し新しいところ。
もちろんオーシャンビューならぬ、レイクビューで広めの部屋でした。



19時にレストランの予約をしていたけれど、19時から20時まではかなりの予約があるから、少し早めにいって注文を済ませるといいよ、と受付のお姉さんからのアドバイスを聞いて、18時半過ぎに着席。

案内された席は、なんとパトと隣り合って座る席!
え?!おかしくない?!
って、びっくりしたけれど、レストラン内は、どの席に座っても湖が眺められる配置になっているようです。

パノラマで撮ったから歪んでるけど、よい景色。
前菜は、Råbiff! 牛肉のタルタルに、Hjortron、トリュフマヨネーズ、そして卵の黄身。
とっても美味しかったけど、牛肉のタルタルと食べるたびに、あー醤油とワサビが欲しいなって思う私はきっとグルメ舌にはなれないんだろうな笑


前菜を待ってる間に、白ワインを注文したんですが、スタッフさんが「ハウスワイン、シャブリ、リースリングとかあるよ」って言ってくれたんだけど、ハウスワインを聞き逃した私は、え、シャブリは高そうだし、じゃぁリースリングでって注文したら、まさかリースリングはボトルワインのメニューにしかなかったようで…

でもスタッフさんがすごい親切で、1グラスだけ注文させてもらいました。
(っていうか、たぶんスタッフさんもリースリングのワインがボトルメニューだって知らなかったんじゃないかな笑)

しかも!!

このワインボトルがあまり冷えてなかったので、前菜がくるまで冷やしといてくださいって頼んだら、待ってる間に、プロセッコをサービスしてくれたの〜
ちょうど1グラス弱ぐらい余ったからついでに、ってことだったと思うけど、それだけでもすっごく嬉しいよね。柔軟性のあるサービス、というか。

メインは、ラム肉とパルステナッカのピュレにシェリー酒のソース!

これがまたもう!!!!!

今まで食べたラム肉の中で一番美味しかった!というかシェリー酒のソースってこんなに美味しいんでしょうか。酸味と甘みが最高のバランスで、ラム肉にはもちろん、パルステナッカのピュレにもとってもあってました。これはまたもう一回食べたい…



お腹いっぱいの私を尻目に、デザートも食べたいパト。
周囲のお客さんが頼んでいたデザートが気になっていたようで、例のスタッフさんに「あのデザートはどれですか?」とメニューを開きながら聞いたところ、それはコースメニュー限定のデザートだったみたい。

でもこのスタッフさんが超サービス精神豊富で、ご丁寧にキッチンにデザートだけ注文できるか聞いてくれました。親切な彼のおかげで、お目当のデザートが注文できたパト。良かったね〜

そんな私は、デザートの代わりに食後酒を注文。

シェリー酒って飲んだことないし、コナンのシェリーしか知らないけど、気になったので、スタッフさんに聞いたら、メニューにあるシェリー酒は食前酒向きだからと、別の白のデザートワイン(貴腐ワイン)を進めてくれました。

これまたとっても美味しかった!


夕日が最高潮。22時半ぐらいかな。


美味しい料理を食べて、良いサービスを受けて、素晴らしい景色を眺めて、ほろ酔い気分で最高の夏至祭ディナーでした。



翌朝は、8時ごろに朝食を食べた後は、近くの森を散歩。(自宅に戻った後、2人ともダニに噛まれてました…ひぇー)11時頃に出発して、お昼過ぎにお家に到着。

一泊二日の短い旅行だったけど、いろいろと盛りだくさんでとっても充実した小旅行でした。

悲願の(!)、Vätternに沈む夕日も見れたので大満足です!





夏至祭ことりっぷ。GrännaとVisingsöへ。

2016年の、寝台列車で行くルーレオで白夜を体験する夏至祭旅行に始まり、2017年は、Vättern(スウェーデンで2番目に大きな湖)に沈む夕日を拝む夏至祭旅行(結局、大雨で夕日どころではなかった)に出かけていた私たち。

去年はビンボーだったので旅行は自粛したんですが、今年は2年ぶりの夏至祭旅行に出かけてきました。

目的地は、Vättern沿いにある夏の観光地、Gränna(グレンナ)。ポルカグリースという、赤と白のストライプのお菓子で有名なところです。

2年前の夏至祭旅行は、出発からSJの遅延で散々だったけど、今年は車!快適〜

片道2時間の小旅行です。

夏至祭イブの午前中にヴェクショーを出発し、グレンナには12時ごろに着いたかな?
ヨンショーピンを過ぎたあたりから、E4がずっと湖沿いになるので最高のドライブルートです。

こじんまりしてて可愛いメインストリート

ランチは、グレンナのFiketというカフェで軽くサラダを。このカフェ、テラス席が絶景だったけど、鳥が多くて。。。鳥嫌いの私は室内で。満席のテラス席とは打って変わって、室内はガラガラ。でもインテリアがレトロ、キッチュで可愛いカフェでした。


グレンナハムンというフェリー乗り場まで歩いて向かい、そこからフェリーに乗って、VisingsöというVätternに浮かぶ島へ移動します。


対岸が島。フェリーで15分ぐらいかな。
 フェリーが到着したら、夏至祭のイベントが行われている会場まで2kmほどということで、私たちは歩くことに。
そしたら、ほとんどの人がレンタサイクルしてました!!!!リサーチ不足だった!!

まぁ歩いても30分ぐらいだけど、森の中のサイクリングも気持ち良かっただろうな〜

島には、750人ほどの定住者がいるようですが、夏の間はかなり人口が増えるそうです。サマーハウスっぽい、可愛い家が道路沿いにたくさん並んでて、かなり「映える」街並みでした。

そんな街並みの中を、花柄のワンピースを着て花冠を頭にのせた女の子や、ショートパンツにシャツをさらっと羽織った男の子達が、「Glad midsommar!」と私たちに声をかけながら、ボロいレトロな自転車で通り過ぎていきます。

ここは80年代のスウェーデン?

と錯覚するような光景でした。(私の勝手な80年代のスウェーデンのイメージw)

会場に着くと、メイポールの周りで多くの老若男女がダンスを踊っています。


夏至祭って、スウェーデンで生まれ育った人にとっては小さい頃からある夏のお祭りで、花の冠をかぶったり、スナップスを飲んだりする習慣があって、それは日本で生まれ育った私にとっては、浴衣を着る夏祭りだったり、盆踊りの感覚なんだろうなって思いました。


イベント会場の隣にあった教会の上に人がいるのを発見。

どうやら上まで登れるようです。



塔からの景色はこの眺め!

意外とアドベンチャー感覚な階段でした。
Visingsöは、計3時間ぐらいの滞在だったけど、天気が良くて本当によかったです。
次回来る機会があれば、自転車を借りて島を周遊できたらいいな〜
あ、島内にはCOOPもありました。




次はグレンナでのホテル&ディナー編。