31 7月 2017

30にして立つ。

先週、いよいよ大台にのりました。

30歳!!!!

30歳って(゚Д゚)!!すごい大人!!超大人!!笑

まさか30になった時の自分が、スウェーデンでスウェーデン人と暮らしてるなんて!

ましてや、酒屋で働いてて、これからまた学生をするなんて20歳の頃の自分が想像できていたでしょうか。

いや、でもハタチの頃の自分は、30歳の頃の自分がどうなっているかだなんて、これっぽっちも考えてなかったな。自分の未来が全く描けずにいた、スレた学生でした。

この前更新した10年期限のパスポート、20歳になりたての10年前の7月に作りました。(10年パスポートは20歳からなので、20歳になった日に申請しました)



その出来立てのパスポートをもって、ゼミの仲間で訪れたタイ。バンコクのスラム街から風俗通りを歩き、そこで支援活動を行なっている団体を訪問し、またタイ北部の農村でファームスティをしたり、カンチャナブリのほうにも行きました。バンコク市内やタイ南北の半端ない貧富の差を目の当たりにし、そこから一気に私は左に傾いた学生になりました。(だからスウェーデンに惹かれたというのもある)

タイではタクシーにぼられ、宿泊したホテルで火事にあい、夜行列車では一睡もできず、パクチー恐怖症になり、、、波乱万丈だったけど、それがこの10年パスポートのスタートでした。

それからもマレーシアとカンボジアを女友達と旅したり、スウェーデンに留学し、北欧諸国や、アイルランド、スペイン、中欧方面をまわったり、日本に帰国してからも、スウェーデンに再訪、短かった社会人時代は上海へ、そしてまたスウェーデンに戻ったのが25歳の頃。

それから紆余曲折した日々だったけれど、毎年日本に帰省できて、(パスポート必要ないけれど)いろんな欧州各国へ旅行しました。

このパスポートを持って空港にいる時にはいつも、「このパスポートが切れる頃には30歳かー」と思っていたけれど、それがついに!

そのパスポートに別れを告げた今夏。

明るく染めた髪の毛、日焼けした顔、まるで田舎のヤンキーのようだったハタチの頃の証明写真ともお別れです。(実は毎回空港で提示するのが恥ずかしかった)

孔子は「30にして立つ」という言葉を残しました。
私は何かを極めたり、成し遂げたりしたこともなければ、確立した強いポリシーなどないけれど、それでもこの歳になって精神的に生きやすくなったなぁと思います。

自分の価値観、何に重きをおくか、どう生きていきたいか、自分の好きなものは何か、何がしたいのかというのが、もちろんぶれたりもするけれど、そこまで周囲(や社会)に流されなくなったかな、とは思います。その点では「自律」できつつあるのかな。

また、なんとなく20代後半の頃には漠然とした焦りみたいなのがあったような気がするけれど、今30になると思うと、何かリセットされたような感じがします。

なんのことやらだけれど。

でも、周囲の年上の友人方はみな口を揃えて「30代、めっちゃ楽しかった!」って言ってるので、これからの10年楽しみです。

家族と自分が、健康で幸せな日々をこれからも過ごせますように。

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さてさて、そんなバースディウィーケンドは、パトリック・プレゼンツによるミステリーツアーでお祝いしてもらいました。

あのパトが!サプライズ満載のミステリーツアーですって!!

(でも自分からミステリーツアーにしてってお願いしたけどね笑)

まず驚いたのが、レンタカーを借りていたこと。

内緒でレンタカーを借りて迎えに来るなんてって、高田くんかッ!(わかる人は同世代)

仕事終わりの私をレンタカーで迎えにきたかと思ったら、そこから西方面にドライブ。
何がすごいって、彼は免許取り立ての超初心者ですからね?助手席に座る私もハラハラですよ。

初自家用車(レンタカーだけど)でEuropaväg。
やたらキャンピングカーが多くて、ボルボのコンビが多くて、小動物がめっちゃ死んでました。
常に右側キープ笑

到着したのは、ファルケンベリ。ビーチと鷲のマークのビールFalconが有名な街。
ビーチから車で10分ぐらいにあるサマーハウスを借りていてくれました。


彼曰く、「すごいスウェーデンのバケーションっぽい雰囲気」だそうです。


あとは海にいったり。残念ながら寒くて泳げなかったけどね。スウェーデンの海はどこも遠浅(långgrund)でいいですね。泳ぎたかったなぁ。


あとは、Varbergにいったり、その近くにある有名なカフェに行ったり。



ここは裸で泳げる施設らしい? 


事故なく帰れてよかった笑

パトは計画することは基本苦手なタイプだろうに、いろいろと考えてくれたのが嬉しかったです。それにしても車でドライブして、西海岸で一泊なんて、うちらも大人になったなぁ笑





25 7月 2017

歯医者通いとそのお値段。

春先から地味ーーーーに通っていた歯医者通いがおわりました。

来月でスウェーデン在住5年にもなりますが、実はこちらで歯医者に通ったことが今までありませんでした。

日本に帰省するたびに近所の歯科医で定期検診をうける、というスタイルで通してきたんですが、年末年始に日本帰省するようになると、なんとびっくり、歯科医の予約がとれない!歯医者ブームなのか?なんであんなに予約取れないんでしょう?電話すら繋がりにくい状況です。

なのでここ2年以上検診してなかったのもあって、ずっと気になっていました。

でもスウェーデンで予約取るのとかめんどくさい〜と後回しにしていたある日。

なんだか体調がすぐれなかった時に辛ラーメンを食べたら、いきなり歯茎がぷっくりはれました。ちょっと親知らずも生えてきてることだし、このまま悪くなりそうな予感、、これは歯医者にいけ、ということかと思い近所の公立歯科医院(Folktandvården)にネット予約。

幸運なことに、近所の公立歯科医院はオープンしてからまだ日が浅く、患者が少ないのか翌日にあっさり予約をとることができました。(救急にしたからかな。)

その日は、せっかく歯科医に診てもらいましたが結局原因わからず。親知らずは問題なさそうだし、歯茎の腫れは疲れが原因じゃない?という診断結果。

レントゲンをとってもらい、診察料は430kr。(高いのか安いのかわからん)

これを機に、次回は衛生士さんによる検診(basundersökning)を予約。
これも予約はすぐとれました。

その検診のお会計は、

衛生士による検診費が、640kr
ケア(Behandling av parodontal sjukdom eller periimplantit, mindre omfattning enklareってレシートに記載されている)170kr

(レントゲンは、緊急でいったときに撮ってもらってデータがあったので、検診ではレントゲン撮らず)

で、そこから、Allmänt tandvårdsbidrag ってやつで 300krの割引。それが去年の分を繰越で使用できて、計600kr割り引かれていました。

なので合計支払額は、640+170−(300×2)で210krでした。

そこで発見された虫歯!

なので、次の歯医者の予約をすることに。

そしたら緊急性のある虫歯ではないということで、予約は2ヶ月後!

2ヶ月後の予定なんて忘れるわ!なんて思ってたけど、前日に「明日〇〇時にきてくださいね」ってSMSがきます。

そこから3ヶ月の間で3回通いました。

支払った合計は、

1回目(5月)、1,150kr(fyllning av två ytor på molar eller premolar)。
2回目(6月)、1,580kr(fyllning av tre ytor på molar eller premolar)。
3回目(7月)、395kr(fyllning av två ytor på framtand eller hörntand)

え、虫歯ありすぎじゃない。。。恥
これから歯科衛生士になろうとしてんのに大丈夫かしら。

3回目でいきなり安くなったのでびっくりしましたが、初診日から一年間のうちに支払った総額が、3,000kr以上になると、それ以上は半額になるそうです。
しかも、Allmänt tandvårdsbidragは毎年7月にリセットされるので、7月になった3回目の受診日には、新年度分のAllmänt tandvårdsbidrag の150krが割り引かれていました。

なぜ300krではなく、150krかというと、私は今年ちょうど30歳になるのです!

どういうことかというと、22歳から29歳までは毎年300krの手当。30歳から64歳までは毎年150krの手当。65歳以上は300krと。。。(参考

ややこしいけど、受付の人に保険の仕組みをきいたら丁寧に答えてくれました。

スウェーデンの歯科医は高い高いというけれど、(まぁ確かに高いけれど)一気に数千クローナ払うのではなく、毎月1,000krぐらいの出費だったので、まぁ許容範囲かな。神経とかやっちゃってる虫歯ならもっと高くなるのかな。

なにより、予約の時間からすべて1時間未満で終わるのがいい。椅子に座らされて、先生待ちーみたいな待ち時間がない。

3回とも同じ先生だったのも安心感があってよかったです。

でももう虫歯にならないように、電動歯ブラシとフロスとフッ素でめっちゃケアしてます。職場にもフッ素持っていってるし。

私はこんなに意識しているのに、歯磨きは朝夜だけ、フッ素もフロスも使用してないパトなんて虫歯ゼロ。彼の歯並びの良さか、唾液の殺菌力が高いのか。。。不公平だなぁと思います。

次の検診は3月。
デンタルケア頑張るぞー。


今回の歯医者通い(Folktandvården)で感じたカルチャーショック。

  • 歯科医も歯科衛生士も歯科助手も女性ばかり
  • すべて個室で診察・治療
  • レントゲンを椅子に座ったまま撮る
  • 治療についての説明が極小。(自分から聞かないと何も教えてくれない)
  • 麻酔するか聞かれる。(虫歯が小さかったので麻酔なしでもいけたそうだけど、私は痛みに弱いので麻酔は毎回してもらった)

こんぐらい。。。?
スウェーデンのFolktandvårdenは当たり外れがあるそうなので、ここ(というか歯科医)は当たりだったのかな。






16 7月 2017

美容と健康。

じっさいその場になると、いやだいやだ、暑くて何もできないって思うのはわかってるけれど、あぁ、日本の夏が恋しい。そう強く思う、2017年夏。

今年は日照時間も降水量もよくなかったせいか、ブルーベリー大不作だそうです。昨日さっそく森へ行って来ましたが、去年の出来に比べたら、実は少なく、あってもすっごく小粒。

昨夜は摘みたてベリーをスパークリングロゼに浮かせて乾杯。
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さて、日本に帰るたびに感じるカルチャーショック。

日本に帰国して感じる「逆カルチャーショック」はいろいろとあるけれど、最近よく感じることが、女性に対する美意識の強要。

女性はつねに若く、きれいでいなければいけない。若ければ若いほどいい。女子力をあげよ!美魔女であれ!!!

テレビ番組や広告といった媒介を通して、なんだかそう洗脳されているような感覚で、日本に帰国するたびに「あぁ、ダイエットしなきゃ。肌のお手入れしなきゃ。」って感じる自分。

でもこちらに戻ると、結局いつものイージーモードでだらけるんだけどね。笑

また、メディアだけじゃなくて普段の生活のなかで、全身が写る鏡、こうこうと照らされた蛍光灯がそこら中にあって、自分のぶよんちょな身体や毛穴のひらききった肌をいやでも目の当たりにする機会が多いのも事実。

いいのか悪いのか、今暮らしている部屋は間接照明ばかりだし、お風呂には窓もないので毛穴も見えないし、全身鏡で全身をみる機会もほぼないです。

それにお酒も炭水化物も大好きな私。

だから、こちらに越してから3キロぐらい太ったかな。
(この前、部屋の掃除をしていたら移住前の健康診断結果の紙をみつけて、その時の体重が今より3キロも少なかった)

異常なほどの細身至上主義はどうかと思うけど、それでも自分が心地よいと思える体重・体型であることにこしたことはない。

ここでの普段の交友関係で、そういった容姿や美容について話をする機会はほぼないです。ジムでのトレーニングの話や健康食についての話はよくするけれど。

だからこそ、たまに日本やアジア出身の友人たちと遊ぶと、ダイエットや美容の話になるのはおもしろいし、刺激になります。

良い意味で意識が高いよなぁ。みんなちゃんと頑張ってるなぁ。
私もグループトレーニング行ってみようかな。。。



と、考えさせられた週末でした。