En man som heter Ove.
スウェーデンでベストセラーになったFredrik Backman著の小説をもとにした映画。
そいや去年、どの本屋さんにもこの表紙の本がずっと並べられていた記憶があります。
規律に異常に厳しく、ご近所からも職場からも疎まれていた頑固者の親父オーベが、唯一の見方だった妻に先立たれ、さまざまな方法で何度も自殺を試みようとするが、近所に引っ越して来た若い親子(特に妻のイラン系スウェーデン人)にタイミング良く、ことごとく邪魔をされる。彼女一家との交流を通して、オーベの辛い過去、妻のとの愛情物語、なぜかれがここまで規律に厳しいのか、を読み解き、そして人は一人で生きていけるのかを問くヒューマンドラマ。
映画はコメディー要素がたくさんなうえ、涙を誘う部分も、心がほっこりする部分もあり、あっという間でした。フランス映画「最高の二人」みたいな感じ?
私は、面倒くさい人間に自ら関わろうとするチャレンジ精神のある人じゃないけど、この映画の場合、近所にこしてきて彼の心にずかずか入り込む役が、イラン系っていうのがポイントだと思う。普通のスウェーデン的価値観をもった人で、個人に、ましてや面倒くさい相手に自分からおせっかいをやく心優しい人ってなかなかいないですもん。笑
そういう点で、ラテン系とかアジア系の人って優しいなーと思う。一概にはいえないけどね。
スウェーデン人も優しいけど、それはこっちからお願いしたら、ということに限ります。お願いしてないのに、自ら助けてくれるっていうのはあんまりない価値観のような気がします。
煩わしい人間関係が苦手で、良くも悪くも、友人とは適度に距離をとってしまう私は、去年こっちにきて一番仲良しの友人(南アメリカ出身)の子とぶつかりました。その出来事には結構ショックをうけて、いい歳こいて「友だちって何だろう、」なんて考えてみたり。彼女の友人観と私の友人観はちょっと違うんだろうけど、でも、この映画をみて、私は相手に疎まれるのが怖くて、相手から求められたらもちろん手助けしたいけど、言われなかったら関わりません、っていうスタンスなんだなーそれはちょっと寂しいものなのかなーと思ったり。たりたり。
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